出石の蕎麦屋は・・。
出石蕎麦とは、出石焼と言う白磁の小皿に一口ほどの蕎麦を載せて出す。だから『皿蕎麦』と言うのです。 お客さんの食べられる皿の数を平均すると、ひとり10~15皿ぐらいになる。 でも不思議な事に、それを1つにまとめて『ザル』などで出すと、こんなにも食べられない。 誰が考えたのか、小皿に分けてあるというだけで食は進むらしい。 それに、5皿(一人前)と言う数は、ちょうどお腹にイイあんばいの量。 物足らない人は皿を1枚単位で注文する事が出来るので『無駄なく、お得!』と言う訳である。 とにかく、皿蕎麦と言うだけあって何処の店でも、洗う皿の数はとてつもなく多い。 更に、出す時よりも片付けの方が大変陶器の皿だけに重いし、洗う数も半端でない。 お客さんのなかには、『こんなに沢山大変ですね!一つにまとめてくれれば良いのに。』と、気遣って頂く事もある。 でも、出石では皿で出さないと意味が無いんです・・。 皿を洗うのは、夏は気持ち好いが、冬のこの時期は水が冷たく痛いくらい。 冷たい蕎麦を載せる皿なので湯を使う訳にも行かない。 もともと蕎麦は冬が旬! 寒いがやはり温蕎麦よりも今が一番おいしい時期なので冷蕎麦を召し上がって頂きたい。水が冷たければ、冷たいほど蕎麦は良く締まりおいしくなる。
だから冷たい水もなんのその!
もっと蕎麦を食べよう!
蕎麦は栄養のバランスがとてもイイ食品です。その効用はさまざまで、 口内炎や口角炎など、口の中や舌の炎症、多発性神経炎、脚気などを予防するほか、疲労を回復し、無気力、体力低下の防止にも役立つビタミン類やアミノ酸もバランスよく含んでいます。 他の穀類、麺類よりタンパク質が多く、リジン、 トリプトファン、メチオニンなどのアミノ酸の組合わせがとても優秀なのが持徴です。
そして、高血圧に良いと言う事でも有名です。 蕎麦に含まれている ルチンは、ビタミンCと同時に取ると、Cと協力し合って、血管が弱くなる事を防ぎます。 リノール酸、ビタミンEなどは、毛細血管を強くし、動脈硬化を防ぎ、血圧降下の働きをします。
それに、酒飲みは必見! 酒害を少なくするとして昔から知られています。 蕎麦粉に含まれるコリンは、ビタミンの一種で、脂肪肝や肝硬変を防ぎ、肝臓を保護し、強化します。 ビタミン類が豊富なので、肝臓を保護し、強化もしてくれます。 蕎麦を常食とすれば、脂肪肝や肝硬変になるのを防いでくれます。 そして、成人病予防の為にも一日一食蕎麦を食べよう!
このように、蕎麦は理想的な食べ物です。 しかし、蕎麦切りの場合はこれらの成分の大半が茹でた時に溶け出てしまうので、蕎麦湯は必ず飲みましょう!
何もかもが高くなってきました!
原油高のせいで灯油やガソリンが値上がり。 寒波のせいで野菜が値上がり。 そして、オセアニアで干ばつが続き牧草が育たなくなり、乳牛の頭数が減ったため家庭用のチーズ類を値上げするとか。 そんなのありかっ!
原料が値上がりしたから商品の値段を上げるのは仕方のない事とは言え、家計は苦しくなるばかりですね。
一昨年の台風の時、出石の農作物はほぼ全滅状態でした。 せっかく収穫前だった玄蕎麦もダメになってしいました。 (と言っても、出石で作っている玄蕎麦ではとても町内の蕎麦屋の注文を賄う事は出来ないんですけどね。)そして、私たちが一番堪えたのがネギ! 農協では、出石の農家と契約して、私たちの所へ配達をしていました。 しかし、其の畑が水没。『来年の3月まで出石のネギは出来ません。』と言われ困ってしまいました。
近畿全域に被害をあたえた 台風23号 は、ネギの値段を5~6倍に上げてしまいました。 (ネギだけでなく他の物にも影響したでしょうが・・。) いつも1Kgが700円前後のネギが一気に3000円前後まで蕎麦にネギが付かなくてどうします!
と言って、ネギが高くなったから蕎麦代を上げるわけもいかない。農協が他の県から手ごろな値段の物を取り寄せたりしてくれたので、何とか凌ぐ事が出来ましたがやはりいつもより高かった。 近年、世界中で 異常気象 が起きているようです。 このままでは本当に地球が危ないのでは!と思わずにはいられません。
そうそう! 最近逆に下がったものと言えば、ライブドア関係の株ぐらいでしょうか?
なんで?
都心では、数センチの積雪で交通マヒ?になってしまうとか。 何でなんでしょうね? 不思議で仕方がないいんですが・・・。 こちらでは皆、スタッドレスタイヤを履いてるから 大丈夫!と思われるでしょうが、無茶な運転をしない限り積雪数センチならノーマルでもヘッチャラです。
主な幹線道路は交通量が多いから道路には雪は無いはず。でも、凍結しているなら話は別です。凍結した道路なら、幾らスタッドレスを履いてても役に立ちませんからネ。 今朝の冷え込みはキツイ様です。
特に、日の当らない影は日中でも凍て付いてる事がありますから、お出かけの方は用心してくだい。
わが町のシンボル
最近雪の話題ばかりなので今日は出石についてチョット勉強してみました。 出石と言えば、「蕎麦」と大きな時計台の「辰鼓楼(しんころう)」。 札幌の時計台の方が有名ですが、出石の方が立派だと思っています。 さて、辰鼓楼は1871年(明治4年)旧三の丸大手門の一隅に建てられました。 高さ20M、かつては辰の刻(午前8時)に太鼓を打ち鳴らして藩士の登城を知らせていました。 明治14年に藩医、池口忠恕氏がオランダ製の大時計を(直径1.8M)寄贈しました。 (現在は3代目です) 江戸後期様式の火の見櫓形の時報台として活躍しています。 今でも町中に住んでいると、午前8時、午後1時、5時に太鼓の音が聞こえます。 いつまでも出石のシンボルとして残していきたいものです。 少々硬い話になってしまいましたが・・・。 今日は、この『瓦版』を見ましたよ!と、お客さんが声を掛けて頂いたもんではりきりました!
一番弟子が全国放送に・・・
明日 1月21日(土)AM9:30より日本}テレビにて 『ぶらり途中下車の旅』 の中で、入佐屋の1番弟子であるお店が紹介されます。 屋号を『たか志そば』と言います。 お店は、チョット遠く 東京ですが・・・。
思い起こせば、12年ほど前になります。 私が入佐屋にと継ぐチョット前、東京から一人で全国各地を旅行していた人(通称・クマちゃん)が出石の入佐屋へ立ち寄りました。 クマちゃんは、蕎麦が大好きで旅行先でも蕎麦で名のある土地を廻っていたそうです。 入佐屋で『蕎麦打ち体験』をした後、店主と話しをして意気投合。 その時は旅の途中だったので、一度東京へと帰っていきました。そして後に、どうしても出石へ来て蕎麦の勉強がしたい!と連絡がありました。 主人は、『東京の方がいいお店が沢山あるのでわざわざ遠い所へ来なくてもいいのでは? 家も探す必要もあるし、生活の事もあるし、第一そんなにいい給料は出せないから考え直すように・・・』と言ったそうですが、本人の意思は強く、結局引っ越してくる事となりました。出石へ来ても町にもすぐに溶け込み、私たちもよく家へ遊びに押しかけてました。 出石には1年半ほどしかいませんでしたが、その後、東京へ帰り自宅を改装して『たか志そば』を開店しています。 真面目さと勤勉さは今でも変わらず、毎朝、3時に起きて自分で石臼で蕎麦粉を挽いているそうです。 住宅街にあるそうですが結構お客さんも付いているようで、忙しくしていると聞きます。
其の甲斐あってか、こうして全国放送のテレビに紹介されるようになり私たちも喜んでいます。是非、これからも頑張って欲しいです。
〒183-0005 東京都府中市若松町4-34-10 『たか志そば』 熊谷 隆志
そして5年前には、2番弟子も育ちました。 いずれはお店を持ちたい!と思っているようですが、まだ動くには景気も悪く大阪で待機中です。 東京よりは近いので出石へもよく来てくれます。 と言っても、専ら入佐屋の忙しい時に助けに来てもらってるんですが・・・。 今、手首を痛めているそうで子供たちもとても心配しています。 何をするにもそうですが、これは蕎麦打ちには致命傷。 早く良くなってくれればいいのですが・・・。
ゴミ対策
昨年4月に1市5町(但東、出石、豊岡、日高、城崎、竹野)が合併して 豊岡市 となりました。 私の生活の中では、特別変わった事はありませんが、店ではゴミの出し方に工夫をする様になりました。 何故なら、旧出石町ではゴミ袋が1枚100円前後だったのに対し、今は1枚350円。 但しこれは 事業ゴミの場合です。 一般の家庭ゴミは反対に半額の1枚50円と安くなりました。 家系は大助かりなんですが、 店の方は痛い出費です。 『安い家庭ごみの袋に入れて出さばいいヤン!』と思われるでしょうが、 ところがドッコイ!そう甘くは無い。 一般の家庭ゴミは今まで通りゴミ収集車が取って行ってくれるんですが、事業ゴミはダメなんです。 豊岡のゴミ処理施設に直接持って行くか、業者に委託するかしなければならなくなりました。 結局、町の料飲組合で出石の業者に委託することとなり、料金がゴミ袋1枚350円と言う事になったんです。
1枚350円と言う事は。 1週間に2回出しても700円。 月に換算すれば3000円前後となります。 でも、忙しい時何かはそんな所ではない。 こうなったらやはりゴミを減らすしかないと言う事! 我が店で何がそんなに一番嵩高いのか? 考えてみると犯人は『割り箸と玉子の殻』こいつ等を何とかせねば!で、採った対策が、割り箸を揃えて出す事。 玉子の殻はなるべく潰して出す事。 是をすれば、かなりゴミの量を減らす事が出来ました。 ゴミ袋の節約を考えないで済むほど売り上げが上がれば問題無いんですが・・・。それにしても一昨年の台風23号と、去年の暮れの大雪が痛い。 でも、環境問題にも貢献できるし 一石二鳥!? 是で好いのだ?!
但馬弁
例えばな、『おもちゃが壊れた。』って言う時、但馬弁(出石弁)では『おもちゃがめげた。』って言うんやん。
もう何年も前の夕方、仕事しとったら通りがかったおばあちゃんが『はよう、おしまいんちゃぁ~。』って言いなったんやんか。 こん時私も聞き慣れれへん言い方やったで、どう言う事か分かれへんなんだんやん。 んやで近くにおった人に聞きいたんやんか。 ほんなら、『はよ(早く)、しまいんちゃぁよ(仕事を片付けて帰りなさいよ)』言う事やったんやって。
出石で『しまう』言うたら、片付ける、終わりにする。って言う時に使うんやけどな。 さすがの私でも『おしまいんちゃぁ』は聞き慣れれへんかったわ。 お年寄りの方と話しとったら、 ん??? って思う言葉がよーけあるけど、楽しいやんなあ。
そんでも、最近の若者はあんまり但馬弁とか出石弁なんか使えへんのんやろ~なあ・・・。 テレビの影響なんかなあ? 残念やなぁ~。
と、まあ普段私が話してるように書くとこんな風になりますが・・・。
H7・1・17
11年前のこの日の早朝、出石の町も未だかつて無い揺れで目覚めました。 揺れを感じた瞬間、驚いたと言うよりも何が何だか理解しないまま必死でベッドの隣にある箪笥を倒れない様抑えていました。 揺れが収まって真っ先に、テレビを付けて見ました。 そこには信じられない映像が映っていました 。 これは 戦後の焼け野原? 私たちがテレビを見ている今現在、この瞬間に神戸や淡路は本当にテレビに映っている状態なのか!! まだ、夢の中ではないのか? 理解するのに時間が掛かりました。 何も出来きない私たちは罪悪感にも似た思いでただ報道を見ているだけでした。 私たちの町は 観光の町。 訪れていただく大半が 京阪神 の方々がです。 いつも蕎麦を食べに来て頂いているお客さん方の事が心配でしたが、連絡も出来ませんでした。 こんな時、何もしてあげられないのか!? 何かあるはず。 そう思っている人は多かったと思います。 そして町の 料飲組合が動きました。 私たちに出来る事。 それは 炊き出し でした。冬の真っ只中、家や家族、友人、知人を失い、寒空の中でテントや体育館での暮らし。私たちには想像も付かない状態です。 そんな方たちに少しでも 暖かい食べ物を食べて元気を出して欲しい。 そう思いながら出かけました。
第一回の炊き出し(1月下旬)は、宝塚。 倒壊している家屋は少ないものの大半の家屋で屋根瓦が落ちている状況でした。 多くの方たちが食べに来てくれました。
でも、テレビの状況はこんなものではなかったはず。 あの被災地の方が本当に必要なのではないのか? と思いましたが、やはり他にも同じ様にボランティアに行かれる方々が多いので、交通の混雑などの事情から初回は宝塚と言う事となったそうです。でも、喜んで頂けました。
その後、やっと 第二回目の炊き出し(2月下旬)で神戸へ と行くことが出来ました。 しかし、 神戸行きへは主人の父が亡くなった直後だったので、残念ながら私たちは行く事が出来ませんでした。 残念で仕方がありませんでした。
この11年で、今の状態になるのにどれだけの苦労と努力があったかは私たちには想像を絶する事でしょう。
私たちの町出石も、一昨年の台風23号では災害の恐ろしさ、その後の大変さを経験しました。 その時には震災経験の皆さんにも沢山のボランティアの方々が助けに来て下さいました。 有難う御座いました。
出石の水害にあった地域や、震災のあった地域でも、表面上は復興したように見えてもまだ見えない課題は沢山あるようです。 本当の復興は何年かかるのでしょうか?
お地蔵さん
町の中にはそれぞれ分区(内町とか八木町とか)があってその中に隣保(分区の中で更に数軒ずつのまとまりにしてある)と言うものがあります。 そして、お地蔵さん はその分区に一つずつあります。 だから出石の町中はおよそ 52区 あるので、お地蔵さんもその数だけある事になる。 其の他にもお城の階段の途中や、入佐山の登山途中、分区の中の隣保で一ずつと言う所もあります。 そう考えるとやはり多い8月の23日は 地蔵盆 と言って お地蔵さんを綺麗にお化粧したりして、御祀りする日。 大人たちは我が子の名前、孫の名前でお供え物をする。 そして子供たちはこの日が来るのを楽しみにしています。 何故ならお参りをした後に お菓子 が貰えるからなんです。 皆、自転車に大きな菓子袋を提げ、賽銭用の小銭を持ち、行ける範囲の所を(このお菓子でひと月はおやつを買わなくても済むくらい)かったぱっしに回ります。 最近では、地蔵盆 言うよりお菓子祭り?の様になってしまってますが・・・。 実際にお地蔵さんのよだれ掛けを作って掛け、お参りすると子供が授かったと言う話を聞いた事があります。 散策途中でそれぞれ違った顔のお地蔵さんを拝んで歩くのも楽しいかも。 我が子に似たお地蔵さんがあったりして!