【勉強法を紹介4】自由に生きる経営コンサルタントのやり方 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

僕は、これまでに200冊以上の勉強本を読んできました。

作者さんが、勉強について何を語っているのか、紹介していきたいと思います。

今回は、本田直之さんです。

●作者の紹介

作者は、経営コンサルタントで、会社の代表取締役社長です。

多くの書籍を出しています。

出身大学は、明治大学です。

 

●勉強本の紹介

『レバレッジ勉強法』を読みました。

それから、レバレッジシリーズの『レバレッジ・シンキング』、『レバレッジ時間術』も読みました。 

 

 

 

 

 

●勉強本に書いてあること

勉強本は数多く存在しますが、概ね、以下の3つのことが書いてあります。

 ①何を勉強するべきか(例えば、英語、行政書士)

 ②何のために勉強するべきか(例えば、大学入試、資格取得)

 ③どう勉強するべきか(例えば、時間管理、記憶、速読、モチベーション維持等)

これら3つのうち、作者が何を重視するかによって、勉強本の内容が異なってきます。

それでは、この作者が語っていることを説明したいと思います。

 

●何を勉強するべきか

リターンが得られるもの、なのだそうです。

後述しますが、作者は、ビジネスで成功するために勉強することを推奨しています。

このため、勉強という投資をするのであれば、ビジネスで成功するというリターンが得られることを勉強する必要があります。

では、何を勉強すればいいのか?

この本は2007年の作品ですが、当時、作者は、以下のことを勉強することを推奨しています。

 ①語学

 ②IT

 ③金融

これら3つは、今も変わらないかもしれませんね。

それから、本書には、上述以外に以下のことを勉強することを推奨しています。

 ・自分がなりたいものになる際に必要なもの

 ・自分の性格にあったいるもの

 ・自分が実情を知っているもの

 ・知らないと損をするもの

 ・希少性のあるもの

 ・時流にあっているもの

最初の項目が、つまり何のために勉強するのかを見極めて、何を弁するのか決めることが重要ですね。

 

●何のために勉強するべきか

作者は、仕事上、様々な経営者と会うことがあるそうです。

成功者に共通していることがあるそうです。

その1つが、勉強です。成功者は皆、勉強をしているそうです。

何のために勉強するのか?

それは、

ビジネスで成功するためです。

例えば、読書について考えてみます。

ビジネス書を読むのは、勉強になります。

ただし、自分のビジネスに直結しないのであれば、その読書は知的刺激を得る媒体の域を超えません。

つまり、小説と同じく、娯楽になるわけです。

では、小説を読むのはどうでしょうか。

ミステリーを読むのは楽しいです。

これは娯楽です。

小説を読むことは、普通に考えれば、勉強ではありません。

しかしながら、ビジネスで成功するため、顧客や取引先と会話する際、その話題作りとして小説を読むのであれば、これは勉強です。

つまり、ビジネス書でも小説でも、単にインプットするだけでは、勉強にならないですが、何らかのアウトプットをするならば、それは勉強になり得るわけです。

 

●どう勉強するべきか

『レバレッジ勉強法』の目次を見てみます。

 1 あなたの「ビジネス偏差値」は?
 2 何を勉強するかを決める
 3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり
 4 成果に直結するスケジューリング
 5 どんな試験にも受かるテクニック
 6 挫折しない英語マスター術
 7 最速で情報を「勉強する」法
 8 勉強しやすい環境をつくる

 

●KSF

作者はKSFという言葉をよく使います。

レバレッジシリーズ、全てで登場すると思います。

KSFとは、キー・サクセス・ファクターを略したものです。

意味は、「成功のカギを握る要素」です。

成功するためには、努力する必要がありますが、ポイントがずれていると、それを一所懸命やっても、成果には繋がりません。

勉強も同じです。

成功するためには、KSFを見極める必要があります。

作者は、本書で効率よくKSFを知る方法を紹介しています。

具体的には、以下の3つです。

 ①ビジネス書を読む

 ②うまくいった人の話を聞く

 ③スクールや通信教育を利用する

①と②は、成功者から学ぶわけですね。

学ぶ(まなぶ)の語源は、まねぶ、つまりマネをすることです。

成功者のマネをすることで、KSFを見極めるわけです。

③は、合格請負人に、指導してもらうわけです。

もちろん、スクールや通信教育はお金が必要です。

しかしながら、勉強した結果、リターンがあれば、投資したお金を回収することができます。

 

●仕組を作る

勉強するのが、あまり好きでない人は多いです。

作者も、そうなのだそうです。
勉強は、やらないより、やった方が絶対に得だということは分かっています。
だからと言って、気合だけで勉強しつづけるのは、無理です。
そこで重要になるのが、仕組みなのだそうです。
具体的には、スケジュールとノルマを作ります。
まず、スケジュールについてです。
何をやるにしても、スケジュールは不可欠です。
何事も期限がなければ、完成しません。

重要なことには、必ず期限があります。

期限があれば、進捗を管理する必要があります。

このため、スケジュールというものが発生します。

例えば、6か月後に資格試験があるとします。
スケジュールは、以下の順番で作ります。
 ①まず、月単位でやるべきことを決めます
 ②次に、週単位でやるべきことを決めます
 ③次に、日単位でやるべきことを決めます
大枠でやるべきことを決めたら、日単位で進捗を管理できるようなスケジュールを作ります。
次に、時間単位でやるべきことを決めていきます。
時間単位の計画に到達したら、以下のようなことをやることを推奨しています。
 ・午前中に勉強する(頭が冴えているし、一人の時間を確保しやすい)
 ・二つのことを同時にできる時間をチェックする(例えば、通勤しながらヒアリングする)
 ・寝る前は暗記する(寝ている間に記憶が定着する。重要なのは寝る前に憶えることの習慣化)
 
次にノルマです。
毎日勉強することを習慣化する必要があります。
習慣化する上で、重要なのがノルマです。
一日に勉強することを定量化します。
例えば、過去問を一日に10問解くとか、そういったことを決めるわけです。
 
 個人的には、このノルマを決めることが、そしてノルマを前倒して消化することが最も重要だと思いますね。

 

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