4話です。
ここまでは、2話完結って感じなので、「消失的盲童事件」後編に突入って感じです。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
第四集 消失的盲童(二)
#EP04-1
~北江分局 刑警隊~
一枚の似顔絵をクリアボードに貼りだす沈翊。
沈翊「これは、加害者に関する小鵬の説明を基に、僕が描いた似顔絵だ」
李晗「云磊じゃないみたい。 この人は、40代かそこらに見えなくないですか?」
李晗の疑問は、もっともで、しかも、盲目の子供の証言というのも引っかかれば、今までに出てきた人物で、それらしい人もいないとなれば、戸惑うのもやむを得ず。
沈翊「小鵬は、録音の声を聞いて、襲撃者は別人であると明言した。あの子の説明によれば、中年の男性だったそうだ」
杜城は、この後、どう動くべきか、考えているのかな。
イェンさんもボードに近づいてくる。
蒋峰「変じゃないですか。あの子は、云磊のアジトで見つかった。それなのに、今は犯人じゃないだなんて・・・。あの子、認知障害でもあるんですかね?」
杜城「いや、おそらくないだろう。あの子は、俺の顔に触れて、とても正確に説明してくれた」
それに関しては、自信あり、です。
イェン「云磊と他の少年たちは、まだ、未成年だというのに、既に盗みの習慣を身に着けている。警察と対峙する時も、彼らは舐めてかかって慣れ切ってるよ。一体、どこでこうなったんだ? 誰かが扇動しているのだろうか?」
確かに、「あ!(その可能性ありますよね?)」と声をあげた蒋峰も、イェンさんと同じ意見っぽい。
まぁ・・生きるために、もっと悪い組織に搾取されたり、使い走りをする・・っていうこともなくはないだろうけどねぇ。
でも、なんか、そんな感じがしないんだよなぁ。
杜城としては、とにかく、一つ一つ整理していくしかない。
杜城「とにかく、これで、故意の傷害事件と児童虐待事件は同一容疑者によるものであることがほぼ確定した。そして、この少年たちがまず彼を誘拐し、その後、小鵬を救出に来た劉強を刺した可能性も残されている。
李晗、沈翊 の似顔絵の特徴に基づいてデータベースを検索し、城中村に一致する人間がいるかどうか調べろ」
李晗「はい」
問題は、このサングラスの男よね。
そして、その突破口は、やっぱり、云磊。
杜城「蒋峰、彼らを釈放しろ」
え、いいんですか?と驚く蒋峰とイェン。
杜城「誰かに、彼らを尾行させるんだ」
蒋峰「城隊は、奴らが、ボスと会うかもしれないと考えてるんですね?」
杜城の考えを読んで行動しようとする蒋峰。
杜城「もし、本当に首謀者が別にいるなら、釈放されれば、きっと会いにいくだろう」
蒋峰「了解です」
果たして、このサングラスの男・・・見つかるのかな?
~城中村~
釈放された5人を尾行する蒋峰たち。
大丈夫かな?
ここの住人たちは、警察がウロウロすることを好まないでしょ。
杜城は杜城で、似顔絵を片手に、城中村周辺の店に聞き込みに当たってる。
もともと、非協力的なのか、それとも、本当に見たことがないのか、軒並み、「知らない」と突き返される。
~北江分局 沈翊の部屋~
小鵬のリュックに入っていたノートを、光にすかしたりしながら、見ている沈翊。
直接、触ってみると、点字のように凹凸があり、
「熱気球か・・」とおぼろげに形を感じることは出来る。
鉛筆で書き記そうとして、「いや、そうじゃない」と、
改めて、また、ノートを触り、「アイスクリームか・・・違うな・・」と呟く沈翊。
じっと見つめながら、「波? 水か?」と試行錯誤する。
コップの中に、水を注ぎ、ゆすって波立ててみる。
沈翊「水か・・・だったら、これはなんだ?」
左下に、小さな点の集まりもある。
なかなか、合致しない。
あきらめかけた時、ペットボトルが目に入る。
触ってみると、ギザギザした感触がある。
沈翊「ボトルのふたか・・・!」
嬉しそう。
沈翊「なるほど・・ボトルの中の水なんだな。これは、ミネラルウォーターのボトルだ」
次のページも同じように、触りながら、判別していく沈翊。
沈翊「おもちゃの戦車か?・・いや、違う。となると、この二つはなんなんだ?・・・つまみ? これは、電子レンジだ」
目をつぶり、小鵬の気持ちになりながら、指で見ていく沈翊。
だんだん、法則性と感覚がつかめてきたのか、「これはヤカンだ」とか、「これは、オレンジ・・」「ふふ・・じょうろだ」と解読していき、「これは、ドラム缶・・・タイヤ・・・おもしろいな・・」と夢中になってる。
沈翊「髪の毛?・・・毛むくじゃらの動物・・・子犬だ!」
目が見えない小鵬にとって、物の形は、自分が触れる部分が中心にくるから、形の捉え方自体が全然違うのね。
それをいわゆる、普通の目に見える形にして、書き直す沈翊。
かなりの数にのぼってる。
パラパラとノートをめくる沈翊。
沈翊「だったら、この絵の、それぞれの色は・・・」
~北江市児童病院~
当然、小鵬を訪れる沈翊。
沈翊「小鵬、おじさんが川辺で何を見つけたか当ててみて。・・君の小さなリュックを見つけたんだよ。それから、小さなノートもね。ねぇ、このノートに何が描かれているのか教えてくれる?」
ノートを開き、手で触れさせると、少しだけ触れて、
それが自分のノートだと確信した瞬間、パッと胸に押し当てて、見せないようにしてしまう小鵬。
沈翊「ん~~ん」
困ったな、という声色を出しながらも、おそらく、そういう反応をされることも想定していたんだろうね。
沈翊「じゃ、おじさんに当てさせてよ。もし正解したら、おじさんにお話を聞かせてくれるよね。いい?」
え・・と、ちょっと緊張した表情の小鵬。
そう、いつも沈翊は、普通の大人とは違うことを言うから、戸惑っちゃうの。
それを、子供を子供として下に見ない、同じ土俵上での“かけひき”と言います(笑)
沈翊「ええっと、その中には、電子レンジがあるよね、それから、ミネラルウォーターのボトル、ヤカンだよね」
驚く小鵬。
小鵬「どうして、わかったの?」
沈翊「僕も教えてあ~げない」
完全に、大人じゃなくて、友達みたいな対応をする沈翊。
沈翊「こういうのはどう? もし君が先に、どうやって、この子たちを描いたのか、話してくれたら、僕も答えを教えてあげる」
小鵬「・・・いいよ」
ページを開くと、そこには、うすいオレンジでぬられた、ヤカン。
上から触ると、三角の注ぎ口があって、そして、本体は丸いけど、上に向かってすぼまって、少し高さがあるのよね。
小鵬「ヤカンは・・金属製品なんだ」
うん、と相槌を打ちつつ、ちょっと驚いてる沈翊。
まさか、材質を言ってくるとは思わなかったのかな。
私も、思ってなかったけど。
小鵬「電子レンジは、電化製品だよ」
しかも、難しい言い回しを知ってるじゃん。
小鵬「ミネラルウォーターのボトルは、プラスチック」
聞いているうちに、ほぉ~と感心してきたような沈翊。
沈翊「それって、小鵬の、なにかの記録なの?」
小鵬「別に、楽しいからやっただけだよ」
なんか、答え方が大人びてる(笑)
沈翊「へぇ・・」
小鵬「ねぇねぇ、おじさん、おじさん、この点々が何のためにあるか、知ってる?」
小鵬も、話が通じるのがわかって、嬉しくなってきたんだね。
沈翊「その点? ちょっとおじさんに考えさせてね」
ノートを受け取り、 点が羅列している部分を触る沈翊。
沈翊「この点々はね・・・たぶん、物の数を表してるんじゃないかな?」
小鵬「おじさん・・すごい・・頭いい!」
7歳に褒めてもらった沈翊。
ニコニコしてる。
でも、小鵬、君だって、かなり賢いよ。
沈翊「でも、おじさんには、どうして、電子レンジが赤くて、オレンジも赤なのか、わからないんだよ」
小鵬「ん? 赤って?」
沈翊「小鵬・・・君が塗ったんじゃないの?」
小鵬「塗ってないよ。でも、赤は一番好き」
沈翊「どうして?」
小鵬「だって、赤は・・・とっても、貴重なんだ」
沈翊「貴重? 誰がそう言ったの?」
その言い回しがおかしかったのか、つい、吹き出す沈翊。
すると、ふん、と怒ったように、へそをまげて、横を向いてしまう小鵬。
身体を捻ると、まだ、傷が痛いみたいね。
沈翊「いいよ、わかった。じゃ、最後に一つだけ聞かせて」
そういって、ノートの1ページを開く沈翊。
沈翊「これが、何の小動物なのか教えてくれる?」
しばらく触っていた小鵬。
最初に手に触れる(当たる)部分を起点にして、楕円を描いたり、上下のラインを取ったりして、見ればいいのね。
その距離で、奥行きを測ったり、そのモノの長さや大きさを掴んでる。
別に全体像でなくても、一番使うところとか、特徴的な部分を把握するほうが大事ってことか。
なるほど!
小鵬「犬!」
大きな声ではっきりと言う小鵬。
小鵬「犬は、人を噛むんだ。僕、犬が一番嫌い」
そういって、ノートを遠ざける小鵬。
犬だと言った絵には、紫色が塗られていました。
沈翊「そう・・・わかったよ。おじさんね、君にプレゼントを持ってきたんだよ」
バッグから、ミニカーを取り出す沈翊。
沈翊「ミニカーだよ」
手に取らせる沈翊。
沈翊「その代わりに、このノート、明日、返すってことでいいかな」
触って感触を確かめる小鵬。
小鵬「・・いいよ」
だいぶ、小鵬の信用を掴めた沈翊。
~北江分局 正門前~
自転車で、戻ってきた沈翊。
さすが、警察の前だと、レンタル自転車もお行儀よく並んでるね。
~北江分局 杜城の部屋~
コンコンコン・・・
杜城「入れ」
知らせたいことが、山のようにある沈翊が入ってきましたよ。
沈翊「杜城、わかったよ。」
杜城に、小鵬のノートを見せる沈翊。
沈翊「これらの色は、実は感情を分類する方法だったんだ」
杜城「感情の分類?」
沈翊「そうだよ、小鵬は、赤は貴重だって言ったんだ。あの子は赤が好きなんだ。だから、食べ物や電化製品、とか他の、あの子が好きなものはみんな赤で塗られているんだ。」
杜城「・・・・」
わかったような、わからないような?
沈翊「ネズミや犬は人を噛むだろ。それで、結論づけたんだ。赤、オレンジ、黄色は、あの子が好きなもの。青、緑、それから紫は嫌いなもの。 ざっくり言って、これら6つの色は、肯定的もしくは否定的な感情を表しているんだ」
興奮気味に、一気に話す沈翊。
パラパラと手帳をめくりながら、沈翊が言わんとしている意味を理解しようとしている杜城。
すぐに、沈翊の話の中の、矛盾に気づく杜城。
杜城「だが、小鵬は盲目だぞ。誰が、一体、あの子の代わりにこれに色を塗ったんだ?」
すぐには、口を開かず、杜城をまっすぐに見つめた沈翊。
沈翊「・・・小鵬を見つけたあの場所を、もう一度、見に行きたいんだ」
~城中村~
小鵬と云磊が見つかった檻を、改めて、溶月たち鑑識チームが入って、本格的に調べることになったようです。
これ、誰も、このことに触れないんだけど、檻に花(ユリ)が飾ってあるのよ。
しかも、ちゃんと瓶に水を入れて差してるってことは、ただ飾るだけっていうより、大切に長持ちさせたい意思を感じるよね。
溶月「向こうにいって、証拠になる写真をもっと撮ってきてちょうだい」
部下に指示する溶月。
入れ替わるように、檻の前に、沈翊が到着。
溶月「あら、沈翊」
沈翊「あ、何法医・・」
溶月「もっと、分析用に持ち帰るDNAの痕跡を集めないと・・・」
沈翊に、手袋を渡しながら、そう告げる溶月。
周囲を見上げる沈翊。
沈翊「ここは、行き止まりなんだな。でも、この檻の場所ってなんか変だなって感じていたんだ。崩れた壁の奥まった場所だし、周囲に生活の痕跡が全くない。
もし、云磊がここに小鵬をずっと居させたいと考えていたのなら、実際には、ここはあまりにも彼にとって不便だっただろうに」
溶月は、まだ、沈翊の疑問の意図が掴めてない感じだけど、そのまま、黙って聞いている。
結局、溶月と一緒になって、檻の脇に、乱雑に積み上げられたプラスチックのケースやら、布をしばったようなものをどかしていく。
奥に進んでいくと、急に、開けた場所に出る。
ここで切ります。
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.04-1 雑感★
小鵬のノート、皮のカバーがついてて、すごく特別感があるよね。
小さな子供が持つようなものじゃない感じがする。
もともと持ってたものなのかな?
それとも、ここにきてから、云磊からもらったものとか?
目の見えない子供のための絵本は、大人が用意するものだから、どうしても、記号化したモノの形にあわせて隆起させたり、点字での点字での併記(説明書き)が必要だったり、が多いような印象をうけました。
点字でお絵かき!点字アートの世界 - braillefriend ページ!
やっぱり、これを見ても、魚なり、木なり、すでに、ある程度、記号化されたモノの形前提で、そのラインに沿って、内外を隆起させて表現してるんだよね。
検索してみても、小鵬のような独特の立体感で表してるものがあまり見当たらなかったんだけど、あれは、物体の形の把握がむつかしい幼児期独特の表現だからなのかな。
ドラマ内でも、点字の先生にきいてもよく知らないようだった、みたいな台詞もあったし。
そのうちにだんだん、いろんなものに触れていくうちに、マーク化された、一般的なモノの形を覚えていくから、必要がなくなってくるのかな。
探し方が不十分だったらすみません。
これを探し当てる沈翊の感性の奥深さに、素直に感心しちゃう。
すごく勉強になりました。
心を開かせる、と言っても、この子は、ただ、閉ざしてるわけじゃないからね。
最初、7歳じゃなくて、もっと幼く見えるっていう話だったけど、今の小鵬は、とてもしっかりしていて、大人の世界のこともよくわかっている少年に見えるよ。
★『猟罪図鑑』Ep.04-2に続く★















































