恋愛は何歳になってもすべきだと思いますが、熟年再婚はお互いのためにすべきでないと思います、再婚の裏にあるものをよく見るべきです。

 

熟年男性の7割は再婚を望む理由は、食事作り、後片付け、掃除、洗濯…に加え、一番の理由は自分が要介護状態になったとき配偶者に介護してほしいからなのです。

 

妻は、自分の身の回りのことは自分でやるのが当たり前と思っていて、「他の誰かに身の回りの世話をしてもらいながら生活をする」という意識は薄いのです。

 

女性は年下の男性と再婚しない限り、配偶者が望むなら 男性の健康寿命の71歳から平均寿命の81歳まで10年間在宅介護をしなければなりません。

 

亡くなられたKANさんの「愛は勝つ」のように、愛は介護に勝つのでしょうか?

おそらく、そうなった場合間違いなく介護施設に入れられるでしょう。

 

私が見てきた限り、愛が介護に勝つなんてあり得ないことで、愛は介護の前では敗北するのが必然なのです。

 

順当に行かないのが人生で、夫より早く妻の方が要介護状態になった時、夫は在宅介護が出来るでしょうか?それは老老介護でありおそらく無理でしょう。

 

そうなった場合、介護保険を利用しての在宅介護、介護施設に入所する方法がありますが、どっちにしても熟年同士の結婚は短期間で要介護状態になるのです。

 

それに加え、義理の両親の面倒、介護もしなければならないパターンもあり、熟年再婚はあり得ない選択肢なのです。

 

介護というのは、喜んでしてる人はまずいなく、使命感、仕方なくやってる人が殆どで、熟年再婚は火中の栗を拾うことでもあることは覚悟すべきです。

 

最高の良い見本があります、高須クリニックの高須克弥院長と漫画家の西原理恵子氏との事実婚関係のように籍を入れずに、いつまで経っても恋人でいればいいのです。

 

高須院長は「籍を入れると面倒なことばかりで、両家の結びつきとかになってくるので、いろんなしがらみは全部なしで付き合いたい」と力説。

 

「今後、僕の介護だとかは一切やらなくていいって初めから宣言していますから」と2人の約束事を明かし、院長が要介護状態になるまでの恋人なのです。

ちなみに、西原理恵子氏は高須院長から一銭も金銭的援助は受けておらず、食事も割り勘だそうで、こういう関係こそが最高だと思います。