またまた、だいぶ間が空いてしまいました。。申し訳ありませんでした。

さて、前後しますがレジュメ編にちょっと戻って。。
既に退職済みの方のレジュメについてのお話です。

履歴書や職務経歴書上で ”2012年04月 ○○株式会社 退職”となっている方のレジュメですが、企業に応募した際、人事や現場の方はどのように思うのでしょうか?
そのリスクについてお話したいと思います。

実際に企業の人事の方のお話ですが、以下のように感じられるそうです。

①社会復帰できるのかしら?

 これは、
 ・朝早く起きて、ラッシュアワーの電車に乗れるのかしら?
 ・仕事感が戻るのに時間が掛かるのでは?
 ・最新のテクノロジーやサービス、ビジネストレンド
  (オフィスツールや、お客様向けのサービスなど)知っているのかしら?

②このブランクの間、どこにも受からなかった人なのね。

③次が決まっていないのに、現職を辞めるなんて、後先考えない人だ!(特に家族持ち)

とのことです。

以前に書きましたが、私は「退職理由は書くこと!」推奨派です。その理由は”書いていないと読み手に勝手な想像をさせてしまう”からです。

同じように
1:ブランクについてもきちんと説明書きをしていないと読み手に勝手な想像をさせてしまう。
2:上記の①②③が企業側の心配事であれば、それを払拭してあげる
ことが必要です。

退職理由の書き方については「レジュメ編 その3」で書きましたが、
ブランクについても同じで、
読み手や聞き手が「じゃあ、しょうがないね」というものが一番無難と言われています。


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~レジュメ編 その3~

では、どうやったら「じゃあ、しょうがないね」になるかと言われているかと言うと、100人の透明人間がいるとします。そのうち90人が「そんな上司のいる会社、辞めてしまえ!」と言ったとしても、残り10人、すなわちマイナーな少数意見であったとしても「じゃあ、その上司を辞めさせるべく動いてみたの?何回討議してみたの?」や「その上司の上司にエスカレーションしてみたの?何回?」、「他部門に引っ張ってもらえるよう根回ししてみたの?」と突っ込まれる余地を残していると「じゃあ、しょうがないね」にならないと言われています。
もし、「しょうがないね」にならないリスクがある場合は、①「理論武装」しておくことと、またその理論理論武装した退職理由を記載しておけば、②ご本人の”備忘記録”として記載しておく、というメリットがあります。
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実際にあったある方のブランクについての記載例です。

・2011年10月 家族の介護のため○○株式会社を退職
 
 2011年11月~2012年04月 家族の介護
 2012年05月~家族の介護が不要となったため転職活動開始 現在に至る

 ※2011年04月~現在(1年1ヶ月)
  知人の会社の営業顧問としてXXXXの販促活動、代理店開拓に従事

というものでした。この方2012年5月にお会いした方でしたので、就職活動は始めたばかりということで、上記の②は払拭できたわけですし、理由が理由だけに③も払拭できているということです。また介護の傍ら、知人の会社の営業顧問としてビジネスに触れていたため、①も払拭できたことになります。

また、上記の重要ポイントは、”家族の介護が不要になった”という記載があることです。

これは読み手が「じゃあ、もう大丈夫なのね?、うちに入社したとしても、介護に戻らなくていいのね?」と安心するということです。

これはご自身がご病気になって退職や休職された場合も、”現在は完治のため業務に支障ありません”という記載が無いと、読み手は不安になってしまうことと同じです。

これも実際にいらっしゃった方の話しですが、
「毎朝、6:00に起きて満員電車に乗っていつでも復帰できるようにトレーニングしているので大丈夫ですよ!」とおっしゃった方がいました(笑)これで①が払拭できたかどうかは・・・ですが、でも姿勢は伝わるかも知れませんね(笑)

如何でしたでしょうか?

次回もまたお会いしましょう。