2019年8月23日、 MDR-CD900STを販売しているソニー・ミュージックスタジオから新たなモニターヘッドフォンのSONY MDR-M1STが発売されました。
発表を聞き即予約。発売日に手にすることが出来ました。
参考リンク:
SONY MDR-CD900ST ダイナミックヘッドフォンと関連記事
SONY MDR-M1ST モニターヘッドフォン
音質や装着感をレビューしようにも、そんな記事はありふれているのでここでは計測結果とプラグ形状の話を書きます。とりあえず各部、気になった部分の写真を以下に掲載します。
従来はリニアPCM録音創成期にSONY製品に用いられていた「for DIGITAL」表記だったステッカも今回、「STUDIO MONITOR」に変更されました。
このステッカのサイズはMDR-CD900STより大型になっています。いずれこのテンプレを作り、また公開しようと思います。
ケーブル直出しから着脱式に変更になりました。このネジピッチはM6 0.5mmです。
参考リンク:
SONY MDR-M1ST用プラグ BSP-P4MP-022PR5LCを買ってみた
ハウジングにはユニット前面板から裏に回っているポート(左側の小さな穴)とユニット背面のポートの(上部の大きな縦長の穴)2つあります。
ハンガ部分。折り畳みへの改造は出来ませんね。
ユニット部分。MDR-CD900STと違い、ドライバが収められているハウジング部分が180°回転(正面から見てローリング)をしません。その代わり、90°ヨーイングします。ヘッドフォンアウトの音をちょっと聴きたいな、と思った際にLR両ユニットを天井に向けて卓上にぺたっと置ける利点があります。
また、ユニット配置はハウジング内で耳の角度が付けられており遮音性が向上、そして左右シンメトリ構成です。MDR-CD900STではたびたび見かけた、左右を間違えて着けてしまう事が減るかもしれません。
ハンガ伸縮部分。MDR-CD900STは文字がプレスでしたが、MDR-M1STでは印刷に変わりました。
上がMDR-M1STのプラグ、下がMDR-CD900STのプラグです。寸法は同じ様です。
JIS寸法ですが、カナレとは違い、スイッチクラフト製のジャックにも嵌合します。
参考リンク:
自分が所有している新品のMDR-CD900STの独自の環境下での周波数特性と、同一環境下でのMDR-M1STの計測結果です。※ヘッドフォンそのものの周波数特性ではありません。
ですが、MDR-CD900STとMDR-M1STの周波数特性の対比にはなると思います。
参考リンク:
MDR-M1STのインピーダンス測定結果です。スペック上では1kHzで25Ωとの事です。
計測機器は NTi ML1とMR-PROです。
参考リンク:
NTi ML1とMR-PROでスウィープ・インピーダンス測定をする
畳めないので、Greekriaのヘッドフォンケースを購入しました。サイズはMDR-1A(M2)用です。 「機材とは、ケースがあって初めて運用が可能である」とはこれを書いている筆者が良く言う言葉です。
これからどんどん使っていこうと思います。