週末金曜日の東欧金融市場、まずハンガリーの財政収支悪化見通しが明らかになった。
2008年度のハンガリー累積債務は (Debt)、ユーロ導入適合限度である 対GDP比
60.0 % を大きく超え 72.2 % にまで達するとの見通しがWebサイトにリークされ、
ハンガリーは 2014年以前の通貨適合が困難になると予測 (ハンガリー政府の計画
では 2010年統合目標)。
このニュースでハンガリー・フォリントは対ユーロで過去 2ヶ月安の 1ユーロ 279.55 と
280手前、前日比 1.3 % もの急落となった。
フォリント安を背景に、ハンガリー債券市場も急落。 2年債 16 bp、10年債も + 17 bp
もの利回り上昇となり市場は混乱。 そのまま引けている。
一方ポーランド金融市場もハンガリーの余波を受け軟調。 当日発表になった 2つの
経済指標、いずれも市場予測を上回り、これも悪材料となった。
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ポーランド |
前月比 |
前年比 |
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前月比 |
前年比 |
7月 |
P. P. I.
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+ 0.7 %
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+ 3.5 %
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6月 |
+0.9 %
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+ 3 .0 %
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7月 |
鉱工業生産指数 |
- 6.2 %
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+ 14.3 %
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6月 |
+2.6 %
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+ 12.2 %
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ポーランド 7月 PPI は事前市場予測平均年率が + 3.0 % に対して + 3.5 % 。
鉱工業生産指数も市場予測平均が年率で + 12.4 % に対して + 14.3 % と、
両数値とも大きく上昇したため、これら数値発表後から債券市場は売りが目立ち始めた。
PPIの構成品目で著しい伸びを示しているのが原材料価格 (鉱工業・石油価格)で
年率 + 20.7 %(6月 + 17.4 %)。半面建設や公共品目はいずれも低い伸びとなって
いることもあり、世界的な原材料価格の上昇が、ポーランドにも波及し始めたようだ。
- to be continued -