インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ -53ページ目

第133回 「機会の窓が、開く!」

謹賀新年


昨年は、アメリカ発の金融危機により、世界の経済バランスが崩れ、世界的経済危機に直面し、日本の代表企業トヨタが1,500億の赤字予測を発表するなどを始め、経済界に、激震が起きた歴史に残る一年だった。


歴史は、繰り返すといわれる。


昨年の経済危機の回復は、長い年月がかかるとの見方が多い。


米国が力を失った後、空白が生まれ、カオスの状態に陥る。


いつの時代も、どんな世界でも、混乱から新たなリーダーが創生され、新時代の幕が開く。


財政は底が見え、債務を抱え、途上国の発展と円高により、資源の少ない我が国の輸出エンジンは弱まり、GDPは先進国で最下位の19位となり、国も企業も個人も新たなイノベーションが必要だ。


枠組みが変わる転換期の今、見方を変えるとこれまでにないビジネス機会の窓が大きく開き、起業家にとっては、事業創生のチャンスの時でもある。


現況から、国も地域も企業も、困難を克服してゆく新たな事業を発展に導く源は、本気で事業に取り組む志を持った起業家の輩出にある。


多くの方々が、もっと悪くなると予測しているが、私は、今年ほど希望を持てる年はないと思う。


希望という言葉は、厳しい状況から生まれる言葉だからだ。


朝の来ない夜は、ない。


厳しい声が蔓延している中で、事業を立ち上げる人が少ないことは、競争優位に立てる。


希望を持って、チャレンジしてゆきましょう。


                                                     2009 元旦





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起業家

昨日、ファーストリテイリングの柳井さんと久しぶりに、お会いした。
 未曾有の消費不況の中で、幾度もの経営失敗から創業来の6000億近い売り上げを創りあげた「変化して成長する」柳井さんの経営姿勢は、環境を受動的に受け入れ分析するのではなく、環境に対し能動的に自らの思いを仕掛け、イノベーションを起こす強烈なリーダーシップを会話の端々に感じた。
 メガヒットした「ヒートテックインナー」は、知識の創造を東レとのケミストリーによって、コトの本質を見出していくユニクロのブランドを創り上げた経営手法は、合議制から生まれたものでなく、強いオーナーリーダーシップから生まれたと思えた。
 コトを起こし、世界のNo.1のアパレル企業を目指す情熱と勇気と体を張った生粋の起業家の生き様を感じた。


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「くだらない」

「くだらない」という言葉の語源は、「京都から下った江戸で売れない物は、価値がないという意味だよ。」
と、以前ダイエーの創業者の(故)中内さんから、教えていただいたことがある。
 過日、出会ったイギリス人が、「何故日本のスーパーは、値引き合戦ばかりしているのですか?、夕方になると、商品が何故安くなるのですか? イギリスでは、その時間になると生ものの商品は、ほとんどなくなっています。」と、訊ねられて返答に窮し、中内さんから、教えていただいた「くだらない」の語源を、思い出した!


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第132回 「掛け算の時代」

日本の歴史が大きく変わった戦国時代や幕末に、歴史を動かしたパワーは、「人の能力が足し算でなく掛け算になったからだ!」と、司馬遼太郎さんが語った言葉がある。


ふつうの時代なら百の能力の人間と百の能力の人間が出会うと二百にしかならない。


戦国や幕末の時代には、人間の能力が掛け算になり一万になったということだ。


今の時代の経済環境は、世界規模の百年に一度の転換期にあるといわれている。


人と企業、企業と企業の能力が重なりあうことによって、突出した変貌をとげることがある。


出遅れた日本でのインターネット業界が急速に発展したのは、志と展望を持ったソフトバンクの孫さんと、ヤフーの井上さんや、(現SBIホールディングス社長)北尾さんを始め、インターネットの未来を信じたリーダー達の出逢いがあったからである。


この出逢いが業界にインパクトを与え、進化のスピードが速まり劇的にインターネットが日本に拡がった。


志と能力を持った人と人とが出会い、そして、重なり合った時、掛け算パワーが創造され、業界の歴史を変えてしまうことがある。


世界的なイノベーションが求められている今、ますます、人間相乗効果を起こす時代へのスピードが速まってきている。


この爆発エネルギーを加速させ増幅させるのは、きっと、これからの時代に生きる「限りない上昇志向と志を持った人々」の掛け算にある。





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日展

週末の土曜、新国立美術館で行われている日展に出かけた。今年は第40回の節目の年になる。
 例年になく、時代の息吹感と個性豊かな自己表現に満ちた素晴らしい作品が揃い、見応えがあった。
 一人の作者が永年同じテーマを表現し続けている作品に出遭うとほっとすると同時に、その作品が持つ時間の隔たりからくるエネルギーは、インパクトを与えてくれ、心地いい疲労感を感じた。
 今回の日展は時間を忘れ見入ってしまい、観終えた時、(会場が上野から六本木に変わった)六本木の街が、すっかり暗くなっていた。


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