ハンガリー金融市場は、先週金曜日 10月 ECBの再利上げ見通しと、ハンガリー
中銀総裁の財政赤字削減策に対して、増税の影響で来年の CPI見通しが + 6.5 %
となることに遺憾を表明したことでフォリントが急落したが、昨日は早々とそのショート・
カバー入り堅調。 さらにトルコの 7月C.P.I.が + 10.3 % (市場予測 + 10.3 % )、
P.P.I. + 12.3 % ( 市場予測 + 13.6 % )と、いずれも市場予測を大幅に下回って
いた (と言っても依然 2ケタ台ではあるが….)ことからトルコ・リラと金利が大きく
買われたことも、フォリントにとっては好材料となった。
ただ気になるニュースとして、Moody’s社が、「 10月実施予定の地方選挙が終わる
まで、ハンガリー政府は社会保障費と教育支出の構造改革に手をつけようとせず、
増税だけで対処しているのは懸念が残る。 更なる財政赤字削減の具体的計画が
必要である」とのレポートを公表。
同社によるハンガリーの長期格付けは 「A1」。 2月 22日に安定からネガティブに
変更しているが、早期構造改革が示されなければ、同国格付けのもう一段の引き
下げを示唆したと思われる。
昨日のハンガリー金融市場は、通貨は強含んだものの債券市場はまちまちの動きとなり、
短期金利は軟調。 長期金利はしっかりして引けている。