ご来場ありがとうございます。
家建九郎です。
初めましての方は念のため
ブログを書くにあたって「誹謗中傷」や「名誉棄損」といわれないよう気を付けいていること
を先にご覧いただき、本ブログの趣旨をご理解くださいますようお願いいたします。
先週末にアップしたお話
ですが非常にたくさんの方にご覧いただきありがとうございました。
調子に乗って第二弾
と、第三弾
を立て続けにアップしたところ、過去最高のご来場をいただきました。
ありがとうございます。
誠に光栄です。
とはいうものの住宅ローンのお話は本題ではありませんのでちょっと複雑な気分ですね。
住宅ローンは組み方によって将来的に何十万、何百万と支出が変わってきますので、慎重に選んでくださいね。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
また機会があればお話させていただくかもしれません。
さて、しばらくぶりの本題です。
先日最後に少しお話させていただいた通り、私は完成した住宅の確認もしていないままで、サンヨーホームズに残金全額を奪い取られてしまいました。
サンヨーホームズの基準では、
家を引き渡す前には本体工事の資金を全額受領しなければならないそうです。
私は不具合のない完全なものになっていることを確認してからお金を払うのが当たり前だと思うのですが本当に勝手なものです。
しかもサンヨーホームズのせいでギリギリになって追いつめられているにもかかわらず、2月中の資金支払いを要求してきます。
2月中の資金回収ノルマは相当厳しいのでしょうか?
本当に営業マン「口先」は自己中心的な人だと思います。
私はシックハウス防止の為、計画当初から工事完了後1か月以上たってから入居することを決めていました。
いくら有害物質が少ない素材を使っても接着剤は使っており、独特の匂いがあるのは否めません。
幸いなことに仮住まいが近いため、
引き渡しを受けてからは毎日妻が窓を開けて換気をしに行くことにしていました。
入居日は1か月後になるわけですから私としては当然ながら完全な状態での引き渡しを希望していました。
しかし営業マン「口先」の強い要求により結局引き渡し日は延期されることなく、引き渡し日の前には提携ローン実行による代理受領により自動的に残金を全額取られた上、諸費用として余分な預り金まで取られている状態になっていました。
提携ローンによる代理受領とはトラブルを抱えた現場の施主にとっては恐ろしい制度で、借入金は私の銀行口座を通さずに直接サンヨーホームズに振込されることになってしまいます。
建築トラブルがあっても第三者である銀行に迷惑をかけるわけにもいきません。
つまり引き渡し時にトラブルがあっても完全に欠陥住宅であるという確実な証拠でも持っていない限り私のモラルにおいては簡単に実行停止による支払留保などできません。
そもそも私は3月3日に引き渡しを受けるはずだったので、ローン実行日は3月2日までで良かったはずでした。
完全に営業マン「口先」の都合だけで2月末に実行されることになりました。
わずか2日とはいえ金利負担はあるのですが全く配慮などありません。
ローン実行日の3日後、とりあえず引き渡し確認に行った私は本来完成立会いの際に完成していなければならないトイレや作り付け本棚の棚などはついているのを確認しました。
営業マン「口先」は引っ越し祝いだと言ってドライヤーを持ってきました。
これまでの不義理のお詫びのつもりなのでしょうか?
まあ祝品ですからとりあえずはありがたく受取しました。
といっても結局後で返すことになるのですが・・・
とりあえず一通りの確認をしようと作り付けの本棚を見渡したときに違和感が!
本棚の横幅寸法が違うような気がする!
この部屋には壁一面に天井までの高さの4列の本棚があり、棚の高さは調節可能、各列の幅のみ設定していました。
その幅が設計と違うような気がしてメジャーを当てました。
2か所については一目見ただけで明らかに寸法が違います。
引き渡し時に渡される家の図面(本来は着工時に渡すべきだと思うのですが)を確認すると、
図面に書いてある本棚毎の寸法を全て足すと本棚全体の寸法をオーバーします!
つまり設計時点で既に計算を間違っているわけです。
また、他の2列についても微妙に寸法が違うと指摘したのですが
営業マン「口先」はメジャーで適当に寸法を測って合っていると主張します。
いやいや、これは違うでしょ。
上下で3ミリは違いますよ。
私は事態が把握できず過去の図面も調べていたのですがどの時点で寸法が変えられたのかすぐにはわかりません。
重苦しい空気が流れる中、私の子供が興味本位で床下点検口を開けました。
「こらこら、危ないよ~」
と言いながらチラッと見えた床下の光景は・・・
ええええええ~~!!
床下には木の切れ端や電気コード、ネジなどゴミが散乱しているではありませんか!
何じゃこれは~!!
もう愕然です!
これはもう1か所もなっているに違いない!
我が家にはもう1か所床下点検口があり、それを開けるよう要求したのですが、その点検口は畳の下にあるため専用の工具がなければ開けられないと言われました。
こんな非常事態に何を言っているのでしょうか?
畳などゴムシートなどで養生すればマイナスドライバーで上げることも可能だと思うのですが、そんな知識もなかった私はとりあえずもう一つの点検口を開ける日は後日と言うことで了解しました。
更に天井裏の点検口も開けさせてみるとそこには・・・
石膏ボードや木の削りかすが散乱!
まあ何と雑な工事でしょうか。
見えないところに手を抜いている現場は他にも不具合があるに違いありません。
そのくらいのことは建築の素人である私にも容易に想像ができました。
一番驚いたのはこのようなトラブルで騒然とする現場から営業マン「口先」が
「スミマセン、この後用事があるので~」
と言って立ち去ってしまったことです。
大炎上している現場の収拾より大事な用事ってどんな用事なのでしょうか?
なにしろ私はもう全額金をとられてしまっているわけです。
こんなものを引き渡されて落ち着けと言う方が無理な話です。
もう私にとっては家自体がゴミのようなものです!
あれだけ愛着をもって計画してきたマイホームに対して猛烈な嫌悪感をもってしまいました。
欠陥や不具合などで「大金を出した住宅の惨状」を見たとき、感じる気持ちはみんな同じだと思います。
もう一生忘れることはないでしょう・・・
とりあえずその日はどうすることもできず、仮住まいに帰った私は戸建である仮住まいの床下点検口から床下を覗いてみることにしました。
キッチンの床下収納庫を取り外して床下を覘いてみます・・・が、
当然ゴミなど落ちていません。
更に、どの時点で本棚の寸法が変わったのか・・・
私は過去の打合せ図面を順番に確認し、本棚の打合せの最後に設計担当「猿落さん」が赤ペンで寸法を修正した本棚の図面を見つけました。
これで我が家が依頼していた寸法が引き渡されたものの寸法と違うことが証明できます。
我が家が依頼していたのは赤ペンで修正されている寸法です。
下の図面の一番右は550㎜に修正しているものを473㎜で作ってしまっているわけですから一目でわかります。
そして下の図面の左の2列、652と653がそれぞれ赤ペンで650に修正してあります。私が微妙に寸法が違うと指摘していた場所もこの修正図面を見ると寸法をそれぞれ2ミリと3ミリ間違えていることが判明しました。
やはり私の指摘通り微妙に寸法が違ったわけです。
たかが2ミリや3ミリと思われるかもしれませんが、棚の寸法が2ミリ違えばもう棚板の固定など到底できません。
私が互換性を持たせるために各棚の寸法を合わせたのに意味がなくなってしまいます。
逆に2ミリ間違った寸法にミリ単位できちんと寸法を合わせてくる建具屋さんの方がすごいような気がします。
この棚はサンヨーホームズが作っているのではなく、棚のメーカーが作っていますので。
ここまで非常に優秀だった設計担当の「猿落さん」でしたがまさに「猿も木から落ちる」といったところでしょうか。
この部分の棚の寸法が違うと私は棚の使用目的の一部を失ってしまいます。
私は自分の使用目的をよく考えたうえで細かく棚の寸法を指定していたからです。
そしてサンヨーホームズからは
経費削減のためか本棚の造り直しは勘弁してほしいと依頼
がありました。
また、
「棚の板を追加でサービスするので棚本体の造り直しは勘弁してほしい」
とも言ってきました。
なんとも自分勝手な話です。
実はこの依頼をしてきたのは「猿落さん」自身です。
私は「猿落さん」は非常に顧客目線の設計担当だと思っていましたので、この言葉を「猿落さん」自身が自分の考えだけで言っているとは思えませんでした。
私は「猿落さん」を色々と問いつめましたが非常に歯切れが悪く、会社から「何とか謝って許してもらえ」と言われているのが見え見えな感じがしました。
そして何度かやりとりする後に入居までに日数があるので本棚は作り直してもらうことになりました。
まあ当然の対応でしょう。
また、もう一つの点検口を開ける件に関しては建築担当「脇甘」の予定がいっぱいだとのことで結局確認できたのは引き渡しの2週間後でした。
「口先」といい「脇甘」といい、この状態の我が家より優先する用事ってどんな用事なのでしょうか?
トラブルの際にトラブルの解決より他の事を優先する会社って・・・
この時だけこうしたと言うよりは企業風土なのでしょうね。
このような姿勢がどんどん事態を悪化させていくのです。
そして二週間後に確認したもう一か所の床下もやはりゴミだらけだったことは言うまでもありません。
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