僕は、これまでに200冊以上の勉強本を読んできました。
作者さんが、勉強について何を語っているのか、紹介していきたいと思います。
今回は、本田直之さんです。
●作者の紹介
作者は、経営コンサルタントで、会社の代表取締役社長です。
多くの書籍を出しています。
出身大学は、明治大学です。
●勉強本の紹介
『レバレッジ勉強法』を読みました。
それから、レバレッジシリーズの『レバレッジ・シンキング』、『レバレッジ時間術』も読みました。
●勉強本に書いてあること
勉強本は数多く存在しますが、概ね、以下の3つのことが書いてあります。
①何を勉強するべきか(例えば、英語、行政書士)
②何のために勉強するべきか(例えば、大学入試、資格取得)
③どう勉強するべきか(例えば、時間管理、記憶、速読、モチベーション維持等)
これら3つのうち、作者が何を重視するかによって、勉強本の内容が異なってきます。
それでは、この作者が語っていることを説明したいと思います。
●何を勉強するべきか
リターンが得られるもの、なのだそうです。
後述しますが、作者は、ビジネスで成功するために勉強することを推奨しています。
このため、勉強という投資をするのであれば、ビジネスで成功するというリターンが得られることを勉強する必要があります。
では、何を勉強すればいいのか?
この本は2007年の作品ですが、当時、作者は、以下のことを勉強することを推奨しています。
①語学
②IT
③金融
これら3つは、今も変わらないかもしれませんね。
それから、本書には、上述以外に以下のことを勉強することを推奨しています。
・自分がなりたいものになる際に必要なもの
・自分の性格にあったいるもの
・自分が実情を知っているもの
・知らないと損をするもの
・希少性のあるもの
・時流にあっているもの
最初の項目が、つまり何のために勉強するのかを見極めて、何を弁するのか決めることが重要ですね。
●何のために勉強するべきか
作者は、仕事上、様々な経営者と会うことがあるそうです。
成功者に共通していることがあるそうです。
その1つが、勉強です。成功者は皆、勉強をしているそうです。
何のために勉強するのか?
それは、
ビジネスで成功するためです。
例えば、読書について考えてみます。
ビジネス書を読むのは、勉強になります。
ただし、自分のビジネスに直結しないのであれば、その読書は知的刺激を得る媒体の域を超えません。
つまり、小説と同じく、娯楽になるわけです。
では、小説を読むのはどうでしょうか。
ミステリーを読むのは楽しいです。
これは娯楽です。
小説を読むことは、普通に考えれば、勉強ではありません。
しかしながら、ビジネスで成功するため、顧客や取引先と会話する際、その話題作りとして小説を読むのであれば、これは勉強です。
つまり、ビジネス書でも小説でも、単にインプットするだけでは、勉強にならないですが、何らかのアウトプットをするならば、それは勉強になり得るわけです。
●どう勉強するべきか
『レバレッジ勉強法』の目次を見てみます。
1 あなたの「ビジネス偏差値」は?
2 何を勉強するかを決める
3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり
4 成果に直結するスケジューリング
5 どんな試験にも受かるテクニック
6 挫折しない英語マスター術
7 最速で情報を「勉強する」法
8 勉強しやすい環境をつくる
●KSF
作者はKSFという言葉をよく使います。
レバレッジシリーズ、全てで登場すると思います。
KSFとは、キー・サクセス・ファクターを略したものです。
意味は、「成功のカギを握る要素」です。
成功するためには、努力する必要がありますが、ポイントがずれていると、それを一所懸命やっても、成果には繋がりません。
勉強も同じです。
成功するためには、KSFを見極める必要があります。
作者は、本書で効率よくKSFを知る方法を紹介しています。
具体的には、以下の3つです。
①ビジネス書を読む
②うまくいった人の話を聞く
③スクールや通信教育を利用する
①と②は、成功者から学ぶわけですね。
学ぶ(まなぶ)の語源は、まねぶ、つまりマネをすることです。
成功者のマネをすることで、KSFを見極めるわけです。
③は、合格請負人に、指導してもらうわけです。
もちろん、スクールや通信教育はお金が必要です。
しかしながら、勉強した結果、リターンがあれば、投資したお金を回収することができます。
●仕組を作る
勉強するのが、あまり好きでない人は多いです。
重要なことには、必ず期限があります。
期限があれば、進捗を管理する必要があります。
このため、スケジュールというものが発生します。
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