ベトベトダンゴの使い方
ベトベトダンゴ
主にシラサを刺しエサに使う時に片手で成型できる
水分を多く含んだダンゴです。
私もここ何年かは秋になるとシラサを刺しエサに
した数釣りの可能性を探るべくこのダンゴを試しています。
成果はイマイチですが・・・・
このベトベトダンゴは着底してボラやコノシロなどの
大きなエサ取りに突いてもらわないと割れない代物です。
なので、エサ取りが寄るまでは着底して意図的にダンゴから
刺しエサを引き抜いてアタリを待ちます。
こんな性質のダンゴですが最近は良く使用します。
でも、シラサを元気良く海底まで届ける目的ではなく・・・・・・・
着底してからもしばらく割れない?崩れない?無くならない?
に着目して、朝一のポイント作りの為に洗面器一杯分のベトベト
ダンゴを打ち込みます。
もちろん、オキアミ/アケミ/サナギなどを大量に混ぜ込んで
使用します。
長期間ダンゴを保持してくれるので回遊してきたチヌにも
アピールできるかも?
ダンゴ内部に潜んでいるオキアミやアケミがいい頃合に
効いてくるかも?
こんな期待を込めて最近は良く使用してますが、効果のほどは・・・・・
自己暗示だけかもしれません。
荒引き or 細引き?
前回の自作ダンゴの集魚剤には「荒引きさなぎ」を使用しました。
しかし、中層からのグレ群にダンゴを突かれて
柔な握りでは底まで持ちません。
ちなみに前回のダンゴ握り回数は25~30回がベストで
20回では底までもたないか着底と同時に割れる感じでしたが
このバラケ問題の解決策は「細引きさなぎ」に変える事で
少し改善されます。
私の場合はのっこみアフター~晩秋までは「細引きさなぎ」で締めの効くダンゴ
にしています。
この時期はエサ取りが少々突いてもダンゴが割れないように
して、理想はチヌにダンゴを割ってもらうのが狙いです。
反対に初冬~のっこみ期までは「荒引きさなぎ」でバラケ効果のある
ダンゴにしています。
これはエサ取りがほとんどいない状態なので少しでも早く刺しエサを
チヌに見せるのが狙いです。
7月2日 江良釣行 その2
つづき
1匹目の時合いから1時間が経ちました。
ダンゴ釣りメインで組立てしていましたが、エサ取りの猛攻が
すごくオキアミでは手返しが早すぎるのでペースを掴むために
アケミ丸貝とサナギの落とし込みで様子をみます。
すると・・・・
アケミ丸貝を少し遠投し、着底間際に集中していると
ガツッ・・・ギュ、ギュン・・・・・グッーとアタリが発生!
フルスイングすると今度は重量感バッチリ!
中層でもラインを少し出すほどの引き込み!
良型を期待して水面に現れたのは
37cmでした。
やっぱり、この時期荒食いしているチヌは良く引きます!
今度こそ連荘!
期待して再度、丸貝を5Bで落とし込んでみますが
今回も単発です。
1時間30分後
潮が止まりそうになり、エサ取りが若干大人しくなって
きました。ここでダンゴを手返し良く打ち込んで夕方の
ゴールデンタイムに備えます。
そんな中、サナギを落とし込んでみますと・・・・・
しばらくアタリがないのでゆっくりと誘い上げた時に
グゥイーンとひったくるアタリ発生!
瞬時にアワセると、またまた小気味いい引きです。
30cmの本命
サイズのわりには良く引きます。
さあ、いよいよゴールデンタイム!
しかし、止まりかけていた潮が完全に止まっちゃいました。
次に動き出したのは・・・・・・
納竿30分前・・・・・
しかし、動き出すやいなや!
ダンゴが割れて、なんかモゾモゾ・・・・・
前アタリが長く継続します!
ドキドキしながら少しラインを送って待つと本アタリ発生!
アワセた瞬間の重量感!
今日一の引き込み!
ラインも出ちゃいます!
今度こそ良型でしょう!
時間がもったいなかったので写真はありませんが
2匹目と同サイズ・・・・・37cm・・・・
良く引いたのになぁ~
釣果は37cm×2、30cm×2でした。
いろいろな刺しエサ
いろいろな釣り方で釣れた4枚に今回は納得です。
余談ですが丸貝で仕留めたチヌの胃袋からは
5mmほどのイガイの稚貝がザックザック!
いよいよ、夏本番!
丸貝で楽しめる季節を感じれました。