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ぼくは占い師じゃない

易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

易システムでのお告げの記号である大成卦。

64パターンをひととおり説明しおわったので、
実際にこれを読んでいる人が
ご自分で占ってみることができるようにしました。

サイドバーのフリースペースを利用しています。
ごらんいただければだいたいわかると思いますが、
準備として八面サイがひとつ、必要です。

八面サイは、玩具店か、または百円ショップなどで
手に入れることができます。

以下、サイドバーの内容そのままです。
よろしければ感想などおよせください。

----サイドバーの引用

☆ このブログの使い方

準備:八面サイ(1から8までの数字が書かれた正四面体のサイコロ)をひとつ、用意してください。

1. 易システムに相談したい問いを決めます。

2. 深呼吸を3回。

3. 1.で決めた問いに集中して八面サイをふります。出た目をメモします。

4. 同様にもう一度八面サイをふり、出た目をメモします。

5. 3.で出た目を1の位、4.で出た目を10の位として、二桁の数字を作ります。

6. 以下の、該当する数字をクリックします。

7. 答えが役にたつものであれば、OK。ふにおちないものでれば、問いの内容を再検討するか、後日やり直してください。

このあとに11~88までの各大成卦の説明へのリンクがつづきます。

ええと、何から書こうかな。

こどもの「えにっき」なら、

「おともだちのおうちで
すてきなうでわをつくってもらいました。
とてもたのしかったです。おわり」

でいいのだろうが、あいにく大人だし、
これは「えにっき」でもないし。

土曜日。久しぶりに晴れ。

昼下がりに自宅を出て、
2時間ほど電車にゆられて、
個人宅でオーラソーマのヒーリングを
しておられる方をお訪ねした。

といっても、オーラソーマの
ヒーリングを受けにいったわけではなく、
そのスペースを借りて、
ミク友の「ゆきちゃん」さん(ヤヤコシイので以下、
「さん」を略させていただきます(笑))が、
クライアントのチャクラの状態を確認して、
それに応じた天然石ブレスを仕立ててくれるという
ワーク(カウンセリング)をやってくれるというので、

こりゃいいや、

と腰を上げた次第。

普段は女性専用のスペース なんだそうだが、
そこはゆきちゃんの知り合いということで、
おっさんだけど、ムリヤリねじこんでもらった。

なかなかないもんね、こんな機会。

ブレスを仕立ててもらうということ自体初めてだったし、
そういったことに通じている方にやっていただく、
というのも、もちろん初めて。

ダウジングでチャクラの状態を読み
(じつはあほだということが
ばれてしまったかもしれない)、
何種類かのオラクル・カードをつかって
石の見当をつけるという流れ。

5枚引いた(引く枚数は特に決まっていないそうです)
石のカードのちょうどまんなかがクリアクオーツで、
これが、今回のブレスの機能というか目的というかテーマに
どんぴしゃでちょっとびっくり。

サポートしてくれる神様がアフロディーテというのも驚いた。
アフロディーテといえば、なにはともあれ、美の神様なのだが、
最近興味をもちだした多面体 はまさに「美」そのものである。

アフロディーテはギリシャ神話だが、
ローマ神話ではヴィーナスに相当し、
おおもとは豊穣多産の神様らしい(wiki参照)。

豊穣多産は大地の働きであり、易卦でいえば88:坤為地。
88:坤為地はついこのあいだ、
このブログで紹介し終えたばかりの卦。

選び出された石は、パワーダウンしていたチャクラを
サポートするものとしてぴったりのものだったらしい。

このへんはおじさんにはわかりましぇーん・ゾーンだが、
できあががったブレスの構成をみていて、
これはひょっとしてすごいんじゃないか、
と思った。

いまやってることと、
いろいろ関係がありそうなのである。


template
上の画像はいま考えている、
易卦を利用したツールのシンボル。
丸に十字といういたってシンプルなもの。
下の写真が、作ってもらったブレス。

ブレス
東西南北がある。
メディスンホイールみたいでしょ。
ツールのシンボルとどこか似ていませんか?

まあ、両方ともシンプルなものなので、どこか似る、
ということは起きやすいかもしれないけれど、
ゆきちゃんにきいたら、とくに決まったパターン
というのもないそうで。

写真に戻って、上の赤玉(インカローズ)と
下の透明の玉(クリアクオーツ;クラック入り)
の二つだけがφ10mmだが、
上を陽(南)とすれば下は陰(北)となる。

黒い玉はスモーキークオーツとブラックトルマリンだが、
黒系の玉は四方位に各2個づつあって、全部で8個=八卦。

4つの方位に区切られて、
3つづつのクリアクオーツが配置されているが、
4×3=12で十二消長卦。
以前の記事にも書いたが、十二消長卦は時序、
季節の移り変わりなどを示す易卦のグループ。

12ヶ月。4つの季節。

純粋にクリアクオーツの数だけ数えると
下にあるφ10mmのクラック入りの玉もいれて13個。
13月の暦。

両サイドにある紫の石(写真では白っぽく映っている)は
チャロアイトというそうで、手持ちの本で調べたら、
変化の中での、調和と落ち着きをもたらす力があるとされている。
これは東と西に配置されている。
東と西。
太陽と月。
八卦でいえば離と坎。昼と夜。

昼は夜に夜は昼に常に変化し続けるが、
東から西へというすべての星の動きは変わることはない。

ふたつまとめて、一日。時間の基本単位。

いろいろ考えていると、
このブレスが先天図にみえてくる。

先天図・後天図は八卦を方位に割り当てた図で、
先天図はこの世の動作原理(体)、
後天図は動作結果(用)をあらわす。

ゆきちゃんの話によると
そんなことはぜんぜん考えてなくて……
つまり、リクツでつくっているのではないそうだが、
にしても、すごい。

易好きおじさんのうがちすぎ、
といってしまえばそれまでだが、
やっぱりすべてのことには意味があると思う。
手垢のついた言い回しだけど
(って、それ自体も手垢のついた言い回し)。

せっかくつくってもらったので
大事にしたいと思います。

おわり。


先日、草加の先まで足をのばして、
おもしろいオモチャを買ってきた。

ゾム・ツール というアメリカ製のオモチャである。
知育玩具……ということになるのだろうが、
大人でも充分楽しむことができる。

ノードと呼ばれる丸いカゴ状のパーツと、
ストラットと呼ばれる棒状のパーツを組み合わせて、
主に多面体を組み立てていくもの。

玩具の分類としてはブロックの類になるのだろうが、
見た目からしてレゴやなんかとはずいぶん違う。
学校の化学の授業のときに見せられた分子模型を思い出す。

オモチャ……
とはいっても大学や研究機関でも使われているそうで、
そういうところでは、まさにその、分子模型のような
使われ方もしているのだろう。

もともと正多面体のことをインターネットで調べていて、
たまたまみつけたものだったのだが、すぐ気に入ってしまい、
その週の週末には買ってしまった。

いくつかキット(といっても、ボールと棒が
ごちゃっと入っているだけの塩ビ・ボトル)
があるようだが、ほしかったのは「Kepler's obsession」
と題されたキットで、「ケプラーのこだわり」と訳されていた。

obsessionを辞書で調べてみると、「こだわり」というよりも、
「とりつかれること」「強迫観念」などの、もっと強い、
どちらかというとあまりよくはなさそうな意味が並んでいる。

ヨハネス・ケプラーの名前を知ったのは
たぶん中学の理科のときで、
非常に熱心(だったんだろうなあ。内容はともかく、
習ったということをまだ覚えてるくらいだから)
な先生から、そのときは惑星の楕円軌道と面積速度の話を
聞いたような気がするが(もう30年位前……かな)、

正多面体に外接する球の直径と
惑星の公転軌道半径に関連がある、
とする一般的には「奇妙な(そして有名な)」
着想について知ったのは、
たぶん高校のとき、カール・セーガンの「コスモス」を
テレビで見たときだったと思う。
あながち「奇妙」でもないんじゃない?
という話もある(→*1)。

話がすぐ横道にそれてしまうが、
キットはそのケプラーにちなんだもので、

正二十面体<正八面体<正四面体<正六面体<正十二面体

という順で右が左を順次内包していく多面体モデルだ。
内包関係にあるプラトン立体。
ケプラーの太陽系モデルとはちょっとちがう。


zome01
【最初は小さな正二十面体。】


zome02
【正二十面体に外接する正八面体を組み付ける。
正八面体の十二の辺を黄金分割した点が
中の正二十面体の頂点になっている(*2)】

.
zome03-1

zome03-2
【正八面体の周囲にさらに正四面体を外接させる。
正四面体の各辺の中点が正八面体の頂点になる】


zome04
【同様に正四面体の周囲に正六面体を】

正四面体を構成する12本のストラットをもう一組入手して、
立方体の、正四面体が接していない頂点を結べば、
もうひとつの正四面体を組み込むことができる。
先の正四面体とペアでマカバ・スターができるはず。


zome05
【この角度からではわかりにくいが、立方体(黄色)の各面に、
赤い屋根を乗せると正十二面体になる】

そもそもなんで、
正多面体をネットで調べていたかというと、
多面体を構成する面の数が、
易システムの構成と合うところが多く、
気になっていたからである。

易のマークを構成する一本一本の線を「爻(こう)」というが、
この爻はかならず、陰か陽かどちらかの状態をとる。
中間はない。
デジタルなのである。
易のマーク(大成卦)は爻6本でできている。

その構成から、
たとえば以下のような対応をとることができる。

爻2本でできるマーク(4種類、四象)→正四面体
爻3本でできるマーク(8種類、八卦)→正八面体
爻6本でできるマーク(64種類、大成卦)→正六面体

最後の立方体の対応はわかりにくかもしれないが、
13の月の暦に代表される銀河ツール は、
易という言語をその一部に含み、
立方体の各面をひとつひとつの爻に対応させている。

いいかえれば、立方体がひとつあれば、
それが易のマーク、
64卦すべてをあらわすことができるということ。

各面がパタパタと陰か陽に明滅するようなイメージを描くと、
その明滅パターンの組み合わせは、2の6乗で、64とおり。

正十二面体は、
12という数から、即座に十二消長卦を連想させる。
十二消長卦は、事象や、時序・季節の推移をあらわす
12パターンの大成卦の集合。

正二十面体→二十は、
易ですぐに対応する構成は思いつかないが、
易と関係が深い前述の銀河ツールの構成要素である
「太陽の紋章」は、ちょうど20種類ある。

銀河ツールでは、20種類の「太陽の紋章」は、
「惑星のホロン」とかたちで地球全体にヒモ付けられている。

ていうことは一番中心の、偶然に青い正二十面体は、
地球のモデル……?

妄想は広がっていくのである。

妄想はともかく、
正多面体は頭の中で想像するよりも、
実際に手を動かして触ってみて、
また、できたものをこうして手元において眺めていると、
いろいろなものが見えるような、
脳みその端っこの方をくすぐられるような、
なんとも不思議な気分になってくる。

携帯ゲームや、テレビゲームも決して悪いとは思わないが、
子供が最初に触るのはやっぱり、
実体のある「モノ」の方がいいのかもしれない。

だけどこのゾム・ツール、
子供のおもちゃとして買ってあげるには、
少々お値段がはるのがタマにキズ。

----
ご参考

*1 新装増補版「謎のの古代図形」秋山清著 コスモトゥーワン
   旧題「神の図形」

*2 「正多面体を解く」一松信著 東海大学出版会


kon

大地はあらゆるものを受け入れることができ、
そして受け入れたあらゆるものを、公平にはぐくむ。

「すべての」基盤。

ただ淡々と受け入れ、育て、
コスモスの法則である多様性と変化をもたらしていく。

ただいくら大地が寡黙だからといっても、
何も感じていないわけではない。
物言わぬものを、それをいいことにかえりみずにいると
いずれ大きなしっぺ返しをくらうことになる。

-----

長らく続いてきた大成卦のご紹介も、
11の乾為天からはじまって64卦、
今回の88:坤為地が最後になります。

「占い」のテーマ、次回からは、毎日の実際の占例や、
易にまつわるトピックなどを書いていきたいと思います。


剥

山が崩れて、土……大地にかえる。

あるいはまた、
表面的なデコレーションがはがれて、
本質がみえてくる。

起こっていることは必要なプロセスであって、
それ以上でもそれ以下でもない。
「はがれおちたもの」は、
次のステップには不要なもののはずである
Y.holeさんのコメントで情報をいただいたので、
(情報ありがとね~)4月の27日の日曜日に、
千倉 へいってきた。

千倉はサーフィンで有名な南房総は外房の海岸で、
でかけるときは雨が降っていたが、
ついたころにはあがって、
午後にははれた。

午前中は晴れ
【予報どうりというわけで】

会場は、いわゆる「道の駅」の横にある公園で、
その辺一帯は「潮風王国」と呼ばれているそうだ。

furima01
【マーケット(だいたい)全景】

「アート」・フリーマーケットだが、
アートというだけあって、
地元のアートなお店や工房、
個人作家のの作品を
展示販売するのがメイン。

そんなワケで、

いわゆる街中の「フリマ」とは
ずいぶん様子がちがう。

海岸ヨコという場所のせいもあって、
ゆったりした雰囲気だ。

furima02
【マーケット中央通り】

潮風もキモチイイし、
場所が広いので多少人が多くても、
ごみごみした気配はまるでない。

furima03
【マーケット、デッキ側】

大方の時間は、ビール片手にうろうろしていただけだったが
(どこへいってもやることは同じ)、
まあ、なんちゅうか、のんびりしたひとときを過ごさせてもらった。


furimacar
【やりたい放題。人気大爆発】

“「久々に」のんびりとしたときをすごさせてもらいました”。

なーんて書ければ、とりあえずおさまりがつくのだろうが、
じつは、のんびりしているのはいつものことだったりして。

furimasea02
【おーい、ルパン、そっちはアメリカだぞ】


furimasea
【ほんじゃ中国へでも行きますかね】

王国のすぐよこの海岸は砂浜ではなく岩場(磯)で、
なんだか中へ入って遊んでいる人たちもいたが、

「サザエ・アワビをとってはいけません」

との漁協の立て札が。

え?なに?
と、いうことは、
とろうと思えばとれるということなのでしょうか。

いやいや、それはイケナイ。

どうしてもとりたい人は、
王国屋内の「サザエ・キャッチャー」でどうぞ。

sazaecatch
【ほんとうにあったサザエ
(アワビだったかな。
いや、アワビは
ひきあげられないだろう)・キャッチャー】

要はUFOキャッチャーで、
普通はぬいぐるみとかが置いてあるところが
ミニ・イケスになっていて、
そこにころがっている海の幸を
つかんでひきあげるわけだが、
サブマリーン・キャッチャーとかいう、
よくわからない名前がついていた。

通りがかりの人たちはみな一様に、
ものめずらしそうに覗き込んではいくものの、
ついぞ、やっている人をみかけることはなかった。

一回200円也。

高いのか、安いのか。

なんだか、だんだんフリマとは
関係のないハナシになってきていますが……

決して余裕があるわけではないので、
あんまりお金はつかえない。

まあでも記念にと思って、
地元のアーティストが書いた
ハスの花が描かれたピンバッジと、
タイ産手染めプリントのTシャツを買ってきた。

T
【おお、こりゃすごい!
よく見たら太極図やんけ!
と、思い、これに決めました】

あ、そうそう、
中庭デッキでイベントをやっていた。

どっかで聞いたことのある声だな~と思っていたら、
あの解散しちゃった「たま」がきてたんですよ。

ぼくがいた間では、
あのヒット曲が聞こえてくることはなかったけど。

ぼくがあたりをうろうろしている間、
かみさんは芝生の上でごろねしていたが、

うるさい~

と思っていたそうだ。

え~、しらないの~
たま。

イカ天だよ、いかてん。

ぼくがず~っと前にいた会社の宣伝に出てたんだよ~
(バブリーだったなあ。あのころは)

tama
【「たま」だ!「着いた~!」】

なんか、シリキレっぽいけど、
ざっとこんなところでございます。

連休のすべりだしとしては
まあまあじゃなかったんでしょうか。


比

大地に雨がふり万物を育てる。
草木が天から水や光を受け、
大地から養分をもらって成長する。

自分の利益だけを優先すれば、
天からの恵みは、早晩、雲散霧消する。

水は大地にしみこませ、
いきわたらせてこそ意味がある。

「比」はまた、人と人が肩をならべ、
相親しむカタチでもある。
同じネタで二度書くのはどうかとも思ったが……

キャンドルグラスを作ったあと、
拾ってきたうちの、
だいたい半分のシーグラスが残っていた。

それらの消息も一応書いておこうかと。

また別のものをつくった。

「つくった」うちには入らないかもしれない。
そこらへんは大目に見てもらうとして、
つくったのは下の写真のようなものである。

rune01

北欧の古代文字のルーンで、
占い用につくったもの。

文字セット先頭にならぶ文字郡をとって、
フサルク(Futhark)と呼ばれることもある。
あなたの目の前のキーボードが、
クワーティー(qwerty)と
呼ばれることがあるのと同じこと。

ルーン文字もたくさんバージョンがあるそうだ。

代表的なところでは、
キリスト教が伝来して以降の新フサルク(Younger Futhark)、
それ以前の古フサルク(Elder Futhark)
に分かれるらしい(wiki参照)。

占いに使うときは、
エルダー・フサルク ベースの
24枚(ブランクを入れて25枚)のルーンを刻んだ木片や石を、
袋の中に入れて、1枚~必要枚数だけ無作為に取り出す方法をとる。
(カードタイプのものもある)

もちろん文字ひとつひとつに意味があって、
それをもとに解釈していくわけだが、
この意味づけに、
アカデミックな根拠があるのかどうかはよく知らない。

ぼくがはじめてルーンを知ったのはもう何年も前で、
今はもうない(ていうかその本屋が入っていたビルすら今はない)
近所の本屋で買った、

「ルーンの書(ラルフ・ブラム著/VOICE)」

が初めてだった。

ちょっと値段は上がったが、いまでも入手可能で、
うちにあるのは91年の2刷になっているから、
もう15年以上も版を重ねていることになる。

そんなわけで、記憶があいまいだが、
ラルフ・ブラム氏は、上記の本における各ルーンの意味を、
彼のインスピレーションによって割り当てていたように思う。

その際に、「易」を補足的に使っていた、
と書いてあったと思うので、
そういう意味でも、このブログとも関係なくもないのである
(こじつけくさいな~)。

作り方……というのもおこがましいが、

水洗トイレの水タンクの上の、
水が、じょんじょろりん、と出るところ
(なんていうんですかね、アレ)に、
そのままザラッと敷きつめておく……

なんていう使い方よりは、
多少手がかかっているので、一応、「作り方」。

まずはかたちと大きさがにたような
シーグラスを25枚より分ける。

実はコレに一番時間がかかる。

シーグラスは、そのままでは
ちょうど曇りガラスのような手触りで、
ざらざらしすぎなので、「ナレた」感じを出すために、
全体にクリヤラッカーをスプレーする。

それから、色はなんでもいいが、
ペイントマーカー(塗料入りのペン)でルーン文字を書き込んでいく。

まあ、それだけなんですが。

rune02

ぼくは銀のペイントマーカーを使ったが、
銀の上にクリアラッカーを塗ってはいけない。

とたんに発色が悪くなって、なんか灰色っぽくなってしまう。

地のガラスの色と文字~ペイント・マーカーの色の組み合わせも、
あらかじめ試すなりして、よく考えた方がいい。

たとえばぼくのケースだと、
白いシーグラスに書かれた銀の文字は
ちょっと判別しづらくなっている。

茶色のガラスなどだとわりとくっきりする。

大きさとカタチをそろえる、といっても、
シーグラスは自然に削られたものだ。

ひとつとして同じ大きさ、形のものはない。

ルーンは袋に入れてひくわけだが、
カンのいい人だと使っているうちに
盲牌できるようになってしまうだろう。

色も形もできるだけ似たものを25枚集めればいいのだろうが、
ほんとにそんなことできるのか。
だいたい、完全に同じ形のものがない以上、問題は解決しない。

そういうことには目をつぶって、
気軽に楽しむ、というのが一番かしこいのかな。

やっぱり集める(拾う)ときは、
ある程度、何に使うか(なにをつくるか)、
決めておいたほうがいいかもしれない。

観

問題、または対象となっているものごとを、
できるだけ自分の思いこみや主観を入れないようによく観察する。

そのように観ていくと、
その問題や対象となっているもののあたらしい側面がわかり、
解決や前進につながる。
ただし、そのキッカケにいそいでとびつかないように。

軽やかな風となって大地をわたり、
ほんとうのすがたを観察するとき。
今はまだ、行動するときではない。
「ナレる」というのは根付の言葉で、
年月を経て、人に触れられて、
カドまるくなった作品のことをいうそうで。

適度にナレた作品は、
さわり心地もぐっとよくなるということで、
ナレることによって、
その根付の付加価値も上がるのだとか。

骨董のことはよく知らないが、
われたガラスビンの破片などが、
海の波に洗われてなナレると、
「シーグラス」というものができる。

カドがとれて丸くなったガラスの破片だが、
自然のサンドブラスト効果で、
氷砂糖のような淡い透明感のある素材になる。

たまたま海の近くにでかけたときに、
「シーグラス」をテレビで見たのを思い出した。

風が強かったが、天気はよかったので、
砂浜に下りて集めてみたのがコレ。

seaglass

透明……というより、白っぽい感じだろうか。

なんかつくれるかな……これで……

テレビではシーグラスで、
何かつくっていたかと思うが……
これが、さっぱり覚えていない。

で、月並みだが、

家にごろごろしているジャムの空き瓶をつかって、
キャンドルグラスを作ってみた。

適度に湾曲のあるシーグラスを選んで、
ジャムのビンの丸みに沿わせてはりつけていく。

ただそれだけ。

接着にはエポキシ樹脂を使った。
硬化してもヒケが少なく、
こうしたスキマのあるものどうしの接着では、
スキマに充填するような感じで塗布していくといい。

市販されているエポキシ接着剤は、
主剤と硬化剤の2液混合型で、
DIY店などで容易に手に入る。
金属やガラスの接着には最適応だ。

硬化後は丈夫で、原爆ドームの補修や
プリント基板(これはガラスエポキシ)に
使われていることでも有名だが、いかんせん硬化に時間がかかる。
硬化するまでは材料をどうしを固定しておく必要がある。

家にあった「5分硬化」タイプのエポキシ接着剤をつかったが、
それでもシーグラスの組み合わせを考えながら、
ひとつひとつ全面に貼りおえるまで数時間かかった。

まあでも、硬化するのにちょっと時間がかかるのは、
その間、貼り付けたパーツの位置の微調整ができると考えれば、
それはそれでいいのかも。

candleglass1.
写真で、ビンの下にあるのは卵の空パックだが、
でっぱりのところを適当に指でつぶして
ビンがのっかるようにして、
ビンは横置きにして、上面になるところに、
シーグラスをのせながらくっつけていった。

条件(パーツが重い、接着剤がゆるい等)によっては
位置がずれていくこともあるので目が離せない。
まるで、晴れた日の影か、カタツムリのように、
ゆっくりゆっくり自重でずれていくのである。
(要するにすべりおちていくのだ)

単純に考えると1個につき5分で、
数えてみたら30個くらいはりつけていたから、150分=2時間半。
実際にはもうちょうっとかかっている感じである。
こうして完成したのがコレ。

candleglass2
むむ、そのままだ。

「これ、大豆……じゃない、キャンドルグラスですから」

といわないと、
ジャムのビンにはりついたシーグラスにしかみえない。
(いや確かに……そうなんだけど……)

灯を入れるとこんな感じ。

candlegrass3

candlegrass4

透明のラッカーでも吹き付ければ、
表面のくもりが少し取れて、
もう少し明るくなると思うが、
そのへんは好みの問題だろう。

毎週金曜日はビン・カン・PETの日で、
その日の9時ごろになると、
ゴミ置き場に回収の車がやってきて、
ビンがぶつかりあうにぎやかな音がする。

考えてみれば、
このシーグラスたちもジャムのビンも、
ゴミといえばゴミなわけで、
それにちょっと手が加わって、
ゴミにならないですんでいるだけのことで。

ゴミかそうでないかは、
手間とモノの観方だけで
いかようにも変わるということか。

シーグラスはもう半分残っているが、
それをどうするかはまだ思案中……

せっかく集めてきたものだし、
ま、せめてゴミにはしないようにしよう……とは思う。