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晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

10個のうち 1) と 9) と 10) が新ドングリ。1) と 5) と 9) 以外は未聴です。

1) ■EMIKO MINAKUCHI TRIO / MEI (Musica Guild MG 0820)
2) ■L' ORCHESTRE DE CONTREBASSES / JEUX DANGEREUX (Musica Guild MG 005/087502)
3) ■L' ORCHESTRE DE CONTREBASSES / TRANSES FORMATIONS (Musica Guild MG 08985 5)
4) ■OLIVIER CALMEL / MAFATE (No Chaser Records NC 242 )
5) ■ANDY EMLER MEGAOCTET / HEAD GAMES (Label Bleu LBLC 6553)
6) ■ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / MONK MINGUS ELLINGTON (Label Bleu LBLC 6562)
7) ■ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / BOUQUET FINAL (Label Bleu LBLC 6571)
8) ■BOJAN ZULFIKARPASIC / KORENI (Label Bleu LBLC 6614)
9) ■UMO JAZZ ORCHESTRA / UMO ON UMO (UMO Productions UMOCD109)
10) ■VIJAY IYER TRIO / HISTORICITY (ACT Music+Vision ACT 9489-2)


1) お気に入りのEMIKO MINAKUCHIの2作目。誰しも、たまには心沈む時や憂鬱な時があるものだけれど、そんな時、彼女のアルバムを聴いていると彼女のピアノからパワーを貰って自分の気持ちがどんどん前向きになって行くのが分かるんです。これは、ただいま聴きまくり中。
5) 新譜を聴いて一発で気に入ったので、あちこちの森で旧ドングリを拾い集めてます。これもなかなか面白い。
6) と 7) は、DENIS BADAULTのONJ。
9) ヘルシンキを拠点に活動するビッグバンド(1975年結成)。私にとっては初めてのフィンランド物。1曲目がストレートで分かりやすく意外とフツーの印象で、一瞬買って失敗だったかと思ってしまったのですが(笑)それも1曲目だけのこと。聴き進むにつれて、センスある音作りと品性あるアンサンブルが非常に格調が高く、各人のソロもハイレベルと感じました。伝統的なジャズを土台にしつつも創造性豊かで多彩な要素を持つ何でも来いのバンドのようで、ラスト3曲などはジャズというよりは現代音楽的ですが、個人的には好きです。
10) RUDRESH MAHANTHAPPAのアルバムに参加してたピアニストということで購入。んー、インド系だからなのか、やってることが複雑なのは分かるのですが、音楽としてすっと入ってこなかったです。もっかい聴いてみよう。



*本日のオマケ

Youtubeもいいけれど、ARTE Live Webはご存知?発展途上なのかジャズのコンテンツがさほど充実していませんが、今後に期待しましょう。
ARTE Live Webのホームページはこちら。
http://liveweb.arte.tv/

ジャズならこちらのページを。
http://liveweb.arte.tv/fr/cat/Jazz___Blues/

私が注目したのは、Emile Parisien Quartet au festival Jazz in Marciac。2009年8月10日のライヴです。
http://liveweb.arte.tv/fr/video/Emile_Parisien_Quartet_au_festival_Jazz_in_Marciac/

1曲目、いきなりのアブストラクトに恐れをなしてはいけません(笑) 自由即興の部分も4ビートでぐいぐいドライヴする部分もありますが、最後まで緊張感を保ち続けるバンドの一体感とインタープレイはお見事。

廃盤のため現在では入手が非常に難しいアルバムであっても、iTunesで音だけなら購入が可能な場合もあるんですね。
STEPHANE GUILLAUMEの初リーダー作MIAGEは、1998年にリリースされたアルバムで現在は入手不可能なのですっかり諦めていたのですが、まさかiTunesで販売していたとは。
わーい♪と喜んだアーティチョーク、さっそく物は試しとアルバムをまるごと1枚購入してみました。
私は手持ちのCDを全て320kbpsで取り込んでいますが、今回購入してダウンロードされたデータのビットレートは256kbpsでした。が、iTunesで購入したアルバムにはクレジットがないのですね。プロパティを開いて分かるのはリリース年だけ。作曲者、メンバーとその担当楽器、録音年月日、レコーディングスタジオ、なあ~んにも分かりません。これで1,500円とは、少々お粗末ではないでしょうか、Appleさん。ならば自分で調べるしかないと検索してみますと、分かったのはレーベルがPygmalion Recordsで、レコーディングスタジオがDHS Studioで、メンバーにPAUL-CHRISTIAN STAICUがいるということだけでした。

さて、今、実際に聴きながらこれを書いていますが、STEPHANE GUILLAUMEの担当楽器のみオーヴァーダビングされた曲があるのは、その後のアルバムにも共通しています。で、意外や意外、ブルージーでミディアムテンポの4ビート曲があったりして。全曲オリジナルかなとさらに聴き進んでいきますと、MILES DAVIS作曲のMILESTONESに雰囲気そっくりなMY LAST TONESという駄洒落みたいなタイトル(笑)のついたアップテンポな4ビート曲や、JHON COLTRANE作曲のBLUE TRAINそのまんまのテーマが出てくるBLUE TRANEというタイトルの曲(単純な4ビートにはなっていない)があったりします。
STEPHANE GUILLAUMEの強烈な個性とオリジナリティがさほど発揮されておらず、まだ方向性を探っている段階なのかなと感じますが、演奏はなかなかよろしい。
音を聴いて情報を整理してみると、クレジットはこうなりました。

1) ■STEPHANE GUILLAUME / MIAGE (Pygmalion Records 1998)
STEPHANE GUILLAUME (ts, ss, bcl, fl)
PAUL-CHRISTIAN STAICU (p, Fender Rhodes)
???? (tp)
???? (b)
???? (ds)
DHS Studioにて録音


ここで結論。やはり私としては、CDやLPのように実際に手にとってジャケットデザインを眺めたりクレジットを確認出来るパッケージがないと物足りません。今後、iTunesでのアルバム購入はよく考えてからにしよっと。

とか言いながら、実はさらに2枚のアルバムを購入してしまった(笑) 2枚とも内容はとてもよろしい。ANDRE CECCARELLIのドラムソロもたっぷり聴ける♪ ちょっと蛇足になりますが、2) のTHIERRY ELIEZは、もっともっと表に出て活躍してほしいジャズミュージシャンなのですがね。きっとどこかの音楽学校で、将来の凄腕ピアニストやらキーボード奏者やらを養成してるんでしょうけど。これほど腕の立つピアニスト兼キーボード奏者(ヴォーカルもなかなか)なのに、ほんと、もったいないことですわ。あら、THIERRYさんたら、3) の7曲目でも多重録音コーラスで歌ってたのね。

晴れ時々ジャズ

2) ■CECCARELLI TRIO / HAT SNATCHER (Polygram 1992)
ANDRE CECCARELLI (ds)
JEAN-MARC JAFET (el-b)
THIERRY ELIEZ (vo, p, org, syn)
guest
DIDIER LOCKWOOD (vn)
JEAN-PAUL CECCARELLI (?)

3) ■INIT / ST (Polygram 1993)
ANDRE CECCARELLI (ds)
NGUYEN LE (el-g)
FRANCOIS MOUTIN (b, el-b)
guest
BOB BERG (ts)

ただ、上記のふたつに関しては、ビットレートが128kbpsだったのですが、何でアルバムによってビットレートに差があるのかなあ。イヤフォンですと音質の差はほとんど分かりませんが、外付けのスピーカーですと音質に差が出るのではないでしょうか。外付けのスピーカー使っていないのでなんとも言えませんけれど。


*ちょっと役に立つオマケ
私がiPodを使い初めて3日ほどたった頃、最初は綺麗に聴こえていたはずなのに、ピアノの特定の音域だけがひどく歪んで聴こえたことがありました。音源は特に録音が優秀なCDでしたしiPodを雑に取り扱った覚えもなかったので、何で音が歪むのか納得がいかず、こんなひどい音聴くぐらいならiPodなんて買うんじゃなかったと一瞬後悔したのですが、翌日ふと思いついてイコライザをオフにしてみると、ピアノの音は元通りの綺麗な音になりました。原因は、使い始めの頃にいろいろ試していてイコライザの設定をJAZZにしていたからです。
iPodで聴くと音が歪むとお嘆きの、しっとり系ピアノトリオがお気に入りのそこのアナタ、イコライザの設定はオフにしておきましょうね。

*どうでもいいオマケ
アーティチョークは地図を見るのが好き。旅行の前に地図眺めながら目的地までの道のりをシミュレーション(妄想も入ってるかも?)しているときの楽しさは格別です。「地図見てそこへ行った気分になれたんやったら、わざわざ旅行せんでもええんとちゃう?」と、言われたりします(笑)
最近こんな本を買いました。和訳のまどろっこしい部分もあるけれど、面白いです。

晴れ時々ジャズ  クリックで拡大してタイトルやら出版者を確認してね。





ANDY EMLER MEGAOCTET(1989年結成)の2009年にリリースされた新譜です。
前々からすごーく気になっていたこのバンド。実を申しますと、以前どっかで試聴したときにいきなり聴こえてきた狂気のヴォイスパフォーマンスに「キャイ~ン!」と尻尾を巻いて以来それきりになってました(笑) そういうわけで、巷では鬼才などと称されているらしいANDY EMLERさんの音楽を「難しすぎて訳分からんかったらどないしょ」などと勝手に思い込んでてなーんとなく聴く機会を逃していたのですが、このほど結成20周年記念盤として新譜がCDとDVD(PAL仕様)の2枚組でリリースされましたので「こりゃ好都合だわい」と、半ば怖いもの見たさ(?)もあって入手してみました。アルバムタイトルの「CROUCH, TOUCH, ENGAGE」ってなーんかどっかで聞いたことあるなーと思ってたら、ラグビーの試合再開でスクラムするときにレフリーが発するコールなんですね。

本作のCDのほうは、全8曲がANDY EMLERによるオリジナルで、2008年11月録音。DVDは、2008年9月にLE TRITON(パリ郊外にあるジャズクラブ)で行われたコンサートから4曲(CD収録曲と同じ)とメンバー全員へのインタビューも収録するなど非常に充実した内容で、映像はボーナストラックを含め全て16:9のフルスクリーンです。

第一印象は、「プログレとファンクとロックに現代音楽を少々加えたパワフルでハードボイルドでコンテンポラリーなジャズ」かな。とにかく本作は非常に私好みの音となっておりまして、楽曲は優れた構成力と洗練されたアレンジでどれもこれもが納得の素晴らしさ。 このバンドは各人のソロも含めて演奏は超一流です。オラオラ的迫力に満ちた豪快な“動”と華麗で繊細な“静”といったメリハリも効いておりますし、その重厚でガッツあるサウンドにかっこよくビシバシと決まるアクセントもいちいち快感で、場面によってはむちゃくちゃエキサイティング。少々長尺な曲もありますが、演奏は常に緊張感と一体感を失わず聴き手を飽きさせません。これ以上ヤヤコシくなりようがないほど複雑に入り組んで構築されたテーマが多く、各人のソロを聴いてる時よりもテーマを聴いてる時のほうが手に汗握ってたりしてね(笑) メンバー全員による意味不明な掛け声(?)もはっきり言って変ですが、MEDERIC COLLIGNONによる恐ろしくテクニカルだけれどリディキュラス(アホ丸出し)でルナティック(完全にイカレてる)なヴォイスパフォーマンスと高速スキャットは強烈過ぎてただただ笑ってしまうしかないですし(褒めてるつもり)、ストラヴィンスキーの『春の祭典』に出てくる呪文のごとき一節がチューバによってオブリガート的に引用されるなどの趣向もあったりと全体はシリアスでありながらもユーモアのスパイスが効かせてあり、このバンドの賑やかで一筋縄でない面白さは、大袈裟に言うならばまるでサーカスを見てるのに近い(笑) ということで、やはり4ビートは全くやっておりません。

本作のCDが作品として素晴らしい出来なのはもちろんですが、聴衆の一人になったつもりで、汗の飛び散る熱演ライヴをDVDで鑑賞すればこのバンドの魅力とステージの楽しさが体感できます。最前列の人は気をつけて!実際に汗飛び散ってますから(笑)
まず、騒々しいアニメのキャラクターそのままに、せかせかとした大袈裟なアクションで一人目立ちまくっているMEDERIC COLLIGNONが可笑しい。そして、何故かピンクのヘアゴムでポニーテイルにしてるクリクリお目々のANDY EMLERさんは、お茶目で可愛いらしい笑顔がとっても暖かいのね。それから、赤いズボン、ランニングシャツ、無精ヒゲ、という、近所の自転車屋のオッサンみたいなLAURENT DEHORS。インド人的風貌のCLAUDE TCHAMITCHIANが時折見せる笑顔はちょっと不気味。メガネがしょちゅうズレてるのでちゃんと見えてんのかいなと心配になる、先生的風貌のFRANCOIS VERLY。普段はごくフツーに演奏してるのに自分のソロになると何故か頭が左にグイッと傾き左肩がグイッと上に持ち上がって体が歪んじゃうという変なクセがでてしまうTHOMAS DE POURQUERYなどなど役者が揃ってます。
DVD観ててアーティチョークが「ウヒョーッ♪」と興奮してしまったのは、どこでどうコケてぐちゃぐちゃになってもおかしくないほどの本作中最も難曲と思われるLE REGAMUSEで、複雑に入り組み次々に折り重なってゆく自由奔放なホーンアンサンブルや、ドラムス&パーカッションのポリリズム全開な激しいバトルから、怒涛のごとく迫力満点のトゥッティを見事に決めさせてしまうANDY EMLERの統率力とそれに応えるバンドの力量。とうぜん必要とされる集中力も半端で無いはずですが、時々お互いに顔見合わせて嬉しそうに笑いあったり恍惚とした表情を浮かべたりと、心から演奏を楽しんでるこの人たちは、まさに余裕のヨッチャンなのです。ドラムス&パーカッションのエキサイティングなバトルにいたっては、お客さんは指笛ピーピーの大歓声で大喜びだわ、ANDY EMLERさんまで立ち上がって巨体を揺らして踊り出すわで、そらもうエライ事になっとります。
はっきり言ってしまおう。この人たち全員、只者じゃない。そして本作は間違いなく傑作ですっ!
ANDY EMLER MEGAOCTETの結成20周年おめでとう!そして素晴らしい音楽をありがとう!

*オマケ
DVDに収録されたインタビューを観ていて最も印象的だったのが、「あなたにとってANDY EMLERってどんな人?」という質問(たぶんそういう意味の質問だと思う)に対してTHOMAS DE POURQUERYが「お父さん」と答えていたこと。でもよくよく考えてみたら、DVDを観てて私が唯一ちゃんと理解できたフランス語がこの“PADRE(父)”という単語だけなのよね~(笑) また、「あなたにとってANDY EMLER MEGAOCTETとは?」との質問(たぶんそういう意味の質問だと思う)に、THOMAS DE POURQUERYが感極まって涙してなかなか答えられない場面も。リーダーがお父さんと慕われるだけあって、確かにバンドの雰囲気はええ感じになってますね。フランス語が理解できるなら、それぞれの人となりがうかがえて凄く面白いインタビューなんだろうなと思います。キーワードとなる単語は次々に画面表示されますので、そのうち辞書と格闘してみてもええかな(笑)
それから、DVDを観る限りMEDERIC COLLIGNONが演奏している楽器はフリューゲルホルンとポケットトランペットですが、アルバムクレジットにはbugle(フリューゲルホルン)とcornet(コルネット)となっています。cornetはフランス語でポケットトランペットのことを指すのかしらん???管楽器の世界もいろいろとヤヤコシイもんですなあ。

御用とお急ぎで無い方は、ANDY EMLERのウェブページへどうぞ。
http://www.andyemler.com/


■ANDY EMLER MEGAOCTET / CROUCH, TOUCH, ENGAGE (Naive NV 816711)
Andy Emler (p, comp, cond)
Mederic Collignon (flh, poket trumpet, vo)
Laurent Dehors (ts, bcl)
Thomas de Pourquery (as, ss, vo)
Philippe Sellam (as)
Adrien Amey (as) *on the DVD
Francois Thuillier (tuba)
Claude Tchamitchian (b)
Eric Echampard (ds)
Francois Verly (marimba, perc)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)


こないだ届いたドングリは8個。1) 以外は未聴です。

1) ■ANDY EMLER MEGAOCTET / CROUCH, TOUCH, ENGAGE (Naive NV 816711)
2) ■STEPHANE KERECKI TRIO FEAT. TONY MALABY / HOURIA (Zig-Zag Territoires ZZT 090401)
3) ■REA BAR NESS / REMEMBER & FORGET (Rea Bar-Ness Music)
4) ■ZBIGNIEW NAMYSLOWSKI QUINTET / NICE & EASY (ITM 14125)
5) ■STEFANO BOLLANI TRIO / STONE IN THE WATER (ECM Records ECM 2080)
6) ■KEVIN BRADY TRIO FEAT.BILL CARROTHERS / ZEITGEIST (Fresh Sound New Talent FSNT 348)
7) ■ANDY SCHERRER SPECIAL SEXTET FEAT. BILL CARROTHERS / WRONG IS RIGHT (TCB 28302)
8) ■JOHN HOLLENBECK LARGE ENSEMBLE/ ETERNAL INTERLUDE (Sunnyside Records SSC 1220)

1) フランスのジャズが好きなら、ANDY EMLER MEGAOCTETぐらいは聴いとかなあかんやろ!ということでCDとDVD(PAL仕様)の2枚組新譜をゲット。いや~、CDもDVDもむっちゃ面白かったです!今年聴いた新譜のベスト10入り。
2) 今回はTONY MALABYという私の知らないサックス奏者が入っておりますが、どんなことになっているでしょうか。
3) イスラエル人ドラマーの初リーダー作。OMER AVITALやAVISHAI COHEN(2人とも名前しか知りませんけど)が参加。
実を言うと、アーティチョークは↓ここで試聴してヤラレてしまったんです(笑)
          http://reabarness.com/
4) 久し振りに手に入れたポーランドジャズ。ありゃ?このCDのスリーヴやらブックレットに書いてあるピアニストのSLAWOMIR JASKULKEってーのは、SLAWEK JASKULKEの間違いですぜ、旦那。
オラシオさんに教えていただいたのですが、SLAWEKはSLAWOMIRの愛称であり、CDのスリーヴやブックレットに表記されたクレジットは間違いではありません。ここに訂正してお詫び申し上げます。(2009年9月20日訂正)
8) 気になるドラマーJOHN HOLLENBECKの新譜は、今回も編成はビッグバンドです♪やはりコンテンポラリーでラディカルな音を期待して。
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大阪へ行くと必ず寄るWalty堂島で3個入手。

9) ■ALEX RIEL / CELEBRATION (Stunt Records STCD 00232)
10) ■ALEX RIEL QUARTET / THE RIEL DEAL (Stunt Records STCD 19604)
11) ■BRUSSELS JAZZ ORCHESTRA / THE 15TH ANNIVERSARY ALBUM (DeWerf W.E.R.F. 074)

9) は、お気に入りだったのに、半年前から行方不明でどーしても見つからないので、しかたなく再購入。


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京都市役所のすぐ横にあるジャズ専門店Hard-Bopへ初めて行きました。店主は話好きでとっても優しそうなおじ様でした。店主とおしゃべりしながら漁盤してて見つけたのはこの1枚。

12) ■PHIL WOODS AND HIS EUROPEAN RHYTHM MACHINE / ST (Les Disques Pierre Cardin CAR 333 U)

12) 中古LPで、1970年の録音。これで、若かりし頃の壮絶に走ってるDANIEL HUMAIRさんのドラムを聴くのだ。ピエール・カルダンのレーベルがあったとは知りませんでした。ジャケットのお茶目でユーモラスなイラストが面白い。さて、中身はどんなことになっているでしょうか。

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*どうでもいいオマケ

京都市美術館で開催中の「ルーブル美術館展」へ行ってきました。都会の美術館は平日でも人出が多いので、午前9時の開場前に現地に着くのはもちろんのこと、一番乗りで入場するぐらいの気合を持って鑑賞に臨むべきだと夫に提言していたにもかかわらずあっけなく却下。けっきょく着いたのは午前10時だったのです。人の多さに驚く我が夫よ、平日だからと都会の美術館を甘くみてたらアカンよ。たまには妻の言うこともちゃんとききなさいね。
絵画は大きな作品になるほど離れた位置から鑑賞いたします。そうすると、しぜんと人垣の頭越しに爪先立ちになって観ることになります。爪先立ちでツツツと移動しながら鑑賞してたら、気分はまるでバレリーナ(笑)それから、アクリルのパネルで完全防備された作品は、写り込みが邪魔なんですよねー。暑くても扇子は使用禁止なので背中には滝のような汗が流れるし、と、作品が名画になればなるほど、鑑賞には様々な苦労がつきものなのでござる。

さて、名画鑑賞、昼食、夫と別行動でジャズの漁盤&繁華街でのショッピングときまして、とあるブティックのディスプレイで私の目を釘付けにしたのがこれ!

晴れ時々ジャズ  クリックで拡大するとさらに可愛くなる♪

おフランスからの輸入品だそうです。色違いで赤もありましたが私は断然ブルーが好き。キラキラ光るガラスのビーズでできたクマさんは身長10センチなのでけっこう重いです。う~む、ほんとはこのブティックで洋服を買うはずだったのだが(笑)でも、クマさんを確保しておいてから同じ店でちゃんと洋服も購入。
「な~にがクマさんだ、まったく。こーゆー女子供の趣味は分からん!」と仰る殿方のために補足いたしますと、これはチャームといってバッグの持ち手なんかにぶら下げるの。そうするとワンポイントになってシンプルシックなバッグがお洒落で可愛らしく変身しちゃうのだ。
ああ、これでまたバッグがいちだんと重くなってしまうのね。でもでも、こんなに可愛らしいクマさんだもの、少しぐらいの重さは我慢してみせるわ。と、このように、女子供のファッションにも殿方には分からない様々な苦労がつきものなのであった(笑)


忘れんうちに書いとこ。6) だけ未聴。

1) ■MANU CODJIA / MANU CODJIA (Bee Jazz BEE 029)
2) ■TIGRAN HAMASYAN / RED HAIL (Plus Loin / Harmonia PL4510)
3) ■LOUIS SCLAVIS / LOST ON THE WAY (ECM Rcords ECM 2098)
4) ■MISHA PIATIGORSKY / 17 ROOMS (Mishamusic)
5) ■VINCENT BOURGEYX / AGAIN (Fresh Sound New Talent FSNT 345)
6) ■FABRIZIO BOSSO & ANTONELLO SALIS / STUNT (Parco Della Musica Records)

1) MANU CODJIAは、個人的に注目しているギタリスト。DANIEL HUMAIR (ds)とFRANCOIS MOUTIN (b)参加の初リーダー作SONGLINES (Bee Jazz BEE 018)は、2008年度の私的ベスト10に入れたほどのお気に入りで、今も愛聴しています。メンバーが刷新されたこのセカンドアルバムもお気に入り。
3) 初めて入手したLOUIS SCLAVIS作品。聴く前は、訳分からん小難しいジャズを想像していたのですが、そんなことはなくてけっこう面白かったです。やはり、こういうピアノ抜きの編成はよろしいなあ。
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*ちょっと長いオマケ

大学を卒業し就職して一年が過ぎた頃、お給料を貯金して買った初めての自動車は、1500ccの新車でした。マイカーを所有したことで急に“自由”を手に入れたような気分になり、嬉しくて嬉しくてたまらず、休日のたびにドライヴしてました。独りドライヴのお供は、カセットテープに録音した音楽と助手席に乗せた道路地図とお守り代わりのぬいぐるみ。そうそう、今思い出したけど、無目的な夜の独りドライヴもしょっちゅうしてましたわ(だって当時のガソリンはリッター100円以下)。

さて、独りドライヴで特にお気に入りだったのが“丹後半島一周”と勝手に名づけていたコース(昼間限定)。自宅から約1時間半かけて鳴き砂の琴引浜で有名な網野町へ出たら、海岸づたいに半島を回り、船屋で有名な伊根町の曲がりくねった細い道を、対向車があると脱輪しないようキンチョーしながら通過し、日本三景の天橋立がある宮津市を通って自宅へ戻るという、若葉マークにしてはけっこう長距離のドライブでした。

“丹後半島一周”ドライヴで今でも忘れられないのは、間人(「たいざ」と読む)を過ぎて“立岩”の景観が目に飛び込んできたときのこと。それは衝撃と言ってもいいほどでした。そのとき、静かな海岸にいたのは私だけ。海ときれいな砂浜と青い空と眩しい太陽という自然の風景の中、海から突き出た巨大な岩の塊に神秘を感じた私は放心状態となり(実際に口があんぐり開いてたと思う)、「なんとシュールな!」と感激し、“立岩”のどっしりとした雄大な姿にいつまでもいつまでも見とれていました。以来、“立岩”は私のお気に入りのスポットとなり、その後の“丹後半島一周”ドライヴでコース変更することはあっても、“立岩”を見ずに帰ることはありませんでした。

先日、久し振りに“立岩”を尋ねてみました。

晴れ時々ジャズ

竹野川河口にそそり立つ周囲1km、高さ20mという玄武岩の巨大な一枚岩です。
でもでも、残念ながら現在の“立岩”にかつての神秘を感じることは出来ませんでした。あの頃、この辺りはほとんど自然のままでしたが、最近になって防波堤(砂の流出を防ぐため?)が整備されるなどしたために、“立岩”を取り巻く景観が台無しになってしまったからです。
“立岩”は、砂洲によってかろうじて砂浜とつながる部分があるものの周囲は絶えず日本海の波に洗われていますから、見る方向によっては海から突き出たように見えます。撮影時は、防波堤が射程内に入るのを避けたため、海から突き出た姿にはなっていませんし、お天気が悪かったので綺麗に写っていません。海から突き出た感じの“立岩”の全容をうまく捕らえるには、羽が生えて空中をホバリングしないと(笑)

晴れ時々ジャズ


近寄ると岩肌の柱状節理がよく分かります。

晴れ時々ジャズ


長い防波堤が景観を無残に切り裂き、“立岩”は威容を失ってしまいました。神秘的だった“立岩”の雄姿は、私の記憶に残るだけとなってしまいました。嗚呼、悲しい。

晴れ時々ジャズ
2009年3月9日付の「私的ジャズ情報」にも書きましたが、これはPIERRE-ALAIN GOUALCH名義ではなく、ANDRE CECCARELLI名義で8月27日にリリースされるようです。

■ANDRE CECCARELLI / LE COQ ET LA PENDULE - HOMMAGE A CLAUDE NOUGARO (Plus Loin Music)
ANDRE CECCARELLI (ds)
DAVID LINX (vo)
DIEGO IMBERT (b)
PIERRE-ALAIN GOUALCH (p)

CDとDVDが一枚になったデュアルディスク仕様で、なんと!DVDには、DRUMS SUMMIT 2007(注)で行われたANDRE CECCARELLI大先生によるマスタークラスの模様を収めているらしい!
ここ↓にそう書いてある。
http://www.sallenougaro.com/page921.html

キャーッ♪早く観たいっ!ドラマーなら必見だぜ!naryさんドラム小僧さん は是非(笑)


(注)DRUMS SUMMIT : 世界中から著名なジャズドラマーを招聘してトゥールーズで行われるドラマーのフェスティバル。様々な会場でコンサート、ワークショップ、公開レッスン、会議などが行われます。2007年3月月19日~24日に開催された第5回DRUMS SUMMITには、ARI HOENIG、ANDRE CECCARELLI、PASCAL REY、ELIE DURISが招かれました。
2007年に行われたDRUMS SUMMITのウェブサイトはこちら。
http://www.agostinitoulouse.com/drumssummit5/

ちなみに2009年1月に行われた第10回目となったDRUMS SUMMITのウェブサイトはこちら。アクセスと同時に音が出るので注意してね。
http://www.drumssummit.com/




*本日のオマケ

晴れ時々ジャズ

En verveは、ドライブがてらに夫と一緒によく行くお気に入りのカフェです。ケーキはどれも凄く美味しくて、コーヒーも文句なし。うっとこから自動車で20分ぐらいかかるのですが、月に一度はここへ来てくつろいでいます。
住宅街の真ん中なので場所が少々分かりにくいですが、お近くのかたはぜひ。窯出しのシュークリームが有名だそうです。


届いてた『JAZZ magazine』をいっぺんに書いてしまお。

5月号No.603はサックス特集でした。

晴れ時々ジャズ


6月号No.604の表紙は、JON HASSELLとERIK TRUFFAZ。

晴れ時々ジャズ

JON HASSELLのことはじぇんじぇん知りません。ERIK TRUFFAZはフランスのジャズシーンで活躍するトランペッターということで名前だけは知っていますが、演奏は全く聴いたことがないです。と、これもやはり書くことがないのですが(笑)、付録CDのタイトルにある「KING SIZE」とは、この場合、大編成を意味します。ANDY EMLER MEGAOCTET、DIAGONAL/JEAN-CHRISTOPHE CHOLET、LAURENT DEHORS、MARC DUCRETといったフランス産大編成バンド4組によるコンピレーション。けっこう楽しめました。

7・8月合併号No.605は、表紙と付録CDの夏らしくハジケてるイラストがなかなかよろしいなぁ。そういえばジャズフェスの季節だしー。

晴れ時々ジャズ

などと思っていると、ページの間から一枚のチラシがヒラリ...。えーと何々?
「本誌『Jazz Magazine』は今号で廃刊となり、『Jazz Magazine』と『Jazzman』の2誌が統合(?)して一冊の新雑誌となる。9月号からは『Jazz Magazine/Jazz Man』として発行されることになった。年間購読しているアナタには、このまま何もしなくても、『Jazz Magazine/Jazz Man』がちゃんと届くから安心しなさい」てなことが書いてあるようです。
はあ~、そうですかー。おそらく販売部数の減少という事情があってのことなのでしょう。

『Jazzman』という雑誌のことは手に取ったことがないので分かりませんが、9月から届く『Jazz Magazine/Jazz Man』はどんな感じになるのでしょうか。


*本日のオマケ

『JAZZ magazine』7・8月合併号No.605の速報によりますと、NYのジャズクラブSMALLSのウェブサイトでライヴのストリーミング配信をしているということで、さっそく覗いてみました。
定点で画面は小さいけれど、ライヴカメラによるリアルタイムのコンサートが楽しめまっせ。ただ、アーティスト側の意向により配信されない場合もあるそうです。アナタのお気に入りアーティストが出演してたらラッキー!サインは貰えないけど(笑)
SMALLSのウェブサイトは↓コチラ。live videoをクリックしてみてね。
http://www.smallsjazzclub.com/
まだ試していませんが、アーカイブでは過去のコンサートも観られるようです。

ところで、カレンダーでスケジュール見てたら、7月13日(月)の10:30 PM and 12:00 PMにはこんなライヴが!
■The Ari Hoenig Trio with George Colligan
Ari Hoenig (ds)
George Colligan (p)
Francois Moutin (b)

運よく配信されるならの話ですが、時差があるので実際に観られるのは翌日の真昼間かな。
20日(土)は、絵本サークルのメンバー、くっちゃ寝さん 、ぴょんこさん、Nonさんと私の4人で、「荒井良二 スキマの国の美術館 -ロマンチックワールド-」展へ行ってまいりました。

私は、絵本作家の荒井良二について詳しく知っていたわけではありません。実際に手にとって読んだことがある絵本は『そのつもり』の一冊だけでした。絵本サークルの月例会で、くっちゃ寝さんが紹介する絵本の中に荒井良二の描いた魔法使いの絵があって、それがとても印象に残っていたのですが、その後すぐに新聞で「荒井良二 スキマの国の美術館」展に関する記事を読む機会があって興味を覚えたので、ぜひ観に行きたいと思ったんですね。

会場へ到着すると、まずは入り口のポスターに釘付け。思わず「可愛い♪このポスター、欲しい!」と声に出ました。でも、どこに貼るんだ?(笑)


晴れ時々ジャズ


ちょっぴりワクワクしつつ場内へ一歩入ると、目の前は絵本やキャラクターグッズでいっぱい。ここで早くも4人のテンションは一気に上昇。「きゃ、カワイイ♪」を連発するやら「あーん、これ、売り切れやん」とガッカリするやら、「どれにしようかな~」と迷うやら、静かだった会場入り口に、しばしのあいだ黄色い声(?)が響き渡っていたのでした。

さて、展示内容は、絵本の原画を中心に、雑誌の表紙のために描かれたイラストレーション、旅先でのスケッチ集などなど充実した見ごたえのある内容となっていて、じっくり鑑賞すると軽く2時間はかかりそう。それにしても、こういう田舎の美術館は人が少ないのがいいですね。私たち以外には二組の親子連れがいるだけだったので、静かな雰囲気のなかでゆったりと鑑賞することが出来ました。

荒井良二の場合、まるで子供が描いたような下手なのか上手いのかよく分からない自由奔放な絵といった第一印象を受けるかと思いますが、実際にこれだけ多くの作品を観てみますと、独特の世界観があって凄く面白かったです。鉛筆による大まかな下書きの線がそのまま残されているようなところや、絵の具を勢いよく塗りたくったところや、テキトーに書きなぐったかのような線があったり、コラージュを用いたりと、実に無邪気で大胆。かと思えば、丹念で繊細と感じるところも。カラフルでポップでユーモラスで可愛らしいのだけれど洗練され過ぎておらず、ある種の田舎臭さや泥臭さを感じさせるユルい雰囲気が漂っているせいか、見る者に安心感を与えてくれます。文章は、直接的な言葉で表現されないけれど伝わってくるものがあり、読むとほっとして優しい気持ちになれたりします。もしかすると、彼は優れた詩人なのかもしれないし、絵本やイラスト以外の異分野でも多才な表現が出来る人なのかもしれないと感じました。

ここへ来るのは少し遠かったのですが、来て良かったです!もう少し近くだったら何度でも通って作品の一点一点をじっくり鑑賞してみたい。そうすればきっと、その度に新たな発見があるに違いないと思わせる、そんな原画展でした。と、ここまで書いてみましたら、チャンスがあればもう1回行ってみてもいいなと真剣に考えている自分がここにいます(笑)


晴れ時々ジャズ


荒井良二の公式サイトはこちら。
http://www.ryoji-arai.info/

「荒井良二 スキマの国の美術館 -ロマンチックワールド-」の会期は7月12日(日)まで。
兵庫県立円山川公苑美術館のサイトはこちら。
店内BGM(有線放送?)が嫌いです。買い物に来ている客は、何故聞きたくも無いBGMを聞かされなければいけないのでしょうか。時にBGMは、耳栓が欲しくなるほどの苦痛を私にもたらします。スーパーマーケットに行けば、店内BGMとは別にラジカセから大音量で流れてくる「♪さかな、さかな、さかなーーー、さかなーをー食べーるとー!」って、ああ、もういいかげん勘弁して欲しい(ーー;) 他の人たちは、あのBGMをなんとも思っていないのでしょうか。

私がこれまで携帯音楽プレイヤーとは無縁の生活を送ってきたのは、ヘッドフォンやイヤフォンが好きではないからです。でもでも、あのうんざりするBGMを聞かされるくらいなら、イヤフォンを我慢するほうがマシ。携帯音楽プレイヤーは、BGMから逃れるための唯一の手段かもしれない。こう考えて、大嫌いなBGMから完全に切り離され、自分の好きな音楽だけを聴きながらお買い物をしている自分を想像してみました。うんうん、これはいい!気がつくのがちょっと遅かったけど(笑)
ということで、いろいろと考えた末にiPodの購入を決めました。

自宅に無線LANがあるのでiPod touchにも興味しんしんだったのですが、ゲームには全く興味が無いので大画面は必要ないこと、田舎住まいなので外出先で公衆無線LANを探すのに苦労しそうなこと(そもそも外でインターネットはしないと思う)、私には宝の持ち腐れになりそうな予感がしたこと(笑)、iPod touchはすでに息子が持ってるしな~(笑)ということで、iPod classicに決めました。それに、クリックホイールは、慣れればいちいち画面を見ずに操作出来そうだと思ったからですね。

さて、私はパソコンが得意ではありません。ダウンロードやインストール、設定、ライブラリの作成、iPodの同期(同期って何?)と、もうとにかくiTunesとiPodの全てが初めてです。最初は、こんな私でもちゃんと出来るんかいなと心配でした。

まず、12日(金)の夜にiTunesのダウンロード&インストールを済ませておきました。このときは、横にいた夫にちょっと質問してそのとおりにしただけで完了。ついでに「1GBは何MB?」ていう質問もしておきました(笑)

そして、13日(土)の朝に「インポート設定」を済ませ、実験的にCD8枚分のデータを取り込んでライブラリを作成。午後に地元の大型家電量販店でiPod classicを購入し、「いよいよ同期だなっ!」「でも、先に充電しないといけないのか?」などとちょっぴりキンチョウしながら作業していたら、ありゃりゃー?何だかよく分からないうちにいつのまにか同期が完了していました(笑)
出来た?!と、さっそくイヤフォンを繋いで聴いてみましたら、おおっ、ちゃんと聴こえるではないか(笑) それにしてもアルバム検索の機能を持つCover Flowは素晴らしい。Cover Flowを眺めてしばしウットリしてしまった私(笑) クリックホイールの使い方にもすぐに慣れました。

14日(日)には、ふと思いついて、iTunesにCD-Rのインポートが可能かどうか試してみました。CD-Rはお気に入りのMarc Boutillot Trio / ... Et Alors !?です。この場合、バラバラに取り込まれてしまった1曲1曲に“磔の刑”でアルバム名を入力し1枚にまとめてからアーティスト名を入力すれば完了。自動的にアルバムアートワークを入手出来ない場合は、どっかから探して貼り付けますが、おそらく自分で撮影したものを貼り付けることも可能だと思います。
ちゃんとしたCDであっても、たまーにアーティスト名やジャンル等がとんでもなく間違っていたり、アルバムアートワークが全然違うジャケだったりしますので、そんな場合は訂正もしておきました。2枚組CDを1枚にまとめるのは1回だけ失敗してやり直しましたが、次からは要領よく出来るようになりました。
そんなこんなでiTunes Storeで気になるアルバムを試聴してみたり、いろいろ遊んでいるうちに半日があっという間に過ぎてしまいました(笑)

15日(月)には、いよいよiPodをお供にBGMの流れる店内でお買い物をしてみました。ところが!店内BGMとiPodの音楽が同時に聞こえてきてうるさいのなんのって(笑) これは付属のイヤフォンに遮音性がほとんど無いからか。いや~、しっぱいしっぱい(*^^*ゞ
ということで、以前から目をつけておいたApple In-ear Headphones with Remote and Micをアマゾン河に注文。

そしていよいよ16日(火)に、届いたばかりの新しいイヤフォンで音楽を聴きながらお買い物してみると、今度はBGMはほとんど聞こえずiPodの音楽だけを聴くことができました!

てな感じで、アナログな私にしては誰の助けを借りることもなくすんなりとここまできたので、自分でもびっくり。
私にとって初めての携帯音楽プレイヤーは、今の段階ではたんなる音楽を聴く道具にすぎませんが、大嫌いな店内BGMから逃れて自分の好きな音楽だけを聴きながらお買い物をしたいという希望がかなったので満足しています。
いや~、めでたしめでたし(笑)


*オマケ
新しいイヤフォンのエージングを手伝ってくれているチェブラーシカ君(ロシア出身)


晴れ時々ジャズ

彼が聴いているのは、
■PIERRE-ALAIN GOUALCH / EXPLORING THE MUSIC OF SERGE GAINSBOURG (Night Bird Music NBM 1002 2)

すっかり諦めていましたが、忘れた頃に届きました。1) と 2) は未聴。

1) ■PAOLO FRESU / JAZZ ITALIANO LIVE 2006 (Palaexpo 02)
2) ■ROBERTO GATTO / JAZZ ITALIANO LIVE 2006 (Palaexpo 03)
3) ■STEFANO DI BATTISTA / JAZZ ITALIANO LIVE 2006 (Palaexpo 04)
4) ■STEFANO BOLLANI / JAZZ ITALIANO LIVE 2006 (Palaexpo 09)


こちらは、先日届いたドングリ。全て未聴。

5) ■YARON HERMAN TRIO / MUSE (Laborie Records LJ06)
6) ■TIERNEY SUTTON BAND / DESIRE (Telarc CD-83685)
7) ■ANDRE CECCARELLI / SWEET PEOPLE (CAM Jazz CAMJ 7813-2)
8) ■ENRICO PIERANUNZI, MARC JOHNSON, JOEY BARON / DREAM DANCE (CAM Jazz CAMJ 7815-2)
9) ■FRANCK TORTILLER / SENTIMENTAL 3/4 (CAM Jazz CAMJ 7818-2)
10) ■RADIO STRING QUARTET VIENNA / CELEBRATING THE MAHAVISHNU ORCHESTRA (ACT Music+Vision ACT 9462-2)
11) ■RADIO STRING QUARTET VIENNA / CELEBRATING THE MAHAVISHNU ORCHESTRA - LIVE AT TRAUMZEIT FESTIVAL (ACT Music+Vision ACT 9902-9)

8) 評判が良いので私も聴いてみよう。
10) 前々から気になっていた作品。
11) はDVDです。PALなのでパソコンかPAL方式対応DVDプレイヤーでないと再生が出来ません。このさいCDとDVDを一緒に。


*どうでもいいオマケ

全国的に快晴に恵まれた4月30日に、友人のKさんと2人で五老ヶ岳(海抜347メートル)に登りました。片道3キロメートルのけっこうアップダウンが激しいハイキングコースを「ええーっ、また下りぃ?せっかくしんどい目ぇして登ってきたのにぃー」などと文句言いながら、「しゃべりながら登るのと、黙っーて登るのとどっちが楽やと思う?」などとアホなこと言いながら、休憩をバンバン挟みアメちゃん食べたりお茶飲んだり、時折下界の景色も楽しんだりしながら頂上を目指しました。
頂上に到着すると、さっそくお弁当です。お弁当とおやつ、それにこの素晴らしい眺めという楽しみが無かったら、誰もこんなしんどい思いをして歩いて登ったりしません。が、うっかり者のアーティチョークはお箸を忘れてきたので、手づかみでムシャムシャと豪快に(笑)

晴れ時々ジャズ  頂上からの景色は、近畿百景第1位に選ばれてるのよん。



ふもとに下りながらこんな会話も。

友人K:「ねーねー、今日、私らマイナスイオンだいぶ浴びたんとちゃうかな」
アーティチョーク:「そうやね、それにフェトンチッドも浴びてると思うよ。お肌にええかも~♪」

と、答えたあとで私はすぐに思い至った。マイナスイオンやフェトンチッドよりも、今日2人が最もよく浴びたのは紫外線だということに(笑)