毎年この時期になると辛い選択を相撲を見ながらしたことが思い出されます。

 

7年前父親が誤嚥性肺炎で最後の入院をし、医師からは会わせたい人に会わせて下さいと言われましたが、前年にチケットを購入してたので見に行くことにしました。

 

難波駅から会場であるエディオンアリーナに歩いていると、携帯に主治医から電話があり、延命治療をするのか、しないのか決めて欲しいとのことでした。

 

相撲の内容は何も覚えてなく、どうすべきかばかり考えていて最後に出した結論は延命治療をやめて頂こうと決断し、翌日延命治療を止めて頂き6日で逝きました。

 

私は野球には興味がなかった訳ですが、2年前に死ぬまでに一度プロ野球をみておこうと、マツダスタジアムで広島対巨人戦を見ました。

 

すごく楽しくてその後はプロ野球も見ることにし、昨年は旅行がてら札幌に行きエスコンで交流戦の対巨人戦を見ました。

 

メジャーリーグの開幕戦カブスVSドジャースのチケットは競争率800倍とも言われていて、どうせ当たる訳ないから内野席を私はしゃれで申し込んだら当選しました。

 

昨日、父親の命日の仏壇の花を家内が買ってきて、私は今年に関しては父の命日を忘れていて、私が当選したのは19日の試合で父の命日も19日で、ぞっとしました。

 

私はチケット販売サイトの特別な会員でなく、何故当選したのか不思議でしたが、父が当選させてくれたと思うと絡まっていた糸がほぐれました。

 

個人的には佐々木朗希が好きで、もう日本で見ることはないと思っていたのに、まさかこんな格好で佐々木朗希のピッチングが見れるとは、良い死に土産ができました。

 

私はたまたま野球のチケットが当選しましたが、在宅介護したらいつか必ず故人があの世から恩返ししてくれますので、在宅介護できる方はされればどうでしょうか。

 

仏教の教えに「因果応報」という言葉があります、 簡単に言えば、善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるという意味です。

 

利用者が嫌と言っているのに、家族に同調し介護施設に入れたケアマネは必ず悪い報いがあります、私は数えきれないぐらいそういうケアマネを見てきました。