今年2月の初訪問以来、旭区にあるバブル前の1979年から分譲開始に建設されたモデル団地「若葉台団地」の巨大なレトロ感が気に入って、「天空の城」と勝手に呼んで、最低月1回は訪問して、周辺をバスを乗り継いだり歩いたりして探検している。
その中でも4月の訪問で見つけた産業遺産的な「大貫谷戸鋼高構水路橋」の感動は大きかった。
その後、図書館で調べながら、6月末の「五号水路橋」(今宿東水路橋)で5つの水路橋の訪問を完了した。
そして、蒸し暑い日曜日の午後、前回の続きということで、バス+地下鉄で中山駅からはJR横浜線で一駅なのだが、敢えて十日市場駅経由のバスで若葉台団地へ。何しろ、金はないけど時間だけは一杯あるので(笑)
梅雨の合間の綺麗な青空にたなびく七夕飾り。
遅いランチを済ませた後は、相方を「ショッピングセンターわかば」に残して、一人その上流にある「四号水路橋」を探検してみた。
団地から横浜駅西口行きの05系統のバスで「今宿小学校前」で下車して、一旦、前回の「今宿東水路橋」へ。
今日は、橋手前の左の階段から「ふるさと尾根道緑道」の文字通りの尾根道へ入って「横浜動物園ズーラシア」のある西の方向へ進む。
少し周囲より高くなっている部分は歩行禁止となっている。
つまりこれは「水路橋」なのだ。
この辺りで明らかに水路橋であることがよくわかる。
そして、幹線ではないと思われる細い峠道と交差している。
道路と交差する部分を見ると文句無しに水路橋だが、車両の高さ制限は4.2mとなっている。
この峠道は水路橋が造られた1952年前からこの状態で、水路橋としては車両の大型化に対応しないようで、みず道はクルマ道より重要だということだ。
そして、眺めの良い位置に下がって、歩く人もほとんどいない歩道の端で、橋を一枚。
そして、先ほどの尾根道に戻って「横浜ズーラシア」方向へ進む。終点まで780mだ。
歩行禁止の水路橋部分はここで終わる。
「横浜ズーラシア動物園」方向へしばらく歩くと、久しぶりに見たお馴染みの水道局の案内板。鉄製、コンクリート製、橋型も埋設型もまとめて導水路と呼ぶらしい。
途中で道水路に土手と階段!
導水路を跨ぐ道は両方に分かれた工場を結ぶ連絡道路のようだが、荷重を考えて盛り土に?
そして、約1.6kmの「ふるさと尾根道緑道」の終点へ。
今歩いてきた緑道(導水路)を振り返る。
前方には中原街道(県道45号)で、下り(左)方向は茅ヶ崎で東海道(R1)と接続している。上り(右)は多摩川を越えてお江戸の五反田へ。
この交差点の下を導水路が通っているので、導水路への荷重を抑えるために橋桁の下には空隙を作って縁を切ってある。
このような交差方法はここ以外でも多く見られた。
一応この橋には名前が付いている。
先に進む。
前回ズーラシアに来たのは5年前。
しばらく歩くと、導水路は横浜ズーラシアの園内に入っているようなので、これ以上の追跡は諦めた。
ここでも園内道路は、水優先、荷重軽減のために導水路の上を跨いでいる。
多分、未確認の「三号水路橋」(★)はズーラシアの園内と思われるので、今度行ったら動物ではなく導水路を探検しよう!
西側には微かに富士山が見えた。
坂道の途中にあったこの「指差観音道標」は1874年建立。
かつては、中原街道のズーラシア正門付近にあったようで
側面には、「左方👈江戸みち」「右方👉かな川みち」、の指差浮彫があった。「江戸みち」は読めたが、「かな川みち」は「かな」すら判読が不可能。
八王子街道(旧道)に出て、来た時と同じ05系統の若葉台中央ゆきのバスに乗る。
運転手さんは女性だった。女性でもワンマンカー?
見通しの良い最前席に座っていると、若葉台団地の近くになって前方に「大貫谷戸鋼構水路橋」が見えた。
が、注意書きもしっかり見えた(笑)
お年寄の定義は難しいなあ。
敬老パス(70歳以上)保有者はダメなのかな、と考え過ぎても乗り過ごすことは無い。なにしろ終点まで乗るのだから、嫌でも下ろしてくれる。
例によって、帰りは乗り換えの楽な青葉台駅行きのバスで、青葉台から田園都市線でたまプラーザ駅へ。
そして、カンガエルーことなく前回のカンガルーさんにご挨拶。
よく歩いた後の冷えた生ビールは美味かったなあ!
今日も、結局いつものパターンだった。
NO BEER, NO LIFE!!