米投資ファンドの巨人、ブラックストーン・グループが、京都市中京区にあるモクシー京都二条ホテルを、約80億円で買収したというニュースが入ってきました。

  • モクシー京都二条ホテルとは?:モクシーは、マリオット・インターナショナルのホテルブランドの一つで、若い世代をターゲットにしたカジュアルでスタイリッシュなホテルです。国内では京都のほか錦糸町や大阪などに計4軒あります。モクシー京都二条は、2021年7月に開業したばかりで、客室数は158室となっています。[ホテルの公式サイトはこちら]
  • ブラックストーン・グループとは?:ブラックストーン・グループは、世界最大の代替資産運用会社で、不動産、ヘッジファンド、プライベートエクイティなどの分野で活躍しています。同社は、国内のホテル市場に強い関心を示しており、近鉄グループホールディングスからまとめて取得した8軒を含め、過去2年間で12軒のホテルを取得しています。[同社の公式サイトはこちら]
  • これまでにブラック・ストーンが買収したホテル
    都ホテル京都八条(京都市)
    ホテル近鉄ユニバーサル・シティ(大阪市)
    神戸北野ホテル(神戸市)
    都ホテル京都駅前(京都市)
    都ホテル京都八条別館(京都市)
    都リゾート志摩ベイサイドテラス(三重県)
    都ホテル伊勢志摩(三重県)
    都ホテル博多(福岡市)
    その他に取得した4軒3
    ヒルトン東京お台場(東京都)
    ヒルトン大阪(大阪市)
    ヒルトン名古屋(名古屋市)
    ヒルトン福岡シーホーク(福岡市)
  • なぜ今、国内のホテルに投資するのか?:国内のホテル市場は、円安を背景に訪日外国人観光客の数が増加していることや、調達金利の低さから、海外投資家の関心が高い状態が続いています。米調査会社のMSCIリアル・アセッツによると、年初から8月までで海外投資家は20億ドル(約2944億円)を国内のホテル分野に投資し、投資額は2022年1年間の水準を上回ったほか、アジアの分野別の商業用不動産投資額の中で最も多かったということです。
  • 今後の展望は?:ブラックストーン・グループは、国内ではホテルやデータセンター、賃貸住宅などへの投資に注力する意向を示しています。また、モクシー京都二条ホテルの取得は、京都市の観光需要の高さや、ホテルの新しさやブランド力を評価したものと見られます。今後も、国内のホテル市場には、海外投資家の動向に注目が集まりそうです。

以上、ブラックストーン・グループがモクシー京都二条ホテルを買収したというニュースについて、要約と補足情報を交えてお伝えしましたが、皆さんは、このニュースにどう思いますか?

 

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