好天に誘われて、市営地下鉄で桜木町駅で下車して、野毛山まで歩いてみた。
深い地下鉄の駅から地上に出て、10分余り坂を登ると野毛山公園だ。
この丘は、1887年(明治20年)に建設された日本での近代水道の発祥の地だ。
遥か相模原市緑区三井からここまでの44kmの水道管を敷くためにトロッコを使ったという説明。
「南町田グランベリーパーク」に隣接する鶴間公園でもこの「水道みち」を見たことがある。
見慣れた噴水マークは横浜市水道局のマーク。
お世話になってます。
近代水道発祥の地(旧野毛山配水池)には、創設水道建設の英国人顧問工師長Henry Spencer Palmer (1838-1893)の銅像。
立派な銘板にはこう書かれている。
明治20年(1887年)10月、日本最初の近代水道は横浜に誕生した。当時の横浜は、埋立地が多く良い水が得られないため、長い間飲み水や伝染病に苦しみ、また大火事にも悩まされていた。いつでもどこでも安全で良い水が欲しいという人々の夢は、こも近代水道の完成によって実現された。横浜の水道は、英国人H・ S・パーマーの設計・監督によるものであるが、当時の沖守固県知事、三橋信方(後の市長)、三田善太郎などの努力も忘れることはできない。横浜の他にも、大阪」神戸、函館、東京などの水道計画に貢献した。さらには横浜築港工事や横浜ドックの設計など港湾整備の面でも業績を残したほか、天文台の建築、ロンドンタイムズへの寄稿など広い分野で活躍し、明治26年(1893年)54歳で没し東京青山墓地に眠る。横浜水道創設100周年を迎えるにあたり、パーマー像をこの地に建て、先人の業績を讃え、明日への発展を願いたいと思う。
昭和62年4月 横浜市長 細郷道一
その先にある広大な広場の地下が新しい配水池だ。
欅の影がだいぶ長くなってきた広場の西の端から今来た方向を振り返ってランドマークタワーを一枚。
この地下に新しい配水池(大広場配水池)がある。
公園中央に展望台に登ってみると、今はランドマークタワーなどの高層ビルから見下ろされている「旧野毛山配水池」(2槽)の名残がよく見える。
北北東から西南西方向の眺望をパノラマ写真に撮ってみた。
右手後方が三崎半島、そして房総半島が見える。
帰りは初めての「野毛のつり橋」を渡ってみた。
午後3時頃なので少し逆光だが、富士も見えた。
特徴あるデザインだ。
橋の袂には、ここ発のバス停もあったが、歩いて坂を下る。
ジイジが一人じゃ動物園も様にならないので、今回は野毛山動物園は、パス。
金沢動物園はまだ行っていないので次回は金沢動物園かな?
天気に誘われて存分展望を楽しんだが、そもそも、「今日の用は、教養」ということだったので、丘を下って横浜市中央図書館へ。
日陰の道が冷えてきた。
よくよく見ると、なかなか個性的な外観の建物がある。
フロアプランもユニークだが、広々としていて、読書ブースも多く使いやすそうな図書館だ。
数年前の自由人時代によく通った「日比谷図書文化館」はもう行かなくて良いな。電車賃もかかるし。(往復838円>0円)
家の近くの市の図書館カードも使えるので、先日の玉川上水旧分水路(幡ヶ谷)の余韻?で一冊借りた。
市の図書館ならどこでもドロップ返却可能なのがありがたい。
かれこれ1時間散策して、△△△にいい時間になったので、野毛の町を散策。
有名なハマのネオンの街もまだ時間が早すぎるので、夕暮れの大岡川辺りを歩いてみた。前々会社の横浜支店が見える。
先ほど気になっていた「動物園通り」の立飲み居酒屋に寄ってみた。文字通り「のげちゃん」だ。
幸いにも1階はハッピーアワー中。
ビール300円、ホッピー200円+中100とはありがたい。
元気一杯のスタッフの掛け声とサービスでほろ酔になって、外に出るともう夜だ。
市営地下鉄桜木町駅から、家とは反対方向の隣の関内駅へ。
馬車道近くには英国(RSPCA=Royal Society for the Prevention Crueelty to Animals)が本家の神奈川縣動物愛護會=KSPCA)の遺構。
ふむふむ、”牛馬も水を飲んだのだな”、という口実を付けて、よく歩いた爺爺は、この先の定番の馬車道Taproomへ。
いつもながら壮観なTapだこと。
10杯分で12杯飲めるお得な「のんべえはしご券」活用。
Taproomは高田馬場に次いで今月2軒目。
今日も結局、
NO BEER, NO LIFE!