元犬嫁日記 -2ページ目

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10Jan
- 犬嫁日記＃40：『ノーマナー・ノーライフ』の巻
  夫婦間のマナーってなんでしょう？例えば、相手の携帯電話を見ないとか、お互いの仕事に関して余計な口出しをしないとかってことになるんでしょうか。僕が「嫁さんのマナーが悪い」と思うところは、人が先にTVを観ているのに、後から来て勝手にチャンネルを変えることです。先日も映画を観ていて、ラストのオチのシーンでちょうど帰ってきた嫁さんにチャンネルを変えられ、頭にきて抗議しました。すると嫁さんに「私はこういう映画は趣味じゃない」と一蹴され、はらわたが煮えくりかえりました。犬嫁日記＃40：『ノーマナー・ノーライフ』の巻僕が仕事から帰り、ソファでビールを飲みながらくつろいでいると、玄関のチャイムが鳴りました。「誰だろう？こんな時間に」と思いつつドアを開けると、そこには嫁さんが仁王立ちしています。僕：「どうしてチャイムなんか鳴らすんだよ？」すると嫁さんは、さも当然のようにこう言いました。嫁：「鍵を忘れたからに決まってるでしょ。そんなつまんない質問しないでよ」プリプリしながら僕を押しのけ、嫁さんは部屋に入って行きます。どうやら虫の居所が悪いみたいです。こういう時はもちろん「触らぬ神に祟りなし」です。嫁：「今日はお財布も忘れたから、行く先々でお金を借りて、なんとかここまで辿り着いたんだから」「どれだけ忘れてるんだよ！」と言いたいところですが、ここは我慢です。どうせそんなことを言えば、4～5倍反論が来るのは目に見えているんです。僕はソファへ戻り、ビールを片手に途中まで観ていたビデオを再生しました。すると、画面がすぐに消えたので驚いて振り向くと、嫁さんがリモコンを片手にこっちを睨んでいます。嫁さん：「すぐ仕事に入るから、静かにしててよね」僕：「TVくらい観たっていいだろ？」嫁さん：「うるさくて気が散るからダメ！」ライターの仕事をしている嫁さんは、昼間は外に取材に行き、夜は家で原稿を書いています。回転椅子に乗った嫁さんは、そのままクルリと向き直り、パソコンデスクに向かいます。僕は仕方なく雑誌を読み始めました。しばらくすると、嫁さんがまたクルリと回転してこちらを見ました。なにか嫌な予感がして、僕も嫁さんを見ます。嫁さん：「ねえ、遊んでないでご飯くらい作ってよ！」やっぱりそうです。僕は外で仕事をしてきたわけですから、遊んで暮らしているわけではありません。でも、自分が仕事をしている時に横で雑誌を読んでいるのを見ると、腹が立つんでしょう。仕方なく雑誌を閉じ、僕は夕食の支度に取りかかりました。冷蔵庫にあった食材で適当におかずを作って食卓に運びます。僕：「ご飯できたけど」声をかけると、嫁さんが回転椅子をクルッと回して食卓テーブル側に向き直ります。嫁さんは食卓テーブルの後ろに仕事用のデスクを置いて、回転椅子でクルッと回るだけで、仕事も食事もできるようにしているのです。食事をしながらも、嫁さんは後ろにクルッと回転してパソコンでメールをチェックしたり、かかってきた電話に対応したりしています。その頻度たるや半端じゃなくて、クルクルクルクルもの凄いペースで、パソコンデスクと食卓テーブルを行ったり来たりしています。僕は最初黙っていましたが、とうとう耐え切れなくなって言いました。僕：「落ち着きないなあ。飯食うか、仕事するかどっちかにしなよ！」嫁さんはクルクル動きを止めないまま、僕と目も合わさずにこう言いました。嫁さん：「だからご飯食べながら仕事してるんでしょ！見て分からんのか！！」僕：「マナーが悪いだろ！食べる時は食べる！仕事は後にしろよ！！」すると回転椅子の回転が突如止まり、嫁さんが僕の顔を見ました。まるでホオジロザメのような目つきで。嫁さん：「マナーがなんぼのもんじゃ！！マナーなんか考えて仕事ができるかボケ！！！」「ナニワ金融道」に出てきそうなセリフを生で聞き、それ以上なにも言う気が起こらなくなった僕が、いさぎよく退散したのは言うまでもありません。次の日嫁さん：「ねえ、冷蔵庫に入ってた私のチョコレート知らない？」僕：「ああ、昨日むしゃくしゃしたから、ケンカの後で全部食べちゃったけど…」すると、昨日のことは全て忘れるタイプの嫁さんがこう言いました。嫁さん：「え！酷ーい！！犬にはマナーってもんがないよね！」…そのセリフ、そっくりお返しします。苦難は次回へ続きます。犬「犬嫁日記～それでも君を愛してる～」全国の書店で好評発売中です！
04Jan
- 犬嫁日記＃39：『動線上のアレや！』の巻
  <p class="MsoNormal" align="left" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;text-align:left;line-height:15.05pt;mso-pagination:widow-orphan">刑事モノのドラマでよくあるのが、犯人の足取りを辿っていくというパターン。残された遺留品から、犯人がそこでなにをしていたのかを推理し、刑事たちはジワジワとホシを追いつめていく。ちなみにウチの嫁さんの足取りを調べるのはとても簡単。まず玄関を開けると、そこには重くてキッチンまで運べなかったであろう買い物袋が散乱。廊下には、楽な格好に着替えようと、一枚ずつ脱ぎ散らかしていった服が点在。そして、空腹に耐えかねて食べたであろうパンの食べ残しがテーブルに。予想どおり、嫁さんはベッドで御就寝。遺留品ありすぎ、分かりやすすぎで、刑事もこれではやりがいがありません。<p class="MsoNormal" align="center" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;text-align:center;line-height:15.05pt;mso-pagination:widow-orphan">犬嫁日記＃39：『動線上のアレや！』の巻<p class="MsoNormal" align="left" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;text-align:left;line-height:15.05pt;mso-pagination:widow-orphan">ある日、僕が仕事から帰宅して玄関を開けると、そこには大量のダンボールが積み上がっていました。僕：「ちょっと、これどうしたの？」すると奥から嫁さんの声が。嫁さん：「お水を注文したんだけど、一桁数を書き間違えてたみたい」それはそれで問題なんですが、僕が玄関から中に入ることができません。僕：「なんで人が通るところに積み上げるんだよ」嫁さん：「知らないよ。宅配便のおじさんがどんどん積み上げたんだから」仕方なく、僕は重たい水を何度もキッチンまで運びました。入りきらない分は、玄関の脇に並べます。疲れて帰ってきたのに、こんな大仕事が待っているとはついていません。ようやく一仕事終え、ソファーに座ったとたん、僕は悲鳴をあげて飛び上がりました。僕：「痛てて！なんだこれ？」見ると、ソファーの上に、嫁さんの使っている金属製の髪どめが、ちょうど僕のお尻の位置にくるように落ちていました。僕：「危ないじゃないか！ソファーの上にこんなもの置いて！」嫁さん：「<span style="font-size:10.0pt;font-family:"ＭＳＰゴシック";mso-bidi-font-family:"ＭＳＰゴシック";color:red;mso-font-kerning:0pt">危ないと思ったなら、どかせばいいでしょ」僕：「気がついた時にはお尻に刺さってたんだよ」嫁さん：「注意力が足らないんだよ、犬は」納得いかないまま風呂に入り、気分はサッパリして寝ようとベッドへ。僕：「あ！なんだこれ？」勢いよくベッドにダイブした僕の頭に、嫁さんが読んでいたであろうハードカバーの分厚い本のカドが突き刺さったのです。頭にきて文句を言おうとしましたが、嫁さんはすでに寝息を立てています。やり場のない怒りを抱えたまま、夜は更けて行ったのでした。次の日。仕事が終わり帰宅した僕は、昨日の教訓を活かして、家の中を注意深く見まわし、足元には特に注意を払いました。自分の家を警戒することになるなんて、思いもよらないこともあるものです。ソファやベッドは大丈夫、椅子にも異常はありません。ホッとしてTVを観ていると、嫁さん：「ねえ、TV観てるんなら、お風呂を沸かしてよ」“TVを観てるなら”という理由は気にくわないですが、まあいいでしょう。僕は立ち上がり、風呂場の扉を開け、中に入ろうとしたその瞬間！僕：「おい！なんで風呂場に剣山が落ちてるんだよ！！」僕の右足は、ギラリと光る鋭い針の山の、わずか数センチ上のところで止まっていました。僕の声を聞きつけた嫁さんが、風呂場にやって来て中をのぞきこみます。嫁さん：「ああ、さっきお花の水を取り変えようとしたら、花瓶が汚かったからお風呂場で洗ってたんよ」僕：「俺を殺す気か！！！」嫁さんは悪びれもせず、すました顔でこう言いました。嫁さん：「大げさだなあ。あ、犬は足の裏が弱いもんね。昔、健康サンダルのイボイボの奴ちょっと履いただけで、足の裏が血だらけになってたもんね」僕：「そういう問題じゃない！俺の動線上にモノを置くな！！」すると、嫁さんはキョトンとした顔で僕の顔をのぞきこみます。嫁さん：「ドー…セン…ジョー？」僕：「急に外人みたいになるな！！もういいわ！」<p class="MsoNormal" align="center" style="mso-margin-top-alt:auto;margin-bottom:12.0pt;text-align:center;line-height:15.05pt;mso-pagination:widow-orphan">苦難は次回へ続きます。<span lang="EN-US" style="font-size:12.0pt;font-family:"ＭＳＰゴシック";mso-bidi-font-family:"ＭＳＰゴシック";mso-font-kerning:0pt">「犬嫁日記～それでも君を愛してる～」全国書店で好評発売中です！あけましておめでとうございます。本年も「犬嫁日記」をよろしくお願い致します。犬
31Dec
- 犬嫁日記＃38：『2人の犬嫁』の巻
  人は忙しい時「猫の手も借りたいくらいだ」なんてことを言いますが、うちの嫁さんの場合は「犬、ちょっと手を貸して」と言います。そして、手を貸したが最後、なぜか急にふんぞり返って監督の立場に回った嫁さんに「どんくさいなあ、そんなの早く片付けてよ」とか「いちいち説明しなきゃ分からないの？めんどくさいなあ」などと言われ、大変腹立たしい思いをするのです。こういうのって、一体どこで身に付けたんでしょうか？犬嫁日記＃38：『2人の犬嫁』の巻嫁さん：「ああっ、もう嫌！なんでそうなるんよ！」パソコンに向かって悪態をついている嫁さんにギクリとしながらも、一応事情は聞いておいた方が良いと判断した僕は、恐る恐る質問してみました。僕：「どうしたの？」嫁さん：「どうしたもこうしたもないよ。このパソコンが私の言うことを聞かないんでしょ！」見ると、嫁さんのパソコンの画面にエラーメッセージが出ています。僕：「ああ、これは一度再起動した方がいいよ」嫁さん：「再起動ならさっきやったよ。ごちゃごちゃ横から口出さないでよ、忙しいんだから」その言い草にカチンときながらも、このままずっとパソコンに文句を言い続けられるよりはマシだと思い、僕はさらに続けました。僕：「再起動してダメなら、コンパネ開いて設定を見ればいいと思うよ」嫁さん：「じゃ、見てよ。今すぐ」仕方なく、嫁さんと入れ替わってパソコンデスクに向かった僕は、不具合の原因を調べ始めました。後ろでは、腕組みした嫁さんが仁王立ちして僕を見降ろしています。しかし、いつもならすぐに原因が判るのに、その時はなかなか上手くいかず、原因を特定することができません。嫁さん：「ねえ、いつまでかかってるわけ？」僕：「もう少しだから」嫁さん：「すぐにやらなきゃいけない仕事があるから早くしてくれる？」またまたカチンときましたが、直せば文句はないだろうと、僕はデスクトップ画面に集中しました。そして、やっと原因が判り、もう少しで直るというその時、嫁さん：「もういいわ！ほんと役に立たないよね犬は。いいからどいて」僕：「いや、もう直るよ。あと少しなんだから」嫁さん：「もう1分も待てません。私の貴重な時間を奪わないでよ」「貴重な時間を奪ってるのはそっちの方だろう」と心で叫びつつ、理不尽な言葉に呆れ果て、立ち去ろうとする僕の後ろから、嫁さんのこんな独り言が聞こえてきました。嫁さん：「あーあ。私がもう1人いればな…」僕はそれを聞いて思わず吹き出してしまいました。嫁さん：「ちょっと。なにがおかしいのよ！」僕は笑いながら嫁さんに言いました。僕：「だって、お前が2人になったらとんでもないことになるじゃん。例えば、1号が外出する時『定期失くした！』って言ったと思ったら、2号が『私は家の鍵がない！』って言いそうだし、1号が『あー、もう仕事辞めたい！』って言ったら、2号が『私はもう辞めてきた』ってスッキリした顔で答えるわけでしょ？そんなトラブルだらけの人間が2人もいたら、収拾つかないに決まってるよ」すると、嫁さんは怒りもせず、少し考えてからこう言いました。嫁さん：「それもそうだね。『犬に迷惑をかけるのは、私の役目でしょ！』ってもう1人の私に言いそうだし」…迷惑をかける役目って、いったい何ですか？苦難は次回へ続きます。犬「犬嫁日記～それでも君を愛してる～」全国の書店で好評発売中です！本年は大変お世話になりました。来年も引き続き「犬嫁日記」をよろしくお願い致します！犬
20Dec
- 犬嫁日記＃37：『もうちょっとの基準』の巻
  「いつもの」とか「例の場所で」なんて言うと、2人のあいだでしか分からない共通の何かが存在しているのが普通ですが、僕たち夫婦の場合はちょっと違います。待ち合わせで、嫁さんが「いつものところに来て」と言うので、ここだろうという場所に行くと大概彼女はそこにはいません。そして、思いもよらないような場所に立ってたりするのです。あと、2人のあいだでいつも食い違うのは「もうちょっと」という言葉。これもすごくやっかいなんです。犬嫁日記＃37：『もうちょっとの基準』の巻ある時期、僕が比較的家にいることが多くて、嫁さんが夜遅めに帰ってくるという日々が続いたことがありました。そうなると晩御飯の支度は僕が担当することになり、それが当たり前になるのに時間はかかりませんでした。嫁さん：「ねえ、今日は帰りがちょっと遅くなると思う」僕：「そうなんだ。ご飯は？」嫁さん：「ウチで食べるよ」そう言って嫁さんが出かけたので、僕はいつもどおり夕方スーパーへ買い物に行き、その日の献立を考えながら食材を買って家に帰りました。キッチンに入って下ごしらえを済ませると、僕は嫁さんにメールを打ちました。僕のメール：「帰りは何時くらいになりそう？」でも、待てど暮らせど返信がありません。僕は何度かメールを送りましたが、途中で諦めて本を読み始めました。しばらく経って時計を見ると、いつのまにか夜の9時を回っています。携帯を確認してみるとメールの返信がありました。嫁さんのメール：「もうちょっとで帰ります」送信されたのは8時50分です。それならと、僕はキッチンへ行き調理を始め、10分後にはテーブルに料理を並べ終えていました。　しかし、それから10分経っても20分経っても嫁さんは帰ってきません。僕は待ちくたびれて眠ってしまいました。嫁さん：「ねえ、なんで寝てんのよ」嫁さんの声に起こされて時計を見ると、11時を少し回っています。僕：「あのさあ、もうちょっとで帰るって言っといて、11時過ぎってどういうことだよ！」嫁さん：「もうちょっとはもうちょっとでしょ！私は嘘なんかついてへんよ！」僕：「ちょっとって言ったらちょっとにしてくれないと！」嫁さん：「だからちょっとで帰ってきたやんか！なんか文句あるの？」どうでもよくなり、その日はもうそれ以上何も言いませんでした。ですが、数日後…嫁さん：「ねえ、今どこにいるの？」僕：「どこって、家だけど」嫁さん：「もうちょっとしたら駅に着くから、いつもの焼き鳥屋さんに行かへん？」僕はその日の晩御飯を作る準備をしかかっていたのですが、作らないで済むならと、焼き鳥屋に行くことを承知して電話を切りました。　駅に到着したはいいものの、待てど暮らせど嫁さんは現れません。10分経過した頃、僕はハッとして携帯を取り出し、メールを打ちました。僕のメール：「何時に到着するの？」するとすぐに嫁さんから電話が掛ってきました。嫁さん：「なにやってんのよ！もう店の中に入って注文も終わってるよ！さっさと来なよ！」僕：「ええーっ！？嘘だろ！」急いで店に入ると、店内にはビールを半分ほど飲みほし、焼き鳥を頬張っている嫁さんがいました。嫁さん：「犬はほんとにどんくさいよね。もっとチャッチャと動かへんと、世の中から取り残されるよ！」…あなたの「もうちょっと」の基準を教えてください。苦難は次回へ続きます。犬「犬嫁日記～それでも君を愛してる～」全国の書店で好評発売中です！
12Dec
- DVD発売記念『TALK双六』
  DVD発売記念『TALK双六』出演安田ユーシ　犬飼若博ゲスト森谷ふみ辻本耕志奥原アイザック川尻恵太筧昌也(映画監督)※15時の部のみ名高達男(俳優)※19時の部のみ日時12月23日(祝)場所シアターD開演15時～19時～※開場は開演の30分前。自由席。料金前売り1800円当日 2000円チケット予約問い合わせhttp://www.twinkle-co.co.jp/live/sugoroku.html内容『LIVE双六　録』DVD発売を記念したトークライブ。双六の二人のトークを中心に、アンケートに多かった「過去の公演が観てみたい」の意見から過去の公演の秘蔵コント映像を蔵出し。映像後、双六出演者、作家によるトーク。更に、大物ゲストと双六とのトーク。更に更に、来場者全員に『LIVE双六　録』DVDジャケット、ビール編とは、別バージョンの(青空編階段編路地裏編後ろ姿編)をもれなくプレゼント！終演後には、本人達による『LIVE双六　録』DVDと『犬嫁日記～それでも君を愛してる～』の即売会。(ご希望の方にはその場でサイン致します)どうぞよろしくお願い致します。
07Dec
- 発売開始しました！
  お待たせしました！「犬嫁日記～それでも君を愛してる～」ネットで発売開始されました。amazonでは一時的に在庫切れとなったようですが、ヤフーでは在庫まだあるようです。全国の書店には10日くらいから並ぶ（一部書店には既に並んでいるそうです）ようなんですが、新人作家のため、初回発行部数は多くはありませんので、ネットでの購入が確実かもしれません。ブログ版の犬嫁日記を大幅に修正し、新エピソードも書き下ろししていますので、みなさま、どうぞよろしくお願いします！セブンネットショッピング（yahoo）はこちら↓http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106111383/subno/1amazonはこちら↓http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E5%AB%81%E6%97%A5%E8%A8%98%E2%80%95%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E5%90%9B%E3%82%92%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%8B-Linda-BOOKS-%E7%8A%AC%E9%A3%BC-%E8%8B%A5%E5%8D%9A/dp/4803002568/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1323244544&sr=8-1楽天ブックスはこちら↓http://books.rakuten.co.jp/rb/%E7%8A%AC%E5%AB%81%E6%97%A5%E8%A8%98-%E7%8A%AC%E9%A3%BC%E8%8B%A5%E5%8D%9A-9784803002560/item/11471674/
01Dec
- 舞台「クロイツェル・ソナタ　～光子・黒い瞳の伯爵夫人」
  キャスト光子・クーデンホーフ＝カレルギー：黒沢あすかリヒャルト・クーデンホーフ＝カレルギー：山本芳樹（Studio Life)スタッフ企画・製作：三好博子演出：犬飼若博脚本：宮本武史舞台監督：川前秀典美術：村岡洋紀照明：山中康弘音楽：大口俊輔ヘアメイク：木村メイスチール撮影：小河原俊男アートディレクター・題字：浅井学デザイナー：久保早絵アシスタント：竹ノ内望／山川静香日時　2012年3月14日（水）19時　　　　　　　　　　 15日（木）14時／19時＊全3回公演／各回開演1時間前開場会場　表参道GROUND　MAP東京都渋谷区神宮前4-2-12 WES東京メトロ表参道駅A2出口より徒歩30秒（明治神宮方面へ進み、伊藤病院の角を曲がった右手すぐ）TEL. 03-5772-8566チケット料金　￥6,500（1ドリンク付）全席自由席2011年12月14日（水）より、チケット予約販売開始！チケットご予約購入方法協力株式会社オフィス・メイ／Studio Life／株式会社クィーンビー／株式会社デフォルメ／有限会社パレード／千石スタジオ／株式会社ジャム・コミュニケーションズ／株式会社サーフコミュニケーションズお問い合わせ：株式会社サーフコミュニケーションズTEL. 03-3486-7846　FAX. 03-3486-7847クロイツェル・ソナタ　公式HP
03Nov
- 「犬嫁日記」～それでも君を愛してる～
  当ブログのタイトルでもあり、連載中の「犬嫁日記」が、なんと書籍になります！リンダパブリッシャーズより、2011年12月上旬発売予定です。今まで掲載されたものの中から、選び抜いたエピソードを大幅に加筆修正し、２話の新作エピソードを追加しました。本屋さんで見かけたら、是非手にとってみてください。よろしくお願いします！
28Oct
- ISAMU公開リーディング
  ISAMU公開リーディング構成／演出：宮本亜門脚本：西森英行　脚本アドバイザー：岡内秀明、松堂今日太出演：ヨシダ朝　犬飼若博　岡田あがさ　柳橋朋典日時11月3日（木・祝）16:0011月5日（土）　　16:0011月6日（日）　　14:00場所：KAAT神奈川芸術劇場　アトリエ※定員：各回30名　入場無料（要お申込み）お申込み多数の場合は、抽選とさせていただきますチケットかながわ（インターネット・FAX予約）※10月29日（土）10：00より、追加募集いたします。＜お申込み締切＞ 10月30日（日）23：59まで主催・お問い合わせ：KAAT神奈川芸術劇場　045－633-6500
20Oct
- 〇〇〇でやってはいけないこと
  ダンボールを探していたんですね。引っ越しとかじゃなくて、荷物を入れて宅配便で送るのに手頃なサイズのやつを。近所のスーパーの２階にある百円均一のお店にたくさんダンボールがあるのを知ってたんで、そこへ。で、ゴソゴソと積み上がっているダンボールを物色していたら、スーパーの店員のお姉さんが通りかかって、「どうされました？」って聞かれて、急になんだか恥ずかしくなって「あ、いや、別に…」と答えてしまったんです。お姉さんが僕の顔をマジマジと見るので、よけいになんだか意識してしまって、ちゃんと「ここにある空のダンボールを頂いてもいいですか？」と言えばいいのに言えなくて、「なんでもないです」と答えてしまったんです。お姉さんはますます疑わしい目で僕を見るわけなんですけど、そこで僕は、自分がかなりの“髭づら”だということを思い出してしまうんです。客観的に見ると、髭づらの、なんだか小汚い男がダンボールを漁っている図になるわけで。もう、これは完全にアウトじゃないかと。で、その場から逃げるようにして家に帰ったというわけです。でもダンボールは手に入れなきゃならないわけで。僕はそりゃ当然のように髭を剃って出直しました。再びスーパーに着いた僕は、堂々とダンボールを手に取ったまではいいんですが、さっきのお姉さんが「この人、なんで髭剃ってまた来てるの？」という顔で僕の方を見ているのに気づいて「髭を剃って出直してくるのも相当恥ずかしいじゃないか！！」って、心の中で叫ぶ僕でした。安田ユーシ・犬飼若博LIVE双六『録』のDVDがポニーキャニオンより12月21日に発売されます。予約受付中！出演情報↓テレビ東京ドラマ24「ここが噂のエル・パラシオ」2011年10月7日 0:12　放送開始　6話以降に登場予定黒田聡史役http://www.tv-tokyo.co.jp/elpalacio/index.html NHK Eテレ「シャキーン！」コーナー「妖怪刑事」に出演（11月放送予定　午前 7:00～7:15）先輩刑事役http://www.nhk.or.jp/kids/program/shakiin.html
11Oct
- タクシー争奪戦
  先日ドラマの撮影に向かうため、早朝6時に駅のホームにいたのですが、待てども待てども電車が来ません。イヤな予感がして時計を確認すると、来るはずの電車が10分以上遅れています。「これはなにかあったな…」その場にいた人全員がそう感じていると、構内にアナウンスが。人身事故で電車が上下線ともストップしたとのこと。7時10分に撮影現場に着きたかったのに、このままだと遅刻です。事務所と現場に電話を入れ、タクシーで別の路線の駅まで移動することになり、ホームから駅の外へ逆もどり。しかし、タクシー乗り場はすでに長蛇の列。しかもタクシーの数０台。連休中だからなのか朝6時台だからなのか理由は分からないですが、いないのですから仕方がありません。待っていたらいつになるか分からないので大通りまで出て、タクシーを捕まえようと歩き始めました。すると、僕と同じことを思っているのか、何人かの人が僕の後ろから付いてきます。「これは、タクシー争奪戦になる」平和な休日の朝が一変、サバイバルに突入です。僕は前方から来る車と、後方から来る人の両方に注意を払いながら、タクシーを待ちました。5分くらい待ったのですが、一台も通りません。焦って携帯でタクシー会社に電話すると「車が近くにいないので向かえません」そんなやりとりをしていると、一台のタクシーが！良かった、これでなんとかなると手をあげると、いつのまに近づいていたのか、一人の女性が走って僕の前に出たかと思うと、手をあげて止まったタクシーに乗り込みました。「やられた…」でも諦めるわけにはいきません。僕は電話で現場スタッフに事情を説明しつつ、大通りを走る車に注意を払いつつ、徒歩で目的の駅に向かったのです。そして歩くこと数10分。結局タクシーは一台も通らないまま。つくづくさっきの一台が悔やまれます。すると、スタッフさんから電話が。「今、どちらにいらっしゃいますか？車を出してそちらに向かっています」自分の位置を告げると「分かりました。ではそこに行きます」到着した車に乗り込み、僕はなんとか現場に向かうことができたのでした。ホッとしつつ、撮影前に、もう一本別のドラマを演じたような、そんな気分で流れる景色を見つめていました。出演情報↓テレビ東京ドラマ24「ここが噂のエル・パラシオ」2011年10月7日 0:12　放送開始　6話以降に登場予定黒田聡史役http://www.tv-tokyo.co.jp/elpalacio/index.htmlNHK Eテレ「シャキーン！」コーナー「妖怪刑事」に出演（11月放送予定　午前 7:00～7:15）先輩刑事役http://www.nhk.or.jp/kids/program/shakiin.html
24Sep
- 宇宙の果て
  NASAの人工衛星が地球に落下してきたり、相対性理論をひっくり返す光よりも速いニュートリノという素粒子のニュースが流れてきたり、仮面ライダーが「宇宙キターーー！！」と叫んだりしていますが、そういう壮大な宇宙の話題とは裏腹に、僕は相変わらず日々の生活に追われ、人間関係に悩み、地べたを這いずり回りながら生きております。宇宙から見れば、僕の存在なんてちっぽけなものですから、悩んでようが喜んでようがどうでもいいように映るんでしょうが、こちら側からしてみれば、自分の抱えている問題はもう一大事だったりするわけで、逆に宇宙なんて行けるかどうかも分からないところのことまで考えていられないよって話なんです。大体、宇宙には果てがないっていうことが、僕にはうまく認識できないし。…なんで宇宙に喧嘩売ってんだって話ですけど。僕が何かで悪戦苦闘していたとしても、それは他の人間も同じこと。で、この「宇宙の視点」で考えると、僕はなんだか生きる力が出なくなります。何か静かな、達観するような気持ちになってしまうからなんですね。どうでもよくなってくるというか。で、「自分の視点」に切り替えて行動するわけですが、そうすると生きてる実感はあるものの、他人との競争は避けられないし、それが時には諍いになったりするわけです。そしてかなり極端な話になっちゃいますけど、こういうことの延長線上には国や民族の対立があったりするんだろうと…それでまた「宇宙の視点」に戻ってくるわけです。これってアクセルとブレーキみたいなもんでしょうかね？もし「宇宙の視点」がブレーキの役割を果たすなら、民間人が宇宙に行ける時代が来た時に、できるだけたくさんの人に宇宙に行ってもらいたいです。そして宇宙から地球を眺めて、なにか行き過ぎた場合には「地球的にムリ」って思って欲しいです。
28Aug
- 地下鉄とクリームソーダ
  先日、仕事で名古屋に行ってきたのですが、仕事の話は書けないので帰る間際、名古屋駅周辺をウロウロ歩いていた時に感じたことを少し書こうと思います。新幹線の発車時刻までしばらく時間があったのですが、何をしていいか分からず、エスカという地下街を目的もなく、ただブラブラ歩き廻りました。僕は名古屋で生まれたのですが、育ったのは豊田市というところなので名古屋について、実はあまり知らなかったりします。地下街も実家に帰る時に通り過ぎるくらいで、ゆっくり見て廻ることも今までなかったと思います。ある喫茶店の前を通りかかった時、ガラスケースの中の商品見本に目が止まりました。一番上の左端に、クリームソーダの見本がありました。なんの変哲もない緑色のソーダで、その上にはアイスクリームが乗っています。別に珍しくもないのですが、どうしてだかその場を立ち去る気持ちになれません。それどころか、僕はなぜか無性にそのクリームソーダが飲みたくなり、吸い込まれるように店内に入ってしまったのです。店内は昔ながらの喫茶店といった感じで、地味ながら、ある種の居心地の良さがありました。店員さんが注文を聞きにきたのですが、急に恥ずかしくなって、アイスコーヒーを頼んでしまいました。そのあと、運ばれてきたアイスコーヒーをストローでかき混ぜながら、なんでクリームソーダに惹かれたのかを考えていました。結局結論が出ないまま店を出ると、さっきのガラスケースを見ている親子がいました。母親が子供に「なに食べたい？」と聞いています。僕はその時、急に子供の頃の記憶を思い出しました。それは、母親と一緒に名古屋で地下鉄に乗った時の記憶です。幼稚園に入る前くらいでしょうか？混雑した車内で、身体の大きな大人に囲まれて怯えていたことを覚えています。僕はたぶんその時、初めて地下鉄に乗ったんだと思います。そのあと、僕は母親に連れられて地下街の喫茶店に入りました。人酔いした僕の目の前に運ばれてきたのは、あの鮮やかな緑色のクリームソーダでした。出演情報↓NHK ドラマ10「ラストマネー　－愛の値段-」第1話　2011年9月13日(火) 22:00～戸田浩介役http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/22000/90392.html商品動画「タカラトミー　まねっこピーちゃん」お父さん役http://www.takaratomy.co.jp/products/p-chan/
10Aug
- いい顔の男
  宅配便がウォーターサーバーを運んで来てくれたのですが、これが水だけになかなか重かったらしく、運んできたお兄さんの息があがっています。しかし、その身体の疲れとは反比例して、表情はなんとも誇らしい、とても良い表情をしているのです。本来重たい荷物を運ぶというのは、仕事とはいえ辛い作業だと思います。軽いものを運んだ方が当然楽だし、同じお金をもらうならそっちの方が得ですよね。なのに、なんでこんないい顔をするんでしょうか？そういえば、以前引っ越しをした時にも似たようなことを思ったことがあります。その時も、重たいモノを運ぶ時の方が業者の人の表情が活き活きしていたことを覚えています。男は重たいモノを運ぶ時に原始的な喜びを感じている。腕相撲とかの力くらべなんかも燃える人いますよね。そういえば学生時代に腕相撲をやろうということになり勝ち抜き戦をやったのですが、僕が対戦相手の腕を折ってしまってそれまで盛り上がっていた場が静まり返ったことがあります。骨折した相手は腕相撲をしていた態勢のまま添え木を当てられ担架で運び出されて行きました。負けた瞬間のまま固められてしまったわけで、さぞかし悔しかっただろうと思います。原始的な喜びも度を超すとバイオレンスになります。
05Jul
- お揃い
  ライブ双六『録』の全公演が無事終了しました。公演に足を運んでくださった皆様、並びに応援して頂いた方々に深くお礼を申し上げます。さて、公演直前のバタバタ感というのは毎度のことなんですがあとから思い出してみると結構面白いエピソードがあったりします。舞台衣装を買いに共演の安田ユーシと2人で渋谷に出た僕たちは、まず『H＆M』に入店しました。基本衣装のシャツとパンツを探し回り、安田ユーシの主張する白いシャツと黒のパンツを見つけたのですが、念のために『ユニクロ』もチェックしてみようということになり、僕らは一旦店を出ました。『ユニクロ』で同様のシャツとパンツを見てみたのですが、価格面などから考え、やはり『H＆M』なのでは？となり、再び元の店に移動。すると目に入った紺色のシャツがなにやらとても魅力的に思えてきてそれに合う色のパンツを何色か選び出し、2人で揃って試着室へ。お揃いのシャツとパンツを着ながら、ああでもない、こうでもないと議論している2人に試着室のお姉さんも当惑気味です。しかも僕たちは連日の稽古で髭も伸び放題、客観的に見て完全に怪しい2人組なのです。ようやく組み合わせが決まり、お姉さんに裾上げをお願いしにいくと『H＆M』では裾上げはできないとのこと。それならば、同じような色のシャツとパンツを『ユニクロ』で買いましょうということになり僕たちは再び『ユニクロ』へ。しかし、『ユニクロ』には同じような商品はなく、顔面蒼白ヘトヘトになりながら三度『H＆M』へ。「この人たち一体何なのかしら？」と顔に書いてある試着室のお姉さんからさっきの商品を裾上げしてくれる店を聞き出し、渋谷のきつい坂道を汗を掻きながら登り切り、『PARCO』の6階に辿り着き「裾上げをお願いします」と申し出て2人で試着室に入って、全く同じシャツとパンツに着替えているとそこの担当のお姉さんが、さっきの『H＆M』のお姉さんと同じ顔で僕たちを見つめているのでした。出演情報↓TVCM「バルサン　これ一本スプレー」夫役2011年4月28日～2クールOAhttp://www.lion.co.jp/ja/seihin/tvcm/sumai/index.htm 商品動画「タカラトミー　まねっこピーちゃん」お父さん役http://www.takaratomy.co.jp/products/p-chan/ WOWOW「CO 移植コーディネーター」中道役2011年7月18日 AM8:00～　全5話一挙再放送http://www.wowow.co.jp/dramaw/co/
17May
- LIVE双六『録』
  LIVE双六『録』【日時開演時間】7月1日(金) 19時30分7月2日(土) 14時/19時7月3日(日) 14時※開場は開演の30分前【場所】ザムザ阿佐ヶ谷http://www.laputa-jp.com/mapaccess.html 【出演】安田ユーシ犬飼若博【作演出】小林賢太郎奥原アイザック福原充則(ピチチ5)【料金】前売り 3000円当日　　3500円学割 2500円(当日学生証提示)【チケット取扱】各プレイガイド発売日6月1日(水)10時～ぴあ・Pコード：412-983----------------ローソンチケット・Lコード：39664----------------イープラスhttp://eplus.jp/ ----------------【お問い合わせ】ＴＢＳラジオイベントダイヤル：03-5570-5151
14May
- 喫茶店合唱団
  先日マネージャーと打ち合わせする為に駅で待ち合わせをして喫茶店に入った時のことです。店内に入ると女性8名くらいの団体客がいました。おばさまたちの集団で、けっこうおしゃべりに花が咲いていたのとこちらは打ち合わせ目的なので、僕らは少し離れた席に座りました。それでもおばさまたちの音量はかなりのものでそれが迷惑というよりも、そういう人たちを観察するのが好きな僕は打ち合わせ半分、おばさまたち半分くらいの割合で耳を傾けておりました。しばらくするとおばさまたちの会話が一瞬途切れたのでそろそろお帰りになるのかな？と思ったらなんと次の瞬間、8名のおばさまたちの発声練習が始まったのです。「アエイウエオアオアイウエオ」この発声は僕も演劇やってますからよく知ってます。中には単独で「アアアアー」と音階の練習をする人までいます。どうやら合唱をやっている人たちの集まりのようです。それからはもう打ち合わせなんてそっちのけで僕もマネージャーもおばさまたちに釘付けです。「歌え、歌い始めてくれ」そう願ったのは言うまでもありません。でも結局、発声練習のみで合唱が始まることはありませんでした。あれから喫茶店に入るたびに喫茶店合唱団を探してしまいます。出演情報↓TVCM「日清　スパ王」シェフ役2011年3月25日～2クールOATVCM「バルサン　これ一本スプレー」夫役2011年4月28日～2クールOAhttp://www.lion.co.jp/ja/seihin/tvcm/sumai/index.htm 商品動画「タカラトミー　まねっこピーちゃん」お父さん役http://www.takaratomy.co.jp/products/p-chan/
05May
- 臨機応変
  先日友人と居酒屋に行った時です。お店に入った途端、若い店員さんたちが一斉に大声で「いらっしゃいませー」って出迎えてくれメニューを頼むと「はい！3番テーブルさんかんぱち頂きましたあ！」乾杯しようとすると店員さん全員で「今日も一日お疲れ様でしたー！」とても元気が良いです。こうするとお店も活気が出ますし、お客さんもお酒のペースが早くなるのでしょう。あと返事も統一されていて「2名様ご来店です！」「YES！」「クリームコロッケ入りました！」「YES！」と全部返事がYESになっているのでした。そういうマニュアルがあるのでしょうが、居酒屋で英語を使っているのは何故なんでしょう？洋食を扱っているなら分かるのですが、お店は純日本風です。別に悪くはないのですがなんとなく違和感を感じました。マクドナルドの定員さんが定員同志で「ビッグマックプリーズ！」「サンキュー！」とやっているのは元のマニュアルがアメリカで作られたからだろうなと想像できます。それをそのまま取り入れているからこういう風になるのかなあ？などと思いを巡らせていると僕らのテーブルを担当している若い男の子がやってきて、運んできた料理の説明を始めました。まだ入りたてなのか、笑顔は爽やかなのですが、どことなく説明が危なっかしいです。心の中で「ガンバレ」と応援したくなるような説明がやっと終わると、男の子はホッとしたような笑顔になりました。僕たちは彼に追加ドリンクの注文をし、彼が厨房にオーダーを通すと、例の「YES！」の声が聞こえてきました。それから僕たちがしばらく談笑しているとドリンクが運ばれてきました。彼が笑顔で「お待たせしました、生ビールでございます」と言ったので「生じゃなくてハイボール頼んだんですけど」と言うと彼は苦悶の表情でこう言ったのです。「YES…」出演情報↓TVCM「日清　スパ王」シェフ役2011年3月25日～2クールOATVCM「バルサン　これ一本スプレー」夫役2011年4月28日～2クールOAhttp://www.lion.co.jp/ja/seihin/tvcm/sumai/index.htm 商品動画「タカラトミー　まねっこピーちゃん」お父さん役http://www.takaratomy.co.jp/products/p-chan/
07Apr
- 地デジカはアナログの夢を見るか
  今日久しぶりにバラエティ番組を観ました。そしたら頭と身体が少し軽くなったので驚きました。もしかすると今までずっと緊張状態だったのかもしれません。自分では普通だと思っていたのですが、ニュース番組ばかり観ていたのが原因なんでしょうね、きっと。「笑う」という行為がいかに大事なことなのか再認識させられました。それと同時に肩の力が抜けて、今までやってきたことは間違いじゃないと思えました。別にたいそうなことを考えていたわけではないんですよ。でも、3月11日を境にして確実に何か意識が変わったという気がしていて、それが何かずっと考えていたんです。上手くは言えないんですけど、「何のためにやっているのか？」という問いに対する答えが見つからなかったんです。でもなんだか今はスッキリしていて、「今までどおりでいい」って思ってます。今までは無意識だった部分が意識的になったというか、柔らかかったモノが固められてギュッとなった感じ。それだけでも随分救われた気がします。なんだか真面目に書いてますけど、結局は「くだらないこと」をこれからもずっとやっていくってことです。ですから「くだらないな～」と言って笑いながら観てくれると嬉しいです。全然関係ないですけど、最近ウチのTVとHD録画装置がおかしいです。TV音声が一瞬聞こえづらくなったり、デッキに番組表が取り込めなくなってます。地デジ化してないことと何か関係あるのでしょうか？そんな古い機器じゃないんですけどね。ギリギリまで粘ってたらもっといろんな面白い現象が起きるんじゃないかと思って少し期待しているのですが。例えば画面の黒い縁取り部分がどんどん増えて映ってる面積がどんどん減っていくとか。地デジカがムスッとした顔で出てくるとか。まあ、きっとただの思い過ごしです。出演情報↓タカラトミー「まねっこピーちゃん」商品動画お父さん役で出演http://www.takaratomy.co.jp/products/p-chan/TVCM　BeeTV「駅篇」"ピザ・田中・棒棒鶏"の田中役にて出演中2011年2月28日～1クールhttp://pre.beetv.jp/WOWOW連続ドラマW「CO移植コーディネーター」レギュラー出演3月20日～毎週日曜22:00放送　全5話http://www.wowow.co.jp/dramaw/co/TVCM「日清スパ王」シェフ役2011年3月25日～2クールOA
24Mar
- 東京周辺
  まずは、今回の震災で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。もう少し早くブログを更新するつもりだったのですがこの状況でいったい何を書くことができるのだろう？といろいろ考えてしまいました。しかし、この状況下だからこそ自分ができることを精一杯やるしかないと考えひとつずつ行動に移しているところです。僕は今東京で暮らしていますので朝は余震で目覚め、昼から夜にかけては原稿を書いたりＣＭのオーディションに出かけたりしています。夜、カーテンを開けると周りは暗く、節電に積極的に協力している人たちを知ることができコンビニやスーパーに行くと、カップラーメンや水などの一部の商品が陳列棚から姿を消していて今が平時ではないことを知らされます。知り合いや親族は普通に仕事に出かけて行き、普段と同様の暮らしをしています。ネットの世界では情報が錯綜していて、何が正しくて何が間違っているのかという取捨選択が非常に難しくともすると心がザワザワ音を立て始めるのですが、できるだけ冷静に、今何が起きていてどうすればいいのかを見極めながら生活を続けていきたいと思っています。あと、僕は元気です。