毎月1日、伊勢では朔日餅を購入するために、全国各地からたくさんの方々が赤福本店に並ばれます。
 
多いときは朝4時にも関わらず1,000人~2,000人。
 
そんな朔日餅をサクッと購入してしまえる裏技があります。
 
こちらの動画でもお伝えしておりますので、良ければこちらもご覧ください↓

 

 

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というわけで、朔日餅とは?一体何なのか?
 
朔日餅を購入できる場所、方法を今日はお伝えしていきます。
 
 
 

朔日餅

朔日餅の中でも一番人気と名高い「栗餅」。
 
 
しかも賞味期限も当日中ということで、一年の中でも10月1日しか食べれない貴重な代物なのです!
 
来月はこの栗餅が一年ぶりに発売されるということで、私も今からわくわくしております。(すでに予約済みです)
 
 
 

朔日餅とは?

三重県伊勢市では、毎月一日に普段より早く起きて、神宮へお参りする「朔日(ついたち)参り」というならわしが残っているんです。
 
無事に過ごせた一ヶ月を感謝し、また新しい月の無事を願ってお祈りをするというものです。 
 
そして、赤福がこの朔日参りのお客様をお迎えするために作り始めたのがこの「朔日餅」。
 
昭和53年の販売開始以来、元日を除く毎月朔日(ついたち)に限り販売されているのです。
 
小さいころ、両親の知り合いが朔日餅をいつもお土産にたくさん買ってきてくれて、よく私の実家のテーブルに置かれてたりしたもんです(笑)
 
 
 

月替わりの朔日餅 

赤福は毎月1日ごとに以下の朔日餅を販売しているのです。
 
●2月 立春大吉餅(黒大豆と大豆を使った2色の大福餅) 
●3月 よもぎ餅 
●4月 さくら餅 
●5月 かしわ餅 
●6月 麦手餅(麦秋と呼ばれる6月らしく、もち麦を使った黒蜜餡のお餅) 
●7月 竹流し
●8月 八朔粟餅(赤福に似た見た目の、粟を使ったお餅) 
●9月 萩の餅 
●10月 栗餅 
●11月 ゑびす餅(小判と打ち出の小槌に見立てたお餅) 
●12月 雪餅(もろこし入のお餅で餡をくるみ、もち粉をまぶしたお餅)
 
ちなみにそれぞれの餅には意味があります。
 
例えば、来月の10月、旧暦でいう9月9日は、五節句の中でも最も大切な「重陽の節句」。 
 
この日、人々は菊花を浮かべた酒をくみ、栗飯や栗菓子を食べ節句を祝い、不老長寿を祈りました。 
 
このような風習にならい、来月10月の朔日餅は「栗餅」というわけなんです。
 
では次にどうすれば購入できるのかを見ていきます。
 
購入方法は3つあります。
 
 
 

購入方法その1

まずこちらは昔ながらの王道の購入方法。
 
毎月1日、赤福本店にて午前4時45分より販売されます。
 
詳しい購入方法はこちらをご覧ください。

http://www.akafuku.co.jp/product/goyoyaku/

 

しかも、毎月1,000人以上の行列ができるので、真っ暗闇での行列を初めて見る方はびっくりされるかもしれませんが、私たち地元人は当たり前の光景です。

 
 

購入方法その2

三重県伊勢市内での購入。
 
詳しい購入方法はこちらをご覧ください。

https://www.akafuku.co.jp/buy/

 

こちらは、事前申し込みして入手する引き換え券と引き換えに、1日当日11時~15時までの受け取りとなります。

 
 
 

購入方法その3

三重県伊勢市以外の下記の場所にて購入することができます。
 
●三重 
近鉄百貨店四日市店 / EXPASA御在所上り線赤福茶屋 
 
●愛知 
ジェイアール名古屋タカシマヤ店 / 松坂屋名古屋店 / 名古屋三越栄店 / 名鉄百貨店本店 
 
●大阪 
近鉄あべのハルカス店 / 近鉄百貨店上本町店 / 大丸梅田店 / 髙島屋大阪店 / 阪急うめだ本店 / 阪神梅田本店 
 
●兵庫 
そごう神戸店
 
 
 
しかし単純に、1日に上記の場所に行けば購入できるというものではありません。
 
1か月前から各店頭にて直接事前予約し、予約券を受け取らなければなりません。(2月「立春大吉餅」のみ、前々月12月1日から予約受付開始)
 
例えば、11月1日の朔日餅を手に入れたいのであれば、直接各店頭に行って、1か月前の10月1日から始まる予約申し込みの手続きをし、予約チケットを入手しなければならないのです。(予約数に達すると予約終了となってしまいますのでお早めに。)
 
 
1日当日は申し込みをした場所に直接行き、予約券と商品代金と引き換えに朔日餅を受け取るという流れです。
 
しかしこの受け取り方法は、朔日餅の趣旨である『伊勢神宮でお参りした後に食べる』というものから外れているため、地元民からは邪道と呼ばれることも(笑)
 
しかし、これがきっかけで、伊勢神宮に参拝に行くきっかけになればいいのでは?とも思います。
 
 
また、本店以外の下記3か所の喫茶では、予約券がなくても1日当日に店内の喫茶にて召し上がることもできます(当日は行列必至です・・)。
 
●三重 
EXPASA御在所上り線赤福茶屋 
 
●愛知 
ジェイアール名古屋タカシマヤ店 / 松坂屋名古屋店
 
 
 

では実際に購入!

と言うことで、三重県で唯一高速道路のサービスエリアで赤福の喫茶が入っている「EXPASA御在所上り線赤福茶屋」に行ってきました。(これらの画像は2018年の10月に撮影したものです。)
 
 
当日はすんごい行列です。(本来は12時からの受け渡しなのですが、現在コロナの影響もあり11時から受け渡しがスタートしてます)
 
 
ちょ、長蛇の列!!
 
ということで、事前予約した方々が並ばれてます。(予約していない方は列に並んでも、当日購入することはできません・・)
 
 
基本的に18時までの受け取りですが、電話をすれば19時まで予約受付を延長してもらえるようです。
 
 
栗餅は小箱 6個入り 930円【税込】/大箱 10個入り 1,550円【税込】/化粧箱入り 9個入り1,800円【税込】
 
 
 
「あ~予約券がないと購入できないのか~」とお嘆きのみなさま、ご心配なく!
 
店内にある赤福茶屋へと歩みを進めますと・・
 
こちらのお店で予約券なくとも朔日餅を食べることができるんです。
 
 
こちらの茶屋での朔日餅のイートインは12時にスタートします。
 
12時前には、店前に行列ができてます。
 
 
待つこと10分。
 
 
レジで事前清算すると、このような引換券を渡されます。
 
 
そして、店内に腰かけて待っていると、店員さんが整理券と引き換えに朔日餅とお茶のセットを持ってきてくれます。
 
 
 

実食

以前いただいた栗餅がこちら↓
 
 
お茶も、お餅に合わせて毎月種類が違うんです!
 
この日は栗餅に合う「煎茶」を用意していただきました。
 
 
上には栗ようかんが乗ってます。
 
 
栗の絵が秋を感じさせます。
 
 
さあ、いよいよ・・
 
 
サッと割って、もちもちのもち米に包まれて姿を現したのは、風味豊かな栗餡に包まれた栗。
 
 
栗ご飯に代表されるように、お米と栗は普通に相性がいいです。
 
ま~これは本当に美味しいです!!
 
和菓子の中でも相当美味しいハイクラスのお菓子。
 
もち米の食感を程よく残した生地で、お米の粒感を感じ、まるで9月の朔日餅のおはぎのようです。
 
 
 

再来月の朔日餅は?

ちなみに、再来月11月1日の朔日餅は黒糖と柚子の「ゑびす餅」。
 
11月は、商売繁盛を祝うまつり「ゑびす講」の商人(あきんど)にとって大切な“ゑびす月”です。
 
ということで、商売やられている方はぜひ!
 
 
 

番外編

ちなみにこちらは以前お伺いした一日の夕方18時、名古屋にある高島屋さんの様子。
 
 
赤福茶屋の前はやはり長蛇の列。
 
最後尾はエスカレーターの方まで並んでました。。
 
 
行列は一番の宣伝効果ですね!
 
商売やってると、やっぱり繁盛してないとな~と改めて思いました。
 
 
というわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。
 
 
 

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この記事を書いている人 -WRITER-

焼肉アドバイザー:三重の焼肉一升びん 三代目 浅井大司

東海ラジオ番組パーソナリティ&飲食店経営者としてプロの目線で、三重県を中心に東海エリアでおすすめする飲食店やスポット、お土産品を紹介!特にお店に関しては味だけではなく、おもてなし・雰囲気の総合力が高く、幸せになれる場所をお伝えします。

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