月と太陽のプロジェクト | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

ビジネスにおいて企業内外で行われるプロジェクトと言うのは、実に多くの人がそれに参加してきます。

それは、担当する分野が違う人であったり、責任が違う人であったり。

それら様々な人がいる故に、プロジェクトというのは多くの場合において、失敗するリスクとなる穴が存在します。


プロジェクトを四角い箱に例え、そこに様々な大きさの丸いボールを入れていくとどうなるでしょうか?

四角い箱をいっぱいに詰める事はできるでしょうけど、箱の中は隙間だらけです。

何が言いたいかというと、そのボールそのものがプロジェクトに参加している人を表しているということです。

そして、そこでできた隙間がプロジェクトのいわば死角になるポイント。


何で丸いボールを入れるんだ、同じ四角い箱を入れていけば綺麗に納まるだろうという意見もありますが、そのボール自体の大きさがその参加者の能力や専門領域を表しており、四角くかたどったプロジェクトに必要な領域

全てを綺麗に満たす事ができる人というのは、ほとんどいません。


もちろん物理的な構造上から、箱に入れたボールとボールが重なり合う事はありませんが、実際の人能力を円のグラフで図に表してみると、それは多くの場合で重なり合っているものです。

が、四角い領域の中で如何に丸い円を重ねてみたところで、必ず隙間というのは存在してしまいます。


もう少しこのボール(円)の定義をはっきりしてみて、そのプロジェクトにおけるその人の担当領域としてみましょう。

その人は、そのはっきりとした輪郭内の業務を黙々とこなします。

それ以外の部分は、気にする人は気にするでしょうけど、基本的には自分の範疇にはない領域だという考えを持ちます。

こうした場合、だれがボールとボールの穴を埋めるのでしょうか。


プロジェクトを統制する人は、その責任の大きさから他の人より大きなボールを持つことになるでしょうけど、その中にある全てのボールとボールの隙間に注意する事はなかなかできません。

全体として、それぞれの担当者から懸案事項を吸い上げる努力はするでしょうけど、その担当者が隙間がある事を報告しなければ、プロジェクトのリーダーはそれを知る余地はなくなってしまいます。


ここで、そのはっきりしたボールの輪郭をぼやけさせて見ます。

ボールは何処から何処までがその領域かがはっきりしなくはなりますが、隣接するボールとボールの隙間をそのうっすらとした領域が埋めてくれます。

多くの場合、そのような輪郭をはっきり持たず広い領域の仕事をしてくれている人が存在します。

そういう人がいないと、プロジェクトはその穴が原因で崩壊するでしょうから。

(こういった場合、誰の担当だ!とか責任の押し付け合いが始まったりしますから)


はっきりとした輪郭から明確な担当領域を表す月と、広い範囲に光をあてる太陽。

多くの人が参加するプロジェクトでは、その太陽のように本来の自分の担当外の事をしてくれている人がいるということを忘れてはいけないと思います。

それは単に都合よく仕事をしてくれている人という意味ではなく、その人があてる広い・強い光によってプロジェクトの中に潜む闇はは照らされているのだと。