とっくに届いてたドングリ | 晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

10個のうち 1) と 9) と 10) が新ドングリ。1) と 5) と 9) 以外は未聴です。

1) ■EMIKO MINAKUCHI TRIO / MEI (Musica Guild MG 0820)
2) ■L' ORCHESTRE DE CONTREBASSES / JEUX DANGEREUX (Musica Guild MG 005/087502)
3) ■L' ORCHESTRE DE CONTREBASSES / TRANSES FORMATIONS (Musica Guild MG 08985 5)
4) ■OLIVIER CALMEL / MAFATE (No Chaser Records NC 242 )
5) ■ANDY EMLER MEGAOCTET / HEAD GAMES (Label Bleu LBLC 6553)
6) ■ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / MONK MINGUS ELLINGTON (Label Bleu LBLC 6562)
7) ■ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / BOUQUET FINAL (Label Bleu LBLC 6571)
8) ■BOJAN ZULFIKARPASIC / KORENI (Label Bleu LBLC 6614)
9) ■UMO JAZZ ORCHESTRA / UMO ON UMO (UMO Productions UMOCD109)
10) ■VIJAY IYER TRIO / HISTORICITY (ACT Music+Vision ACT 9489-2)


1) お気に入りのEMIKO MINAKUCHIの2作目。誰しも、たまには心沈む時や憂鬱な時があるものだけれど、そんな時、彼女のアルバムを聴いていると彼女のピアノからパワーを貰って自分の気持ちがどんどん前向きになって行くのが分かるんです。これは、ただいま聴きまくり中。
5) 新譜を聴いて一発で気に入ったので、あちこちの森で旧ドングリを拾い集めてます。これもなかなか面白い。
6) と 7) は、DENIS BADAULTのONJ。
9) ヘルシンキを拠点に活動するビッグバンド(1975年結成)。私にとっては初めてのフィンランド物。1曲目がストレートで分かりやすく意外とフツーの印象で、一瞬買って失敗だったかと思ってしまったのですが(笑)それも1曲目だけのこと。聴き進むにつれて、センスある音作りと品性あるアンサンブルが非常に格調が高く、各人のソロもハイレベルと感じました。伝統的なジャズを土台にしつつも創造性豊かで多彩な要素を持つ何でも来いのバンドのようで、ラスト3曲などはジャズというよりは現代音楽的ですが、個人的には好きです。
10) RUDRESH MAHANTHAPPAのアルバムに参加してたピアニストということで購入。んー、インド系だからなのか、やってることが複雑なのは分かるのですが、音楽としてすっと入ってこなかったです。もっかい聴いてみよう。



*本日のオマケ

Youtubeもいいけれど、ARTE Live Webはご存知?発展途上なのかジャズのコンテンツがさほど充実していませんが、今後に期待しましょう。
ARTE Live Webのホームページはこちら。
http://liveweb.arte.tv/

ジャズならこちらのページを。
http://liveweb.arte.tv/fr/cat/Jazz___Blues/

私が注目したのは、Emile Parisien Quartet au festival Jazz in Marciac。2009年8月10日のライヴです。
http://liveweb.arte.tv/fr/video/Emile_Parisien_Quartet_au_festival_Jazz_in_Marciac/

1曲目、いきなりのアブストラクトに恐れをなしてはいけません(笑) 自由即興の部分も4ビートでぐいぐいドライヴする部分もありますが、最後まで緊張感を保ち続けるバンドの一体感とインタープレイはお見事。