メールシステム運用者の苦悩 | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

メールというインフラはビジネスにおいて深く浸透してしまっており、それがないというのはなかなか想像できない状態になっています。

メールは死んだ という議論はあり、確かにSNSやブログの登場によりメールに依存しないコミュニケーションというのは可能になってきています。


しかしBtoBでのやりとりでは、そういったツールは不向きな場合が多いですし、メールというプッシュ型の情報発信ツールは現場で好まれています。

コミュニケーションはキャッチボールという表現がよく使われますけど、まさにメールを送信するという行為はボールを投げるという行為と同じイメージです。

そのやり取りがビジネスにおいて真の意味で妥当か、という議論はここではおいておきますが、メール自体はビジネスにおいて深く根付いてしまっています。


確かにビジネスにおいても、ブログやSNSは一部の場合において有効に働くとは思います。

企業内であればそういったツールはメールより幅広く活用できますし、外部の人とやり取りする場合でもプロジェクトなどの小さな単位であれば、それを通した情報共有は可能です。


しかしそれをビジネス全ての場合においてと位置付けると話しが難しくなってきます。

個人の視点から見れば、ブログやSNSに押されてメールの利用頻度は下がってきていると思いますが、ビジネスの場合においては10年ほど前からさほど変わってないのではないでしょうか。


そのように企業に浸透しきってしまっているメールというシステムですが、もちろんそれを正常に稼動させるには運用している人がいるわけです。

それらの人は何を思ってその業務を行っているでしょうか。

ビジネスのライフラインとして定着しているメールシステムは、それが動いていて当たり前です。

止まるとクレームになる上に、メールシステム自体は既に枯れた技術の上になりたっています。

それを運用・保守することに目新しいことがそこにはないわけです。


GoogleやMSNが提供するWEBベースのメールシステムであれば、日々のアカウント数の個人あたりの保存容量の増加など変化がつきますが、企業内のそれはさほど目立った変化はありません。

せいぜい3年~5年に一度ほどにシステムの入れ替えがある程度です。

あとはひたすら変わらない運用業務。

ある程度その業務を効率化はできるでしょうけど、それをやっている人達のモチベーションを強く維持できるほどの要素はあまり見当たりません。

しかし企業にとっては必要なものなので、そこに人は配置しておかなくてはならない。

そのような板挟みに運用者はあっています。

今回はメールというレガシーシステムについて書きましたけど、ブログなんかもそうでブログ自体には普及以来大きな変化はおきていません。

個別のブログ提供サービスごとにカスタマイズしている部分はありますけど、ブログの根幹を成す機能というのは、記事の保存・編集、コメント、RSS配信、トラックバックなどから変化はありません。

しかしこれだけ世の中に浸透してしまったブログ。

その運用者はメールシステムの運用者と同じ境遇にあるのかもしれません。