出石の蕎麦屋は・・。
出石蕎麦とは、出石焼と言う白磁の小皿に一口ほどの蕎麦を載せて出す。だから『皿蕎麦』と言うのです。 お客さんの食べられる皿の数を平均すると、ひとり10~15皿ぐらいになる。 でも不思議な事に、それを1つにまとめて『ザル』などで出すと、こんなにも食べられない。 誰が考えたのか、小皿に分けてあるというだけで食は進むらしい。 それに、5皿(一人前)と言う数は、ちょうどお腹にイイあんばいの量。 物足らない人は皿を1枚単位で注文する事が出来るので『無駄なく、お得!』と言う訳である。 とにかく、皿蕎麦と言うだけあって何処の店でも、洗う皿の数はとてつもなく多い。 更に、出す時よりも片付けの方が大変陶器の皿だけに重いし、洗う数も半端でない。 お客さんのなかには、『こんなに沢山大変ですね!一つにまとめてくれれば良いのに。』と、気遣って頂く事もある。 でも、出石では皿で出さないと意味が無いんです・・。 皿を洗うのは、夏は気持ち好いが、冬のこの時期は水が冷たく痛いくらい。 冷たい蕎麦を載せる皿なので湯を使う訳にも行かない。 もともと蕎麦は冬が旬! 寒いがやはり温蕎麦よりも今が一番おいしい時期なので冷蕎麦を召し上がって頂きたい。水が冷たければ、冷たいほど蕎麦は良く締まりおいしくなる。
だから冷たい水もなんのその!