ガス価格の高騰により、欧州で更に2つの肥料工場が閉鎖される - エネルギーが無ければ食料が無い事を意味する

2022年8月26日(金) 記入者: イーサン・ハフ

Tags: 

 

ポーランドに在る、2つの肥料製造工場が、天然ガスや、その他の燃料の法外な価格の為に、少なくとも一時的に閉鎖されたと報じられています。

 

ポーランドの肥料メーカーが生産停止 - RT EN
 

欧州全土で記録的な燃料価格が発生した為、欧州連合第2位の肥料メーカーで、工場の1つを所有するグルパ・アゾティは操業停止を余儀なくされました。

 

同社は、8月22日、次の様な声明を発表した。


「Grupa Azoty SAの生産の主原料である」

「天然ガスの記録的な価格の為」

「同社は2022年8月22日」

「窒素肥料、カプロラクタム、ポリアミド6の」

「生産工場を8月23日から」

「一時的に停止する事を決定しました」

「ガスの入手に、問題は無いものの」

「生産活動の採算性を左右する」

「ガス市場の現状は、例外的であり」

「同社のコントロールが、全く及ばない」

 


ガスの入手可能性は、これ迄と同じ、と云う発言に、よく注意してください。

 

問題は、いつもの様に、銀行カルテルと、その金融腐敗であり、市場がペーパー取引によって激しく変動している為、エネルギーにとって、ハイパーインフレの状況を作り出しているのである。

詰り、全ては数字のゲームなのだ。

 

  

 

支配者であるグローバリスト達は、大規模な金融テロ計画の巻き添えとして、世界の国々や食料生産システムを搾取し、破綻したシステムに必死にしがみついているのだから。

 

(関連記事:初夏には、イギリスの大規模な肥料工場が同じ理由で生産を停止した

 

この停止により、次の播種シーズンには十分な量の肥料が手に入らないだろうと言われています。

 

現在の収穫体制が、旱魃に見舞われて居る事と相俟って、世界の食糧供給にとって、実に悪いニュースである。

 

グルパ・アゾティは、肥料生産が再び利益を生む為に必要な全ての原材料と商品の価格水準を監視し続け、工場の再開を決定するとしている。

 

しかし、同社は操業再開の時期については、明言していない。

 


ポーランドの第二の肥料会社、欧州がロシアのエネルギーを買い続ける事を拒否しているのは「ロシアの侵略」のせいだと非難。

 

同じくポーランドの肥料メーカー、ANWILが担当する第2工場も、同日、エネルギーコストの高騰を理由に肥料の生産を中止すると発表した。

「欧州における前例の無い」

「記録的な天然ガス価格の上昇により」

「ANWILは窒素肥料の生産を」

「一時的に停止する事を決定した」

 

「同社は、商品市場の状況を」

「常に監視しています」

 

「ガス市場のマクロ経済状況が」

「安定し次第」

「生産を再開する予定です」

 

と、ANWILは、23日、同社のウェブサイトで発表した。

 


ANWILは又、ウクライナ戦争を政治的に煽り、EUがロシアを制裁し、自国のエネルギー市場をノックアウトし、肥料生産等の産業を死滅させた拙速な決定をしたのは「ロシアの侵略」だと非難している。

もう直ぐ冬を迎える欧州が、どうしてもガスを必要としている時に、EUは国民と経済を犠牲にしてまで、ロシアのエネルギーに抵抗し続けている。

 


この状況について、ナチュラル・ニュースのコメント欄には「世界は大規模なダイエットに突入している - 好むと好まざるとに関らず」と書かれている。

「あなたの身近な冬にやってくる」

 

と、別の応答がありました。

 

「私は、これは人口の多くが」

「食べて、飲んで、陽気でなければならない」

「最後の夏になるだろうと思います」

別の人は、食べ続けたい人は、自分で食べ物を育て始めるか、来る暗い冬に備えて必要なものを蓄えて置く様にと、促した。