本能を超えた欲求と本能を超えられる興味 | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

ふと、最近そういうものが失われつつあるなと思ったりしました。

人間には3大欲求があると聞いたことがありますが、それら本能的なものを超える別の欲求がなかなか沸いこないなと。


今でもエンジニアの仕事は好きで、飽きもせずに1日中ソースを見たりコマンド叩いたり、してるわけですがどこか中途半端に怠けてしまっているところがあるなと感じたりします。

仕事において怠けることは悪くないと自身思ってたりしますが、怠けたことによって得られる時間やパワーをほかの事に回すまでの力が随分と失われているような気がします。



本能を超えた欲求


入社したての頃は、あまりあれこれ考えず目の前にある興味にひたすら熱中をしていました。

特に食事を取らなくても、睡眠時間が削られてもそれをやっていることでの幸せというものを感じられたりもしてました。

それは独りよがりの満足であったともいえますが、今ではその独りよがりの満足さえも求めていないと感じてしまうと少し寂しい気持ちにもなったりします。


眠いと思うと寝てしまいますし、美味しいものを食べたいと思うとそれなりのものを食べれる経済的余裕もあったりします。

そういったことによって徐々に阻害されだしてるのかもしれません。

歳を重ねると、全てがそうなるというわけではなく、それでもそんな本能に打ち勝つ欲求を持ち続けているすごい人がいることも知ってます。


中には、食事には興味ないとか、睡眠なんて3時間ぐらいあれば十分とか言う人もいますけど、その感性は人それぞれなので、全ての人が同じ方向に喜びを感じるわけではないでしょう。

それによってその人は人生を損してると言うのも違って、それによって得られる別の幸福をその人は味わっているだけのことなのだと思います。

総じて100%になるのであれば、喜びを感じる割合をどう分配するのもその人の自由です。

凄いエンジニアの人の中には「お前はソースコードを書く喜びを知らないなんて人生損をしている」と思ってる人もいるかもしれません。


3大欲求に縛られず、人間はもっと様々な欲求を持っていると思います。

それらの欲求が徐々に満たし達成していく過程で、それを築くための欲求が徐々に失われていくのかもしれません。

美味いものを食べたいから頑張ると考えていた場合、その美味いものを食べてしまったら頑張ろうと言う気力は徐々に失われていくかもしれません。

社会的地位を得たいと頑張って、その地位に上り詰めたとき、次の目標を見失うかもしれません。


自分としては、そういったことを恐れているのかもしれません。

満足することによって、守りに入ってしまいそこで歩みを止めてしまうことに。

なので、本能を超えるような別の欲求を持ちたいと思っていたり。


本能を超えた欲求と言うのは、尽きることの無い無限のパワーを得られるようなものという印象を受けますから。



本能を超えられない興味


例えばあるソフトウェアを作ってみたいという欲求が出てきても、それを本当に実現するためには多大な労力を要するわけです。

その労力を考えたときに、別の欲求を我慢できるかどうかがそれを乗り切れるかどうかの鍵になるのではと感じます。

そこで、面倒だとか今日は他のことしたいからとかでなかなか手がつけられないものに対して、それが成功するとはあまり思えません。


それをやりきりたいと思う情熱が、本能的な欲求に打ち勝てるのかと考えたときに、そのパワーがなかなか得られなくなってきました。

すべてのことに無気力になっていてると言うわけではなく、こうしてブログを飽きもせずに書いているように、書きたい欲求と言うのは今でも強く持っています。

しかし、子供の頃に目に様々なものに興味を向けていた感情というものは、今やごく一部のしかもより安全なものだけをえり好みするなどといった、限られたものへ絞る癖もでてきます。

例え絞った場合でも、その絞った一点に向けられる爆発的パワーと言うよりは、その他の領域を無難に均等に割り振っただけ、という感じになってしまっています。


それを自分ができるかできないかの判断基準の一つが、今やそこになってきています。

本能的欲求を超えられない浅い興味と言うのは、それを成しえるパワーを得られないだろうから、それを成功するまで続けることはできないだろうな、と。


こういった本能的な欲求に打ち勝つ欲求と興味と言うものを持つためにどうすればいいのか、と言うことをしばしば考えたりもします。

その一つは、他人の欲求も自分の欲求に変えてしまうことがあるのかな、と感じたりもします。

誰かの幸せを自分の幸せにもつなげてしまうと言う感じに。


ただ、この辺りは自分自身まだはっきりとわかっていないところ。

その本能を超える欲求を達するパワーを得るためにどうすればいいか考え行動していきたいと思うこのごろです。