英検1級1発合格の秘訣【77】面接前日、30分連続スピーチで合格へ | ひとときのときのひと

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広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。


まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

   アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介します。

 

 ご興味ある方は、お付き合いください。

 

 ここでは、2次試験(面接)対策に関して、当時の英語学習記録をもとに紹介してみます。

 

1.1次試験のエッセイと2次試験のスピーチは、並行して勉強することが不可欠。

 過去問を並べてみればわかる通り、筆記のエッセイで出題されるテーマと面接スピーチのトピックに出てくるテーマはかなり重複しています。したがって、この二つは、最初から車の両輪のように並行して勉強することが欠かせません。

 

 もちろん、分量的にはスピーチの方が2分間と制限がある分、エッセイよりは短めになります。

 

 具体的には、本論のところで、全体の主張(結論)を裏付ける理由部分が、エッセイの場合3つに対して、面接のときは2つになります。それで十分なのです。聞いたところでは、理由1つでも面接を受かった受験生がいたことも念のためお伝えします。

 

2.1次試験が終わったら、合否予想や自己採点に関係なく、面接の勉強を継続。

 1次試験終了後から1次合格するまでの間、面接の勉強をサボっては意味がありません。よほどの方でない限り、不合格でしょう。フツーの人は(自分も含め)、 この間も、面接対策は続けましょう。全精力を面接対策に集中していただくことをおすすめします。(未読の方は、↓も一読願います。有益な情報があります)

 

 

3.面接当日の2週間前から数日前までには、模擬面接を数回経験する。

 自分の場合は、2か所の全く異なる都内の英検1級面接対策教室に通い、計5回程度、ネーティブや日本人英語教師との模擬面接を経験しました。もちろんトピック選択からスピーチと応答までを、です。(すべて有料)

 

 筆記のエッセイを勉強する時、必ずその文章を読み上げて暗記するようにしていれば、この模擬面接でも、口ごもることはありえません。まずは、そこを確認しましょう。

 

 そして、面接官との応答部分に関して、同席している他の受験生と比べてご自分のどこが弱いか、どこを改善したほうがいいかを把握して新たに対策を立てましょう。これをしないと、意味がありません。

 

 模擬面接の回数を重ねるごとに勘所がわかってくるものです。

 

 ちなみに、対費用効果を考えて、多くても10回程度で十分、自分のように5回程度でも決して少なくないでしょう(なお、オンライン式の英会話等を使って対策をされるの場合、どうしても映像を通してとなります。すなわち、教師の方もごじぶんも「甘く」なってしまいがちと推測しています。そうならないよう、教師側と事前にそうならないよう、打ち合わせというか詰めておくことをおすすめします)

 

 記録によれば、自分は面接の4日前までには、計10本のトピックのスピーチを、全くよどみなくしゃべれるようにしまでしていました。つかえたり、思い出せないことが無いところまでには仕上げていたのです。

 

4.最後の4日間は、計20本から25本くらいののスピーチを覚え切る。

 もちろん、30本も40本もスピーチができれば、それに越したことは無いし、そういう方もいらっしゃるのでしょう。しかし、自分は、25本くらいを目標にして仕上げました。つまり、上に述べた10本のスピーチ暗記に加え、もう10本を完全に仕上げることを目指したのです。

 

 そして、面接前日には、30分間連続スピーチをやってみました。暗記した20本スピーチの中から任意に15本を選び、その2分間スピーチを中断なしに15本連続で一気に口から発することをやってみたのです(クタビレました)。

 

 1本2分のスピーチ×15本=30分。休んだりせずに日本語にも逃げず、いわば「しゃべりっぱなし」を実行。まさに習うより慣れろ30分話っぱなしです。

 

 終わった後、自身にすこしびっくりしたことを記憶しています。ここまでできるようになったんだ、と。

 

 そして、このびっくりの次に、明日の本番ではどうにかなるだろうとの思いを抱けるようになりました。

 

 もちろん、誰もいない個室でのスピーチであり、完全に安心できたわけではありませんが。

 

5. 即興性、言い換え力に磨きをかけておく。

 既に「面接では小さな差が合否を決する」趣旨の投稿をしています。未読の方は↓こちらを一読願います。

 

 

 さらに即興性をある程度出すことも考えたいですね。

 

 自分は、参考書や問題集の模範スピーチ文をコピペするのではなく、できるだけオリジナルの文章としました。

 

 というのは、試験官から「この受験生、さっきの人とおんなじ中身だな、あの本のあそこを読み上げてる、ほんじゃ、これから始める応答場面では少し揺さぶってやろうか」と見られかねないと考えたからです。

 

 そして、自分なりに作成した英文だから、多少の言い換えにより即興性を出す工夫もしていました。

 

 したがって、模範スピーチ文のコピペっぽい形で始めようとしている受験生は、即興性とまではいわないまでも、キーワードを難度の高いものや今風の語句に言い換えるくらいの工夫をすることをおすすめします。

 

 以上、英検の参考書には記載されていないものの、「英検1発合格を目指すなら、面接対策は、習うより慣れるより30分延々話せる力」と言う趣旨で説明してみました。

 

 なお、さらに詳しく面接対策について知りたいという方は、↓もご一読ください。参考になるヒントを紹介しています。

 

 あなたの合格に向けてお参考にになれば、幸いです。