私は沢山の認知症利用者を介護させて頂きましたが、認知症者約100人に一人が手に負えない認知症であり、在宅介護は非常に難しいと思います。

 

とても酷い認知症の女性を夫婦、息子夫婦の4人体制で最後まで在宅介護された娘さんがおられましたが、この娘さんは養女であり、養父母に大学まで出してもらった恩を最後まで忘れなかったのでしょう。

 

この方は私が見た酷い認知症者を在宅介護された唯一の方で、普通は徘徊があると在宅介護は非常に厳しく介護施設に入所すべきだと思います。

 

認知症の中核症状である、物忘れは他人に殆ど迷惑を掛けなく、物盗られ妄想・大声・攻撃性・ろう便・暴力・昼夜逆転・徘徊等の周辺症状が迷惑を掛ける訳です。

 

私は酷い認知症利用者を介護させて頂いて、これほど家族に迷惑を掛ける病気はないと思いましたし、自分がそうなった時にどうすべきかを考えていました。

 

介護施設には酷い認知症の方が沢山おられますが、その中でも介護職でも手に負えない利用者はおられる訳で、そういう利用者は精神病院送りとなります。

 

最後は医療の力を借りる訳ですが、私は精神病院送りになった利用者で生きて退院された方はただの一人も見たことがなく、全員が短期間のうちに亡くなられました。

 

私は「これだ!」と思いました、自分が手に負えない認知症になったなら、介護施設に入所しなくともストレートに精神病院に入院すればいいのではと思ったのです。

 

閉鎖病棟に入れられて、拘束(ベットに四肢を縛る)され、おとなしくなる注射、点滴、薬を服用させられ、廃人にされ、すぐにあの世へ行かせてもらいたいのです。

 

精神保健福祉法では、認知症本人の同意を得られない場合の「医療保護入院」が定められており、家族の同意が得られれば入院することが可能です。

 

だから私はエンディングノートに「手に負えない認知症になれば精神病院に入院させる事」と書いてあります。

 

私は訳が分からない認知症になり介護施設で何年も生きたくはありません、精神病院に入院しすぐに逝かせて欲しいと思っております。

 

酷い認知症になる事が不安な方は、介護施設でなく精神病院に入院する事も選択肢の一つとして検討されればどうでしょうか。