週明け 21日の東欧市場は、先週金曜日の急落を受け軟調に始まった。 特に
ハンガリー・フォリントは、通貨統合の遅延見通しが色濃く残り、引き続き売りの標的
扱い。 欧州時間が始まると同時に対ユーロで再び 1ユーロ 280の大台を割り
込ませる動き。 その後いとも簡単にブレークし4週間ぶりの安値となる280.45を
付けたが、急激な買戻しが入り反発。 一気に上昇し引けは高値の 278.30まで
戻した。
ただハンガリー債券市場は先行きフォリントの不安感から、長期債は若干の買戻しが
入ったものの、短期債は金曜日の地合いをそのまま引き継ぎ終日の売り圧力。
昨日は特に大きなニュースも無く、為替動向を見ながらの金利売買となったこともあり、
引けにかけてのフォリント高は、長期債へのみ影響を及ぼしたようだ。
ハンガリーの 3年国債 vs 10年国債イールド・カーブは大きくフラット化し、金曜日の
▲ 67 bpから昨日は ▲ 77bp と、 10 bpも縮小している。
一方のポーランド、ようやくハンガリーの呪縛が解けたようで自立反発。 金曜日に
急落した為替も債券も昨日は寄付きから買いが続き、終日堅調。
またソロクズィンスキー財務次官が、「今年上半期のポーランドの経済成長は
5.0 パーセントを上回ったものの、下半期は 5.0 % を若干下回る数値となろう。
今年末のインフレは 1.5 % 程度 ( 7月 + 1.1 %, 6月 + 0.8 %) の上昇が
見込まれる。 7月の C.P.I. + 1.1 % は 通信料金の引き上げと、行楽シーズンを
迎え旅費などの娯楽費用が上昇した季節的要因であるため、一回切りの上昇と考えて
よい」とテレビ・インタビューで述べたことも好感された。
ニュースのない中、午後は米国債券市場もしっかりとした動きとなったことから、
ポーランド債券市場はもう一段の買いを集め、2年国債で 5.0 pb強、 10年国債は
2.5 bp 利回りを落として引けている。