辿り着いた途端に雷雨(西谷浄水場) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

 

「火曜日の学習の日」、先月の思わぬ迷い道で断念した「横浜市水道局西谷浄水場」に再挑戦することにした。

 

 

以下、プロローグを少し。

 

そもそも、横浜市水道局の「水道道」(導水路)シリーズのきっかけは、コロナ禍の最中の2020年10月に訪問した「南町田グランベリーパーク」だった。

 

2022年5月、同じ「南町田グランベリーパーク」では面白い形の「境川水管橋」にも出会った。

 

 

 

一方、この「水道みち」の終点の横浜の「野毛山公園」は、2021年12月に訪問している。

 

 

そして、直近(一応最後)の水路橋探訪は、一ヶ月前だった。

 
 
 
さて、本題へ。
 
梅雨明けの後は記録的な猛暑日が続いているが、夜来の雷のせいか気持ち涼しい曇天の朝、「相鉄線鶴ヶ峰駅」へ向かった。
 
我が家からは最短距離となる「市営地下鉄グリーンライン中山駅」からのルートはバスを利用した。
 
バス
 
「西谷浄水場」の前に、旭区上川井を水源とする「帷子川」へ。
「水道橋」の橋の桁下には、「鶴ヶ峰浄水場」から「西谷浄水場」に繋がる導水管らしきものが見える。
 
橋の名前は文字通り「水道橋」で、右上の橋はいつもお世話になるバスターミナルへの専用橋「鶴ヶ峰橋」だ。
 
昭和62年(1987年)竣工となっているが、「鶴ヶ峰浄水場」から「西谷浄水場」への導水管敷設の完成の1年後に出来たということかな。
 
走る人
 
橋を渡って「鶴ヶ峰配水池(旧浄水場)」手前から鶴ヶ峰駅方向を見る。
 
タワマンの右手後方に「西谷浄水場」があるはずだ。
 
先ほどの道を駅方向へ。
 
「水道橋」を渡ったところにあるバスターミナルから「西谷浄水場」(保土ヶ谷区)付近に向かうバスを探したが、それらしいバスは1時間半あとなので、タワマン2階のスタバで軽いランチとコーヒーを摂ったあと、前回プリントしたGoogleマップを手元に、距離2.5km、標高差32mのほぼ一直線の「水道道」を歩くことにした。

 

近づく列車音を頼りに撮影した上りの東海道新幹線の瞬撮。
 
ガードの向こう側の「水道道」に埋設された大きな導水管もメンテ用に一部露出している。
                   (2023年7月撮影)
 
走る人
 
水道道の最初の丘の頂上付近(くぬぎ台団地)から鶴ヶ峰駅方向を振り返る。太陽が消えた空には黒い雨雲が増えてきたような気がする。嫌な予感。

 

ほぼ40分ほどで目的地に着いた。

(写真はi Macマップを加工)

 

1914年(大正3年)創設のこの「西谷浄水場」は、面積は151,668m2で、FIFAの推奨のサッカー場(7,140m2)なら、なんと21面分というとてつも無い広さだ。ちなみに、東京ドームなら3個分。

 

そのサッカーコート2面分もある「3号配水池」の上は実際サッカー場として利用されていて、J1リーグの「横浜FC」のトレーニングセンターになっている。

 

「横浜FC」のオーナーは、「LEOC」という給食関係の会社のようだ。

 

浄水場の構内の「西谷ポンプ場」を左手に見て坂を上っていく。

 

サッカー場の名前は「KOKI SAITO FIELD」

 

サッカーにあまり詳しく無いので調べてみた。

 

斎藤光毅(2001年生)

横浜FCジュニア、ユースからの生え抜きの横浜FCのトッププレーヤーから2021年にはロンメルSK(ベルギー)へ。2022年からはスパルタ・ロッテルダム(オランダ)で活躍中。

 

よく歩いたので、クラブハウスのテラスで、一休み。

 

そして、この階段でスケッチを描き始めてしばらくすると、突然の稲妻と雷鳴で、練習中の選手も一目散に体育館へ。

 

外は、見る間に土砂降り(Cats & Dogs)の凄まじい雨。

 

吹き込む雨を避けて建物の壁側に移動して土間に座って描き続けていたら、クラブハウスのスタッフの方が親切にも折り畳み椅子を出して下さったので、なんとか雨にも濡れずに描き上げることができた。

 

結局、雷雨は1時間も続いた。

 

雨が上がったのを確信して、浄水場内を少し歩いてみると、サッカー場の後方に「横浜市水道局西谷浄水場庁舎」と目的の建物「横浜水道記念館」が見えた。

 

雨にもマケズ、待ったお陰だ。感動の瞬間。

 

このまま進むのは控えて、ここで引き返して、北側(右裏手)にあるバス通りに出て、浄水場の正門のある西方向へ歩く。

 

バス通りの一段下にもこの浄水場の施設(排水処理施設と分庁舎)があった。

 

浄水場のフェンスにある見覚えのある工事看板。

 

 

《参考》 (横浜市水道局のホームページ資料)

この設計施工一括発注方式の「工事入札実施方針」(令和2年7月)によると、この導水路改良工事区間は、「川井接合井」(川井浄水場内)から「西谷浄水場」までの約10kmにも及ぶ。

工期は、令和3年3月の設計着手から令和15年3月の施工完了までの12年間で、落札金額は約240億円という大型工事だ。

 

 

鶴ヶ峰配水池(旧鶴ヶ峰浄水場)で見た工事看板

 

帷子川左岸を走る「水道道」でのシールド工事現場

 

 

走る人

 

さらに塀沿いに進むと浄水場の正門に「横浜市水道局浄水場庁舎」の建物は、耐震補強工事施工済みのようだ。

 

そして、「横浜水道記念館」もフェンス越しに撮影出来た。

 

お目当ての「水道記念館」は改修工事で閉館中。

 

ちなみに、120年前の創設時の風景はこんな感じ。

「近代水道創設〜横浜水道の歩み」

(横浜市水道局 平成24年刊)

 

門の横には、配管設備工事のタッチパネル形式の情報板。

時代は変わったなあ。

 

バス停の横にある工事出入口のガードマンの話では、工事の最終完成は9年後の令和14年だそうだ。

(自分は82歳になっているが、それまでもっと学習しておこう)

 

そして、相鉄本線星川駅経由の横浜西口行きの相鉄バスに乗る。

 

初めて使ったルートで体内コンパスがおかしくなったものの、車窓からの新鮮な風景を楽しみながら「横浜駅西口」へ。

 

バス

 

帷子川は、鶴ヶ峰駅からはこの丘の東裾をほぼ直角に迂回して和田町駅、星川駅から横浜駅西口へと流れていることが分かった。

 

そして、横浜駅から桜木町駅へ地下鉄で移動。

 

地下鉄

 

野毛山の「横浜市中央図書館」で本日の復習を少し。

 

📚

 

その後は、馬車道近くのお馴染みの地場のビール醸造所併設のクラフトビヤバーへ。

アメリカンペールエール(横浜ブリューワリー)

 

 

今日も、

NO BEER, NO LIFE!!

生ビール

 

そして、

今日の歩数は22,678歩で、

NO WALK, NO LIFE!!

勿論、月ベスト(笑)