シーグラス | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

「ナレる」というのは根付の言葉で、
年月を経て、人に触れられて、
カドまるくなった作品のことをいうそうで。

適度にナレた作品は、
さわり心地もぐっとよくなるということで、
ナレることによって、
その根付の付加価値も上がるのだとか。

骨董のことはよく知らないが、
われたガラスビンの破片などが、
海の波に洗われてなナレると、
「シーグラス」というものができる。

カドがとれて丸くなったガラスの破片だが、
自然のサンドブラスト効果で、
氷砂糖のような淡い透明感のある素材になる。

たまたま海の近くにでかけたときに、
「シーグラス」をテレビで見たのを思い出した。

風が強かったが、天気はよかったので、
砂浜に下りて集めてみたのがコレ。

seaglass

透明……というより、白っぽい感じだろうか。

なんかつくれるかな……これで……

テレビではシーグラスで、
何かつくっていたかと思うが……
これが、さっぱり覚えていない。

で、月並みだが、

家にごろごろしているジャムの空き瓶をつかって、
キャンドルグラスを作ってみた。

適度に湾曲のあるシーグラスを選んで、
ジャムのビンの丸みに沿わせてはりつけていく。

ただそれだけ。

接着にはエポキシ樹脂を使った。
硬化してもヒケが少なく、
こうしたスキマのあるものどうしの接着では、
スキマに充填するような感じで塗布していくといい。

市販されているエポキシ接着剤は、
主剤と硬化剤の2液混合型で、
DIY店などで容易に手に入る。
金属やガラスの接着には最適応だ。

硬化後は丈夫で、原爆ドームの補修や
プリント基板(これはガラスエポキシ)に
使われていることでも有名だが、いかんせん硬化に時間がかかる。
硬化するまでは材料をどうしを固定しておく必要がある。

家にあった「5分硬化」タイプのエポキシ接着剤をつかったが、
それでもシーグラスの組み合わせを考えながら、
ひとつひとつ全面に貼りおえるまで数時間かかった。

まあでも、硬化するのにちょっと時間がかかるのは、
その間、貼り付けたパーツの位置の微調整ができると考えれば、
それはそれでいいのかも。

candleglass1.
写真で、ビンの下にあるのは卵の空パックだが、
でっぱりのところを適当に指でつぶして
ビンがのっかるようにして、
ビンは横置きにして、上面になるところに、
シーグラスをのせながらくっつけていった。

条件(パーツが重い、接着剤がゆるい等)によっては
位置がずれていくこともあるので目が離せない。
まるで、晴れた日の影か、カタツムリのように、
ゆっくりゆっくり自重でずれていくのである。
(要するにすべりおちていくのだ)

単純に考えると1個につき5分で、
数えてみたら30個くらいはりつけていたから、150分=2時間半。
実際にはもうちょうっとかかっている感じである。
こうして完成したのがコレ。

candleglass2
むむ、そのままだ。

「これ、大豆……じゃない、キャンドルグラスですから」

といわないと、
ジャムのビンにはりついたシーグラスにしかみえない。
(いや確かに……そうなんだけど……)

灯を入れるとこんな感じ。

candlegrass3

candlegrass4

透明のラッカーでも吹き付ければ、
表面のくもりが少し取れて、
もう少し明るくなると思うが、
そのへんは好みの問題だろう。

毎週金曜日はビン・カン・PETの日で、
その日の9時ごろになると、
ゴミ置き場に回収の車がやってきて、
ビンがぶつかりあうにぎやかな音がする。

考えてみれば、
このシーグラスたちもジャムのビンも、
ゴミといえばゴミなわけで、
それにちょっと手が加わって、
ゴミにならないですんでいるだけのことで。

ゴミかそうでないかは、
手間とモノの観方だけで
いかようにも変わるということか。

シーグラスはもう半分残っているが、
それをどうするかはまだ思案中……

せっかく集めてきたものだし、
ま、せめてゴミにはしないようにしよう……とは思う。