ミニバスのディフェンス練習にどう取り組むべきか?北口コーチが質問にお応えしました。 | フープドリームズ【子どもの心技体を育てる地域コミュニティを民の力で運営しています】

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理念
1.未来を築く子どもたちの心技体の成長をサポートする
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こんにちは。
フードリ高比良です。


さて、今日はフープドリームズにお寄せいただいた質問に
ボス北口氏が答えてくださったものを紹介します。


まず質問内容が以下でした。

ミニバスの練習でディフェンスの練習を
どのように取り組むか迷っています。
小学生にはディフェンスに必要な筋力が無い為
物理的に難しいと言う話を聞き
最近はほとんど基礎とオフェンス中心に
練習してましたが先日の試合で
ディフェンスの上手いチームと戦い重要さを再認識しました。
でどの様な練習が良いかアドバイスお願いします。
前はスライドやクロスのステップの練習と
ボールマンのコースを切る様な練習をしてました。
宜しくお願いします。



以下が総監督:北口コーチの回答です。
ご覧ください。


(↓の質問に対して)

○ミニバスの練習でディフェンスの練習をどのように取り組むか迷っています。

小学生にはディフェンスに必要な筋力が無い為、物理的に難しいと言う話を聞き

最近はほとんど基礎とオフェンス中心に練習してましたが


回答:私も、小学生にはオフェンス中心の練習で良いと思っています。
理由をうちのチーム場合で例えると、

・週1回の練習のため、
ディフェンスの細かいことまで指導する時間がないため
週に2~3回練習しているなら、
オフェンスの裏返しとして、
基礎のオフェンスを教えて、
できるようになってきたら、
そのオフェンスに対してのディフェンスの仕方を教える。
ディフェンスができるようになってきたら、
そのディフェンスを打ち破る次の段階のオフェンスを教える、
といった順番で、レベルアップしていくような練習をしますが)


・バスケットボールの楽しみの中で、
一番はシュートを決めることなので
そこをしっかり優先して教えてあげるため



○先日の試合でディフェンスの上手いチームと戦い重要さを再認識しました。
でどの様な練習が良いかアドバイスお願いします。

に対して


回答:試合で勝つための戦術としては、
教える必要がありますよね。


その場合は、何を教えてないからやられたのか?
そこをしっかりコーチ陣が分析して、
今、子どもたちに必要なディフェンスの
スキルだけ教えれば良いのではないでしょうか?


子どもたちも、
「これができたら今度は相手のオフェンスを止められるぞ。」
とわかったら、
取り組みも前向きになると思います。
例えば、オフェンスリバウンドをたくさん取られたなら、
スクリーンアウトだけ教えるとか、
ドライブで抜かれたなら、インラインディフェンスの
意味や付き方と抜かれない下がり方(エビバック)を教えるとか。
ドライブの強い選手を押さえるなら、
カバーディフェンスを教えて、
抜かれそうなら早めにカバーに出てスイッチするとか。


○前はスライドやクロスのステップの練習とボールマンのコースを切る様な練習をしてました。

に対して


回答:ディフェンスをあまり教えないと言っても、
基本的な正しいことは教える必要があると思っています。
試合に直結しなくても、身体づくりとして、
足の運び方や姿勢、関節の柔軟性(特に股関節と足首)
手の使い方などは、フットワークメニューとして
取り入れたほうが良いと思います。


ヒントとしては、スライドとクロスを別に練習したり、
あえて両方使えるようにドリブルの
1on1で使ってみたりですかね。


ドリブル練習の応用編で、
ディフェンスをつけて、
ディフェンスが約束練習でインラインでついて行く場合や
ドリブルスティールしても良い場合などに分けて、
ディフェンスの楽しさも少しづつわかるように
してあげると良いと思います。


ディフェンス練習は苦しくてしんどいものだと思い込んでしまうと、
頑張らなくなるので注意が必要です。


以上、北口良平コーチの回答でした。


タイミングが合えば、北口コーチが
こんな風にきっちり応えてくださることもありますし、
私(高比良)が回答させていただくこともあります。


このように質問をいただくことで、
皆さんが何にお困りなのか、よくわかり、
今後のフードリ活動でどういうものを
発信していけば良いかというヒントになります。
(1人が困っていることは、沢山の人が困っていることですから)


今後とも、メッセージ、ご質問など
どしどしお寄せください!

お待ちしております。



以下に北口コーチのコラムをまとめたものを
掲載しておきます。


この機会に復習されるのはいかがでしょう。


(コラムのまとめ)

総監督:北口コーチのコラムまとめ

vol.1 「ジュニアオールスター大阪選抜優勝」

vol.2 「バスケットを教えているのは、誰のため?」

vol.3 ~プレーヤーがぐんぐん伸びるコツは、「わかった」「できた」の次にある~

vol.4 ~バスケの楽しさを教えてくれる「ファーストコーチ」を目指そう~

vol.5 ~ほめ方と叱り方のコツ~

vol.6 心技体コーチングの実践例の紹介

vol.7 ~ほめ方と叱り方のコツ【実践編】~

vol.8 ~練習のはじめとおわりの、心(脳)と体のリラックス~

vol.9~「鬼ごっこ集中状態」練習メニューを作れるかが選手が上達するカギである~

vol.10特集「沖縄コザ中訪問記1」 一流コーチには、一流である理由があった

vol.11特集2 2014FIBAコーチクリニックに参加、試合観戦で感じた世界基準

vol.12特集3 ~我がチームのほとんどの選手たちが所属する中学校が地区大会準優勝~

vol.13特集4「沖縄コザ中訪問記2」ハーフコートオフェンスの練習は、頭の体操だ

vol.14 ~リーダーシップの育成は、「わかった、できた、伝える」から始まる~

vol.15特集4~2014年全中出場 大阪長瀬中訪問記~

【質問に答えました1】左手は添えるだけダブドリを直したい!

vol.16~チームワーク・コンビネーション・コミュニケーションを育てる~

vol.17~ミニバスチームから発信する、地域活性化モデル~

vol.18~ミニバスチーム作り 最初の一歩~

【新年のご挨拶】~能代工業全国33回制覇の加藤廣志先生~

vol.19~ミニバスチームつくり チームコンセプトは成功イメージ~

vol.20~ミニバスチームつくり 保護者の方々が安心できる安全対策について~

vol.21~私たちは、地域のバスケットクラブのモデルケースを発信する~

vol.22~循環型地域クラブチームつくり 「成功イメージへの挑戦」~

vol.23「選手が伸びる 教え方のコツ」~声かけマジック~基本編!!

vol.24「選手が伸びる 教え方のコツ」~コミュニケーションスキルを活用する~

vol.25「選手が伸びる 教え方のコツ」~「聴くコツ」と「質問のコツ」~

vol.26バスケットプレーヤーの保護者の方に知ってほしいこと  心技体
 その1お子さんはバスケを楽しんでますか?
 その2知っておくべき目と睡眠の常識
 その3子供がグングン伸びる親の接し方
 その4運動をする子どもの食事
 
その5子供に筋トレ、走り込みさせてない?