私の本業は人材紹介コンサルタントです。

ボランティアで毎年、大学3年生の就職支援も行っています。

 

安定志向の学生さんや、社会人の転職希望の方々に、「究極の安定とは”仕事ができる人”になることです」といつもお話しています。

 

公務員志望の学生さんが多いのも「安定を求めて」で、JR○日本さんなどが人気があるもの、”つぶれない会社”だからです。

でも、仕事ができないと最近では公務員も飛ばされたり(退職勧奨もあるそうです。。)JR○日本さんでもクビになってしまいます。

どんな時代でも、また如何なる経済不況があっても、「人材紹介エージェント要らず」で仕事に困らない方々にもお会いさせて戴きました。

 

どんな方々なのでしょうか?

一言で言うと「自身の引き出しをコミット&チャレンジで増やしてこられた方」、「自分の今いる階段の面積をコミット&チャレンジで増やしてこられた方」だとお話しています。

 

下記の画で、図① その方が今いる階段の面積(赤色の網掛け部分)が、その方の「仕事力」です。

「これできる?」や「これ売ったこと無いよね?でも売れる?」と言われた時に、図② 先に「やりますよ!」とコミットできるかどうかです。

(この前の”バカになる”と同じですね)で、その後に、チャレンジして何とか克服していく と、③のように、結果、階段の面積が増えていることになります。

 

上記は、できないより、できたほうが良い、”仕事に対する姿勢” だと思います。

でも他にも必要なこと ってたくさんありますよね?

次回からは、その”必要なこと”に触れていきたいと思います。

 

ではまた次回に!

今日は「バカになれるほうが見える景色が変わってくる」です。

 

ある経営者の方が自社の採用面接に関して

「バカになれるほうが見える景色が変わってくると思うんです。だから僕は候補者の方々に”どれだけバカやってきたか”=失敗を恐れずチャレンジし、どれだけ引き出しを増やしてきたか?を面接で確認するようにしているんです」

とおっしゃいます。

 

どういうことでしょうか?

 

少し長くなりますが、ある事例で分かり易いものがありますので以下是非お付き合い下さい。

 

A君は東大出身(=偏差値の高い)の新卒の新入社員で、

B君は一般私大(=偏差値はやや低い)の同じく新卒で、A君と同期です。

二人は同じ経理部門に配属されました。

入社3ヶ月が経過したある朝です。

上司のCさんから A君とB君に

「A君かB君、明日の朝09:00に役員会で使いたい資料を作ってくれないかな?過去10年分の売上データ(約10万レコード)を製品別・担当別に分析してグラフで分かる資料をPowerPointで作って欲しいんだけど」

 

頭の良い冷静なA君「やったこと無いので僕は無理ですね。誰かやったことのある人に頼んでもらったほうが間違い無いです」

B君「やったこと無いですけど。。分かりました!やります!(=バカ)」

そのあと、B君は「やべぇ。。どうしよ。。。でもやるって言っちゃったからやろう!」と結局、周りの協力を得ながら徹夜し、朝08:00に間に合わせたのですが、Cさんから「B君ありがとう!でもここ間違ってるよ!至急直して!」と言われ

B君「あ!すみません、至急09:00までに直します!」と、何とか事なきを得ました。

B君は「参ったなぁ、徹夜だよ。。。間違いもしちゃったし。。でもデータ作成のやり方も分かったし、どこを間違えたかのポイントも分かったぞ!また次回、同じようなリクエストをもらったら何とかできそうだな」と反省してその日は終わりました。

 

半年後:

またCさんから

「A君かB君、前にもお願いしたんだけれど、明日の朝09:00に役員会で使いたい資料をまた作ってくれないかな?今度は過去20年分の売上データ(約30万レコード)を製品別・担当別に分析してグラフで分かる資料をPowerPointで作って欲しいんだけど」

 

頭の良い冷静なA君「前にも言いましたけど、やったこと無いので僕は無理ですね。誰かやったことのある人に頼んでもらったほうが間違い無いです」

B君「はい!了解です!この前やったので大丈夫です!」

 

B君は半年前にバカになって、やったことの無い仕事にチャレンジしました。チャレンジしなかったA君に比べて”引き出し”が増えているので、同様の仕事であれば何ら問題無くこなすことができます。また、未経験のものを克服した成功体験も持ったことになるので、同様の仕事で無くともチャレンジできるでしょう。

 

結果、B君は「今回はやり方も分かっているし、間違えたポイントも分かっているので残業しなくても終わりそうだな。」

とその日のうちに資料を作成終えたそうです。

 

如何でしたでしょうか?

 

また書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は「仕事をゴミに例える」です。

 

??ですよね。

 

その方は外資系のバックオフィスにいらした方で、大変優秀な方で、

 

「仕事はゴミと一緒なんですよ。」とおっしゃいます。
私は「え?どういうことですか?」と伺うと

 

「ゴミが落ちてますよ!という人には「じゃあ君が拾いなさい」ということなんです。」

「え?。。。どういうことですか?」

 

「まず、第一ステップで ゴミが落ちていることに 

①気が付く人 と

②気が付かない人

に分岐します。

 

②の気付かない人は”アンテナ”がとても低い人なので(笑 仕事人としてはバツなのですが、(まあそういう人がほとんどなんですけどね)

 

今回の場合、”ゴミが落ちてますよ!”と言えるということは

①ゴミに気が付いている人 なので

まずは合格です。

 

しかしながら、ゴミが落ちてますよ! と気が付いた後に

第二ステップで、その、気が付いたゴミをどうするか?ということなんです。

①自分では拾わない =問題点は気が付くのですが、自分ではやらない、”ゴミが落ちてますよー!” と言うだけ。

②自分で拾う = 問題点に気付き、自分で処理する。

 

なので、ゴミ(仕事)に気が付いて 捨てる(その業務を処理する)ということなのですが、

 

・自分は担当じゃないから。

・自分は関係無い。

・誰かがやるだろう。

・自分はやったことが無いから。

・自分はできないから。

でスルーする人も多いと思うんです。”僕は知らないー”と下を向いて意見を言わないのも同じですね。

 

そうじゃなくて、何でもできないことは無い! それにチャレンジすることで、その人の仕事力は確実に上がるし、

”自己犠牲”の精神でその”ゴミ”(仕事)をすることで、周りからも信頼される人になれるんです。」

 

なるほど。。如何でしたでしょうか?

 

また書きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様 ご無沙汰しています。

6年振りの更新です。。すみません

 

外資系コンサルティングファームのパートナーの方の一言から再開したいと思います!

 

「月曜日から靴が汚い人とは一緒に仕事したくない」

 

です。

他の方数名からも同じようなコメントは幾度か伺ったことがあります。

 

どういうことなのでしょうか?

 

分かり易い説明となるコメントを別の方がされていますのでご紹介します。

その方は、外資系IT企業で執行役員をされていたKさんという方で、女性なのですが、いつもバシッとスーツで決めていて、夏でもちゃんとジャケットを着てらっしゃいます。私が「いつもキチンとされていらっしゃいますよね!」と申し上げると、

 

「スーツは戦闘服だから。」

 

「玄関出たときから戦いが始まってるんです。会社までの電車で取引先に会うかもしれないし。だから男性が会社に来てネクタイするとかは有り得ないし、靴だって週末にキチンと磨いておかないと」

とおっしゃいました。

 

今年の猛暑は生命の危機もあるので(本当に・・・)身体優先であるべきです、またネクタイやジャケットもクールビズが励行されているので良いとは思いますが(私はネクタイ、ジャケット着てますけど・・)、見習うべきはそのマインドだと思います。

 

この方からのメッセージは2つあって、

①玄関を出たときから戦う=仕事をする モードに入り、襟を正しながら仕事相手に向き合うこと と

②月曜日=新しい戦いが始まる日 の前に、戦闘の準備をきちんとしておくこと
だと思いました。特に②は仕事においても常に前もって準備をする人でありたいという心構えなのだと思います。

 

如何でしたか?

また再開致しましたので、お付き合いの程何卒宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは

今回も”仕事ができる人”の名セリフ、第四回目をご紹介したいと思います。

今回も前回に引き続きMさんでお送りします。

第四回は「仕事とは”プロジェクトマネジメント”」です。

私 「Mさん、”仕事とは?”という質問が出た場合、どのようにお答えになりますか?」

Mさん「仕事とは「プロジェクトマネジメント」だと思います。
企業が欲しい方は「業務推進能力の高い方」だと思うのです。
それは、「プロジェクトマネジメント」ということになると思います。
例えば、それは”青森発の夜行バスを明日の夜20:00に新宿西口に到着させる”
と同じなんです。

私 「え?どういう意味ですか?」

Mさん「まず、”新宿西口に行きたい”という同じ目的を持った人たちがその夜行バスに
乗り込みますよね?
その人はそのプロジェクトマネジャーだとします。
でもバスが走り出すと、”気持ち悪い”とか、”腹減った”とか、”トイレ!”とか、
”やっぱり帰る”とか、バスから色々な「ヤリ」が飛び出すんです(笑)
それを、”休憩あと5分で取るから”、”もうすぐご飯だから”、”新宿に行きたいって
言ってたじゃないですか?!僕も行きたいので一緒にアルタに行きましょう!”と
か言いながら、突き出たヤリを引っ込ませながら、バスを進めていく。

一方、起こりうるリスクを想定して事前にフタをしておかなくてはならないのです   
が、その際に、「夜行バスというものが本来どういうものか?」というその物事の
本質を120%理解していないとリスクは想定できないと思うんです。

顧客が期待する夜行バスというサービスがどういうものであり、ガス欠になった
ら、道が混んでいたら、運転手が倒れたら、タイヤがパンクしたら等ありとあらゆ
るリスクを想定して、事前にフタをしておくということです。
世の中、往々にして、「すみませーん、道が混んでいたので21:00になっちゃいま
した!」という輩が多いですが、そういう人はプロジェクトマネジメントができていない、即ち、「仕事ができない人」だと思うんです。」

私 「なるほどー!!」

如何ですか?分り易い例えですよね?

次回も”仕事ができる人”の名セリフをお送りします。お楽しみに!
皆さん、こんにちは

今回も”仕事ができる人”の名セリフ、第三回目をご紹介したいと思います。

その方はMさんといって、44歳、某外資ITで経理をやっていらした方でご自身で会社を起業された方です。頭の回転も速く、いわゆる1聞けば10分かる方で、業務推進能力が高く、幾度も困難を乗り切ってこられた方です。

第三回は「人脈とはその人がどれだけ一生懸命仕事をしてきたかで勝手にできるもの」です。

私は学生の就職支援のボランティアを長年しているのですが、その方とお話している際に、

私 「今年、支援した学生の中に、エントリーシートの志望理由のところに、
  ”人脈を作るため”って書いてあったのですよ。どう思われます?」

Mさん「気持ちは分かりますけれどねー(笑)一昔前ビットバレーなど若手企業家が
”俺は大企業の偉い人の名刺をXXXX枚持ってるぞ!”とか言って、異業種交流会とか
たくさんありましたねー。でもまったく意味ないんですよ。
人脈というのは自分で意識するものじゃないと思うんです。
   
自己犠牲の精神でどれだけ周りの人たちのために一生懸命仕事をしてきたかで、
勝手にできるものだと僕は信じて疑いません。
だってXXXX枚名刺交換しただけで、自分が困ったときに誰も助けてくれませんよ。
ギブアンドギブアンドギブの精神で相手のためにどれだけ仕事したかで初めて
協力してくれるものです。矢島さん、その学生に往復ビンタしてあげないと(笑)」

どうです?この方の仕事感、素敵じゃないですか?

次回もMさんでお送りします。お楽しみに!

皆さん、こんにちは

前回から”仕事ができる人の名セリフ”でしたが、ちょっとお休みして、
今回は、ある企業の中途採用責任者の方とお話する機会があったので是非皆さんにご紹介させて戴きたいと思います。

Hさんは、44歳、現在東証一部上場の某大手製造業のITから管理部門のバックオフィスを統括する最年少統括ゼネラルマネジャーでいらっしゃいます。バックグラウンドは経理なのですが、ITシステムからロジスティクス、経営企画までカバーする英語も堪能な大変優秀な方です。
実はHさんと私とは某日本オラクル時代の”戦友”でもあり、共に毎晩明け方迄!一緒にお仕事をしていた中でもあります。
現在は部門の中途採用責任者でもあり、日々候補者の面談をされていらっしゃる方で、ある一定の”物差し”で面接をされています。ご自身も数回転職をされているので、企業側の立場と候補者側の立場の双方をご理解された上で現在の物差しを構築していらっしゃると思いますので是非参考になさって下さい。

私  「Hさんはいつも面接でどのような質問をされるのですか?」

Hさん「いくつかありますが、まず、

①”会社が採用したいと思っている人材ってどんな人だと思いますか?”
と聞きます。

この質問をすると大体「会社に貢献できる人材」と答える人が多いですね。  
間違ってはいません。が、あまり、おもしろくないですね(笑)。
   
私は“一緒に働きたい人”だと思っています。

どんなに資格を持っていようが、立派な大学や会社出身者であろうが、
“一緒に働きたくない”と思わせる人は、採用されません。
面接官はその候補者と“一緒に働きたいか?”を無意識であっても見ているのです。
逆にいえば、その候補者を理解するのに不要な質問、例えば、資格や前職の細かい
仕事内容ばかりきいてくる会社には合格しても入社しないほうがいいんじゃないですかね
(笑)優秀な面接官というのは大体仕事でも優秀な方が多いです。面接官に優秀な人材を
配置しない会社は人材を使い捨てるロクな会社ではないと思っています。

私  「なるほど。では、面接の場で、“一緒に働きたい”と思わせるにはどうしたらいいと思いますか?」

Hさん「そうですね。なるべく素の自分を出すことです。これは実は非常に難しい。
何でも話してしまったら別の意味で落ちてしまいます。「転職動機は何ですか?」と
聞くと大体「自分を成長させるため」とか「顧客の近くで仕事がしたい」とか色々
ですが、それは本心でしょうか?相手はそれでその人を理解してくれるでしょうか?
別に「今の上司が嫌な奴だから」と話せといっている訳ではなく、本当の理由を例え
ネガティブであっても話をしたほうが良いですよという意味です。
それがないのであれば、そもそも転職は勧めません。どこの会社も嫌なことはあります。
もし本当の理由があればそれを素直に話をしてくる人のほうが良いです。
面接官は何十人、何百人と面接をしており、自身も転職者の場合が多いです。美談など
聞きたくはありません。自分という人を理解してもらえるような話をしてもらったほうが
いいですね。」

私  「なるほど。テクニカルな要件もさることながら、ヒューマンスキル、その方の持つ人間性のような気もしますね。でも採用試験の場で素を出すというのは難しいですね。。
誰しもが素を出せば良いというと勘違いしてしまう人もいるような気がしますね(笑)
他にはどのような質問をされるのですか?」

Hさん「そうですね。他には、
②”30歳のビジネスマンと40歳のビジネスマンの違いはなんだと思いますか?”
と必ず聞きます。
ほぼ全ての方が「経験」と答えます。間違いではないのですが、どのような経験
でしょうか?ただの年月であれば50歳の方が仕事ができますね。仕事の80%は
体力のある20代、30代のほうができるのです。残りの20%になるためには
どのような経験なのでしょうか?
私なりに”正解としているもの”は
(1)”失敗の経験の数”です。
例えば、40歳であればその失敗の内容とそこからの汎用的に学んだことは何か
(=どの会社でも活かせることを得たか)という話を聞きます。
・これは、まず失敗を恐れず自分のスキル以上の仕事にチャレンジしてきたか?
コミット&チャレンジをしてきたかということです。
・次に、その失敗から何を学び、どのような引き出しを増やせたか、またそれを
次に活かすことができたか?です。

30歳位になれば任された仕事のリスクもある程度は読めるようになり、
失敗を回避することはできるでしょう。でも私から言わせれば、失敗しないような
仕事を選んでいるだけなのです。それでは成長はできません。
20代が成長するのは失敗を続けるからです。30代で失敗を、大きな失敗を
続けてそれを克服していけば、30歳とは違う40歳のビジネスマンになること
ができると思うんです。
これは決してネガティブな話ではありません。仕事のできる人、その面接官は
過去、大きなリスクにチャレンジしてきた人、失敗を恐れなかった人たちなのです。

(2)上記を踏まえた上で初めて「経験」となるので、その経験をどれだけ持って
いるか?ということになります。

私  「なるほど。ということは30歳までにどれだけ失敗と学びを行ってきたかで、
40歳を超えて、◎組と×組に分岐するとも言えますね」

Hさん「そうですね。転職市場はその方の力量が問われる大変な世界だと思います。現職で優秀であっても、市場で、また他企業から優秀だという評価を得られる保証は
ありませんので、覚悟が必要だと思うんです。ですから、その覚悟を以って
転職活動をして下さいと皆さんに申し上げたいですね。とはいえ失敗すること
も多いでしょうが(笑)でもそこから学べは良いと思うんです。」

私  「なるほど。Hさん、ありがとうございました。」

如何でしたでしょうか?

次回も”仕事ができる人”シリーズをお送りしたいと思いますのでお楽しみに!


    

皆さん、こんにちは

今回も”仕事ができる人”の名セリフをご紹介したいと思います。

まず第二回は「忙しいって言ったことない」です。

Nさんは、転職希望者ではなく、実は、私が新卒で入社した某日商岩井という商社の経理課長さんです。
確か高卒ですが(違っていたらごめんなさい)海外赴任をいくつも経験され、私の配属のあとにフィリピンの三菱自動車との合弁会社の副社長から日本に帰任されました。
会話の合間に英語が入り、「Youは~」とか「So Far~」とかルー大柴みたい(笑)ですが、頭の切れる、物事の本質を外さない、業務推進能力の高い素敵なビジネスマンでした。

その方は確か8月頃日本に帰任され、私の課にいらしたのですが、
それまで、私が調子に乗って、残業を付けていました。そのタイムシートを見たNさんが着任早々、
「Youは残業いっぱいしてるねー。そんな仕事できない人なの?」
とおっしゃいました。
「え!」ときょとんとしてしまいました。新卒ではありましたが、同期の飲み会にも行かず、最初のボーナスでパソコンを買ったり、同期中で一番を早く覚え、仕事をこなしている自負があった私はびっくりしてしまいました。

「残業をたくさんしないと追いつかないということは、仕事ができないということだね。僕はそういうの評価しないからね。」続けて、
「あ、そうそう。”忙しい”っていっちゃダメだよ。”忙しい”って言う人は”僕は能力が低い ので仕事ができません”って自ら宣言しているのと一緒だから。僕は今まで、”忙しい”っ て言ったことないんだ。」

その時、「なるほどー!!」と、とても感銘を受けました。

それ以来、私もNさんに習って”忙しい”とは言うのをやめようと決めました(笑)

如何でしたでしょうか?

次回も仕事ができる人の名セリフをご紹介したいと思います。

皆さん、こんにちは

今回から数回、”仕事ができる人”とはについてお話したいと思います。

といっても私が”仕事ができる人とは○○なのだ!”と言っても説得力も何もない(笑)ので、エージェントという仕事柄、今までお会いしてきた優秀な方のお言葉をご紹介したいと思います。

まず第一回は「マーケティングって売ってナンボなので。。」です。

その方は、Iさんと言って、45歳で外資系のITのマーケティング責任者を歴任されてこられた方で、大変優秀な方です。英語もNative、でもとても腰の低い方で、決して奢ったところの無い、人間的にもとても魅力を感じる方でした。

レジュメを見ながら経歴を確認させて戴いている際に、あるITベンチャーのマーケティング部長職の際に経歴に、PR、イベント、マーコム業務などといった、マーケティング主業務と並列で、
”パートナー開拓のための営業活動”と書いてありました。そこで、私が、
「えっ?マーケティング部長でいらしたのに、営業に外に出られていたのですか?」と伺うと、
「ええ。そうなんです。でも、マーケティングって売ってナンボなので」
とさらっと控えめにお答えになりました。

その時鳥肌が立ったことを今でも良く覚えています。

素敵だと思いませんか?

でもよくよく考えるとその方のおっしゃる通りです。マーケティングとは更に売上を上げるために存在する部署であり、まさに「売ってナンボ」ですよね。

この方にお会いしてから、マーケティング志望の方にはいつもこの方のお話をしています。またIさんとは今でも情報交換をさせて戴いていて、色々ビジネスのことを教えて戴いています。

如何でしたか?

次回も”仕事ができる人”をご紹介したいと思います。


またまた、だいぶ間が空いてしまいました。。申し訳ありませんでした。

さて、前後しますがレジュメ編にちょっと戻って。。
既に退職済みの方のレジュメについてのお話です。

履歴書や職務経歴書上で ”2012年04月 ○○株式会社 退職”となっている方のレジュメですが、企業に応募した際、人事や現場の方はどのように思うのでしょうか?
そのリスクについてお話したいと思います。

実際に企業の人事の方のお話ですが、以下のように感じられるそうです。

①社会復帰できるのかしら?

 これは、
 ・朝早く起きて、ラッシュアワーの電車に乗れるのかしら?
 ・仕事感が戻るのに時間が掛かるのでは?
 ・最新のテクノロジーやサービス、ビジネストレンド
  (オフィスツールや、お客様向けのサービスなど)知っているのかしら?

②このブランクの間、どこにも受からなかった人なのね。

③次が決まっていないのに、現職を辞めるなんて、後先考えない人だ!(特に家族持ち)

とのことです。

以前に書きましたが、私は「退職理由は書くこと!」推奨派です。その理由は”書いていないと読み手に勝手な想像をさせてしまう”からです。

同じように
1:ブランクについてもきちんと説明書きをしていないと読み手に勝手な想像をさせてしまう。
2:上記の①②③が企業側の心配事であれば、それを払拭してあげる
ことが必要です。

退職理由の書き方については「レジュメ編 その3」で書きましたが、
ブランクについても同じで、
読み手や聞き手が「じゃあ、しょうがないね」というものが一番無難と言われています。


---------------------------------------------------------------------------------------
~レジュメ編 その3~

では、どうやったら「じゃあ、しょうがないね」になるかと言われているかと言うと、100人の透明人間がいるとします。そのうち90人が「そんな上司のいる会社、辞めてしまえ!」と言ったとしても、残り10人、すなわちマイナーな少数意見であったとしても「じゃあ、その上司を辞めさせるべく動いてみたの?何回討議してみたの?」や「その上司の上司にエスカレーションしてみたの?何回?」、「他部門に引っ張ってもらえるよう根回ししてみたの?」と突っ込まれる余地を残していると「じゃあ、しょうがないね」にならないと言われています。
もし、「しょうがないね」にならないリスクがある場合は、①「理論武装」しておくことと、またその理論理論武装した退職理由を記載しておけば、②ご本人の”備忘記録”として記載しておく、というメリットがあります。
---------------------------------------------------------------------------------------

実際にあったある方のブランクについての記載例です。

・2011年10月 家族の介護のため○○株式会社を退職
 
 2011年11月~2012年04月 家族の介護
 2012年05月~家族の介護が不要となったため転職活動開始 現在に至る

 ※2011年04月~現在(1年1ヶ月)
  知人の会社の営業顧問としてXXXXの販促活動、代理店開拓に従事

というものでした。この方2012年5月にお会いした方でしたので、就職活動は始めたばかりということで、上記の②は払拭できたわけですし、理由が理由だけに③も払拭できているということです。また介護の傍ら、知人の会社の営業顧問としてビジネスに触れていたため、①も払拭できたことになります。

また、上記の重要ポイントは、”家族の介護が不要になった”という記載があることです。

これは読み手が「じゃあ、もう大丈夫なのね?、うちに入社したとしても、介護に戻らなくていいのね?」と安心するということです。

これはご自身がご病気になって退職や休職された場合も、”現在は完治のため業務に支障ありません”という記載が無いと、読み手は不安になってしまうことと同じです。

これも実際にいらっしゃった方の話しですが、
「毎朝、6:00に起きて満員電車に乗っていつでも復帰できるようにトレーニングしているので大丈夫ですよ!」とおっしゃった方がいました(笑)これで①が払拭できたかどうかは・・・ですが、でも姿勢は伝わるかも知れませんね(笑)

如何でしたでしょうか?

次回もまたお会いしましょう。