弊宅閲覧者数・延べ50万人様を記念して、clatas様からお与かりした記念リクエストの続きをお届け致します。
前話こちら↓
■ 夕焼けを探しに ◇9 ■
雄大な自然に囲まれて、思う存分楽しんだカヤック体験が終了したのが11時半。
その後、着替えをしたり、ツアー中の様子を撮影した写真データをCD-Rで受け取ったりしている間に時は過ぎ、次の目的地に向かうために車に乗りこんだ時には既に正午を回っていた。
後部座席で俺の隣に座った最上さんが笑顔で社さんに問いかけた。
「 社さん。今度はどこに行くんですか? 」
「 今度はね、北部エリアから東側を経て、西側に横断移動するよ。途中でスムージーショップに寄る予定 」
「 スムージーショップ?…ってことは、専門店ってことですか? 」
「 そ。川や海でたっぷり遊んで疲れたでしょ?だからフルーツで癒しをと思ってね 」
車は、海を渡る屋我地大橋やワルミ大橋を通るルートで、そのたび俺と最上さんはそこから見える絶景を後部座席から楽しんだ。
1時間ほどのドライブを経て目的店に無事到着。
それで、これはあとで聞いた話だけど、スムージーの専門店であるその店では、無農薬農家が育てたドラゴンフルーツやイエローパッションフルーツ、他にも勝山で収穫されたシークヮーサーなど、地元のフルーツをふんだんに使ったスムージーがお勧め品らしい。
しかしそれ以外にも地元のフルーツで作った自家製ソーダや、今帰仁村の黒糖を使用したアイスカフェオレなどもメニューにあった。
ついでに言うと、この辺りは晴れると空が真っ青になって、沖縄らしい強い日差しが照り付けるのだとか。
それが、スムージー店の壁面に惜しげもなく塗られているピンク色をより鮮やかに輝かせてくれるとかで、天気の良い日はその壁の前で、ビタミンカラーのドリンクを手に写真を撮るのが最近の流行りなのだそう。
残念ながら今日は曇天だったけど、壁のピンク色はそれなりに鮮やかに映えていた。
「 なあ、蓮。この壁の色、まるでラブミーつなぎの色みたいだと思わないか 」
「 思いました。まさにそのものですよね。ここで写真を撮りませんか、社さん。是非社長に見せてあげてくださいよ。ね、最上さん 」
「 きっとびっくりするでしょうね。まさかこの色を壁に使っているお店があるなんて・・って 」
「 いらっしゃいませー・・・って。え、芸能人?まさかそのひと敦賀蓮? 」
「 はい、この方は間違いなく敦賀蓮さんです。私も一応芸能人ですけど。ふふ 」
「 まあ、すごい。ようこそいらっしゃいませ。おばちゃんで良ければあとでシャッター切りますよ。シャッターって古い言い方ですけどね。それで、メニューはお決まりですか? 」
「 はい、えーっと……。あの、このピタヤって、どんなフルーツですか? 」
「 ピタヤはドラゴンフルーツのことですよ。果肉は赤や黄色でまさにピチピチフレッシュって感じの色。スカッシュのご注文が人気ありますよ 」
「 スカッシュかぁ・・・ 」
そう教えてもらったけれど、最上さんは炭酸が苦手だ。だから彼女は恐縮しながらスムージーで注文し、次いで社さんは季節の島フルーツスカッシュ、というものを。
俺は最上さんとは違うフルーツでスムージーを注文し、お言葉に甘えて、社さん、最上さんと俺の3人で壁前に並び、社さんのスマホで撮影までしていただいた。
それから車内に戻り、俺と最上さんは昨日と同じ様に、互いのものを途中で交換して飲みあった。
・・・いや、別にいいかなって思ったんだ。
もし社さんに気付かれてしまったとしても。
そもそも俺の気持ちを社さんは以前から知っている訳だし
俺も、いまは最上さんの気持ちを知っている。
まだこの子と付き合うには至っていない訳だけど
彼女とそういう関係であることを、社さんに隠す必要はないと思った。
――――――― ただ
自分から
それを社さんに告白するつもりはなかったので
俺のそういう態度を社さんがいちいち取り上げてからかって来るようなら自粛しようかと考えて、昨夜試してみたのだが…。
『 一人が寂しい夜に、これを俺だと思って火を灯してみて 』
『 一人が寂しい夜に火を灯してみてくださいね。それを私だと思って 』
この俺たちのやり取りに
特に社さんがツッコミを入れて来るようなことはなく
しかも最上さん自身、俺との事を隠すつもりはないのだと察して
自粛は必要ないのかな、と。
せめて、この修学旅行の間ぐらいは。
「 よし、着いたぞ、今日の昼飯!13時半か。ちょっと遅くなっちゃったな、ごめんな 」
社さんが声高らかに宣言して車を停めた場所は、備瀬のフクギ並木という所だった。
防風林として家を取り囲むように植えられているフクギが大きくまっすぐ伸びている並木で、備瀬崎と呼ばれる地までそれは道沿いに数千本ほど連なっているらしい。
見る限りその深い緑のトンネルは、懐かしさと情緒に満ち溢れていた。
並木の向こうに備瀬の海も広がっている。
曇天だからか海は深い深いエメラルドグリーンをたたえていて、こうしてみると沖縄は本当にどこもかしこも美しい景色に満ちた自然の宝庫なのだな、と思った。
「 調べたところ、この並木は1kmぐらいあって、自転車をレンタルしてサイクリングを楽しむこともできるらしいんだけど、時間が時間だからな。それは割愛 」
「 それで、社さん。この並木の中にお昼を食べられるところがあるんですか? 」
「 そうだよ、キョーコちゃん。この先に古民家食堂があるんだ。沖縄と言えば食堂だからね! 」
「 そうなんですか?知らなかったな 」
「 その店には、やんばるあぐーっていう豚肉を使用した沖縄そばとか、とんかつとか、生姜焼きとかが置いてあるらしいんだ。昨日は石垣牛を食べたから、今日はやんばるあぐーだ。どうだ、沖縄らしいだろ? 」
「「 らしいと思います 」」
「 よし、行こう!腹減ったな 」
その店に到着し、写真付きのメニューを見た俺はぎょっとした。
種類が豊富な上、添付写真を見る限り、その量が凄まじかったのだ。
ちなみに最上さんの視線は早々にあるメニューに釘付けになっていた。
「 すごいぞ、蓮、見ろ。やんばるあぐーのタコライス&小そば定食、ハンバーグ&メンチカツ定食、生姜焼き定食、肉盛りカレー定食、塩焼きそば定食…って、焼きそばにご飯が付くっておかしくないか? 」
「 え?おかしいですか、社さん。でも、大阪とかはそんな感じですよ? 」
「 そっか。キョーコちゃんは京都出身で大阪と近いからあんまり違和感がないんだな。東京出身の俺はなんとなく、え?と思うよ。あー、それにしても何にしよう。やんばるあぐーと島野菜のみそ炒め定食、塩豚丼定食、沖縄サラダそば定食、厚切りポークと陶板焼き定食、ハンバーグとメンチカツのロコモコ定食・・ 」
「 あっ!私はロコモコにします! 」
だと思ったよ。
やんばるあぐーハンバーグの上に目玉焼きが乗っている写真を凝視していたから。
「 最上さんはそれに決定として、社さんは運転もしていて余計に神経と体力を使っているはずですから、ボリュームがあるほうがいいと思いますよ 」
「 そうか?じゃ、そうしようかな。じゃ、この子はロコモコ定食で、俺達はやんばるあぐーとんかつ御膳で! 」
「 はい、注文入りましたぁ~ 」
「 あっ!社さん、なんで俺のまで頼むんですか! 」
「 だってお前、俺よりガタイいいから。これぐらい完食してくれなきゃお兄ちゃんは心配だからさ。ね?キョーコちゃん 」
「 はい、そう思います。それに、敦賀さんならきっと食べてくれますよ。社さんが注文してくださったんですから 」
「 最上さん。なに君いきなり無責任な発言をしてくれてるのかな。まさか、さっきの復讐をしているとか? 」
「 えー?何のことですかぁ? 」
注文した時はそんなやり取りもしたけれど
カヌーの操縦で多少体力を消耗していたのか、いつも通り俺は空腹なんて感じていなかったのに、社さんと同様に俺も御膳を平らげてしまった。
「「「 ご馳走様でした 」」」
「 ありがとうございましたー! 」
「 やんばるあぐー、美味しかったですね! 」
「 牛も豚も美味いなんて、やるよな、沖縄 」
「 もう俺、腹いっぱいです 」
「 …ってことで、今度は腹いっぱい食べたそれを歩いて消化しようか。今度は水族館を堪能するぞ 」
「 あうっ、それって社さん。美ら海水族館ですか!? 」
「 そう、正解。美ら海水族館は修学旅行でも人気のある施設みたい。それに、沖縄に来たらやっぱり来なきゃでしょ。キョーコちゃん、嬉しい? 」
「 嬉しいです!!行きたいと思っていたので!わーい 」
最上さんはとびっきりの笑顔になって、頭上に両手を大きく掲げた。
沖縄美ら海水族館はそこから数分もない所にあった。
この水族館の特徴は、浅瀬からだんだんと深海に潜るように沖縄の海を紹介している所だろう。
生き物に触れることができるタッチプールや、ジンベエザメが泳ぐ大水槽が特に人気で、そのほかにも、神秘に満ちた深海の水槽、生き物をより近くで観察できる個水槽など、77個もの個性的な水槽が並んでいる。
3月から9月までは朝8時半から入館でき、20時で閉館となるらしいのだが、俺達が入館したのは15時頃だった。
4Fのモニュメントを通り過ぎ、うみんちゅゲートをくぐって案内所を通り過ぎる。
俺たちが最初に足を踏み入れた水族館の3Fは、生命溢れる彩の世界だった。
沖縄の方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海のことをイノーと呼ぶらしい。そのイノー周辺に棲む生き物たちを見たり触れたりできるエリアで、実際に俺たちはヒトデやナマコと触れ合った。
ちょうど15時半に熱帯魚の給餌解説というイベントが入ったことで、有難くそれに聞き入り
16時にはオキちゃん劇場というところでイルカのショーを見学し、見終わってから残りの3Fエリアを堪能し、そこから2Fエリアへ。
2Fフロアは黒潮の海という名称がついていて
そこには回遊魚たちのダイナミックな世界があった。
「 ……っっ… 」
思わず息を飲み込んだ。
巨大アクリルパネルの向こう側に、自分よりもはるかに大きな魚がいる。
しかもこの目に映る光景は、大水槽の中にまるで沈み込んだよう。多方向から観察できるという水槽の中で、泳いでいる魚を見上げるという感覚はとても不思議なものだった。
水槽の大きさもさることながら、そのクリアな視界に最上さんも本当に感動していて、その隣で社さんも感嘆の声をあげていた。
「 すっごい!すごいですよ。魚たちのお腹まで見えちゃいます 」
「 本当に、すごい。圧巻…って言葉しか出てこないな 」
「 最上さん、社さん。あっちで黒潮探検が出来るみたいですよ。あとで行ってみませんか? 」
「「 黒潮探検?! 」」
「 ええ。側面や底面からだけじゃなく、水上からも魚たちを観覧出来るみたいです。17時半からって書いてありますから、もう少しじゃないですか。それでどうかなと思ったんですけど 」
「 敦賀さん、社さん。それ、私は行ってみたいです! 」
「 だよね。せっかく来ているんだし。あ、でもその前に 」
「 なんだ? 」
「 17時からここで給餌解説が入るみたいです。予定では15分ほど、になっていますね 」
「 うそ、すごいです。熱帯魚の給餌説明も聞けたのにこっちもなんて、ラッキーじゃないですか。是非、聞きたいです! 」
「 …とキョーコちゃんは申しているけど、お前は? 」
「 せっかく来たわけですしね 」
「 賛成 」
その解説を聞いたあと、少しの観覧を楽しんでから黒潮体験に赴いた。
大水槽を水面から自由に観覧できるコースでは、スタッフによる解説も行われていて、特に最上さんは熱心に耳を傾けていた。
探検コースは観覧者側ではなく、舞台裏…という言葉がぴったりくる光景だった。
水槽に向けて多くの照明がぶら下がっている。
その様はまるで局のスタジオのよう。
真上から水槽を覗き込み、順番に、代わる代わるスポットライトを浴びている魚たちの泳ぎを見ながら、違いない…と思った。
ここは魚たちにとっての家でもあり、舞台でもあるのだ。
水族館の魚たちも俺たち俳優と同じ様に
人から見られるのが仕事なのだ。
「 よし、次に行くか、次 」
「 わぁ、さっきすごい明るい場所にいたから、水族館内に戻ると暗く感じちゃいますね 」
「 最上さん 」
「 はい? 」
「 はい 」
「 ……はい、アリガトウゴザイマス 」
彼女の言葉通り、館内はずいぶん暗く感じた。
それで最上さんと離れ離れにならないよう、手を繋いで歩いた。
一層暗さが増したせいか、誰も俺たちに気付かない。
道順の最後である1Fは、水深200メートル以深から採取された不思議な形態を持つ生き物たちの世界だ。
そこは、本来なら光など全くとどかないだろう生息域。
だからその環境に少しでも近づけるよう、このフロアは特に光度が絞られているようだった。
「 なんだか静か…… 」
「 そうだね。深海って本当にそういう世界なんだろうね 」
君の声が聞こえない、なんて
地獄より酷いかも。
ふとそんなことを考えて苦笑が浮かぶ。
二人で肩を寄せながらゆったりと歩みを進めて、海のプラネタリウム水槽という前で二人同時に立ち止まった。
そこには海中で発光する生き物たちが入っていた。
その生態を観察することが出来るという水槽で、目を凝らして彼らをじっと見つめながら佇む最上さんの青く照らされた横顔が、ひどく大人びて見えてドキッとした。
全てのルートを回り終えるのに、3時間近くかかった。彼女と手を繋いでいられたのはそのうち30分も無いだろう。
外に出るとやはり解放感があったけれど
今日は一日曇りで太陽が顔を出していないせいなのか、辺りの暗さは水族館内とさほどの差もない状態になっていた。
「 あーあ、残念。今日は見られそうにないですね、夕日 」
「 そうだね。でも昨日、見られただけ良かったのかもしれないよ? 」
「 そうですよね。だっていま沖縄は梅雨ですもんね。なのにまだ雨に降られてないのが不思議なくらいですもん 」
あ、そう言えば
夕日で思い出したことが。
「 社さん 」
「 うん? 」
「 あれ、どういう意味だったんですか? 」
「 なんだ、あれって 」
「 ラブミー部室で社さんが修学旅行に行こうって言い出した時のことです。言ったじゃないですか、社さん。夕焼けを探しに行こうって 」
「 …ああ、なんだ、それか。いや、特に深い意味は無かったんだけど 」
「 浅い意味ならあったんですか。それはイノーぐらいの浅瀬ですか? 」
「 蓮。いま覚えてきた言葉を早速使うなんて小癪だな、お前は 」
「 セリフの入りはいい方なんですよ、俺 」
「 あそ 」
「 それで? 」
「 いや、だから、本当に深い意味なんてないんだよ。ただあのとき不意に頭の中でメロディーが流れたんだ。子供の頃によく親が歌っていたせいだと思うけど。いや、歌っていたのは祖父母のどっちかだったか 」
「 それ、なんの歌なんですか、社さん? 」
「 うん?うーん・・・・たぶん、キョーコちゃんは知らないと思うなー。いい日、旅立ちってタイトルの曲なんだけど。蓮ならギリギリ知っていそうな気もするけど。日本のどこかに~ってやつ、知らないか? 」
「 残念ながら知らないです 」
「 ぐはぁっ、知らないか。ちょっとカルチャーショック 」
恐らく
社さんが言っているのは、昔日本で流行った歌謡曲のことなのだろう。
それだと俺が知るタイミングはまずないと言えた。さすがに俺の父親もそういう歌を口ずさむことは無かったし、恐らく最上さんも聞く機会などなかっただろう。
彼女の母親が鼻歌を口ずさむなんて、想像すら出来ないから。
「 まあ、そうだよなぁ。世代が違ければ歌自体を知らなくても当然だし 」
「 その前に私の母親が歌を歌うってことはまずありませんでしたし。仲居さんたちの年齢幅は広かったけど、そもそも仕事をしているときは私語厳禁だったし 」
「 まぁ、それで話を戻すけど、その歌の一部に、いい日旅立ち、夕焼けを探しに・・・ってフレーズがあるんだ。それで、夕焼けを探しに行くかって口にしただけの事なんだ 」
「 なんだ、そうだったんですね。やっと疑問が解けましたよ 」
「 気になっていたのか? 」
「 ええ。もしかしたら修学旅行に行くことを夕焼けを探しに…って言うのかと思って 」
「 そんな訳あるか! 」
「 ふふふ。敦賀さんの解釈、ちょっと素敵な気がします。いいですよね、情緒あって。それに、昨日の夕日は本当にきれいでした。思わず敦賀さんが海に突っ込んで行っちゃうほど 」
「 そうだね。キョーコちゃんはともかく俺を巻き添えにしてくれるほど見事だったね。そこは俺も認める 」
「 なんで私はともかくなんですか 」
「 だって俺、自前のスマホ手にしていたのよ?それで海に引きずり込むとか、あり得なくない?お前は海坊主か、蓮! 」
「 いえ、俺としては社さんだけ仲間外れにしたら悪いかなって考えた末の行動だったんですけど 」
「 嘘つけ。あのときのお前、ほとんど衝動で動いていただろ! 」
「 あ、バレてました? 」
会話をしながら俺たちはゆっくり駐車場に向かっていた。
そう言えば、道順通りに進んで最後に売店に寄るつもりでいたのだけど。
けれど売店は想定外に混んでいて、さらに言うと俺たちは注目を集めてしまったのだ。
それで一目散に退散し、うみんちゅゲート近くにサンゴの海と熱帯魚の海の水槽を真上から見通せる場所があったことに館内に入ってから気づいたという事もあって、早々にそちらに向かったから何も買うことが出来なかった。
本当は、最上さんに何か買ってあげたかったのに。
夕日を探しに来た記念に何か。
「 沖縄の大自然を堪能は終わりだ。ホテルに戻るぞ 」
「「 はい 」」
レンタカーに辿り着き、自らの手で後部座席のドアを閉めたとき
それだけが唯一のしこりとして俺の心に残った。
⇒◇10 に続く
沖縄の地図を片手に、彼らがどこを走っているのかを探ると想像力が刺激されるかも。
ちなみにお話はもうすぐ終わります。
⇒夕焼けを探しに◇9・拍手
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