株価沸騰のレーザーテックはどんな会社?

 


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レーザーテック社の株価が上がっています。

 
 
(TradingView社に拠るレーザーテック社チャート、過去5年間)
 
 


レーザーテックは、半導体の製造や検査を行なう機器を開発するメーカーです。カタカナ名ですが、日本の会社です。

本社は横浜にあります。

 

何がすごいのでしょう?


 

  なぜレーザーテックの株価が上がるのでしょう?

日本の半導体業界は、厳しい国際競争を強いられています。

 

半導体の設計や製造は、残念ながらアメリカを中心とする外国企業にシェアを奪われました。


しかし、半導体を作る機械や、素材を提供する会社は、まだまだ競争力があります。
 

レーザーテックは、半導体製造向けの装置を作る会社です。


 

最近では特にEUVという紫外線(UV)の光源に対する検査機器が順調です。これが株価が上がる原因だと思います。


 

  なぜ紫外線の検査装置が、注目されるのでしょうか?

では、なぜ紫外線露光技術が、株価を上げるのでしょうか?

 

半導体は、複雑な製造工程があります。


その真ん中当たりで、設計した回路の映像を、シリコンという金属でできた円盤(ウェハー)に焼き付ける作業があります。

焼き付ける機械が、露光装置(ステッパー)です。かつて、ニコンやキヤノンが大きなシェアを占めていましたが、今ではオランダのASML社が、この分野を独占しています。
 

紫外線の露光装置は、3ナノ2ナノといった最先端の微細化技術では必須です。

 

なぜなら、紫外線は通常の光(可視光線)より波長が短いためです。
 

下記は、光を波長ごとに分類した図です。

(気象庁のホームページより)

 

向かって右が波長が長く、左に行くほど波長が短くなります。

 

我々が赤や青などの色として識別できる光を「可視光」

と言います。400~770nm(ナノメートル、1メートルのマイナス9乗)

が可視光です。

 

紫外線はそれより短く400nm以下の波長です。

 

波長が短ければ、それだけ細かく、回路をウェハーに書き込めます。

 

その回路がキチンと書き込めたか、検査をする際も紫外線を使います。レーザーテックは、この分野にいち早く取り組んだ訳です。

 

ちなみにレーザーテックの検査機は、13.5nmという紫外線の中でも極めて波長が短い光線を使っています。

 

「紫外線」や「検査」という切り口で、AIによる半導体業界の成長にのっかったのが、株価上昇の理由でしょう。


数少ない日本の有力な半導体企業の一つです。応援しましょう!


(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者)

 

 

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レーザーテック社については、

コチラ↓もお読み下さい。

レーザーテックの株価は今後どうなる? 

 

 

 

半導体企業の株価、今後、どこが上がる? 

 

 

 

 

 

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ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

 

 自己紹介

 

1965年静岡県生まれ。慶應大学卒業。エンジニアを経て、20年以上国内外のIT企業、半導体企業など8社で営業として働く。

 

元証券マンの父の死をきっかけに、マネーに関する勉強を開始。ファイナンシャルプランナー資格を取得し、FP活動を開始。

 

その後、大学時代にボランティアで関わった福祉業界に入職。福祉業界出身FPとして、長期投資の普及に向けてがんばっています。

 

(私の似顔絵です。)
 

 

 

 

最後に、

 

※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。また、このブログでは特定の金融商品を推奨、勧誘することは一切ございません。