2月末に3月のテーマを発表したのですが、3月の練習は一切なくなってしまいました。
風化しないように、ブログで綴っておこうと思います
3月のテーマは「マルチタスク」です。
マルチな才能をお持ちの柄本佑さんのことではありません。(時間をもて余すとしょうもないことばかり浮かびます。笑)
これはコンピューター用語で、「複数の作業を同時にこなす」という意味です。
しかし、実際コンピューターは1つのタスクしか処理できません。
この用語の説明には続きがあって
「もしくは短期的に並行して切り替えながら実行することを言う」
と、あります。
つまり、瞬時にスイッチを切り替えて、最も効率のいい時間の使い方をすることで、同時に作業しているように見せているだけ、ということです。
両立といっても、野球と勉強を同時にすることはできません。
メモをとるといっても、聞きながら書くことはできません。
もしできている人がいるならば、その人は切り替えのタイミングやスピードが優れているということです。(チャイムから教科書を開くまでの時間と、学力は反比例するように思います)
この「切り替える力」の欠如こそが、TEAM73期の結果を邪魔する要因だとずっと感じていたので、このテーマを選びました。(言い換えると、校訓にもある「自律力」ですね)
特にこの3月にもってきたのは、これから始まる(予定だった)シーズンに向けて、戦略としてではなく、楽だからシングルタスク(打つだけ)でいこうと考えているうちは、100%勝てないと思っているからです。
不思議なもので、練習を「打」中心にすると、守備が雑になります。率が下がるのは戦略上仕方ないとしても、意識が下がるのはシングルタスクの極みです。
野球ははっきりと「攻」と「守」を分けてくれているスポーツです。
いくら攻めたくても、「守」の時間に得点することはできません。
守備の要であるポジションの選手が、守備中にスイングしながら首を傾げている現状では、勝ち目はありません。
そこを何とか公式戦までに鍛えたいと思っていたところでした。
ただこの力は、練習がなくても、anytime鍛えることができます。
例えば、時間を意識して作業するだけでも、「時間を確認する」というタスクと「作業する」というタスクの切り替えが必要になります。
どちらかに片寄ると、「作業効率が落ちる」or 「時間を守れない」などの障害が発生します。
世の中がどんどん便利になり、スマホの影響もあって、たくさんのことを同時にこなせない子が増えてきていることは実感しています。
バントや連携プレーをしたことがない状態で高校に入ってくる子も珍しくはありません。(私も中学校で教えるとなったらそうするかもしれません)
それでも、池田高校の生徒には、コピー機の前で400部出てくるまでずっと眺めているような大人にはなって欲しくありません。
1つのことを極める仕事はあったとしても、1つの作業を永遠と繰り返す仕事は少ないと思います。
シングルタスクによる自身の生産性の低さに対して、「働き方改革!」と不満を口にするのではなく、知恵を絞って夢や希望を口にできる大人になってもらいたいです。