これまでは、政府のマイナス金利政策で
そのため、多くの人が変動金利を選んでいます。
2024年3月にマイナス金利政策が
解除となりました。
将来、変動金利が上昇した場合
どうなるか、当ブログで、シミュレーションを
してみましょう。
40代のご夫婦の例
A男さん、40歳、会社員
年収700万円(月給45 万円、賞与3カ月)
手取り525万円(月手取り35万円)
B子さん、37歳
フリーランスの作家
年収300万円
手取り240万円(月平均20万円)
子供1名、小学4年生(10歳)
世帯の貯金600万円
持ち家、A男さんが住宅ローン支払い中。毎月の返済は11.3万円(4000万円、35年ローン、変動金利1.0%、今年が11年目)
元利均等返済、
自家用車あり
A男さんは、これまで
・賞与3ヶ月135万円のウチ100万円は貯蓄(主に子供の教育費のため)
B子さんは、
・車のローンが毎月5万円
いずれも2023年現在で返済10年目。
変動金利の場合は、
11年目の2024年から2%に
上昇したと仮定します。
家族構成、収入、支出を同じにして、
金利上昇の影響をみてみます。
40代の住宅ローンの返済額比較
返済額は、
固定金利の場合、
年136万円(毎月11.3万円)
です。
変動金利の場合、
1-10年目 年136万円(毎月11.3万円)
11-15年目 年136万円(毎月11.3万円)
16年目以降 年148万円(毎月12.4万円)
となります。
変動金利には、5年ルールというルール
があります。
変動金利上昇後も返済額は5年間
変わらないとするのが、5年ルールです。
ですから15年目までは年136万円は
変わりません。
16年目から返済額は、年148万円
(毎月12.4万円)に上がります。
家計収支、固定金利の場合はどうなる?
さて、A男さんの60歳時点の家計収支
と残債を見てみましょう。
家計収支です。
固定金利1%の場合、20年後の60歳時点
の貯蓄は、2020万円あります。
(固定金利での
固定金利1%の場合の60歳時点の残債を見てみましょう。
返済は残り5年間なので、
136万円×5年=680万円です。
貯蓄2020万円に対して、
残債が680万円ですから、
返済はまず問題ないと思われます。
家計収支、変動金利の場合はどうなる?
これに対して、
変動金利1%〜2% の場合です。
20年後の60歳時点の貯蓄は、
1508万円です。
(変動金利での
変動金利1%〜2%の場合、
60歳時点の残債は1818万円
です。
これに対して、貯蓄は1508万円。
貯蓄を約300万円ほど上回る残債があります。
60歳からもう一踏ん張り、
働いて返済となります。
A男さんの会社に退職金があれば、
これを充てることもアリでしょう。
(注)変動金利上昇後の5年間の利息は、話しを単純にするため、除外してあります。
住宅ローン記事のまとめ
本ブログのまとめです。
・固定金利は、60歳になってからの
返済が楽です。
・変動金利は、金利上昇があると
人生の後半の返済が大変です。
住宅ローンは、長丁場です。
ゆっくり考えましょう。
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