セローとグレくま -15ページ目

島をくるりと周る【屋久島自転車旅 5日目】

泊まってた宿は人気の宿で、予約で一杯。


最初の2泊のみしか泊まれなかったため、宮之浦へ移動する事に。


せっかくだから、来た道から続けてぐるっと走って一周しよう。と出発。
宿から西へ走り出す。



道はやっぱりアップダウンを繰り返しながら続き、
のほほんと走ってると、海の見える緑の広がる牧場にたくさんの牛が放牧。


のんびりした牛


おまえら、いい所で育ってるなー。うらやましいぞ。



またしばらく走ると、今度は道ばたにガジュマルの木があちこちに。

熱帯やなぁ。と絡まる根っこを見て、目の前にやってきた坂を登る。



南からのルートの最後の集落を越えてしばらくすると、
普通サイズより少し小さめの屋久猿が道ばたにちょろちょろ居ます。

屋久猿


こっちから近付いていかない限り、全然逃げていかないので
通りがかりながら猿を観察。



島の西側は西部林道と言われる地域で、舗装はされてるけど、
道はキツいアップダウンで一車線の細めの道路。


国立公園内のため、開発不許可で屋久島の自然の姿が良く残ってます。


たくさんの杉やガジュマル、これでもかっ!というほど良く茂ったクワズイモ。


緑の密度が濃い道をえっちらおっちら登って行き、疲れたら休憩。


疲れたー




島には固有種として普通サイズより小さめな屋久鹿がいますが、まだ見た事ない。


この西部林道で見れるかな?と期待しながら走ってたら、やっぱり見れました。


屋久鹿


この鹿たちも、びっくりさせなければじっと立ち止まってるので、
鹿とにらみ合い状態で、ゆっくり観察。

目がかわいい♪



灯台


島のサイクリングは下手すりゃ、ず~っと道が見えてるのが少しつらい。

あ~。あんなに上り坂~。(←上り坂苦手なんです)


休憩がてら途中の屋久島灯台に寄ると、
灯台の海側に壁の向こうに小さな祠があり、コンクリの上にお賽銭が沢山。


のぞいてみるとかなり古い、着色された木造の戎様が祀られてました。

欠損もあったけど、地元の漁師さんに長く大事にされてきたんだなぁと思える
すごくいい表情の木造で、なんだか和めました。

気に入ったので、また来た時に観に行こう。





西部林道が終ると、今度は永田の集落へ到着。


永田のいなか浜はウミガメが産卵にくるポイントで、きれいな砂浜が続いています。

海亀が産卵にくる浜辺


4月だというのに、海に入る。


さて、またもや疲れてきました。


もうそろそろ坂もなくなってくるんとちゃうん?と思うと甘くて、
集落は海面に近い低い所、集落と集落の間は標高が高くなってるので、
集落の数だけ坂がある(苦)

宮之浦まで、アップダウンを繰り返しがんばって走って宿に到着。

本日も体力的にはつかれたけど、島の緑を堪能して面白かった一日でした。

屋久杉を見よう【屋久島自転車旅 4日目】

屋久島に来たからには緑が生い茂る山の中の屋久杉が見たい。

屋久杉というのは「屋久杉」という種類のものがあるのでなく、
杉自体は普通の杉ですが樹齢1,000年以上たったものを屋久杉とよびます。
それ以下の樹齢のものは「小杉」と呼ぶそうです。


有名な縄文杉は有名になりすぎて、連休ともなると
縄文杉付近の登山路は登山客で渋滞するそうです。
同じように、数年前に名前が変えられた
白谷雲水峡の一部「もののけ姫の森」も混雑するらしい。

縄文杉も機会があれば見たいけど、それにこだわってるわけでないので、
有名どころはまた次回、混んでない時期に来た時でいいや。

ってなわけで、宿オススメコースのうちの一つ、
屋久杉ランド150分コース+太忠岳登山コースに行く事に。

屋久杉ランドは屋久杉を観察しながら歩ける自然保護林のような所です。
イメージ的には、アメリカなどのナショナルパークみたいな感じ。

屋久杉ランド入り口
▲名前が屋久杉ランドなんてセンスが無い名前のせいか、
 縄文杉やもののけ姫の森みたいに爆発的人気ではありません。
 なもんで、只今、改名しようか。という提案が持ち上がってるみたい。
 しゃれた名前になって、混み混みになる前に行くなら今がいいかも^^

同宿の人と宿のレンタカーを乗り合わせて、1時間ほど走り、屋久杉ランドへ。

現地に到着したらバラバラと各自のペースで歩き出し、まずは屋久杉ランド内を歩く。

ランド内は30分、50分、80分、150分コースと4コースが設定されてて
30分と50分は木道で歩きやすいので、普通の格好でもOK。
80分、150分コースはハイキング用の靴を用意したほうがいい道になってます。

道々には大きな杉が沢山の植物をまとい
世代交代しながら立ち並んでいる様は本当に圧巻。
倒れた木の上に新しい芽が出ていたり、森の再生が見て取れます。

新しい命
▲倒木のウロに新しい芽が。

私は最初、杉の写真を撮っていたのですが、
樹々の生命力は私の持ってるコンパクトカメラなんぞに収まるようなもんではないし、
その場にある雰囲気を楽しまなきゃ何しにきたんだか分からない。と頭を切り替えました。


森の中
150分コース途中の蛇紋杉から太忠岳方面へ分岐、序盤は歩きやすい道。


切り株より見上げる
▲中に人が2~3人入ってのぞけるほどの大きな空洞。
 こんな太さの木や切り株が沢山見れます。



屋久杉
▲天文の森付近の屋久杉。横にきれいな沢があり、苔むしていていい雰囲気。

苔
▲沢から苔の上を流れ落ちる水。とってもきれい。


最初は余裕をもって風景を楽しんでたけど、
天文年間に伐採作業をしていた「天文の森」をすぎると
標高が高くなり杉が減ってきて道が険しくなり、
ふぅふぅいいながら山頂を目指す。


最後のほうはロープをたどったりもしながら、頂上へ。


登り口から見えていたでっかい花崗岩「天柱岩」の下の
大きな岩から見下ろす安房の港や愛子岳がきれいに見えました。

座り込んで上を仰ぎ見ると、そそり立つ天柱岩が多いかぶさるように迫ってきて、
ずいぶんと怖いけど、見ないふり~。

宿で作ってもらった鬼のようにデカいおにぎりを食べて、
のんびりして休憩。最高の気分でした。

仏陀杉
上りで疲れた足をいたわりながら山を下り、150分コースの残りを歩き、
ランド内の杉を楽しみ、屋久杉ランドを後にして、
帰りには松峯大橋に。

松峯大橋
▲バンジージャンプができそうな高さと清流。

高い渓谷にかかる橋から見る照葉樹林と川はすごい光景でした。



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いよいよ屋久島へ【屋久島自転車旅 3日目】


屋久島へ渡る手段は3つ。

 1.鹿児島空港から飛行機。
 2.高速水中翼船トッピーorロケット
 3.フェリー

上から値段が高い→安い。早い→遅い。
水中翼船は大きな手荷物が載せれないので、フェリーで4時間の船旅。

フェリー乗り場に到着すると、乗り場が変わってるようで
分かりにくい案内が出ており首をひねってると、
魚釣りに来たおじさんが、連れて行ったげるよ~。と声をかけてくれて移動。

フェリー乗り場へ

鹿児島の人は親切だなぁ♪


フェリー屋久島2
▲屋久島行きフェリー「屋久島2」

無事にチケットを買って乗船、4時間って近いようで遠いよなぁ。と
船室でのんびり昼寝を決め込んでいると、
暇を持て余してちょっと甲板に出てみた夫は
船の立てる波でピョンピョン飛んで遊ぶイルカの群れを見たそう。

それを聞いてすぐに甲板に上がってみたんだけど、既にイルカは去った後。。。
私も見たかったなぁ…。

屋久島に到着~
▲フェリーが宮之浦港につきました。

屋久島に到着して、島の反対側にある尾之間の宿に向かう。
だいたい距離は30キロと少し。
なんとなく平坦な道を想像してたら、意外とアップダウンがある道。
昨日の疲れが残る体にはなかなかキツイ。

途中からおなかが減って動けなくなってきた時に、
無人販売所に琵琶を発見。たったの200円。

錦江湾を走ってるときもびわ畑がたくさんあって、食べたかったので、
おいしくいただいて、少し元気を取り戻し、また走り出す。

びわ


自転車旅は燃料が切れるとまったく動けなくなるから
早め早めの補給が肝心。

しばらく走ったら、よろずやさんがあったので、
もう少しおなかに溜まるものはないかと立ち寄ると
ちょうど炊きたてのご飯があるから、おにぎりはいかが?と言われ
二つ返事でもちろんいただく。
すっげー旨い♪

これで元気を取り戻し、あちこちに咲いてる花や
海岸からとんでもない勾配で駆け上がる山の稜線を見上げたりしながら宿へ。

頭が黄色っぽい鳥
▲なんだかよく分からないサギ系のあたまの黄色い鳥。


道ばたに宿の看板を見つけ、やっとこさたどりついたと思ったら
宿の前の坂がこの旅一番のきつい勾配で、死にそうになりながら、
意地でなんとか乗ったまま宿の玄関まで到着。

受付と周辺の説明&島についていろいろ聞いた後、尾之間温泉へ。
地元の人が使ってる温泉で、ちょっと熱めだけととても良い湯。
この二日で蓄積された体の中の乳酸が分解されたような感じで、
お湯から上がると疲れもかなり癒されました。

宿にもどって、風呂上がりの生ビールをあおり、
大きな窓の外に広がる海を眺めてぼんやり。
良い時間でした。

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宮崎から鹿児島へ【屋久島自転車旅 2日目】


宮崎を走る

宮崎を走り出すと、普通に南国~な木が街路樹として生えてたり
家々の前にはきれいに花が咲き乱れ、南に来たなぁ。と思える風景。

調子良く走りだして都市部から遠ざかりはじめた頃、
夫のチューブレスタイヤのバルブがどうもヨロシクなく
携帯用ポンプで入れようとしたら、ほとんど入らない。

???ポンプ壊れた~?

私たちの自転車のバルブはママチャリのとは違う仏式というもので、ちょっと特殊。
普通の自転車の空気入れでは入りません。

なんとかだましだまし走るものの、困ったなー。
今日は120キロ超を走る予定なのに。

エアが少ない


峠を越えて都城まで走り、自転車屋さんを数軒あたるものの、ポンプは売ってません。
あきらめて鹿児島で探さなきゃだめかと思った頃、
たまたま見かけたお店にダメもとで飛び込むと、
埃をかぶったような状態でポンプ発見♪
値段も1900円と安い♪
これで気兼ねなく走れるようになりました。

空気入った♪


道はアップダウンを繰り返し、数回休憩を入れながら走ると道ばたにこんなものが。

黒酢の壷畑
▲黒酢の壷畑。じっくり熟成されてます。


長い事長距離自転車に乗ってなかったのに、
いきなり長距離を走って疲れてきたころ、
急なグネグネ峠を下りるとようやく本日の目的地桜島が見えてきました。

桜島

もう少しがんばるべ。と快適に錦江湾をぐるっと走り、
脚がグダグダになったころに到着した道の駅には
日本一長い足湯 があり、これ幸いと一休み。

道の駅たるみずの足湯



日没までにはメドをつけたくて、また先を急ぐ。

もうここまで来たら、あとは15kmほど。がんばろー。と思った矢先。
待ち受けていた桜島の溶岩道路はアップダウンのきつい道

「マジかよー。。。。。ガーン

溶岩道路

道路の横にはゴツゴツした溶岩と、随所に現れる待避壕。
散々走ってきて、もうヘロヘロな足には非常にツラく、それでもがんばってなんとかゴール。

「やれやれ。。。さて、宿は~??」と地図を見直すと。
ゴールと思った地点より、ちょっと先で、最悪な事にまた上らなアカン。

…もーダメだ。精も根も尽き果てた。

とりあえず温泉(※)に入ってリフレッシュ。

翌日の事も考えながら対策を練り直し、
鹿児島に渡ってビジネスホテルを探す事にして
桜島フェリーに乗り込む。
市民の足として使われてる所要時間15分ほどのフェリーは
日暮れていく中、のんびり進み鹿児島港へ到着。

鹿児島港


ビジネスホテルに飛び込みでチェックイン後、
申し訳ないけど予約の宿を取り消し。

ホテルのカウンターで教えてもらった薩摩料理のお店、吾愛人(わかな) へ。

鹿児島なのになぜか熱血阪神ファンなお店で、地元の人に混じりながら、
疲れた体にビール&絶品のうまいもん。
めちゃくちゃご機嫌なしめくくりでした。

吾愛人(わかな)のお料理
左上から時計回りに
きびなごの造り、さつま揚げ、黒豚の溶岩焼き(熱い溶岩の上で焼きながら食べる)、地鶏のタタキ

 



この温泉「桜島マグマ温泉 」が、またとっても良かった♪
300円でシャンプーリンス完備、
角質とりに洗顔、化粧水なんかも一式揃ってておまけにお湯が良い♪
露天風呂からは沈み行く夕陽と
行き交う桜島フェリーが眺められ、ほんとに満足でした。


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いざ出発【屋久島自転車旅 1日目】

前日までに作っておいた荷物を荷台にくくりつけ、
フェリー乗り場まで自走。

しばらく走るとどんどん空が暗くなってきて少々天気が悪くなりそう。

おなかが空いたのも手伝って、途中、ポツポツと降り出した雨を
回転寿司で腹ごしらえをし、うまいこと回避してフェリーターミナルへ。

これから乗船

出発日は15キロほどだけの走行。

宮崎カーフェリーへ乗り込んで、翌朝までののんびり旅。


翌朝、フェリーは宮崎に近付く。
ほかに目立つ建物はないせいもあるだろうけど、シーガイヤがすごく高く見える。
実際に大きなスケールなんだろな。

宮崎シーガイヤ

この宮崎の港はフェリーが着岸の仕方が少し変わってて、
着岸が近付くと港からタグボートが船に近付いて船の後部を押して180度回転させます。

フェリーを押すタグボート

港自体が小さめで、フェリーのような大きな船だと、
自力で転回できないからこのようにするそうで、
新潟港でも行われてるらしいです。

フェリーに比べると小さいんだけど、馬力あるんだろなー。
おもわず、タグボートがんばれー。と思ってしまいました。


 →続く