英検1級1発合格の秘訣【76】教わり方を厳選する人が受かる | ひとときのときのひと

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外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

   アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介します。

 

 ご興味ある方は、お付き合いください。

 

 ここでは、教わり方を選ぶことの重要性について説明していきます

 

 

 もちろん、基本的に自分は英検1級は独学でつかむべきだと考えています。

 

 未読の方は、こちらを↓お読み願います。しかし、教わり方も重要なのです。

 

 というのは、英語学習の途中で、やはり、自分ひとりではどうにもならないところ、打開できないところも出てきます。そんなとき、独学派の自分はどうしていたかについて説明します。

 

 実は動画やネットで検索をかけ、さまざまな「教え方」を目にして、そこから自分に一番に合うものを選び、視聴したり、熟読していました。要は、一人のあるいは一つの「教え方」にこだわらず、むしろこだわるべきではないと言いたいのです。

 

 たとえば、テニスでバックハンドと言う打ち方があります。右利きなら、自分の胴体から見て右側にきた球はフォアハンドと言って右手のひら感覚で打ちます。こちらはなんとかなるのです。

 

 しかし、左側に来たのは、バックハンドと言って、右手の甲で打つ形になり、これが難しい。

 

 そんなとき、昔のコーチは「相手に背中を向けるようにかまえて」と教えていたものですが、生徒の自分にはこれが、どうにもわからなかったのです。

 

 それは、できる人の言葉でしょう。なぜなら、相手に背中を向けたら、首というか顔も真後ろを向いてしまい、球を打つことなどできないからです。首を前に向けると、胸が前に来るのが自然です。背中を相手に見せてみたいのはやまやまですが、どうやっても初心者にはできません。

 

 しかし、できる人はそういう発想をしてしまうのでしょう。これで十分だと思ってしまうのでしょう。しかし、自分にとっては、全く効果なしです。

 

 英語に話を戻しましょう。r(アール)の発音、具体的には、are を発音する時の教えかた、教わり方を見てみます。

 

 最近は、すたれたかもしれませんが、昔は「舌先を口の中に付けないようにして」と頭部の断面図を指差しながら英語の先生が説明していたものです。

 

 しかし、これも、できてしまった人だからの話ではないのか。だいたい、口の中など、鏡に向かって「アーン」とやることはあるが、どうやったら、あんな縦割りの断面がイメージできるのか。自分のレントゲン写真を見せられても。ピンと来ないでしょう。

 

 しかも、たとえば「舌を前の上の歯茎(はぐき)に付ける」といった指示なら、まだ手掛かりが明確でイメージ可能です。ところが、「舌をどこにも付けないように」とは何なのすか。そこから舌を喉の奥の方にひっぱるようにする?

 

 初めての人間にはとてもできません。もともと、そんな習慣というか、癖がないからです。少なくとも、自分の学生時代においては、こんな教え方では全く自分の発音は改善されませんでした。

 

 やはり30年前ですが、r(アール)の発音についてこんな教え方を聞いたことがあります。イギリスに短期留学した知り合いの女性から、帰国直後に聞いた話だ。現地の男性教師がその指を(消毒したかどうかまでは聞かなかった)女性の口に突っ込み、舌を奥に押し込むやり方で覚えさせたとのこと。

 

 その外国人教師もこの生徒の女性も、どうかしているとしか言いようがありません。自分がこの女性だったら、男性教師の行為を即座に制止していたでしょう。1990年代は、本場信仰が強すぎたのかもしれないが、それにしても酷(ひど)いですね。

 

 つまりテニスにせよ、英語にせよ、「できてしまっている人」発想の教え方、受け手のことを考えない強引としか言いようがないやり方では、どうやっても、生徒には伝わりません。

 

 生徒の学びにくいポイントをきちんと客観的にわかりやすく「言語化」して説明しなれば、教えることにはなりません。

 

 したがって、英検1級合格を目指す受験生は、自分に合わない教授法はさっさと見切りをつけること、すっぱり方向転換することが必要です。

 

 決して自分が頭が悪いからとか教わり下手だからといったような、くだらない自己卑下をしてしまってはいけません。それは絶対に避けましょう。

 

 小野道風がカエルの何回も柳の枝にジャンプをはかり遂には果たしたのを見て、一層の修練をはかったという逸話があります。しかし、だめなことを何度やってもダメなのです。しかも、英検1級1発合格しようというとき、そんな非効率なことをやっていては、とても時間が足りないではありませんか。

 

 しかも、この世の中にネット上に、こんなにも豊かにさまざまなノウハウが並べられていてより取りみどりなのです。1級受験者であれば、聞き取れるのですから、米国人や英国人の発音解説や説明を聞いてもいいでしょう。

 

 以上、英検の参考書には記載されていないだろうが、「英検1発合格を目指すなら、教え方、教わり方を厳選する人になることがいかに大切か」につき助言してみました。

 

 少しでも参考にになれば、幸いです。