第7話:
「続ける人」と「やめる人」
――“整える”を分ける、たったひとつの分岐点
「最初はなんか良かったんやけどな〜」
「気づいたらやらなくなってたわ〜」
…このセリフ、整えに限らずいろんなことに聞くよね。
朝のストレッチ、呼吸、湯船、甘酒…
最初はいい感じやのに、なんで続かへんのやろ?
ここにひとつ、実用的でリアルな答えがあります。
“整える”って、どういうこと?
これはね、「ちゃんとすること」でも
「元気になること」でもなくて、
“自分に戻ること”なんよ。
忘れてた自分、置いてきた自分、無理させてた自分に、
ちょっと戻る。
整えるってそういう行為。
だから、しんどい日でもうまくいかん日でも、
やる人は「戻る」ために整えるのね。
一回ズレても「戻ればOK」っていう、柔らかさがある。
続かない人の落とし穴
逆にやめちゃう人って、
「整ってる私」がゴールになってること多いんよね。
深呼吸できる私、優しくいられる私、前向きな私。
それができない日は、「もう無理」「続かへん」で終了。
でも実は、それって完璧主義の罠。
整えって、うまくできる日もあれば、
ダメダメな日もあるのが普通。
だから、「整ってる私しか認められない」って思うと、
続けられへんくなる。
一番の分岐点は?
じゃあ、何が「続ける人」と「やめる人」の違いは
なにかというと――
“整える”を手段にしてるか、目的にしてるか。
整えを通して何がしたいのか。
自分と繋がりたいのか、安心感がほしいのか、
単に疲れを取るだけでもいい。
そこが明確なら、方法は変わっても続いていくんよ。
体から積み上げた人だけが知ってる、ほんまの安心感
心でどうにかしようと頑張ってたときって、
結局すぐグラグラしたり、
人に振り回されたり、自信が持てへんかったりする。
でも、体を通して整えてきた人は、強い。
それは、「大丈夫」っていう感覚を体で知ってるから。
今日の“整えパート”:
ゆっくり吐くだけ呼吸(再掲)
- 鼻から小さく息を吸って、
- 口をすぼめて、ふ〜っと長く吐く。
- 1〜2回でOK。
「戻る」って、こんなちょっとでいい。
大丈夫。やめても、また戻ってくればええんよ。
次回予告:
第8話では、【「やってるけど変わらない」の壁】に
踏み込みます。
整えてるつもりなのに…なぜ?
それ、実は“入り口”が違うかもしれません。
あなた自身の脳のタイプを知ると、楽しく読める構成になっています↓

内から整えるってこういうこと