晴れ時々ジャズ -25ページ目

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

『JAZZ magazine』 2007年9月号No.584が届きました。8月号は届かなかったのですが、前号を確かめるとNo.583となっているので、もともと8月号なるものは発行されないようですね。バカンスを習慣とするお国柄ということでいちおう納得。


 付録のCDはDUKE ELLINGTON

表紙はモノクローム写真のJOE ZAWINUL。


本誌9月号には、JAZZ GALERIEと題してMONTREUX JAZZ FESTIVALの様子を伝えるページがあり、JOHN SCOFIELDを筆頭にギタリストの写真多し。なかでも思わず注目してしまったのがJEFF BECK。この人ってスタイル、ルックス共に昔と全然変わっていませんね。いやもう、ビックリ!!(笑)




爽やかで乾いた空気、夜長の読書、長距離ドライヴ、ファッション、旅行、グルメ...秋には色々のお楽しみがあるけれど、私にとって秋は音楽を聴くのに最高の季節。あと少しの辛抱が要りそうですが、秋本番の到来を楽しみに待つといたしましょう。


と、こんなこと書きながら、つい今しがた「さてと、あ~お腹へった」と思ってしまったアーティチョークだった(;^_^A

ドイツの凄腕トロンボーン奏者NILS WOGRAMの新譜が(今年6月に?)リリースされています。
本作で共演しているNDR BIGBANDは、北ドイツ放送協会の、50年以上の歴史を誇るビッグバンドということですが、どんなことになっているでしょうか。ビッグバンド(現在進行形に限る)もけっこう好きなので、聴くのがめっちゃ楽しみです。

■NILS WOGRAM AND THE NDR BIGBAND / PORTRAIT OF A BAND (Enja Records Horst Weber)

NDR BIGBANDの音はこちらで3曲試聴できまーす。
    http://www.nilswogram.com/public/project.php?id=6


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FLORIAN ROSSの新譜は、9月10日リリース!思ったとおり、今度もタイトルに“&”がついてるやんねー。
ありゃりゃ?VENTO AZULさんに先越されてしもた(^▽^;)
ほな、例によってメンバー全員“貼り付けの刑”にさせてもらいます<(_ _)>
私としましては、初めて名前を聞くJONAS BURGWINKELがどういう演奏をするドラマーなのかが気になるところです。

■FLORIAN ROSS / EIGHT BALL & WHITE HORSE (Intuition)
Florian Ross (p, Rhodes)
Dietmar Fuhr (b)
Jonas Burgwinkel (ds)
Frank Vaganee (as, ss, fl)
Felix Wahnschaffe (as, ss)
Jasper Blom (ts, cl)
Wolfgang Fuhr (ts, cl)
Niels Klein (bs, bcl)

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こちらのほうがより多くのジャズファンに喜んでいただけそうな情報かもしれませんね。

ALEX RIELの新譜が今年リリースされるようです。前作「WHAT HAPPENED ?」と同じ面子のトリオによる2005年のライヴを収録したもので、曲は映画音楽が中心のようです。

■ALEX RIEL TRIO / THE HIGH AND THE MIGHTY (Cowbell Music)
ALEX RIEL (ds)
HEINE HANSEN (p)
JESPER LUNDGAARD (b)

こちらで1曲だけ試聴できます。
    http://www.alexriel.dk/disc_trio.htm

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*どうでもいいオマケ
うう~...毎日暑いですなあ。
こう暑いと「あれ?今日って何日やったっけ???」てなことありませんか?私だけかなぁ。
例えばスーパーへお買い物へ行ったとしましょう。で、肉や魚などの生ものの場合は消費期限が気になりますから、今日の日付を思い出さなくちゃいかんわけです。が、困ったことに、曜日はけっこう覚えているものなのに日付が分からないことが往々にしてあるのです、私の場合(笑)
で、そういうときは、迷わずお魚売り場へ行ってお刺身のパックに書いてある日付を見る。お刺身は「消費期限」と「加工日」が同じ日付になっているはず。
ということで、一句ひねってみました。
- お刺身の パックで今日の 日付知り -
                          アーティチョーク
お粗末でした<(_ _)>



まずは既にリリースされた気になる新譜を1枚。

DRE PALLEMAERTS(ds)の初リーダー作が7月に出たようです。本人作曲によるオリジナル中心の初リーダー作であるということと、アメリカ勢を含む共演者が凄い(JOZEF DUMOULINは知らないけど)ということで注目しています。ただ、B-Flat(フランスの弱小な新興レーベルですが、良盤を出しています)は日本に入荷しにくいそうなので、入手は簡単ではないかもしれません。

■DRE PALLEMAERTS / PAN HARMONIE (B-Flat Recordings)
DRE PALLEMAERTS (ds)
BILL CARROTHERS (p)
MARK TURNER (ts)
STEPHANE BELMONDO (tp)
JOZEF DUMOULIN (Fender Rhodes)

こちらで2曲だけ試聴出来ます。
    http://www.jazzinbelgium.com/album/id=599?lang=en

HPはただいま準備中。
    http://www.drepallemaerts.com/

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それから、この秋リリースの気になる新譜について。

ELISABETH KONTOMANOU(vo)の新譜が出ます。GUSTAV KARLSTROM、ORRIN EVANS、MARVIN SEWELLは知らない人たちです。

■ELISABETH KONTOMANOU / BACK TO MY GROOVE (Nocturne NTCD406) (2007年9月24日リリース)
ELISABETH KONTOMANOU (vo)
GUSTAV KARLSTROM (vo)
SAM NEWSOME (ss)
ORRIN EVANS (p)
MARVIN SEWELL (g)
THOMAS BRAMERIE (b)
DONALD KONTOMANOU (ds)
LEON PARKER (perc)

そのうちこちらで試聴が出来るようになると思います。
http://www.nocturne.fr/produit.cfm?id_produit=7718&liste=ELISABETH%20KONTOMANOU;0;1;4;0

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SYLVAIN BEUF(sax)のリーダー作がCristal Recordsよりリリースされるようです。長く活動してきたこれまでのBEUF(sax)、IMBERT(b)、AGULHON(ds)のトリオと、新しいトリオ(サックス、ピアノ、ドラムス)の2組で演奏される2枚組CDらしく、スタンダードナンバーも演奏しているようです。ANDRE CECCARELLI参加が嬉しいですね。ピアニストのDAMIEN ARGENTIERIと歌手のLAURA LITTARDIは初めて聞く名前です。MICHEL PEREZは日本では無名かもしれませんが、とても良いギタリストなんですよ。

■SYLVAIN BEUF / MONDES PARALLELES (Cristal Records) (2007年1月リリース)
SYLVAIN BEUF (sax)
DIEGO IMBERT (b)
FRANCK AGULHON (ds)
DAMIEN ARGENTIERI (p)
FREDERIC DELESTRE (ds)
ANDRE CECCARELLI (ds)
DENIS LELOUP (tp)
LAURA LITTARDI (vo)
MICHEL PEREZ (g)
JEROME REGARD (b)
情報はSYLVAIN BEUFのHPより。

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こちらは、早くからVENTO AZULさんとキャットフィッシュレコードさんでお知らせがありました。
BAPTISTE TROTIGNONとDAVID EL-MALEKによる2作目は、DUC DES LOMBARDSで行われたライヴを収録した2枚組ということだそうです。

■BAPTISTE TROTIGNON, DAVID EL-MALEK / FOOL TIME (Naive NV ) (2007年9月リリース)
BAPTISTE TROTIGNON (p)
DAVID EL-MALEK (ts, ss)
DARRYL HALL (b)
DRE PALLEMAERTS (ds)

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HMVで見たジョンスコさんの新譜も気になります。が、書くのが面倒になってきましたので、メンバー全員“貼り付けの刑”にしとこ(笑)

■JOHN SCOFIELD / THIS MEETS THAT (Emercy) (2007年9月4日)
John Scofield(g)
Steve Swallow(b)
Bill Stewart(ds)
Roger Rosengerg(bs,b-cl)
Jim Pugh(tb)
Lawrence Feldman(ts,fl)
John Swana(tp,flgh)
Bill Frisell(tremolo-g)
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さて、来日情報に関しては、今のところめぼしいモノはありません。「どうせ聴きたいアーティストなんて来日しそうにないんだもんね」ということで、情報収集にも熱が入らんわけですが、ま、誰かほかの人が書いてくださるでしょう(笑)
今朝は、夫と二人で3時間かけてご先祖様のお墓を掃除したのでとっても疲れました。でも、涼しいお部屋でこれ書いていましたらなんだか元気が出てきました(笑)
さ、ブログも書いたし、今からジャズ聴こ♪

あらら~、早いもので、明日はもう8月です。現在、ちょっとほかのこと(今は言えないのですが、楽しいことです)に時間を割いておりまして、今月ブログの更新をしたのは、これを入れて2回だけになってしまいました。


届いたどんぐりだけでも書いておきましょう。

1) ■OLIVIER HUTMAN TRIO / FIVE IN GREEN (RDC Records 6401252)
2) ■ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / ELECTRIQUE (Le Chant Du Monde 274 1516)

1) は旧譜で2002年の録音ですが、こいつぁー素晴らしいですね。1曲目からいきなりのかっこよさでオラオラ感がいっぱい♪タイトル曲も◎。洗練されていながら不良っぽさも十分。やはりジャズはこうでないと!ということで、これは既に愛聴盤になっております。
2) は新譜です。未聴ですが、タイトルが“エレクトリック”というからにはシビレる演奏を期待してよいのでしょうな?

夏の間は新譜のリリースが途絶えますが、9月にはどっと出ます。興味深いフランス盤の新譜情報もいくつか掴んでおりますが、詳細が分かりましたら「私的ジャズ情報」として発信いたします。

そういえば、『JAZZ magazine』 2007年7月号No.583 が届いていたのに記事にするのを忘れていました。7月号にはあまり興味を引く内容がなかったということもありますが。

もうすぐ届くはずの8月号には、この秋リリースされる新譜情報がたくさん載っていればいいなと思います。



今日は湿度が低くて過ごしやすい一日でした。が、夏が苦手な私は、これから続くであろう猛暑を思うだけでうんざりです。暑い夏を乗り切るには、鰻の蒲焼(昨日食べた)、鱧の落とし(大好物)、焼肉、ゴーヤー・チャンプルーを食べて元気を出さなくちゃ!と、食べることしか思いつかない自分が少々情けない(-_-;)

  せめて涼しげな白と緑の葉っぱ

LOUIS WINSBERGを知ったのは、PARIS JAZZ BIG BANDやALFIO ORIGLIO(p)のアルバム、またDEE DEE BRIDGEWATER(vo)のアルバムとDVD作品等だったのですが、この人のギター、めっちゃええ感じやん!と注目。特にフラメンコギターときたらため息もののかっこよさで「きゃ、ステキ♪」と、聴くたんびにアーティチョークの目ぇはハートになっておったのです(笑)
というわけで、前々から今度リーダー作が出たら買うぞ!と思っていたのでさっそく飛びつきましたが、何だか随分待ったような気がします。

以下にLOUIS WINSBERGの簡単なプロフィールを。
1963年、マルセイユ生まれ。
12歳の頃、後にGYPSY KINGSの母体となるLOS REYESのメンバーであった友人と共にギターを始める。
クラシックギターを2年間学び、CHRISTIAN ESCOUDE、GERARD MARAIS、BOELL ROUBACHに師事する。
1979年(16歳)でパリへ移り、ジャズクラブ等で演奏し、SEVRES音楽学校で学ぶ。
初めてのレコーディングは、LOS REYESのアルバム参加によるもの。
1983年にラ・デファンス国際コンクールで優勝。
CIM(1976年創立)で教鞭を執っている。
SIXUN(1985年~)というバンドでは結成当時からのメンバーであり、JEAN-PIERRE COMO等と共に現在も活動中。

さて、本作はLOUIS WINSBERGの5作目(かな?)で、2006年8月録音、2007年リリース。今回はオリジナルが無く、全15曲の全てがシャンソンや映画音楽など。知っている曲は半分も無かったのですが、どれも良い曲ばかりで、言わばフランス名曲づくしの趣向になっているようです。

エレアコ、セミアコ、フルアコなどなど、構造、種類、名称の違いが非常にヤヤコシイのでよう分からんということもあり、つい「近寄らんとこ!」と思ってしまうギターの世界ですが(笑)クレジットによりますとHERVE PRUDENTというメーカーのジャズギターFLEURS(1、2、4、5、6、8、10)と、GODINというメーカーのギター(3、7、9、11、12、13、14、15)を曲によって使い分けているとあります。HERVE PRUDENTを使用した曲では軽快なテンポが多く、音色を聴いた感じではエレクトリック・アコースティックギターのようです。また、GODINといえば思い出すのが名手SYLVAIN LUCですが、WINSBERGが本作で使用するGODINはLUCのとはまた違った音色(キュッというノイズがあるので純粋なアコースティックなのかも)で、テンポもスローな演奏が多めです。どの曲も演奏時間は短く、エンディングなどもすっきりと落とし前をつけていて1曲1曲を上手くまとめていてアレンジは良いです。

お気に入りの曲について少し書きましょう。
4曲目のLA MAUVAISE REPUTATIONは、ジャジーでハイテンション。
6曲目のDANSEZ SUR MOIは、グルーヴィーな魅力がいっぱいで本作では一番ノリが良いです。
7曲目のUN HOMME HEUREUXは、素晴らしいですね。哀愁漂うムードでゆったりしたテンポながら、WINSBERGの演奏には緩急のメリハリがあり多彩で、聴き応えは満点です。
9曲目のUN HOMME ET UNE FEMME(映画『男と女』のテーマ)は、イントロのギターからしてエエ感じです。原曲の良さを生かし、すっきりとまとめています。
11曲目のDERNIERS BAISERSは、ギター&ベースのデュオ。なんとも切なく哀愁ただよう美しいメロディで、WINSBERGのギターもステキ。それにしても、これ、どっかで絶対聴いたことある!と思ってちょっと調べてみましたら、SEALD WITH A KISSというタイトルで60年代にアメリカで流行したポップスらしいのです。おそらくフランスでも流行して、フランス人にも馴染みのある曲なのでしょう。
12曲目のLES FEUILLES MORTESは、アップテンポ。この曲におけるSTEPHANE HUCHARDのドラミングには、この人らしさが一番よく表れていると思います。この曲も含め何曲かでドラムとカホンが同時に聴こえますが、さすがに同時の演奏は無理ですよね(;^_^A でも、この人もかなりの千手観音だからな~(同時なのかもしれん)。
一番のお気に入り、14曲目のDOUCE FRANCEはWINSBERGのギターソロ。これはもう素晴らし過ぎて何も言うことはありません。こんな演奏なら、いつまでもずっと聴いていたい!

LOUIS WINSBERGの演奏に感じるのは、まず音使いのセンスの良さとその美しい響き、次に表現力の多彩さ、そして上品さ。時には速弾きもしていますが、アドリブが饒舌になったり表現が過多になることはありません。やはり私の思っていたとおり、LOUIS WINSBERGは確かなテクニックを持った歌心満点のステキなギタリストでした。
IRA COLEMANのベースは、WINSBERGのギターに寄り添い、時には反応し合うような演奏で相性も良いと思います。
STEPHANE HUCHARDも意外に(?)健闘していて、それぞれの曲に合った好サポートを見せています。
御用とお急ぎでないかたはLOUIS WINSBERGのホームページへどうぞ。
      http://www.louis.winsberg.com/fr/

■LOUIS WINSBERG / DOUCE FRANCE (e-motive records EMO 702)
LOUIS WINSBERG (g)
IRA COLEMAN (b)
STEPHANE HUCHARD (ds)
guests
MAURANE (vo) (13)
CHRISTOPHE WALLEMME (b) (13)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)
えらいすんません、最近、ブログを怠けております。
ANDRE CECCARELLI / GOLDEN LAND の記事も書かなくちゃいけないのですが(^_^;) お許しを。
ほかの新譜も未開封のまま全然聴いておりません(∋_∈) はあ~...。

でも、これだけは今日、書いておこうと思いました。
それは何かと申しますとね。

フッフッフ...これを読んでくださっている皆さんに、とっておきの情報を...
ということで...。

ジャジャーン♪
なんと、待望だったANDRE CECCARELLIのホームページが出来ました。キャーッ!!(黄色い声)ピーピーッ!(指笛)と、喜んでるのは私だけだったりして(笑)
しかも英語で読める。わーい、わーい♪
     http://www.andrececcarelli.com/

フランス人アーティストを名前で検索するとき、フランス語文字を使わないと限られたページしかヒットしないですが、このHPはフランス語文字で検索しても上位に上がっていません。ということは、ついこのあいだ出来たばかりのHPなのかもしれません。

ディスコグラフィーでは、今では廃盤となって入手困難なアルバムも含め、リーダー作から何曲かずつ丸ごと試聴出来ます!
私もCECCARELLIファンのはしくれとして、中古LPも含めてリーダー作の入手努力はしているつもりですが、まだ1、5、6、10枚目は持っていませんので、まるごと試聴は嬉しいです。
皆さんもいろいろと試聴してANDRE CECCARELLIの演奏に触れてみてくださいね。Jazz & Drummer のnaryさんや、海辺で気まま日記 のドラム小僧さんは是非!(笑)

ここでしか観ることの出来ない貴重な写真や動画もたくさんあります。私にとっては、凄く興味深くて面白いです。

コンサート情報など、2007年のスケジュールも分かります。
ふむふむ、12月にはパリのDUC DES LOMBARDSで4日間の"CARTE BLANCHE"がありますね。これは、私がずっと以前から行きたいと願っているライヴなんです。だって、連日、同じ場所で、ANDRE CECCARELLIが日替わりで違うメンバーと演奏するんですから、もう最高です。まぁ、渡仏できければの話ですが。いつか必ず行くぞ。気合だーっ!
肝心のバイオグラフィーは、簡単すぎてちょっと拍子抜け。

それから、使用するドラムはこれまでと変わらずYAMAHAですが(ずっと変えないで欲しいと思っています)、スティックとシンバルは、これまでのVIC FIRTH、SABIANからPAISTE、ROLLに変えたようです。
ちなみに、プロダクションもCHRISTIAN PEGAND PRODUCTIONSからAMES PRODUCTIONに変えています。
AMES PRODUCTIONはこちら。
     http://www.amesproduction.com/
以上、ANDRE CECCARELLI のホームページに関する情報でした。
しからば、御免!<(_ _)>
ドングリが5個届きました。全て未聴です。

1) ■ANDRE CECCARELLI / GOLDEN LAND (CAM Jazz CAMJ 7800-2)
2) ■LOUIS WINSBERG / DOUCE FRANCE (e-motive records EMO 702)
3) ■KULLHAMMAR-OSGOOD-VAGAN / ANDRATX (Moserobie Music Production M.M.P. CD 051)
4) ■PAUL McCANDLESS-GUNTER WEHINGER-ART LANDE / THE HIDDEN JEWEL (Mystica CD 450372)
5) ■SYLVAIN LUC / JOKO (Dreyfus Records DRYCD 36692)


1) 聴くのが楽しみでーす♪
2) LOUIS WINSBERGのリーダー作を入手したのは初めて。
3) は、3人持ち寄りのオリジナル曲のほか、KEITH JARRETTやCARLA BLEYなどの曲を取り上げています。
4) 個人的にめっちゃ気になるPAUL McCANDLESS。飛行機代が高くつきそうでOREGONへは行けなかったけれど、新譜を入手してみました。美しい音楽が聴けそう。
5) は、注文してから半年以上待ちました。


*オマケ
雨上がりの自然が好き。

  う~ん、エエ感じ

  きれいな黄緑色

  きっとカメラを構える私が映っています
水玉はどれも同じ景色を映してはいるけれど、ひとつひとつの水玉に映った景色はそれぞれ少しずつ違っています。
人の目に映る景色もきっとそうなのでしょう。同じものを見ていても、人によって見え方は全く同じではないはずです。
まぁ、これは、脳や眼球のつくりがひとりひとり違っているから当然であるというような、私が苦手とする科学や物理にまつわる味気ない話になるのかもしれませんが...(^▽^;)
でもでも、ある人には見えているものが、別の人には全く見えていないことがありますよね。
それでいいんだと思います。
今日はこれからお友達と3人でランチで~す。
本作は、ただいま追跡中の凄腕トロンボーン奏者NILS WOGRAMをリーダーとする金管2人、木管4人、ドラムという少々変わった編成のセプテットで、2004年1月録音、2005年リリース。全9曲がNILS WOGRAM作曲とアレンジによるオリジナルです。NILS WOGRAM以外のプレイヤーは全員知らないのですが、どんな演奏になっているでしょうか。

1曲目のSWING MORALは、気楽な雰囲気を装ってはいますが、演奏そのものは非常に緊張感に溢れています。繊細な管楽器のハーモニーに続いて「ズン、チャッ、ズン、チャッ」の時代がかったリズムに乗るSTEFFEN SCHORNのバスクラソロが◎。管楽器が6人ともなるとやはり迫力ありますね~。変拍子の使い方もさりげないのでついつい油断してたら、実は次からが凄かった(笑)
2曲目のTHE STORMは、頭から複雑な変拍子でスピード感と緊張感があり、濃いバップテイストもあったりで思わずぐふふ...(*^m^*) 倍テンでアグレッシヴになったTILMAN EHRHORNのテナーソロにエキサイトし、続くCLAUDIO PUNTINのクラリネットソロで柔らかく綺麗な音色の高速フレーズに「ほほぉ~」と感心していたら、突如ポルタメントでばばちい音色が駆け登る。「来た来たーっ♪」とここで大喜びするのはまだ早過ぎた(笑)ただでさえエキサイティングなソロがさらににエスカレートし、ついにはこれでもかとブチ切れて暴れまくったのには思わず大笑い!いや~、こんな怒濤のごときド迫力不良ジャズクラリネットは初めて聴きました。CLAUDIO PUNTINって、いったい何者ですか?彼はきっと只者じゃないですね!もう本作に関しては、これが聴けたというだけで大満足してしまった私です(笑)
4曲目のPANCHOは、ラテン調で明るく実にノリが良い。が、そこはやはり変拍子を含むけっこう複雑な構成です。7拍子に乗ってNILS WOGRAMのソロ、威勢の良いSTEPHAN MEINBERGのトランペットソロも◎。
6曲目のHAVE YOU BEEN TO THE STATESは、拍子もテンポもめまぐるしく変化し、多彩な場面展開を伴う複雑怪奇な構成を持つ楽曲。ソリッドなアンサンブルはさすがの素晴らしさで、どこを切り取っても面白い。TILMAN EHRHORNの吹きまくりテナーソロ、JOHN SCHRODERの手数が多くスピード感のあるドラムも光る。
7曲目のTAKE ME BACKは、ゆったりとしたムードで、美しいハーモニーを生かした繊細なアンサンブルがステキ。STEFFEN SCHORNのバリトンサックスによる縦横無尽なソロも良い。
8曲目のECCENTRIC PERSONALITYは、何が凄いって、変拍子が複雑過ぎて数えることすら出来ず何が何やら分からんところがまず凄い(笑)ドラムを聴きながらビートを感じるのがせいいっぱい(;^_^A というよりも、これだけの複雑さにもかかわらず、聴き手はただビートを感じるだけで音楽に乗れて面白く聴けてしまうということにただただ感心する。NILS WOGRAMはドスの効いた低音やら重音やらをトロンボーンで連発し、ピアニカに持ち替えるとそれがまためっちゃ可愛らしい音色なくせして「ほれ、いったらんかい!」的バッキングでFRANK SPEERのアルトサックスソロを煽りまくってるのが可笑しい(笑)
スローテンポの曲でもテンションは失っていませんし、どの曲もそれぞれに聴き応えのあるものばかりで面白いです。

本作にはベースがありませんが、無くて正解。それによってバリトンサックスやバスクラリネットの低音パートを含むアンサンブルの素晴らしさをよりいっそう堪能できると思うからです。ハイテンションで一体感のある演奏は迫力満点ですし、各人のソロもドラムも文句なしのハイレベル。1曲目とラストはそうでもないのですが、あとの7曲はもう変拍子のオンパレードだわ、テンポも表情もはコロコロ変わるわという実に変化に富んだ一筋縄ではいかない凝りに凝った楽曲ばかりで全然退屈しません。管楽器6人とドラムの、それぞれの魅力と特徴を生かして入念に構成されたスコアを書けるNILS WOGRAMの才能と、難曲にもかかわらず一糸乱れぬアンサンブルで聴き手を魅了する7人に拍手を送りたい。

*オマケ
私にとって本作のハイライトは、なんといっても2曲目のクラリネットソロです。いやはや、こいつぁー凄いですぜ。ブチ切れるところなんぞは何べん聴いても笑ってしまう。CLAUDIO PUNTINは、クラリネットという楽器に対する先入観(←あくまでも私の)をたったの1曲で見事に打ち破ってくれたのです。CLAUDIO PUNTINさんの名前、何て読むのか分からんけど(クラウディオ・プンティンかな?)、絶対覚えとかな。

御用とお急ぎでないかたはNILS WOGRAMのHPへどうぞ。
     http://nilswogram.com/

STEFFEN SCHORNのHP。
     http://www.steffenschorn.de/

CLAUDIO PUNTINのHP。
     http://www.puntin.com/

JOHN SCHRODERのHP。
     http://john-schroeder.de/

■NILS WOGRAM SEPTET / SWING MORAL (Enja Records Horst Weber enja 9166 2 )
NILS WOGRAM (tb, merodica) (1972年11月7日、ドイツ生まれ)
STEFFEN SCHORN (bs, bcl) (1967年生まれ)
CLAUDIO PUNTIN (cl) (1965年生まれ)
TILMAN EHRHORN (ts) (1972年10月10日、ドイツ生まれ)
FRANK SPEER (as)
STEPHAN MEINBERG (tp)
JOHN SCHRODER (ds) (1964年、フランクフルト生まれ)
入手先:HMV(通販)
お気に入りドラマーのARI HOENIGが参加しているので入手しました。私、あとの二人はたぶん演奏を聴いたことがありませんしお顔も存知ませんが、ジャケを開きますと、こちらを睨みつけるBILL CARROTHERSの顔がやけにふてぶてしい。そのせいか、BEN STREETのおすましポートレイトがお見合写真みたいじゃありませんか(笑)ジャケをちゃんと開くとBILL CARROTHERSはサヨウナラでARI HOENIGが登場し、真ん中の目玉焼きを熱いうちに召し上がれとなるわけですね。アルバムタイトルがKEEP YOUR SUNNY SIDE UP(「笑顔でいよう」とか「陽気にやろうぜ」というような意味かな?)ですから陰気で湿っぽいジャズではないと思いますが、さて、どんなことになっているでしょうか。

本作は2006年2月録音、2007年リリース。全12曲中BILL CARROTHERSのオリジナルが1曲、ARI HOENIGとの共作が1曲、THELONIOUS MONKとJONI MITCHELLが1曲ずつ、あとは有名スタンダード曲や有名じゃない(?)スタンダード曲など。

1曲目のKEEP YOUR SUNNY SIDE UPは、楽しげなドラムにまず惹きつけられる。ARI HOENIGは、曲とは関係の無いリズムを何度も挿入してみたり(それ聞いて誰かが笑ってます)、お得意のメロディ奏法もやっていますし、お茶目なフレーズもいっぱいで、その絶妙なはみ出し具合に嬉しくなってしまう。BILL CARROTHERSのピアノも遊び心満載で思わずニヤリ。MOONLIGHT SERENADEをこの曲でわざわざ引用して弾いちゃうあたり、かなり洒落っ気のある人と見た。BEN STREETのベースは良い音が出てますが、一部でリズムが乱れちゃったりする(わざと?)のもご愛嬌。
2曲目のI CAN'T BEGIN TO TELL YOUは、気楽でインティメイトな雰囲気ではあるものの、けっこうやんちゃなピアノです。ARI HOENIGは再びブラシに持ち帰るときにスティックを床に落としてしまったようで、カラカラいう音がもろに入っていますが(笑)こういうのもいいな~。
3曲目、JONI MITCHELL作曲のROSES BLUEは、哀愁漂う切なく美しいメロディ。BILL CARROTHERSは、こういうピアノも良いですね。私としてはBEN STREETのベースラインにもう一工夫欲しいところ。
4曲目のLONDON BY NIGHTも、しっとりとしたピアノがいいです~。と言いながら、いつのまにやら船漕いでて、次の曲でパッチリ目が覚めたんですけど(苦笑)
5曲目のMY DREAMS ARE GETTING BETTER ALL THE TIMEは、ユーモラスな壊れっぷりとアンサンブルの絶妙なバラバラさ加減が可笑しくてもう最高に面白い。こういう演奏で生き生きとしているBILL CARROTHERSさん、好きです~(笑)犬猫の鳴き真似したり奇声を発してるのもおそらくBILL CARROTHERSですね(笑)ARI HOENIGのドラムだって負けちゃあいませんで、生き生きとしたお茶目な演奏の連続でめっちゃ楽しい。なぜか途中でロックンロールになっちゃうと、ARI HOENIGは大張り切りなのにBEN STREETの手は止まったままですが?(笑)
7曲目のEVIDENCEは、ピアノのトンガリとハイテンションが気持ちいい。もしかしてBILL CARROTHERSさん、ハチャトゥリアンの“剣の舞”なんかも引用してます?ちょっとぐちゃぐちゃですけど(笑)
9曲目のTHE NIGHT WE CALLED IT A DAYは素晴らしいですね。あんなハチャメチャをやる一方で、こんなに美しい演奏も出来るピアニストなのね~と感心いたしました。
10曲目のSAY IT ISN'T SOは、原曲の面影などどっかへ吹っ飛んじゃってます(笑)3人とも全然型にはまっていなくてけっこう自由奔放にやっていますが、ちゃんと相互作用も働いていて、聴いていて凄く楽しい。
11曲目、YOU AND THE NIGHT AND THE MUSICのアプローチにはちょっとびっくり。これはいったい何事ですかあ?壊れかけの人形がギクシャクと行進してるみたいで面白いですが、有名スタンダード曲がこんなふうに料理されるのを聴くのは嬉しいような悲しいような(笑)リーダーに負けじという感じであとの2人も思いっきり奇妙なことやってますね~。
ラストのスローテンポのKEEP YOUR SUNNY SIDE UPもええですなぁ。ブラシの音を聴くと気持ち良くなって眠たくなるのは私だけでしょうか?お母さんに頭をなぜなぜしてもらっている小さな子供みたいな気分になってしまうんですよね。
本作ではARI HOENIGの表現力豊かで遊び心のあるドラムの面白さを目いっぱい楽しむことができて嬉しい。そんなドラムとBILL CARROTHERSの大らかなピアノの相性も良いです。予定調和でない演奏でBILL CARROTHERSがリードするところでは、やはりARI HOENIGの反応が素晴らしく冴えてます。BEN STREETは特に目立つことはやっておりませんが、いい音が出ていますし、彼のベースが演奏を支えているからピアノとドラムが少々ハメを外しても大丈夫ということで、これはこれでいいのです。
知らないピアニストの作品もなるべく聴くようにしてはいますが、最近どれも似たり寄ったりでピンと来るものがなかっただけに、BILL CARROTHERSのひと癖もふた癖もあって優等生でないところや独創的でユーモア精神のあるところ、スタンダード曲や他人の書いた曲を思い切ったアプローチで料理してしまう手際などは大いに気に入りました。彼のピアノは、静謐な演奏においても聴き手を惹きつけるものを持っていて、その才能には侮れないものがありますね。ということで要注目ピアニストとなったBILL CARROTHERSの過去作品を掘り起こすかどうか検討中です。

*オマケ
BILL CARROTHERSのHPへ行ってまず目に入ったのが「all work and no play makes jack a dull boy.」という諺。「仕事ばかりで遊びが無いと人間はダメになる」とか「勉強ばかりで遊ばせないでいると子供はちゃんと育たない」という意味だと思いますが、その人生哲学は、間違いなく彼のピアノにも反映されていると思いました。このHP、ちょっと見ただけですが、かなりお茶目な感じで面白そうですね。

御用とお急ぎでない方はBILL CARROTHERSのHPへどうぞ。
     http://www.carrothers.com/
ARI HOENIGのHPはこちら。

■BILL CARROTHERS / KEEP YOUR SUNNY SIDE UP (Pirouet Records PIT 3021)
BILL CARROTHERS (p)
ARI HOENIG (ds)
BEN STREET (b)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)
JOHN HOLLENBECKというドラマーに興味を持ち、現在のところ最新のリーダー作と思われるアルバムを聴いてみました。

7曲全てJOHN HOLLENBECKによる作曲で、HEINRICH VON KALNEINとHORST-MICHAEL SCHAFFERの両名が率いるオーストリアのビッグバンドJAZZ BIGBAND GRAZと共演し、THEO BLECKMANNによるヴォイス(アルバムのクレジットにはvocalsとなっていますが歌っているわけではない)や詩の朗読をフィーチャーする本作は、2004年4月録音、2005年リリース。楽器編成はオーソドックスですが、よくあるビッグバンドの音を期待してはいけません。4ビート無し、美しいメロディ無し、分かりやすいフレーズ無しという3拍子揃った(?)かなり先進的でユニークな音作り。単純で無調的な旋律パターンの反復というミニマル手法が多いものの、アレンジのセンスが良く、静と動の両面でハイレベルな演奏なのでどの曲も聴き応えがあります。

1曲目のTHE BIRD WITH THE COPPERY, KEEN CLAWSとは、WALLACE STEVENS(アメリカの詩人 1879~1955←ん~、この人は知りません)の書いた詩のタイトルで、この詩の朗読とビッグバンドの演奏によるコラボレーション。これは面白いです。演奏は完全にミニマル手法によるもので、始終同じ音型パターンの繰り返し。演奏に重なる鳥のさえずりや虫の音、サル、カエル、大型獣の鳴き声で満ちた平和で賑やかな“密林のざわめき”は、楽器やバードコーリングによって生々しく表現され、匂いや空気感まで伝わるかのようです。神秘的で一種独特のムードと(意味は明確に捕らえられないけれど)詩の一つ一つの言葉から連想されるものによって、聴き手のイマジネーションが刺激される。
2曲目のJUST LIKE HIMでは、JOHN HOLLENBECKのタイトなドラミングを聴くことが出来ます。緊張感を孕んで躍動する無調っぽいミニマルなフレーズ、ヴォイスと管楽器のユニゾンによるオブリガート。中間部は少々アブストラクトですが、最後は入れ替わり立ち代りする木管類のソロによって熱く盛り上がります。
3曲目のABSTINENCEは、何でこういうタイトルになったのか全然分かりませんが(笑)、ビッグバンドならではのド迫力サウンドが堪能できるむっちゃかっこいい曲です。。
4曲目から6曲目は、切れ目無く演奏されるJOYS & THE DESIRES三部作。アブストラクトとジャズロック調を行き来し暗黒サウンドに至るJAZZ ENVY、変拍子だらけの迫力サウンドにHEINRICH VON KALNEINの吹きまくりアルトサックスソロが入り、ユーモアもちりばめ、やがて静かに収束するWE SIT DOWN FOR A PINT WITH GILL AND TIMを経て、三部作最後のTHE GARDEN OF LOVEでは、繊細で美しいロングトーンを生かした演奏と、THEO BLECKMANNによって朗読されるWILLIAM BLAKE(イギリスのロマン派詩人、画家 1757~1827)の詩「THE GARDEN OF LOVE」が一体となって独特の夢幻的な雰囲気を生み出しています。
MAXFIELD PARRISH(アメリカの画家、イラストレーター 1870~1966)の作品にインスピレーションを得て書かれたという7曲目のMAXFIELDは、ちょっぴりメランコリックでミステリアスなムードから重厚でダイナミックなサウンドへ。

この作品が素晴らしいと私が思うのは、JOHN HOLLENBECKが自己の精神世界を音楽で見事に表現しているからなんですね。難解さはさほど無いものの、シリアスでちょっぴり奇妙で不思議ないっぷう変わった作品ですので聴く人を選ぶかもしれませんが、センスが良くスタイリッシュでコンテンポラリーな魅力が詰まっていて、私はとても気に入っています。ジャズで聴くWILLIAM BLAKEの詩というのも面白かったですが、好きな画家MAXFIELD PARRISHにも出会えて嬉しかったです。

御用とお急ぎでないかたはJOHN HOLLENBECKのHPへどうぞ。
     http://www.johnhollenbeck.com/

JAZZ BIGBAND GRAZのHPはこちら。
     http://www.jazzbigbandgraz.com/
HEINRICH VON KALNEINのHPはこちら。

THEO BLECKMANNのHPはこちら。
http://theobleckmann.com/

■JOHN HOLLENBECK & JAZZ BIGBAND GRAZ featuring THEO BLECKMANN / JOYS & DESIRES (Intuition 33862)
THEO BLECKMANN (vocals, electric effect) (ドイツ生まれ、ニューヨーク育ち)
saxophones/woodwinds
CHRITIAN BACHNER (ts, , fl)
ROBERT FRIEDL (as,s,cl)
KLAUS GESING (ts, ss, bcl)
MARTIN HARMS (bs, bcl)
HEINRICH VON KALNEIN (as, ss, fl)
trumpets/flugelhorns
JORG ENGELS
AXEL MAYER
KARL ROSSMANN
HORST-MICHAEL SCHAFFER
trombones
ROBERT BACHNER
WOLFGANG MESSNER
HANS RADINGER
REINHARD SUMMERER
OLIVER KENT (p)
ULI RENNERT (key)
HENNING SIEVERTS (b, vc)
JOHN HOLLENBECK (ds) (1969年、ニューヨーク生まれ)
入手先:HMV(通販)