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ハンガリー金融市場も急騰。 昨日実施された 3年および 15年ハンガリー国債。
過去 3週間にわたり目に余る金利上昇で国債入札参加者が少なく相次ぐ発行減額を
強いられていた同国国債発行も一転。
15年国債はまだまばらな結果となったものの、今度は参加ニーズが多くなり、3年国債の
発行は急きょ50億フォリント増額され、750億フォリントの落札となった。
その入札結果は、
* 3年国債 ( 6.5 % 08-12-2009) 落札利回り: 7.88 %
. 落札額: 750億フォリント 落札倍率: 2.02倍
* 15年国債 ( 7.5 % 11-12-2020) 落札利回り: 7.16 %
. 落札額: 200億フォリント 落札倍率: 1.62倍
. と、3年国債はようやく 2倍を超える落札結果となった。
ハンガリー中銀は来週月曜日 (7月 24日)に定例理事会を開催する。 前回の議事録
ではフォリント急落にもかかわらず、非常に楽観的な見通しに債券市場が意気消沈し、
不信感から債券売りの材料となった経緯もあり、今回利上げ措置を採るのか否か、
市場の大きな関心を集めている。 ロイター社が実施したエコノミストの予測では、基準
金利を 25bp 引き上げ、6.50 %へと誘導するとする意見が多いものの、フォリントが反発
トレンドとなっているため、引き締めに入るかどうか見極めが必要との声も出ている。
好転し始めた現環境下で金利を引き上げたほうが、より効果が出ると考えられるので
あるが…..。
昨日のハンガリー金融市場はまさにラリー。 フォリントの急伸もさることながら、
オーバーナイト金利が前日の6.15 % から 5.75 %へ急低下したことも含め、 3年国債
利回りは前日比 15 bp 利回りを落とし 7.87 % とついに 8.0 % の大台を切って
しまった。 因みに 7月 3日には今年最大の 8.60 % まで売られていたのが、わずか
半月で 60bp の金利低下。 新興市場の大胆さを見せつけてくれたようだ。
ジュルチャーニ・ハンガリー首相は、来週火曜日 (7月 25日)、欧州金融調整委員長と
同国の通貨統合プログラムに関して会談を持つ予定となっている。 ハンガリー政府は
先月今年の財政赤字削減額を 3,500億フォリント、2007年は 1兆フォリント削減する
計画であるが、今年度の実質財政赤字削減が有効に働いておらず 通貨統合参加
基準の対 GDP比 + 3.0 %をはるかに超え、 + 8.0 %に達する見通しである。
この会談の席上もう一段の削減努力の指示が出るのは必須。 次の政府の対応が注目
されそうだ。
また昨日のロイター社の調査では、ハンガリーの通貨統合を 2013年もしくは 2014年と
予測するアナリストが大勢を占めたと報じている。
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