秋の敗退以降、野球ノートの「目指すチーム」欄が全く揃わないことがずっと気になっていました。
各々強い思いはあるのですが、その方向がバラバラでは結果は出にくく、実際に練習試合も思うように勝てていません。
そうやって困っていたとき、今最も必要としていた人材との出会いがありました。
縁とは不思議なものですね。野球を通してつながれたことに感謝します。
昨年、主将として、12年振りに筑波大学野球部を神宮へ導いた福永さんです。
いかにして、長年成し得なかった神宮大会出場を実現させたのか。その成功のプロセスを講習していただきました。
ポイントは、チームとしてどれだけ気持ちを揃えられるか。
目標は「甲子園出場」で揃っているように見えますが、ではそのために何をする?となったときにズレがあれば、それは揃っていないのと同じ。
そこの課題意識を揃えるために、筑波大学野球部では、福永主将を中心にミーティング改革を行ったようです。
改革内容は多岐に渡りますが、中でも印象に残ったのは、客観的事実(数値)に基づく課題をチームで共有することでした。
例えばこれ。リニアウエイトシステム。
その選手の保持能力に関係なく、その試合でどれだけの貢献度があったかを数値化するものです。
これを使えば、主観的にはいい選手(保持能力が高い選手)が、客観的にはたいして活躍していないことが分かったりします。むしろ足を引っ張っている張本人だったりもします。
すると、自分たちがイメージしていること(主観)と、実際の結果(客観)には差があることに気づきます。
ざっくり言うと、勘違いではあきませんということです。
これを聞いたとき、秋の敗退はまさに監督である私の勘違いだったなと、胸を刺される思いでした。
これを繰り返さないためにも、早急に「池田ウエイトシステム」を作り、どんなプレーに価値を置くかということと、そこから生まれる解決すべき課題をチームで共有できたらと思います。
講習後は技術指導までお世話になりました。
ちょうど「打」で勝負することにも決まりましたし、ミーティング改革で真の課題を共有することができれば、まだまだ伸びる余地はありそうです。
自分たちの逆算が少しでも結果に繋がりますように!