シュタイナー学校 | IFTO

シュタイナー学校

ドイツにシュタイナー学校というのがあります。たしか映画「ネバーエンディングストーリー」の原作者ミハエルエンデは、シュタイナー学校の卒業生だったと思います。


シュタイナー教育を説明する際に、知・情・意という言葉が使われているのを読んだことがあります。ドイツに生活し、お嬢さんがシュタイナー学校に学ばれた子安さんという方が書いた本です。

「知」は知識、「情」は感情、「意」は意思を表しています。

シュタイナー学校では、知識の前に、本人の意思や感情を大切にします。子供の意思と感情を育てることを優先させ、知識の教育は、その後で行うというものです。日本の教育は、知識を優先させて過ぎているということを、もう何年も前の子安さんの本の中には書かれていました。

私が、IFTOINPUTFEELTHINKOUTPUT)の流れが大切だと思う背景には、同じ考えがあります。

何かに取り組むには、自分自身で感じたことが大きな原動力になります。自分自身の意思が実行力を生み出します。

特に、子供の頃の感動は、その人の将来の仕事やテーマにつながっていきます。子供の頃に飛行機を見に行った時の感動が、世界的自動車メーカーの創立者の本田宗一郎さんがもの作りの会社を起こされた源泉にあると思います。


これからは、シュタイナー学校だけではなく、子供の感情や意思に重きを置いた取り組みが増えてきています。

話は大きくなり過ぎるかも知れませんが、それらの取り組みによって、この数年間続いている日本社会の閉塞感を解決する従来の延長線上にはない新しい回答を生み出していく人材が出てくるのではないかと思います。