SoloSolo3』公演概要

 

タイトル:Solo×Solo3(大人、あるいは大人になりきれない人のためのコント)

出演:犬飼若博/山地まり

演出:川尻恵太/犬飼若博

脚本:インコさん(実弾生活)/筧昌也/川尻恵太/橋本博行/吉田恵里香

照明:ギン(チームエヌズ)

音響:島津まりゐ

作曲:あらいふとし

振付:竹森徳芳

宣伝美術:金子ゆり(メロトゲニ)

チラシイラスト:故林広志

制作:佐々木くるみ/大山心

●会場:ステージカフェ下北沢亭

155-0032東京都世田谷区5-29-9 2F

●下北沢亭までのアクセス方法

小田急線、京王井の頭線 下北沢駅「南西口」を出る。左手に向かい、ミスドの前を右に曲がりしばらく歩くと「餃子の王将」があり、その先の花屋「ユーカ園」手前を右に曲がって直ぐ(4)

●公演期間:2019614()617()

14()1900

15()14001900

16()14001800

17()1900 ※アフターイベントのみ(演者2人による撮って出し生コメンタリー+お客さんと考えるこれからのSoloxSolo)

※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。

※上演時間は90分程度。イベントは120分程度を予定しています。

《アフターイベントについて》

6月17日(月)19:00より、アフターイベントを開催します。

撮りたてほやほやの公演映像をスクリーンに上映しながら出演者2(お客さんも交えて)のトークをお送りします。ゲスト未定。

公演チケットと同じ方法でご予約いただけます。

●チケット:全席自由・税込・整理番号付き

販売開始 2019.5.1()AM1000

公演 前売3000円 当日3300

イベント 前売1500円 当日1800

※公演、イベントともに1ドリンク制500円別

●チケット取扱い

演劇パス(事前決済・クレジットカードのみ)★特典ステッカー付き

https://engeki.jp/pass/redirects/link/566

カルテットオンライン(当日清算のみ)

https://www.quartet-online.net/ticket/soloxsolo3

※演劇パス、カルテットオンラインともにお申込み順に整理番号が付き、開場時間までにお越しの方は①演劇パスの整理番号順②カルテットオンラインの整理番号順にご入場いただきます。

※演劇パスでお申し込みされた方の特典ステッカーは、公演ご来場時に受付にてお渡しいたします。

●協力:ホリプロ

●主催・企画制作:team SoloxSolo

●問い合わせ先:soloxsolo2017gmail.com

●公演公式bloghttps://teamsoloxsolo.tumblr.com/

 

 

 

 

 

 

メロトゲニPage.3 苦いアーモンドのかじり方。

作・演出 村田こけし
 

▼INTRODUCTION▼
「こんなことになるんなら、ってみんなはよく言うけれど、
それなら先にどっかに逃げようか。」

ガリリッと囓る、その仕草。傍らしばし、見つめていた。
あの日の手紙を出すには、あまりに時間が経ちすぎた。
こんなことになるんなら、ってみんなはよく言うけれど、
それなら先にどっかに逃げようか。

ポッケん中には形いびつなアーモンド。
嫌なはずなのに、奥歯に挟まるあの感覚が、どうにも忘れらんないや。

Page.3「苦いアーモンドのかじり方。」は、メロトゲニが連れて行く、逃避行物語。“ガリリッ”とした淡い響きが、優しく苦く、物語を展開する。


▼CAST▼
原彩弓(メロトゲニ)
相澤隆史
石座アヤナ
内田めぐみ(ソラカメ)
片山英紀(劇団ビーチロック)
白鳥雄介
田中勇輝
十河大地(宝映テレビプロダクション)
長尾真奈美 ※ダブルキャスト
前田幸
まちだまちこ
めんたいこ
山田桃子(ブルドッキングヘッドロック)
山口鯨(劇団・木製ボイジャー14号)※ダブルキャスト
山谷ノ用心

犬飼若博

 

 

▼会場▼
Geki地下Liberty
小田急線・井の頭線下北沢駅徒歩5分
東京都世田谷区北沢2-11-3
イサミヤビルB1F
TEL:03-3413-8420


▼TICKET▼

[全席自由席]

前売券 3,500円
当日券 4,000円

—購入・予約方法—

[チケットぴあ]
Pコード:487603(2018.08.06発売)
[カルテット・オンライン]
URL:https://www.quartet-online.net/ticket/mello4

[ 販 売 開 始 ] 2018年8月6日(月)



▼STAFF▼
作演出:村田こけし
テクニカルマネージャー:岩淵吉能(株式会社ステージワークURAK) 
舞台監督:上田知
照明:樋口優里
音響:島村幸宏
舞台美術・宣伝美術:金子ゆり(メロトゲニ)
音楽:金子ゆり(メロトゲニ)
テーマソング:本棚のモヨコ
振付:めんたいこ(チーム上半身)
映像:22エモン(トウキョウトガリネズミ)
制作:白鳥雄介 /  佐々木くるみ
企画・製作:メロトゲニ

Solo x Solo2』公演概要

Solo x Solo2公演概要

 

タイトル:Solo x Solo 2(大人、あるいは大人になりきれない人のためのコント)

脚本:川尻恵太/故林広志/橋本博行/吉田恵里香/リタ・ジェイ

演出:川尻恵太/犬飼若博

出演:犬飼若博/沢井美優

 

●公演期間:2018年9月21日(金)~24日(月)

21日(金)19:00

22日(土)14:00/19:00

23日(日)14:00/18:00

24日(月)14:00《アフターイベントのみ》

受付開始・開場は開演の30分前/上演時間は90分程度(イベントは120分程度)

 

《アフターイベント:演者2人による撮って出し生コメンタリー+お客さんと考えるこれからのSolo×Solo》

9月24日(月)14:00より、アフターイベントを開催します。

撮りたてほやほやの公演映像をスクリーンに上映しながら出演者2人(お客さんも交えて?)のトークをお送りします。

※イベント入場料 1,500円(税込・自由席・整理番号付き・1ドリンク500円別)

※公演チケットと同じ方法でご予約いただけます。

 

●会場:ステージカフェ下北沢亭

〒155-0032 東京都世田谷区代沢5−29−9 2F

03-6356-0818(公演期間中のみ)

小田急線・京王井の頭線 下北沢駅「南西口」を出る。左手に向かい、ミスドの角を右に曲がりしばらく歩くと「餃子の王将」があり、その先の花屋(ユーカ園)手前を右に曲がって直ぐ(4分)。

 

●チケット:全席自由・税込・整理番号付き 8月1日(水)10:00発売開始

前売 3,000円/当日 3,300円

※1ドリンク500円別

 

ご予約順に入場整理番号を発行いたします。

開場時間までにご来場いただいた方の中で、演劇パスで購入された方→カルテットオンラインでご予約された方の順に場内へご案内いたします。

 

●チケット取扱い

演劇パス(事前決済・カードのみ・優先入場) ★事前決済特典付き http://engeki.jp/pass/events/detail/430

カルテットオンライン(当日精算のみ) https://www.quartet-online.net/ticket/solosolo2

 

演劇パスからご予約くださったかたには、公演オリジナルステッカーをプレゼントします(お渡しはご来場時)。


●スタッフ
照明:川島唯/音響:嶋津まりゐ/作曲:あらいふとし/宣伝美術:金子ゆり(メロトゲニ)/制作協力:大森晴香・近藤侑里子/主催・企画製作:team SoloxSolo

 

協力:ボックスコーポレーション・ホリプロ・十色庵

 

公演公式blog

teamsoloxsolo.tumblr.com

 

●お問合せ

MAIL:soloxsolo2017@gmail.com

 

 

Solo x Solo公演概要

 

タイトル:Solo x Solo(大人、あるいは大人になりきれない人のためのコント)

脚本:筧昌也・川尻恵太・橋本博行・吉田恵里香

演出:川尻恵太

出演:犬飼若博・平田裕香

 

公演期間:201799日(土)~11日(月) 全5ステージ

9日(土)19:00

10日(日)14:0019:00

11日(月)14:0018:00

受付開始・開場は開演の30分前/上演時間は70分程度(予定)

 

会場:ステージカフェ下北沢亭

155-0032 東京都世田谷区代沢5−29−9 2F

03-6356-0818(公演期間中のみ)

小田急線・京王井の頭線 下北沢駅南口より徒歩5

 

チケット:全席自由・税込 81日(火)10:00発売開始

前売 3,000円/当日 3,300

※1ドリンク500円別

 

チケット取扱い

演劇パス(事前決済・カードのみ) 事前決済特典ステッカー付き http://engeki.jp/pass/events/detail/277

カルテットオンライン(当日精算のみ) https://www.quartet-online.net/ticket/solosolo1

 

★…演劇パスからご予約くださったかたには、公演オリジナルステッカーをプレゼントします。

(お渡しは公演ご来場時です)


スタッフ
照明:川島唯

音響:嶋津まりゐ

作曲:あらいふとし

宣伝美術:橋本博行

チラシデザイン:故林広志

 

制作協力:大森晴香・近藤侑里子

主催・企画製作:team SoloxSolo

 

公演公式blog

https://teamsoloxsolo.tumblr.com

 

お問合せ

soloxsolo2017@gmail.com

 

TK Project vol.1 「SOLLADO」

TK Project vol.1
「SOLLADO」
脚本・演出 保木本真也

2015年12月23日(水)~27日(日)
笹塚ファクトリー

『霊が見える』陽気な男
『迷惑行為対策を専門に扱う』とぼけた男
『激安賃貸物件に住んでいる』真面目な男
そして、そこにいる1人の白い女

真面目な男の為に、迷惑対策を専門に扱う1人の男を呼び出した。
真面目な男がストーカー行為に悩んでいたからだ。
が、とぼけた男はまったく役にたたない。
しかし、真面目な男の話を聞いていくうち、それはストーカー行為ではなく……。

これは、マンションの一室で巻き起こるトラジコメディ-悲喜劇-


【CAST】
鎌苅健太
小笠原健
林明寛
秋元龍太朗

岡田地平
斉藤コータ
清水宗史
秋葉友佑

加藤理恵
犬飼若博


【タイムスケジュール】
2015年12月
23日(水)19:00
24日(木)14:00/19:00
25日(金)14:00/19:00
26日(土)13:00/18:00
27日(日)12:00/17:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前。
※未就学のお子様はご入場できません。

【チケット料金(全席指定・税込)】 
プレミアチケット(前方3列確定・特典付) 6,500円
前売 5,000円
当日 5,300円

<プレミアチケット特典>
・出演者全員のコメント入りカード
・お好きなキャストの缶バッチ
※特典は、ご観劇回ごとに会場にてお渡しいたします。チケットをご提示ください。

【チケット取扱い】
amipro/CNプレイガイド
URL http://www.cnplayguide.com/amitike/
TEL 0570-08-9999(10:00~18:00)
<2015年10月31日(土)10:00一斉発売!>

★複数観劇のお客様に感謝をこめて★
リピーター特典
【5回特典】
お好きなキャストの未販売ブロマイドA(ポストカードサイズ)
【9回特典】
お好きなキャストの未販売ブロマイドB(ポストカードサイズ)
+お好きなキャストから年賀状が届きます!

※特典をご利用のお客様には、初回ご観劇時にスタンプカードを発行いたします。
※スタンプは必ず、半券記載の観劇回ごとに押してください。
チケット1枚につきお一人様1公演1スタンプとなります。複数の捺印などはできません。
半券の不正利用を防ぐため、その後の公演に半券をお持ちいただきましても、押印できません。あらかじめ御了承ください。
※スタンプカードは再発行できません。紛失されないようご注意ください。


【お問い合わせ】
シーフォー t_masui@c4casting.jp

※久しぶりに舞台をやります。
年末の忙しい時期とは思いますが、どうぞよろしくお願いします。

愛。ちょい プロデュース公演

『ゴールデンテンプル』

作/演出 犬飼若博

 

☆日程☆

2014年10月22日(水)~26日(日)

 

☆劇場☆

池袋シアターKASSAI

  

 

☆開演☆

22日(水)19:00

23日(木)14:00・19:00

24日(金)14:00・19:00

25日(土)13:00・18:00

26日(日)12:00・17:00

※全9公演

※開場は開演の30分前

 

☆チケット☆

前売S席 ¥5,000 A席4,000

当日S席 ¥5,500 A席4,500

※A席は自由席です
チケットご購入はこちらから↓
携帯用URL
http://ticket.corich.jp/apply/59588/201
PC
URL
https://ticket.corich.jp/apply/59588/201



☆出演☆

江里奈

落丸沙矢

加藤夏子

白井美帆

鈴木彩乃

高橋すみれ

高橋里菜

田口夏帆

長野由依

日向みお

安達優菜

蒼井さとみ

鶴田葵

中島真央

なつこ



プロデューサー 愛原慎一
舞台監督・美術 はじり孝奈(obbrigato)
照明        榊原大輔
音響プラン    星知輝
音響オペ     西永恵子
ヘアメイク     青山亜耶
主題歌       杉本哲也・鶴島拓
ムービー     後藤弘幸(マウンテンウォーカー)
制作協力     杉山ひろこ(GAIAcrew)
企画・制作    LOVE&FATFACTORY

PANDA JOCKEY produce st

「月の番犬」
<脚本・演出>
奥原アイザック
<キャスト>
中川晴樹(ヨーロッパ企画)
佐藤貴史(サモ・アリナンズ)
加藤啓(拙者ムニエル)
伊藤修子(拙者ムニエル)
田中のり子

ゲスト出演者

2(水)19:30 小林健一(動物電気) 

3(木)19:30 犬飼若博

4(金)15:00 土佐和成(ヨーロッパ企画)/黒木正浩(黒木組)

4(金)19:30 森下亮(クロムモリブデン)
5
(土)15:00 有川マコト

5(土)19:30 中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)

6(日)13:00 尾関高文(THE GEESE

6(日)17:00 小林顕作(宇宙レコード/コンドルズ)

<劇場>
下北沢 シアター711(小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅南口徒歩7分)
<日時>201442日(水)~6日(日)
2
(水)19:30
3
(木)19:30
4
(金)15:0019:30
5
(土)15:0019:30
6
(日)13:0017:00
開場は開演の30分前、受付開始は開演の1時間前

<チケット>(日時指定・全席自由)未就学児童のご入場はご遠慮ください。
前売・予約 3,200円 / 当日 3,500

この公演にゲスト出演します。
出演日は4月3日(木)の回になります。
お時間ある方、どうぞよろしくお願いします。

※エイプリルフールですが、嘘情報ではございません。

「嘘つきはどろぼうの始まり」と言いますが、片方では「嘘も方便」という言葉もあります。
「真実」はひとつしかありませんが、「嘘」にはいろんな種類があります。嘘をつくのは良くないと教えられますが、嘘をついたことがない人はほとんどいないはずです。「嘘」はなんだかとても人間臭い感じがするのです。そして、うちの嫁さんの場合は「ここぞというところで嘘をつけない」というジレンマを抱えているようです。

               犬嫁日記#47:『憧れの嘘つき』の巻

その日、遅く帰ってきた嫁さんが開口一番こんなことを言いました。

嫁:「ねえ、他人に嘘ついたことある?」
僕:「いきなりなんだよ。そりゃあるけど…」
嫁:「そっかー。いいなあ…」

そう言いつつ、嫁さんはなんだか遠い目をしています。めんどくさいことになりそうなので理由は聞かないことにしました。

僕:「……」
嫁:「……」
僕:「……」
嫁:「……」
僕:「……」
嫁:「なんで理由を聞かないの?」

やっぱり聞かないとダメなようです。

僕:「なんでそんなことを聞くわけ?」
嫁:「私はね、今までこれといった嘘をついたことがないわけ。そりゃ小さい嘘はあるよ。だけど、自分の主義主張に関してはいっさいブレたことはないと思う。そうだよね?」
僕:「まあ、知ってる限りではそうかな、うん」
嫁:「私は自分を偽って生きるのは嫌だし、そうすることが正しいってずっと思ってきたわけよ。だけど…だけどほかの人はどうやらそうじゃないらしいということが分かったの」

嫁さんはなにか大発見をしたようです。その証拠に顔に大発見という文字が浮かび上がっています。

僕:「というと?」
嫁:「みんな本音とたてまえを使い分けてるらしいってことが分かったの
僕:「……」
嫁:「……」
僕:「今ごろ?」
嫁:「え?」
僕:「今ごろ分かったの?」
嫁:「え?分かってたの?」

嫁さんは本日二度目の衝撃を受けたようです。

嫁:「いつから分かってたの?」
僕:「いつからって…10代にはもう…気づいてなかったの?」
嫁:「私は今日気づいた…」
僕:「…あ、そうですか」
嫁:「うん」
僕:「……」
嫁:「眠くなってきた」
僕:「なんでだよ!」

嫁さんは二度の衝撃を受けて思考停止になりかかっているようです。

嫁:「まあとにかくそういうわけで…」
僕:「どういうわけだよ」
嫁:「今日からは私も本音とたてまえを使い分けて生きようと思っています」
僕:「いまさらムリだろ!」
嫁:「だって、私だけほんとのこと言っても仕方ないし…打ちのめされるし」

本音を言えば、摩擦がおきたり他人を傷つけてしまうこともあるでしょう。しかし、はっきり言わなければいけないことだってあるはずです。

僕:「そういうキャラで今まで来たんだから、それを貫くしかないよ」
嫁:「だけどこれ以上自分が擦り減るのは嫌だし、他人に不快な思いをさせるのもイヤなんよ!」
僕:「じゃあ器用に立ちまわれるっていうのかよ?」
嫁:「それはムリ」
僕:「だったら正直に生きるしかないでしょうが」

嫁さんは黙って考えています。僕はちょっと気の毒になってこう言いました。

僕:「本音で生きてる人は基本的に嫌われないから大丈夫だよ」

それを聞いた嫁さんは、なにかを決心したような顔つきで僕に言いました。

嫁:「明日は燃えないゴミの日だから朝忘れずに出してね、なぜなら外は寒いから。そして猫にごはんをあげるのを忘れないで、なぜなら私は眠いから」
僕:「そこは正直にならなくていい!」

犬嫁日記―それでも君を愛してる (リンダブックス)/犬飼 若博
¥1,050
Amazon.co.jp

「十把一絡げ」という言葉がありますが、なんでもかんでもひとくくりにして考えればいいというものではありません。先日嫁さんと定食屋に入ったら、年配の男性客がこんなことを話しているのが耳に入ってきました。「マスター、新しい店員さんいるじゃない。でもいまどきの子は叱るとすぐ辞めちゃうから大変だね!」僕はなんとなくその新人さんをかばいたくなって「叱られたらすぐ辞めるかどうかは人によるよなあ」と小声で嫁さんに言うと、「え、なんで?私ならその場で辞めるけど。人から指図されるの大嫌いだし」…常識をこの人に聞くこと自体が間違ってました。

               犬嫁日記#46:『世界の半分を敵にまわす』の巻

その日、自宅の二階からリビングへ降りて行くと、嫁さんが本を読みながら大きなため息をついていました。その背中ごしにただならぬ気配を感じた僕が、そのまま二階に引き返そうとすると…

嫁:「ねえ、ちょっと」
僕:「なに?」
嫁:「悪いんだけどさ、もう一緒に暮らすのはやめにしない?」

悪い予感的中です。あと数秒気がつくのが早ければ良かったのですが、ロックオンされたからには回避のしようがありません。

僕:「いきなりなにを言いだすわけ?」
嫁:「言葉どおりよ。明日から私はひとりで暮らしていきます」
僕:「俺がなにか悪いことでも?」
嫁:「そんなんじゃないねん」
僕:「だったらなんでよ?」
嫁:「私は男という生き物に絶望したの

見ると、嫁さんは分厚い本を手にしています。詳しくは分かりませんが、タイトルからすると世界の紛争地域のことが書かれている本のようです。

嫁:「いつの時代も戦争を起こすのは男でしょ。いったいぜんたい何やってんの?って感じだよね。もういいかげんにしてって言いたくなるわ」

どうやら嫁さんはその本からかなり影響を受けたようです。

僕:「だからって俺まで一緒くたにすることないだろ」
嫁:「なんでよ?あなたは男でしょ?」
僕:「そうだけど」
嫁:「男なんてしょせんみんな同じよ」
僕:「安いドラマのセリフみたいなこと言ってますけど、それってちょっと乱暴すぎないか?」
嫁:「いいえ、そんなことはありません。いつまでたっても進化しない乱暴な生物が男なんです」

個人的な欠点を責められるならまだしも、男というくくりでこられるとこちらもなかなか大変です。だって世界中の男性全員をしょって立たなければいけないのですから…

僕:「世界の半分は男なんだぞ。それを敵に回してどうしようっていうの?」
嫁:「それがどうしたっていうのよ。数なんか関係ないでしょ!」
僕:「男にだっていろんなやつがいるんだから、なんでも一緒にするんじゃないよ」
嫁:「じゃあ今すぐ進化して見せてよ」
僕:「はあ?」
嫁:「進化して平和な世界を作れる男になってよ」

世界中の男たちを今すぐ進化させることなど僕にできるはずがありません。

僕:「それはムリ」
嫁:「なんでよ?」
僕:「それには時間がかかる」
嫁:「そうやって理屈ばっかり言ってなんにも変わらないのが男なのよ」
僕:「それは違う!」
嫁:「とにかく!くだらない戦争を起こす男はいらないの!」

いらないと言われても、男がいなくなれば人類だってそのうちいなくなってしまいます。そう、これは人類滅亡の危機なのです。

僕:「まあそう言うなよ。大昔から比べたら人間はかなり進化してると思うよ」
嫁:「男を除いてね」
僕:「女だけがえらいみたいな言い方すんなよ!」
嫁:「女はつまらん争いはしないからね」
僕:「女同士でもめたりしてるじゃん」
嫁:「爆弾落としたりはしないでしょ」
僕:「ああ、もう勝手にしろ!つきあってられんわ」

二階へ戻る僕の後ろから、まだ怒り冷めやらぬ嫁さんの声が聞こえてきます。

嫁:「世界中の男を敵に回しても戦いつづけてやる」

…一般的にそれを戦争と呼びます。

                      苦難は次回に続きます。

あけましておめでとうございます。
本年も『犬嫁日記』をどうぞよろしくお願い致します。

犬嫁日記―それでも君を愛してる (リンダブックス)/犬飼 若博
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