以前、ジョセフ・メルコラ医師のこちらの記事を紹介しました。
また最近になって、メルコラ医師がアップしていたリノール酸に関する記事がありましたので、そちらを紹介します。
Linoleic Acid–The Most Destructive Ingredient in Your Diet
ざっと要約を紹介すると、
- 栄養学の専門家たちは慢性疾患の要因を砂糖の増加のせいにしているが、植物油脂の影響に比べれば、砂糖の影響は少ないこと
- 多価不飽和脂肪酸(プーファ)よりも飽和脂肪酸の方が身体に必要なこと
- プーファは身体に少量あれば良いが、現代型の食生活では多用されており、特にオメガ6系プーファの多用が、慢性疾患の主な原因となっていること
- リノール酸が必須脂肪酸ではない根拠
- プーファは化学的に不安定なため、細胞内で発生する酸素種によって損傷を受けやすい
- その損傷はALE(終末過酸化脂質産物)を形成し、更に危険なフリーラジカルを発生させ、細胞膜、ミトコンドリア、タンパク質、DNAを損傷させる恐れがあること
- プーファは細胞内に溶け込み、5〜7年はその状態を維持すること
- アメリカにおけるプーファの普及背景がわかる
- リノール酸が心臓病とがんの原因となること
- オリーブオイルとアボカドオイルの大半が不純物なこと
などが記載されています。
参考文献も載っていますので、気になる方はご覧ください。
特に、ミトコンドリア内膜の脂質の構成が、酸化しやすいプーファに置き換わると大変です。
身体はなるべくそうさせないために、プーファを優先的に消費しようとさせたり、
他の脂肪酸などに変換を行なっています。
しかし、それでも限界はあって、特にエネルギー不足が問題になります。
この辺りは、膜ペースメーカー理論にも通じますので、
やはりプーファをなるべく避けることが、健康の秘訣となってきます。
しかしながら、メルコラ医師はまだオメガ3の害には気づいていないようです。
オメガ3もプーファであることは変わりなく、
オメガ3であたかも炎症がおさまるように見えるのは、オメガ3に免疫抑制作用があることに他なりません。
(魚の生臭い臭いはオメガ3が酸化した臭いです。大抵は悪臭と感じるはずです。それが身体の中で酸化反応が起こっているとしたら、と考えてみてください)
僕の健康の恩師の崎谷先生は、いち早くプーファに関する害に気づいていました。
世界中の研究者の中でもプーファの害を知っているのはごく僅かだと思われます。
早かれ遅かれ、オメガ3が健康に良いという常識も、このリノール酸にように、いつかは覆るでしょう。
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