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imachiの終わりなきバイク旅 ― 絶景、林道、時々ダート

絶景・酷道・林道ツーリングが大好きで、二児のパパをしているimachiです。

北は北海道、南は沖縄までツーリングしてきました。一度だけ海外ツーリングも(イタリア)。

バイク歴はネイキッド、アドベンチャー、オフロードを10台ほど。現愛車は、SUZUKI SV650。

SV650に乗り換えてすぐ、本格的な夏が始まった感じですが…今年の酷暑は本当にヤバい。

35℃越えばかりで殺人的な暑さですよね。

実は乗り換えの少し前にメッシュライディングシューズを買っておいたのですが、これが大活躍しています。


アルパインスターズ
FASTER3 RIDEKNIT SHOE
(ファスター3 ライドニットシューズ)


これ、以前にも所有していて抜群の通気性に感動したアイテムなんです。


ただ、ソールの厚みが小さくて薄底。

シートがかなり高く幅も広いV-STROM250SXでは、身長170cmの自分にとっては常用するのにやや心もとなかったので手放していました。

今回、安心の足つき(というか、良すぎ)のSV650に乗り換えたし、何より暑さがあまりにもヤバすぎるのでまた購入したというわけです。

(一度手放してまた買うとか無駄じゃん!というツッコミありそうですが、戻ってきてしまうくらい良い物なのかとぜひ肯定的に捉えてください笑)


前回は黒×赤×灰でレッドが差し色的な存在感のあるカラーでしたが、今回は何にでも合いそうなものにしました。

たしか、ブラック×グレーというカラーだったような気がします。



久しぶりのライドニットシューズ。

やはりソールは薄いわけですが、これはライディング時の操作性においてはむしろプラス要素

シフトチェンジしやすいし、ステップに引っ掛かるなんてこともありません。

そして、とても歩きやすいです。
ソールが薄い故にクッション性は低いけど、不思議と疲れを感じず歩けます


カカト側はV字カットになっていて、シフトアップ操作時はもちろんのこと、楽に足首が動くことは歩き易さにも繋がっていると思います。


こういう岩の上に登るのも、ラクラクでした。
(平沢峠 獅子岩)


そして、通気性。
広範囲にメッシュが張られていて、ガンガン風が入ってきます!


最高気温38℃とかの酷暑ツーリングに使ってみたところ、足の蒸れは全くなし。

道の駅での休憩後なんかは、走り出した直後から新鮮な空気が入ってきて靴の中が換気されるのを明確に感じられました。

雨のリスクが無さそうと判断できる日であれば、真夏のツーリングはメッシュシューズに限りますね!

断然快適ですよ~

7.21 海の日。
SV650で2回目のツーリングに行ってきました。

朝出発で昼前に帰ってくるショートライドです。

 


 足柄峠


まずは東名で大井松田IC→足柄峠の定番ルート。



朝の足柄峠はクルマもバイクも全然いなくて快走です。


富士山が見えるポイントに到着。


てっぺんにホイップクリームみたいなのが乗ってますね。


スカッと富士山の全景が見えて最高!

…なんてのを期待してたんですが、


前回に続き、なかなかうまく行きませんね。


SVはあんまり富士山運がないかもしれない(笑)


それでも、見晴らしのよいコーナーを走るのはとても爽快です。


初回と違ってカーブの違和感なんて全然なく、ただただ楽しく山道を流せました。



 山中湖


足柄峠を降りたあとは山中湖パノラマ台から富士山を望むつもりでしたが、なんとその一帯だけ雨が降っていました。

なんてこったと思いながら、雨を回避して須走のほうまで迂回して山中湖へ。

山中湖周辺は普通に晴れていたので、足柄と山中湖の間だけ局地的に雨だったようです。


とはいえ迂回により時間をロスしてしまったので、撮影スポット探しもできず、そのまま道志みち→都留へ。

道の駅つるで、朝採れトウモロコシなどを仕入れました。(三連休最終日につき、開店直後にもかかわらず驚きの混雑ぶり)



 県道35号


都留から相模湖まで、秋山街道を流しました。

道志みちは交通量が多いしアウトローな雰囲気のバイクもわり目について嫌なので、自分はこの道の方が好きです。

久しぶりに、富岡の棚田にも寄りました。


夏真っ盛りですね。


ジャパニーズネイキッドなスタイルのSV650は、田園風景になかなかマッチすると思いました。


さて、あまりの酷暑でしんどいですが頑張って帰りましょう。


今年の暑さのレベルと長さは、ここ数年でもトップクラスな気がします。。







前回の膝用に続き、ジャケット用を購入してみました。

パンツと違い、肩・肘・背中の3点を装着しますのでプロテクターの重さがやや気になるところ。
よって、少し軽量でCEレベル1規格の「エニグマ ライト」をチョイスしました。



 脊椎プロテクター


まずは背中。(品番:SK-859)


アミアミ構造で通気性抜群の予感。



手持ちの夏用メッシュジャケット(POWERAGE アーリーライダース)に標準装備されている、よくあるスポンジ的なやつと比べてみます。


事前にサイズ感は軽く調べていて、良い感じに収まるだろうとは思っていましたが…
予想を遥かに上回りほぼ同じ形をしています。

重ねてみると、この通り!
物凄くジャストサイズ。



背中のプロテクターの形状ってメーカーによってだいぶ違いがあるので、他社品と組み合わせるとうまく嵌まるか心配ですよね。


POWERAGEには最高にベストマッチでした。




 肘・肩プロテクター


次は、肘と肩です。


肘用(品番:SK-856)


肩用(品番:SK-857)


経験上、肩肘は大抵どのメーカーでも問題なく入ると思っていますが今回も全く問題なし!



 ツーリングしてみた


POWERAGEの「アーリーライダース」に上記3点ともともと持っているHYODの胸部プロテクターを装着。
フルアーマー状態でツーリングしてきました。



脊椎プロテクターをはじめ、パンツに比べてプロテクター合計の体積がだいぶ大きいため手に持つとずっしりと重量感があります。


が、着てしまえば特に気にならず快適に走り回れました!


通気性に関しては…
背中はスポンジもメッシュ構造だったので、肩肘だけメッシュ化されたと言えますね。

通りが良くなってるのは間違いないはずですが、ここだけの変化だと体感上の違いはあまりよくわかりませんでした(笑)

ただ、背中がスポンジからCE規格のしっかりしたものに変わったので安心感がかなりありました。この点を踏まえると、一式買って良かったかな。


もともと使っていたパワーエイジ純正の肩・肘poronプロテクターは、軽さの点でエニグマより優れているので秋冬用に回そうかと思います。


 

 

 

 

 

 



軽量なパワーエイジのporon。

並べてみると、コミネさんのコスパの高さが際立ちますw


 

 

 










先日、酷暑ツーリングに備えてメッシュグローブを新調しましたが、
続きまして、通気性の良い膝プロテクターを購入しました。


コミネ ENIGMA(エニグマ)

新型なのかな?第2世代と記載されてます。



 外観チェック


取り出してみました。

CEレベル2規格でありながら、がっつりメッシュ!
見た目からしてかなりの通気性が期待できそう


そしてこの通り、柔軟にグニャグニャ曲がります。
装着感も良さそうですね。



ちなみにもともと使っていたのは、同じくコミネの黄色いプロテクターです。


こちらも、柔らかくてCEレベル2規格。
しかも軽い。

というわけで良いものなんですが、夏はいかんせん熱がこもるんです。

メッシュパンツを履くので、膝周りだけ暑苦しい。
特に、バイクから降りたあとは顕著です。一刻も早く取り外したくなるほど(笑)

申し訳程度にスリットが入ってますが、通気性な無いと言っていいです。



2つの大きさを比べてみました。


横方向はほぼ同じ。


縦方向はわずかに、エニグマのほうが長いです。数センチ程度。



 取り付け


BMCの「空冷式ジーンズ」に装着してみました。
黄色いのに比べて若干長いので、収納ポケットがギリギリですが履いてみると全く問題なし!



 ツーリングしてみた


こちらを装備して、最高気温35℃越えの酷暑ツーリングに行ってきたところ…


通気性が遥かに上がっていることを実感できました!熱がこもる感覚無し。

柔軟に曲がるので、プロテクターの異物感も無し。
黄色いのも柔らかくてほぼ気にならなかったんですが、比べるとエニグマはさらに存在感が控えめな感じがしました。薄く作られているからかな?



 まとめ


黄色いのに比べて、エニグマはやや重いというデメリットはありますが夏は断然こっちが良いですね。
快適性がかなり違います!

また、パンツのプロテクターは膝2個で済むので、若干重いとは言っても差は微々たるものだと思います。
手で持って比べれば重さの違いはわかるんですが、履いている状態だと特に違いは認識できませんでした。

これなら通年エニグマで良いかな!という感じ。


7.6(日)のこと。SV650初ツーリングに行ってきました!


ルートはこんな感じ。

相模湖→秋山街道→山中湖
→時計回りに富士山を約半周
→精進湖→甲府盆地(笛吹)


なお、慣らし運転やバイクのフィーリングを感じることに集中していたからか、いつもに比べて写真が極端に少なかったです(笑)



 中央道


まずは高速道路。

慣らし運転は5,000rpm以下を指定されていますが、ミドルクラスとはいえさすがそこは大型。

100km/h巡航程度ならこの回転数内で全く問題なし。慣らし運転のうちから気軽に高速道路に乗れるのは、250ccクラスにはない利点ですね。



 秋山街道


道志みちと甲州街道の間を通る県道35号。

慣らし運転なので、高速ばかりで距離感を伸ばすのはどうかと思い早めに下道に降り、久しぶりに走りました。

この道は、ゆるいワイディングがあったり集落が時々あったりと素朴な感じでけっこうお気に入りです。そして交通量も少なめなので快適。


で、いざワインディングを走ってみると…


なんか、曲がりにくいぞ…?


そんな印象を強く持ちました。


以前にも書きましたが、アドベンチャーやオフ車、およびそれらに近いポジションの直立ネイキッドばかり乗ってきたこともあってか、いつもと同様の感覚では全然スムーズに曲がれない

SV650は軽い前傾ですが、たぶんこのタイプは初バイクのVTR250以来で実に十数年ぶりなんです

そんなわけで、どうもスッキリしない感覚のまましばらく走っていました。



 山中湖へ


山中湖へ向かうため、いったん道志みちに入ります。

道志みちは好きじゃないんですが、都留から道の駅の手前までのクネクネ山道「都留道志線」は大好き。

途中には、洗い越しからアプローチする林道なんかもあります。かつてオフ車でよく走りました。


もちろん、SVでは突入なんかしませんw
懐かしくなって、バイクを路肩に置いて見に来ただけです(笑)


この辺りまで来ると、違和感アリアリでカーブを走り初めてから1時間ほどが経過。
どうやら慣れたようで、違和感を持つこと無く曲がれるようになりました

というかむしろ、都留道志線のタイトなワインディングを余裕でコンパクトに曲がれる!という感覚に。

リズミカルに小気味良くカーブをこなしていくにはさらなる慣れが必要そうではありますが、ひとまず違和感は全く無くなりました。

ポジションによって、バイクの曲がり方って随分違うんですね。(10年以上乗ってて今さらですが笑)
同じようなタイプのバイクにばかり乗っていると学べないことがあるんだな、と気づかされて新鮮な気持ちになりました。


そんな発見もありつつ、山中湖パノラマ台に到着。


残念ながら富士山はお隠れでした。



ベストなポイントにバイクの位置を微調整したいんですが、不整地かつ多少の勾配があるところで約200kgを動かすのはけっこう大変。。

ここ最近手首がなぜか痛いこともあり、途中で断念。わかってはいましたが、250ccの160kgクラスとはわけが違いますね。


いまいちな空模様でしたが、これがSVの富士山初ミートとなりました。



 富士山五合目(富士宮口)


山中湖から富士山スカイラインへ移動。

めちゃくちゃ曇天で、下界の景色が見えるとは到底思えませんでした(なんなら少しだけ雨も降った)が、いちおう五合目まで走りました。



予想に反して雲海…

なんてことはなく、完全に雲の中です。


まあ、マイカー規制開始を目前にして走れたことだけでもよしとしましょう。


もうちょっと雲が低ければなあ…と若干恨めしい。



 朝霧高原~甲府盆地へ


雲が多くて富士山が見えないし、止まったら暑いので走り続けました。

唯一バイクを降りたのは、道の駅 朝霧高原。


牛乳ソフトが最高に美味しかったです。


休憩もそこそこに、出発。



笛吹市へ抜けて、灼熱の甲府盆地で野菜直売所へ。

ここは始めて来ましたが、笛吹八代ICのすぐ横にあってとても便利です。行きつけになりそう。


とにもかくにも甲府盆地は暑すぎるので、ささっと買い物を終えて速攻出発。熱風を浴びながら中央道で帰りました。


本日のルートはこんな感じで、走行は360kmほど。
あと2回ツーリングすれば慣らしを終えられるかな?


ちなみに燃費は実測で30.8km/Lでした。

回転数を抑えた夏場の走行なので、燃費的にはかなりの好条件のはず。おそらくこれがMAX値くらいなのかなと予想します。

タンクは14Lなので、よほどの好条件でないと400kmは走れないと思ったほうが良さげですね。



 エンジンの感触


今回SV650を購入した理由は主に「国産Vツインが絶滅する前に乗りたい」だったわけですが…
この点について、がっつり1日走った結果の感想を書いておきます。



まず一言でいうと…


表情豊かなエンジンだな~(嬉)



です!





SV650SXを試乗した際に感じたVツインの「拍動」は、やはりとても心地良い


そして、慣らし運転なのでまだMAXでも5,000rpmまでしか回してないわけですが、身体に伝わってくる拍動が回転域によって大きく変化するんです。



具体的にはこんな感じ。


①2,000rpm前後まで

全開のドルドル・ドコドコ感


②2,500~3,000rpm

濃いめのドルドル・ドコドコ感


③3,000~4,000rpm

段々と薄味に変化


④4,000rpm~

並列2気筒とだいたい同じかな




わかりやすいものに例えるならば、


①おーいお茶 濃い味

②おーいお茶

③生茶

④出がらしのお茶~水


だな、と思いました(笑)



一口に「お茶」といっても、風味や味は色々で、それらの違いははっきりわかりますよね。


そんな感じなんです。



これは初めての感覚。


SV650は10台目のバイク(たぶん)なんですが、今までの車種で「表情豊かだなあ…」なんて感じたことは一度もありませんでした。


もちろん、自分自身の経験の蓄積や、今回の乗り換え動機「Vツインに乗りたい」によるプラセボ効果も大いにあるだろうとは考えていますが…

このSV650は、味わいのあるバイクなんじゃないかと思います。


V-STROM250SXに比べ、ツーリング適正・積載性・燃費なんかは劣っていますが、上記の意味で乗り換えして大正解!と素直に感じられました。


変化を伴うエンジンの拍動を味わうのが、とても楽しいんです。




ちなみに低回転域でドルドル・ドコドコ感が強いというのは、「まったり走るのも楽しい」ということにつながり、これは大きな利点であると感じました。



どういうことかというと…


エンジンの感触を味わいながらゆっくり低回転で走るのが楽しいんです。


なので、山道で遅いクルマの後ろについたときや高速道路渋滞時なんかで、高いギアのまま回転数を2,500rpm以下くらいに抑えて走ると幸せを感じられるんですね。


この日ワインディングでクルマに詰まってしまった場面が実際に何度か有りましたが、「お、ドルドルタイム来ましたね~」なんていうおおらかな気持ちでゆっくりライドを味わうことができました。


ツーリングではそんな場面がどうしてもあるので、ゆっくり走っても楽しいというのは大きなメリットだと思います。



そんなことを思った、SV650初ツーリングでした。