朝夕の空気が冷んやりして、山の紅葉もだんだんと色付いてきました
里の紅葉にはまだ早い10月1日。
娘の七歳の七五三詣りに行ってきました。
我が家の子供たちは男女の双子。
一昨年、息子の五歳の七五三の祈祷のときに、”自分の名前だけ呼ばれなかった”と涙した娘の、待ちに待った晴れの日です
この日のために(本当は13歳の”髪結いの儀”だけど)伸ばし続けた自慢の髪を日本髪に結ってもらって、ご満悦
晴れ着は父方の伯母が七五三のときに着ていたものを譲り受けた着物に袖を通しました。この着物を譲ってもらった時から早く着たくて、着たくてたまらなかった娘普段と違う装いにどんどん変わっていく様子は、本人も鏡から目が離せないようでした
七歳の七五三「帯解きの儀」
乳歯も次第に生え変わり、だんだんと大人びてくるこの時期。
昔からの慣わしでは、七歳の女の子は、着付けをして三歳の時とはまた違った着物で七五三のお参りをします。
七歳になるまで、女の子は紐付きタイプの着物を身につけていまが、七歳を迎えると紐を外し、着物に帯をしめて着用するようになるわけです。この七歳で迎える儀式を「帯解の儀」として祝うというのが、七五三の「七」の由来となっているそうです。
大人の女性たちと同様、腰紐で着付けを行うようになるため、大人の女性への第一歩としてお祝いの儀式を行ったと言われています。
お詣りは我が家の氏神さまで、引越ししてきた時から大変御世話になっている「霧降宮切久保諏訪神社」さまへ。
こちらは鎌倉時代に成立し、古くから私たちが暮らす地区の鎮守として信仰されている、ありがたいお宮さま。
娘のこれからの健やかな成長をお祈りし、また家内安全と家族の健康をご祈祷していただきました。
※Photo by Asami Takahashi
「お宮詣り」「三歳の七五三」「五歳の七五三」そして「七歳の七五三」と、子供たちの成長とともに親としても日本の伝統行事を恭しく経験させてもらいながら、改めて、この美しい慣習を後世にも繋いでいきたいなぁと感じました。
せっかく大好きな和服に身を包んだので、こちらもご近所さんでいつもお世話になっている白馬の歴史的古民家「庄屋まるはち」さんで和会席ランチを楽しみました
そして最後は子供たちが大好きな白馬岩岳へ。
少し時期の早いお詣りで、彩りの紅葉は楽しめませんでしたが、相変わらずの絶景と、気持ちの良いブナ林に癒されました
(最近人気上昇中のMTBライダーズの盛り上がりの中、和装でウロウロしているのにかなり気が引けましたが。。。)
ともあれ、盛りだくさんな1日。
お転婆娘にもさすがに慣れない着物で1日歩き回るのは動きにくかったようで、”憧れ”の着物は一瞬で脱ぎ去り、洋服に着替えると水を得た魚のように、夢中でボールを追いかけ、走り回ってておりました
子供たちがどんどん色んなことが出来るようになり、体もだんだんと強く、逞しく育ってくれることは大いに嬉しいものですが、手がかからなくなってきたことが時折なんだかフッとさびしくなることもあります。それでもやはり、願うことは「健やかな」成長
これからも笑顔溢れる豊かな人生を歩んでいってもらいたいです
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