
外観チェック






取り付け

表情豊かなエンジンだな~(嬉)
です!
SV650SXを試乗した際に感じたVツインの「拍動」は、やはりとても心地良い!
そして、慣らし運転なのでまだMAXでも5,000rpmまでしか回してないわけですが、身体に伝わってくる拍動が回転域によって大きく変化するんです。
具体的にはこんな感じ。
①2,000rpm前後まで
全開のドルドル・ドコドコ感
②2,500~3,000rpm
濃いめのドルドル・ドコドコ感
③3,000~4,000rpm
段々と薄味に変化
④4,000rpm~
並列2気筒とだいたい同じかな
わかりやすいものに例えるならば、
①おーいお茶 濃い味
②おーいお茶
③生茶
④出がらしのお茶~水
だな、と思いました(笑)
一口に「お茶」といっても、風味や味は色々で、それらの違いははっきりわかりますよね。
そんな感じなんです。
これは初めての感覚。
SV650は10台目のバイク(たぶん)なんですが、今までの車種で「表情豊かだなあ…」なんて感じたことは一度もありませんでした。
もちろん、自分自身の経験の蓄積や、今回の乗り換え動機「Vツインに乗りたい」によるプラセボ効果も大いにあるだろうとは考えていますが…
このSV650は、味わいのあるバイクなんじゃないかと思います。
V-STROM250SXに比べ、ツーリング適正・積載性・燃費なんかは劣っていますが、上記の意味で乗り換えして大正解!と素直に感じられました。
変化を伴うエンジンの拍動を味わうのが、とても楽しいんです。
ちなみに低回転域でドルドル・ドコドコ感が強いというのは、「まったり走るのも楽しい」ということにつながり、これは大きな利点であると感じました。
どういうことかというと…
エンジンの感触を味わいながらゆっくり低回転で走るのが楽しいんです。
なので、山道で遅いクルマの後ろについたときや高速道路渋滞時なんかで、高いギアのまま回転数を2,500rpm以下くらいに抑えて走ると幸せを感じられるんですね。
この日ワインディングでクルマに詰まってしまった場面が実際に何度か有りましたが、「お、ドルドルタイム来ましたね~」なんていうおおらかな気持ちでゆっくりライドを味わうことができました。
ツーリングではそんな場面がどうしてもあるので、ゆっくり走っても楽しいというのは大きなメリットだと思います。
そんなことを思った、SV650初ツーリングでした。
突然ですが、V-STROM250SXを手放すことになりました。
こちら、売却見積もりに出すにあたり外せるカスタムパーツをノーマルに戻した姿。
前回のツーリング(実はこれがラストツーリングでした!)で最後の役目を終えたので、トップケースとベースも外しました。
近々ドナドナとなる予定。
2023年12月に納車されてから1年半所有。走行距離約8,150kmでのお別れとなります。
手放すことにした理由は、乗り換えです。
このバイクに不満があったわけでは(ほぼ)ありません。むしろとても気に入ってました。
しかし、他にもっと乗りたいバイクが見つかってしまったんです。
といっても「乗り換えはまだ先で」という心つもりでいたんですが、、、
その気になるバイクをお得に手に入れるチャンスが急に訪れ、この機会を逃すまいと決断しました。
(詳細はまた別途)
というわけですので、このV-STROM250SXについての感想をまとめてみようと思います。
(ハードなダートを除いて)どこでも行けて
長距離も高速道路も快適に走れる
真のアドベンチャーツーリングバイク!
回転上昇が速くて元気の良いエンジン。
250ccなりですが、キビキビと軽快に走れます。
そして特筆すべきは、単気筒らしからぬ振動の少なさ。
レッドゾーン近くまで回しても、あまり不快に感じません。後述の高速道路適正に大きく寄与しています。
デカイです。かなり。ツーリング先等で排気量を聞かれたとき、250ccと答えると驚かれます。
でもスリムなので、長身スマートなアスリートのような雰囲気。
足付きもかなり悪い部類かなと。(身長170cmで両足爪先立ちな感じ)
しかしシートが高いというのはメリットも大きく、見晴らしが良くて気持ち良いし巡航も楽です。車体サイズに反してめちゃくちゃ軽い(164kg)ので、乗っていて全く不安はありません。
押し引きもとてもラク。写真撮影で、バイクの位置を微調整するのに苦労が少なくて助かりました(笑)
日本人の平均身長くらいあってバイクに多少慣れていれば、全然問題無いと思う…というかむしろオススメできます。
舗装林道、最高です。
このバイクに最適のステージだと思います。
そして、未舗装路もかなりイケます!
軽めのダートなら安心して通過どころか、、、純粋にダート走行を楽しめちゃうレベル。
やや荒れ気味(imachi基準)のダートでも、慎重気味な走行にはなりますがけっこう大丈夫。
御荷鉾スーパー林道のダート区間も、OKでした。
フロント19インチに、ブロックタイヤ。
そしてなんといっても(アドベンチャーバイクにしては)圧倒的に軽い車体が強力な武器になっていると思います。
アドベンチャーバイクってデカくて重いものが大半で、
そういうのは普通の人がダートも含めたツーリングを安心して楽しむにはかなりハードルが高いと思います。
V-STROM250SXはそれらと全く違い、悪路未舗装路どんとこい!なので、冒険ツーリングを楽しめる文字通りのアドベンチャーバイクと言えます!
先ほども触れましたが、高速道路もなんなくこなします。
単気筒って高速が苦手なイメージでした。(セロー250はもちろんのこと、WR250Rでもキツかった)
V-STROM250SXは、こ単気筒のイメージを完全に覆しました。
回転数を上げても、一定のところの先はなぜか振動があまり増えないんです。
なぜこんなことができているのかよくわからないんですけど、凄い。誇張抜きで感動しました。
高速道路走行の体感は、具体的にこんな感じ。
・100km/h → 余裕
・110km/h → 余裕
・120km/h → エンジン音はだいぶ大きくなる、ただ振動はさほど増えないのでわりと問題なくいける
・130km/h → 120km/hと大差ない
なお、速度はメーター表示値です。
このバイクのメーター値は、GoogleMAPのナビモードで測定した実測値に対し10%増しくらい。
また、加速性能もなかなかのもの。
まあまあの登り坂で、6速のままフルスロットルで130km/hまで加速できました。(さすがに時間はかかりますが)
たまにSS系バイクとか大型アドベンチャーバイクが、高速道路を信じられないスピードでかっ飛んでいくのを目にしますが
ああいう走り方をしない人にとっては必要十分な高速クルージング性能を持っていると思います。
250cc単気筒と侮るなかれ。
図体がデカいわけですが、軽さは250cc 2気筒バイクの標準的な数値と同等なので、気負わず走り出せます。
ボックスをつけても違和感ない、というかむしろ似合うので買い物にも活躍しそうです。
上記の通り誉める点ばかりでマイナス面はほぼ無し。
ただ全く無かったわけじゃありません。
それは、ブレーキ鳴き。
ブレーキをかけて止まると、この症状がかなりの頻度で現れます。
ブレーキをかけた後の、極低速の走行や車体の押し引きにおいて軋むような音がホイールの回転に対して規則的に発生します。
といっても実害は全く無く、ただ音が気持ち悪いだけというなんとも微妙な症状。
初回点検時に対処してもらって一旦消えたんですが、その後数千キロ走ったらまた発生。
1年点検時に症状再発を説明しましたが、「完全には消せません」と言われてしまいました。
どうやら、ブレーキ鳴きはこのバイクの仕様のようです(笑)
まあ、安いバイクなのでしょうがないかなという納得感はいちおうあります(諦め?)。実害は無いですしそこまで目くじら立てることでもないかなと。
ただ、音が気に障るのは事実。最後のほうはもう慣れちゃいましたが、その境地に至るまでは常にけっこう気になってました。