子宮内膜症の要因はあのホルモン!? | 最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

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子宮内膜症とは、本来子宮にある子宮内膜が、子宮以外の場所に発生する病気です。

それによって、月経周期に合わせて腹痛や腰痛、月経過多など不快な症状が起こります。

発症しやすいのは20代から30代の妊娠可能な年齢の女性たちで、

子宮内膜症になる確率は、そのうちの7〜10%と言われています。

 

 

さて、子宮内膜症の要因と考えられるものがあります。

 

 

 

子宮内膜症の要因は、あのホルモン!?

以前こちらの記事では月経過多について紹介しましたが、

 

 

子宮内膜症の要因となるのは、エストロゲンというホルモンの影響と考えられています。

その関連性が、多数の文献で指摘されています。[1][2][3](←この3つの文献はほんの一部です)

 

 

子宮内膜症では、プロゲステロンよりもエストロゲンが優位になっています。[4]

 

 

 

特に現代で懸念される事項として、エストロゲン作用をする物質が多すぎます。

ポリ塩化ビフェニル[5]、ダイオキシン[6]、フタル酸エステルやビスフェノールA[7]

は環境ホルモンや内分泌撹乱物質とも呼ばれ、エストロゲン作用をします。

 

 

 

その他、農薬や医薬品、重金属など非常に多くの化学物質がエストロゲン作用をします。[8][9]

それらの環境ホルモンは、生態系にも大きな影響を与えています。[10]

他にも大豆製品に多く含まれるイソフラボンの多量摂取もリスクファクターです。[11]

 

 

近年、子宮内膜症の治療薬として、ジエノゲスト(ディナゲスト)というホルモン剤が、

子宮内膜症の治療薬として使われています。

このジエノゲストは、黄体ホルモンのはたらきをします。

ジエノゲストはエストロゲン作用をしないため、近年よく使用されているようです。

 

 

またジエノゲストと併用注意なのがエストロゲン製剤ですので、

医学会でもエストロゲンがリスクファクターという認識があるのでしょう。

 

 

乳がんのホルモン療法では、アロマターゼ阻害剤というものが使われることがあり、

子宮内膜症においても、使用されることがあります。

 

 

子宮内膜症では、アロマターゼP450という酵素が異常に発現します。[1]

アロマターゼP450がエストロゲンを産生するからです。

そのためアロマターゼ阻害薬が、治療薬として使用されています。

 

 

このアロマターゼP450はプロスタグランジンE2によって刺激され、エストロゲンが産生されます。

プロスタグランジンE2は、オメガ6プーファ(多価不飽和脂肪酸)からできる過酸化脂質です。

つまり、プーファの過剰摂取もエストロゲンを過剰に誘導するリスクファクターとなります。

 

 

また甲状腺機能低下とエストロゲンは関連していることが指摘されています。[12]

 

 

子宮内膜症にはエストロゲン作用をするものを遠ざけて、

プーファフリーにして、甲状腺機能を高めることが、改善へとつながると考えられます。

 

 

【関連記事】

 

 

 

 

 

【参考文献】

[1]Aromatase and endometriosis: estrogens play a role

Ann N Y Acad Sci . 2014 May;1317:17-23.  

 

[2]A Systematic Review of Systematic Reviews on the Use of Aromatase Inhibitors for the Treatment of Endometriosis: The Evidence to Date

Drug Des Devel Ther . 2023 May 4;17:1329-1346.

 

[3]Estrogen Receptors and Endometriosis

Int J Mol Sci. 2020 Apr; 21(8): 2815.

 

[4]Progesterone and Estrogen Signaling in the Endometrium: What Goes Wrong in Endometriosis?

Int J Mol Sci. 2019 Aug; 20(15): 3822.

 

[5]Role of environmental organochlorinated pollutants in the development of endometriosis

Clin Exp Obstet Gynecol . 2013;40(4):565-7.

 

[6]Dioxins and endometriosis: a plausible hypothesis.

Environ Health Perspect. 2002 Jan; 110(1): 15–21.

 

[7]Bisphenol A and Phthalates and Endometriosis, The ENDO Study

Fertil Steril. 2013 Jul; 100(1): 162–169.e2.

 

[8]EDC-2: The Endocrine Society's Second Scientific Statement on Endocrine-Disrupting Chemicals

Endocr Rev. 2015 Dec; 36(6): E1–E150.

 

[9]Combined toxicity of endocrine-disrupting chemicals: A review

Ecotoxicol Environ Saf . 2021 Jun 1;215:112136.

 

[10]Current Knowledge on Endocrine Disrupting Chemicals (EDCs) from Animal Biology to Humans, from Pregnancy to Adulthood: Highlights from a National Italian Meeting

Int J Mol Sci. 2018 Jun; 19(6): 1647.

 

[11]Adverse effects of phytoestrogens on reproductive health: a report of three cases

Complement Ther Clin Pract . 2008 May;14(2):132-5.

 

[12]Estrogen and thyroid hormone receptor interactions: physiological flexibility by molecular specificity

Physiol Rev . 2002 Oct;82(4):923-44.

 

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